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―避難所―
[どれだけ歩いたか分かりません。今は夜なのでしょうか、それとも朝? 光の届かぬ白い世界で、時間を知る術を私は持ちません。]
やっと……。
[目の前にある避難所の扉……。扉の文字は雪で隠れかかっておりますが、それを手で払い、私は確信してその扉を開きます。]
[吹き付ける強い風が、少しだけ開いたつもりの扉を大きくこじ開けました。
あわてて中に入り、必死に扉を風に逆らわせ閉めます。]
どなたか、いらっしゃいますか……?
[コートと鞄の雪をほろい、私は室内を見まわしました。
私のすぐ前に入った方もいらっしゃるようで、まだまだ寒そうにしてる方、もうしばらくはここに居るような方まで、ちらほら人の姿が見受けられました。]
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ふと思った。
知人が口を揃えて私のことを「食人ロールと放火ロールが大好きなリア狂」と言ってた時否定したけど、今回も食人キャラの上に燃料持ち込んでしまった……。
いざとなったら放火で避難所炎上エンドですねこれ(まがお
というか、外気の関係で油やアルコールの温度も下がるから、そもそも火が着かないか……?
―大広間―
[持ってきた荷物をドサリと置き、一息つきます。
昼間の軍人さんに差し出された毛布>>110は、自分のものがありますので、と丁寧に辞退し、少し外や他の部屋の様子が気になるも、続く指示>>123に私は部屋の隅で小さく座り込みました。]
[外から聞こえる音が酷い。お父様はご無事でしょうか。]
[じっとしていると、不安ばかりが募ります。]
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色んなものが閉じたり開いたり無くなってたり何だりで状況が分からぬですが、現状お薬はクロさんが持っているということでファイナルアンサーなのだろうか。
いざとなったら(自主規制)してでも奪い取る覚悟だが、コンスたんはまだ薬の存在すら知らないという不都合。
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一旦状況を整理しましょう。
私:食人鬼
クロさん:軍の人
しゅーちゃん:おかん閉め出し
マー兄ぃ:殺人鬼(ステージW)
ヴェルさん:えーっと
カーク:カーク
ベルちゃん:おっちゃん
ディルちゃん:マダム
フランツ:一般人
……大丈夫、思ったよりマトモな人が多い。
9人中人殺しは3人だけだ、問題ない。
/*
で、コンスたんがこれから何をすべきか。
優先順位第1位は、まず、お薬貰わないことには始まらないですよね。
ただ、主導権がNPCからPCに移った上、軍人にここを動かないよう指示されてる一般食人鬼としては、むやみに動けないのも実情。
こっから動く方法は、っと……。よしよし、問題ない、いくつかあるな。
で、薬のことも知らなきゃ要求出来ないからー……。
というか、私以外に貰ってない人も何人か居たよね? そこらへんも加味すると、えーっと……あと3時間半で全部何とかしないと……うむぅ……。
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現状避難してる人は、地上組と地下組に分かれてて……。
位置関係も一緒にまとめてみよう。コンスたん、やればできる子。
__場_薬
薬_下_-
学_下_所有(個数不明)
教_上_0
軍_他_2
笑_下_3
将_上_0
雑_上_0
自_上_2
前_外_0
息_下_3(-1)
これで最新のハズ。
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読んでみるとクロさまに回るのは補充分ということで。
こっちにもエレさん来てもらった方が良いかしら?
で、ベルちゃんディルちゃんは自分で薬は何とかすると思われるので、フランツさんかな、大変なのは。
というか、ディルちゃんがまず、避難所に到着できるのかどうかが問題。
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薬の量的に、現状、今日明日で争いが起きることは無さそう。
ってことは、私も2個以上持ってる方が得策なのかしら?
でも、3日目まで平和とかつまんないとかほざいてみる人食いJKコンスたん。
全てはラ神が導いてくれるはず。
―大広間―
[コートを脱ぐと、酷い冷気が体を刺すように感じられました。酷く寒い……私は大慌てで、持ってきた毛布に包まります。
本当はコートも脱ぎたくはなかったけれど、まだ表面に残った雪が、溶けたり固まってしまうと、より冷えてしまいます。]
[体力を消耗しないよう、ひたすらじっとしていました。
すると私の頭上から、聞き覚えのある声がしたのです。]
「コンスタンツェ」
……エレオノーラ……?
[それは時折教会に薬を届けに来てくれていた、私より幾分年下の薬剤師の少女。
何でも、牧師様と彼女の所の先代さんが懇意にしていたらしく、先代が亡くなってからも、彼女は度々教会に薬を卸して下さっておりました。]
良かった、エレオノーレ。貴女の所へも、神父様は、間に合ったのね……?
[その問いに、彼女は静かに首を横に振り、丸い粒が1(3x1)つ乗った手のひらを差し出しました。]
これは……?
―大広間―
[彼女はその薬について一通りの説明をすると、私の手を取って、その薬をしっかりと握らせました。]
……信じられないわ、エレオノーレ。そんな魔法みたいな薬……。
「それでも、信じて。ううん、信じなくても良いから……飲んで、お願い。」
……分かったわ、エレオノーレ。
貴女を、信じるわ。
[だって考えてみれば、知り合ってもう何年になるでしょう。そんな彼女が今まで、嘘を吐いたことなんて、たった1度きりしか無いのですから。]
―大広間―
[そして私は彼女の肩に、持ってきた毛布を1枚掛けるのでした。]
持って行って、寒いでしょう?
「でも、コンスタンツェ、あなただって……。」
薬を飲めば平気って、そう言ったのは貴女じゃない。
いいから、持って行って。何なら誰か、寒そうにしている人に譲ったっていいから……ね?
「……分かった。」
[そう言って彼女は、まだ薬を配らなくてはいけないから、と、私の所からも見える青年>>88の方へと向かってゆきました。]
[私はそれを見送り、自分のてのひらの、雪のように白い錠剤に視線を落とすのです。]
……1日分……ね。
[ブリザードがそんなに早く終わるだなんて、一体誰が、信じられるでしょう?]
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そしてナチュラルに最初、エレオノーレの名前をエレオノーラと間違えやがったコンスたんがこちらです。
だって、エレオノーラの方が美味しそうだもの。
グラノーラみたいで。
このまま行くと、コンスたん内で最も美味しそうなのは現状エレオノーレかなー、とか。
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さて、明日からだけどどうするよ?
@だます。
Aぬすむ。
Bころす。
Cわらう。
このくらいしかすることが思いつかぬでござる。
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まずあれだ。そういうことしても罪悪感が湧かない相手を探すところからです。
出来れば殺しても、牧師様が悲しまないような……。
最悪、返り討ちで殺されたっていいんだよね。
ただ、薬切れで人知れず死んでゆくのだけは御免だ。
誰かを仲間に引き込むのもアリだけど、ここ、怖い人と群れるの苦手そうな人多いからなぁ……。
ただ、懇願で落とせそうな人がゼロなので、そこは切り捨てる方向で。
コンスたんのもぐもぐタイムが今、始まる……!
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メモによるとヴェルさんが話しかけてくれているようだが、ログをさらってもどの部分か分からない……!
さてどうしよう。
―大広間―
[掛かった声に、驚きながら顔を上げた。]
ええと……ヴェルザンディ……さん……?
[彼女の言う通り、話すのは初めてだが、何度か教会の礼拝で姿を見かけたことがあった。
その時牧師様が、名前を教えて下さっておりました。]
牧師様は……恐らく、最後まで、町の方々に声がけをして回るおつもりなのだと、思います……。
私が同行を申し出ても、断られてしまいましたので……。
でも、貴女がここに来られて本当に良かった。
牧師様の……父のしたことは、無駄ではなかったのですね……。
[そう、微笑もうとして……駄目でした。
元々笑うことが苦手な性質と、牧師様のことが相まってしまって……今自分がどのような表情をしているのかすら、私には分かりません。]
―大広間―
[帰ってくる励ましの言葉>>147に、小さく頷く。
この村の方々は……本当に、優しい人達。こんな状況下ですら、私のことをこうして気遣って下さるのですから。]
はい……ありがとうございます。
[そうお礼を言って、ふと思い立ち、鞄の中身を漁りました。
そして取り出した缶詰をひとつ、彼女に渡します。]
よろしければ、どうぞ。
ブリザードに閉ざされて本当に怖いのは、寒さでも暗闇でもなく……飢え、ですから。
[寒さはやがて、嫌だって慣れるのです。いずれ体の感覚が、全て無くなって。
空腹は無くなりません。無くならないのです。それが私が10年前に、学んだこと。]
[本当ならこの缶詰も、自分用に取っておくべきなのでしょう。]
[でも、牧師様……お父様が助けたこの方にも、私と同じように、生きる義務があるのです。
私は、彼女が私の傍を離れると、そっと顔を伏せました。]
/*
ディルたんキタ―――(`・ω・´)―――!!!
何となくディルたんが可愛く見えて仕方のない私は、何らかの病気に罹患しているのだろうと思われる。
―大広間―
[コーヒーがある、と言う青年>>170に、貰っておこうと思い立ち上がりました。
この寒さの中で熟睡してしまうのは余りに危険でしょう。これだけ疲れている中、眠りを少しでも浅くする為、青年に近づきます。]
すみません……コーヒー、頂けますか?
[少しぼやけた視界では分かりませんでしたが、近寄るとそれは、知った方。
そう、雑貨屋さんで、昔はエレオノーレと良く一緒に居た……。]
フランツ……さん……?
[まだお若い頃は時折エレオノーレと共に教会に来て、私にも良くして下さったことを、覚えております。]
―大広間―
[段々うとうととして来た。これ以上はまずいでしょう。
フランツさんにコーヒーを頂けていればそれで、無ければ口の中にそのまま錠剤を放り込んで嚥下した。]
……苦。
[その強く感じる味がまだ、私は生きているのだと、痛感させるようでした。]
―大広間―
[渡されるコーヒーを手のひらで包み、温かさを少しでも得るように瞳を閉じました。]
ありがとうございます……。
[ふと思い出し、エレオノーレに貰った薬をコーヒーで飲み干します。……これで、全部。明日までの分。]
[続く問いかけには、コーヒーの水面に映る自分の顔を凝視しながら、小さく頷きました。]
はい……。
まだ、こちらへは……。
―大広間―
[感謝している、という言葉>>187に、自分の心を慰めます。
……お父様のしていることは、したことは。決して無駄ではないのだと。]
……ありがとう、ございます……。
[そう言って再び、頭を下げました。]
/*
あれ、広間で会ったっけ……?>>186
とか考えてる、物忘れ系JK。
この年齢になると、物忘れが激しくていけねぇや。
―大広間―
[あらぬ方向から聞こえてきた牧師、という単語>>192に、ビクリと震える。
恐る恐る振り返ると……あぁ、やっぱり。想像した通りの人物がおりました。]
[前村長の奥様で、いつもミサに、教会に似つかわしくない派手な衣装でいらしていたことを、良く覚えております。]
[どう声をかけたものかと思い、私はとりあえず、おずおずと頭を下げました。]
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