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ハンスがメモを貼れてるということは余の環境(くろむ)だけか……ちなみにアルビンのほう(IE)でも起こっている。
― 宇宙船 ―
……っ!?
[目を閉じて、できるだけ意識を遮断。
戦闘による消耗があったが、眠りに落ちることはなかった。
そういう仕様ではないのだろう……休息以上のものは要らないということか。
それでも疲れを癒していると、悲鳴めいたとてもとても大きな心の声が頭のなかで響いて、驚きのあまりソファーからずり落ちかけた]
……なんなのじゃ、まったく。
……おぉ?
おぉ、おおっ。
[覗きがどうとか言っていたがさておき、おかげでもう休息している気分でもなくなった。
とりあえずずり落ちかけたソファーに座りなおして……このソファーが回ることに気がついた。
くるくると回って遊んでいれば、流れる視界に金色が混ざった。]
……っ!
な、何用じゃ……。
[慌てて回転を止め、繕うように立ち上がって向き直る。
いろいろタイミング悪かったり、相手がにこりと笑っていたりで落ち着くまで少し時間がかかった]
― 宇宙船の一室 ―
……正面切って来られるのは無礼ではあるが嫌いではない。
[ソファーから立ち、デスクの前で腰を預けるように立つ。
大きく裂けた左腕を隠すつもりはないのでそのうち見えるだろう。]
並べて聞かれるとどれも似たような問いじゃな。
余は覇王であるし、覇道を敷くためにあるし、そのために戦っておる。
この世界の者ではなかろうというのは知覚しておるし……そなたの世界に居たらしいのも間違いあるまい。
……というものでは回答になっておらぬか。
余からも1つ聞きたいことがある。
だから1つについて詳しく答えよう――いや、以前に1つ聞いたから計2つまで答えよう。
[自分から先に聞いてその報酬として2つ答える――という流れにしなかったのは王たる彼女らしくなかったかもしrない。
あるいは自分から言いたい欲求でもあったか]
……っ!
…………。
………………もう1つ追加しても良い。
[多くを言わずに花束を受け取り、返答数を増やした。
それぐらいヒットしたらしい。
結局、ほとんどを答えることになるだろうか]
余から聞きたいことは1つ……。
そなたの世界での、余は、すでに死んでいる。
…――で合っておるか?
……取り繕わずともよい、ただの確認じゃ。
だいたい察しはついておる。
余の身体は、この世界に呼び込まれた時に都合をつけられた、かりそめのものであろう。
先ほど実践してみればこの通りじゃ。
[斧によって大きく裂かれた左腕を見せた。
重傷であるはずなのに、無機物のようにただ破損していた。
自分が死んでいる身であろうと予想できていたから、わざと斬られるような真似ができたのだ]
……質問にはそれなりに真摯に答えてやりたいが、なにぶんこちらに呼ばれて以降しか覚えておらぬ。
戦う目的は今一度覇道を究めること……ではそなたは納得せぬのだろうが、その根底が何かは余も覚えておらぬので答えようがない。
――強いて言えば、自責の念が強い気はしている。
これからのことは、覇道を突き進む所存ではある――が、その前にこの記憶をどうにかしたい欲求もある。
……いかんな、いろいろ考えるのはどうも苦手じゃ。
代わりにどうにかせぃ。
[女王の才能の問題もあってか、話がまとまらない。
女王自身がまだゲルトほどにこの世界の核心に迫る気がさほど無いせいもあろうか。
そのうち話に飽きてしまうかもしれない。##]
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頭のなかでは女王が何を悔やんでいるかできてはおるのだが……
記憶がない状態で出力できるほどPLに技術力がなく、ログを汚してしもうた、すまぬ。
背負ったら重いではないか。
[とてもとても真顔で答えた]
覇王に付き従う者も、先頭を行く覇王が重いもの背負って歩みが止まるようなこと望んではおるまい。
そういう役は好き好んで苦労したがる輩に任せればよいのじゃ。
[自分にもきっとそういう人物が配下にいたのだろうけど思い出せない]
― 宇宙船の一室 ―
聞こえたな。
――今も聞こえている、たたかえと言っておる。
とはいえ、覇道を征くならそんな命令あってもなくとも同じであるがな。
多少は煩わしいが、この世界に呼んだ者の声であるなら、利害の一致もあるし無碍にするつもりはあまりなかった。
もちろん、声に従ってそなたと戦うのも、覇道に沿ってそなたを蹂躙し征服するのも同一である。
[そこまでいつものように言ってから、真っ直ぐな視線を合わせて……思うところがあったのか]
……訂正する。
そなたを悔しさも怒りももたらせはせん。
ふふ、そこまで余を信じて言うて来た者を落胆させては覇王の名折れじゃ。
記憶を失ったままでは、余に至った者を思い出せぬからそなたが暗い顔をしたままになるしの。
[覇王が自らの矜持と命令の声を引っ込めたのは、何かしら女王に至るものがあったのだろうか。
笑って見せると、そこで不意に何かを思いついたかのように――デスクから離れ、ゆっくりとゲルトのもとへと歩み寄る。
目の前すぐまで近付くと、右腕を伸ばそうととして……急に強い震えのようなものが起こり、膝が崩れる。
ただその動きがどうにも不自然に映るのは、仮初めの身体のせいだろうか]
…!?
う、うぅ……声が、声が来た。
どうやら余の様子から危険を察知したようじゃな……なかなかに強烈じゃ、仮初めの身体でもこれは耐え切れぬ。
いや、覇王がこんなものに負けるつもりはないが……ゲルト、ここはさっさと戦ってしまって収めたほうがいい。
戦いの方法は任せる――何でも良い、すぐに決着がつきそうなものを提示せぃ……!
[特に呼吸が苦しそうというわけでもないが荒い息とともに胸を押さえて見せた。//]
――ほほぅ。
余も王じゃ、おそらくダンスの経験はあったろうが、踊り方は何も覚えておらぬ。
ふふ、たまには不利な戦に赴くのも良いな――それで敗れても悔いが残るとも思えぬ。
[今こうして再び覇道を歩んでいるのは、前の覇道で何かやり残したことがあるからではあるが――それはさておき]
音楽隊の演奏の記憶でもあればダンスに合う曲を流せたのだが。
それより……エスコートのやり方すら覚えておらぬが、これで合っておるよな?
[手の甲をそっと差し出した]
ほほぅ……好い。
ドレスでないのは赦せよ。
[手を重ね返せば、シンプルな音質の曲に載せて。
相手を思って合わせる礼儀ぐらいはあったかもしれないが、こと戦と銘打っての勝負なら覇王として手を抜くつもりはなかった。
ステップを思い出せぬまま、優美なまま大きく――ふたりの世界であるこの一室を全て使い切るように。
女王の踊りは、技術よりも彼女そのものを表現し、共にする男がリードできるかどうか試すかのように。
ただ……踊りの最中は左腕の動きを抑え、傷口は隠すようにしていた―― 10(10x1) //]
ふふ、余の勝ちじゃな。
……と言いたいところじゃが、しばしのとき戦を忘れて楽しんでしもうては覇王の名折れか。
[リードには程遠かったが、それはあらゆるものを振り回すのが覇王というものであるからゲルトのダンスの技量に物足りなさは感じなかった、むしろ息が上がっても最後まで続けたことのほうが好く映った。
少しの間だけどふたりの間に流れた時間が本当に楽しんだこと、負けに等しいようなことは言いつつもやはり勝負に勝ったことの嬉しさは隠そうとしない満面の笑みを覗かせば]
さて……命の取り合いではなかったにせよ、覇王に戦で敗れれば服従するのが常というもの。
忠誠を誓えとまでは言わぬが、これから余が言うこと2点、しかと聞くことを命じる。
[表情は覇王の不敵な微笑に戻る、命じてくださいと言われなくてもこれは同じだったろうか。
威厳ある表情でゲルトの顔面の肌を視線で蹂躙してから、予告通り2つのことを伝達した]
1つ、余は、ゲルト……そなたの言葉を受け、命令を出して来る者と手を切り、これを征服する。
手伝え。
そういうわけじゃ、この者の言葉で目が覚めたわ。
呼び寄せたことには感謝はしているが、余に命令するなど無礼を働いた罪は赦し難し――近々、手討ちにしてくれよう。
[ゲルトに囁いてから、部屋の天井に向けてそう声を挙げた。
神に挑戦することがどういうことかなどまるで意に介していなかった――それが覇王と言うものだった]
のぅゲルト。
そなたは余を知っているが、そなたが余の臣下であったとは思えぬし、征服されたようにも見えぬ。
となれば……そなたは余の敵方だったのであろう?
そして余に至った者でもないならば……余とそなたは決着がついておらぬ仲だったのでは――と思ってな。
かと言って、なまじ記憶を取り戻したあとに決着をつけようと誘っても了承されるのでは思い難い。
というわけで一芝居打ったのよ。
[あの不自然な苦しみようは身体がかりそめのものだったからというわけでなく、女王の稚拙な演技力によるものだったのだ。
記憶は取り戻せていないにしても、ゲルトと決着をつけられるまま離れてしまったことを女王自身どこか識域下で気にしていたのだろうか。]
ふふ、記憶はまだ戻らぬようじゃが、これは懐かさを感じる楽しさじゃ。
[――なお、かつての女王は『シロウが面白い顔するのを見たい』ためにあの手この手で素っ頓狂なことを思いついて騒動を起こす悪戯っ子だった、というのはヴァレール王国宮廷では密かに有名な話。
その習性は記憶を失っても残っていたのだろうか、それを仕掛けたということはゲルトに対してかつての師であり忠臣であったシロウと同じぐらい信頼を置いたということかもしれない――とても迷惑な話である。##]
のう――
姿を合わせぬままで、というのはすまなく思うが……
余はこのたたかえと命じてくる声の影響下から離れることにした。
そなたはそなたで自由にしてよいが、そのうちあの宮殿に乗り込むゆえ巻き込まれぬようにな。
つまり……人間は営みを続けながら地と海と空を賭けて戦っていた星から飛び出した。
そして星と星を、宇宙を賭けて戦うようになった――そういう時代に覇を唱えた王であったのだな。
[記憶を失い、知らず知らずこの世界の文明レベルに適合していたから、スクリーンの点灯や映像が映しだされたことに軽いショックを受けた……が、自分がかつてそこに在ったことを認識すれば急速に思考に馴染んでいくのを感じる。
そして、人類の戦の歴史において規模が大きくなりすぎた戦を引き起こし……志半ばで斃れ、そしてやがてこの世界を訪れたということまでは記憶が繋がった。
何かの衝撃で全てを一気に思い出すわけではないのは、女王にとってはもともと2つの世界の住人であったせいもあるだろうか。]
そしてこの船に――余と、余の弟が共にあったのだな。
[スクリーンに映った一隻の船。
人類の新しいステージに向かうそれに、自分とその片割れの魂が座しているのが伝わってきた。
歴史を大きく揺り動かして、そして弟と共に自由に空に羽ばたいている――というゲルトの言葉を思い出した。
彼はこのビジョンをずっと伝えたかったのだろう……]
……ふふ、死んだ身で言うのもなんであるが、こんな世界で本当に死ぬわけにもいかぬな。
礼を言うぞ。
[覇道を究め直したあと、帰る場所を心に取り戻して、心からの感謝の念を伝えて。
――それを教えてくれたゲルトの言葉がもういちど頭の中をよぎって……思わず怒鳴り声を挙げることになった]
船に乗っていたのだから、飛べなかったのは当たり前ではないかーーっ!
この嘘付きめ!嘘付きめ!
[根に持っていたらしい。**]
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