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― 天上宮 ―
[クリフたちと別れた後、城下の数か所を巡り、あれこれと仕事を片付けて。
天上宮へと戻った頃には、既に討伐隊は出立していた]
……ま、我らが主であれば、案ずることもない、か。
蒼龍殿がついておられるのであれば、なおの事。
[二神の戦場での在り方は、様々な逸話にて聞き及んでいる。
故に、そこを案ずる必要はない、と判じていた]
こちらの護りには、要たる方も来られているようだし……一先ずは、警戒を怠らぬようにしておくべきか。
[遠き陰気とは異なる、天上宮近くにわき立った陰の気は感じてはいる。
なれば、そちらから流れ込むものを討つのが己が務めか、と。
そんな事を思いつつ、足を向けるは物見の楼閣。
空を、それに近く在れる場所を好むのは、幼い頃から変わらぬ気質。*]
― 天上宮・楼閣 ―
[似た者主従、と思われている>>+5事など知る由もなく。
楼閣の上で空見上げつつ、巡らせる思いは数多。
それでも、今は己がなすべき事──天上宮の護りを第一に、と考えてはいるのだが]
……この鎮めが終われば、少しは、安定するか、ね。
[そうあってほしい、と願うのは、僅かばかりの時が欲しいから。
主の復活までは、と自らに戒めていた事をなすための]
……ん?
[そんな思考を途切れさせたのは、広がる水気。>>+6
金気に沿うよにかけるそれが意味するものは]
……地の護りは万全……と、なれば。
[己が務めは、と。
言葉として向けられずとも、そこに至るは容易い。
す、と翳した手に火気が集い、形作られるのは身の丈ほどの大太刀。
朱雀神が復活した後、その宝具たる剣は返還した。
今、手にしているのは朱雀神より新たに下賜されしもの。
それを手に、呼吸整えて]
……朱红的火焰猛烈燃烧。
(朱の火炎、燃え盛れ。)
[言霊紡ぎ、掻き立てるのは内なる焔。
それに伴い強まる火気は、空へと向く。
空の護りは、己が太刀と翼で、と。
言葉にする事こそないものの、そこにあるのは北の護り手への強き信。*]
― 天上宮・楼閣 ―
[水気に重なる金気。>>+11
二種の力が重なり織りなす強き力は、地の護りは万端、と重ねて伝えるが如く、心強いもの]
……これは益々、不覚を取るわけにはいかない、な……。
[く、と口の端掠めるは、笑み。
今は代行者としての任は解かれてはいるものの、長く神力を宿した身として無様な所は晒せぬ、と。
ふと、過るのはそんな思い]
……そうでなくとも、護りを託されたからには。
きっちり務め、果たさにゃならんから、な。
[そして何より、天の護りを託された、と言う自負もあるから。
空を見据える瞳には、惑う色は全くない。*]
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