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[方針に返る言葉には、そっか、と短く返して。
ソファーを譲られたアデル惚けている間に床に寝転ぶと、低い声が降って来た]
……は?
[今度はレトがきょとんとする。
それが特別扱いになるとは思っていなかったため]
別に無理に気ぃ遣ってるわけじゃねーんだが…。
[枕代わりに後頭部に回した左手で頭を掻く。
表情には困惑の色。
これを特別扱いと言われたら、逆にどう接すればいいか分からなくなる]
……女を床に転がして自分がソファーに、なんて出来っかよ。
[言ったらまた不機嫌になるかなと思いつつ、口にしたのは本心。
特別扱いなんてものではなく、道徳的な問題だった]
[結局ソファーはアデルが使うことになり、宣言通りレトは床で休む]
(…難しい…)
[なるようになれ、と思っていたが、そうそう上手く行くものでもない。
何かが、どこかが掛け違っている気がしないでもないが、その感覚も漠然としすぎて原因はさっぱり掴めなかった*]
(本来なら外に出ること自体許されない……か)
[床に寝転ぶ間、これまで話したことを思い起こす。
森の奥にある里、言うなれば実寸大の箱庭のようなものか。
外に出ることを許されず、一生その中で過ごす。
レトにとってはとても窮屈に思えた]
(…許されないからこそ、出たかったんかな)
[全ては推測でしか無い。
答えを得るにはアデルに聞くしかなく。
けれどそれは相手の内に踏み込むことにもなる]
(気になっけど……)
[踏み込みすぎてはいけない。
自分は監視者で、相手は監視対象で。
場合によっては非情手段も取らなければいけないこともある。
情に流されないようにしなければいけない]
[そうは思っても、放っておけないと思ってしまっている時点で手遅れなのかもしれない*]
[無理に気を遣ってはいない、と言われてしまうと反論のしようもなく。
続いた言葉も、理性の上では受け入れられるものだから、何も言えなかった。
そも、じゃあどうすればいいのか、という事になると、正直、自分の中でも答えは見つからない。
そんなまとまりのつかなさもあって、最終的には大人しく譲られたわけだけれど]
(……私、は、どうしたいんだろう)
[どうしていいかわからなくなったら、まず、自分がどうしたいかを見つけてごらん、とは、魔導の師の口癖で。
それに従ってみても、肝心のそれがよく見えなくて。
結局答えは出ないまま、違う思考に意識を沈めて。*]
― 魔界温泉郷・個別温泉 ―
……とりあえず。
ここの移動に関しては、色々と不規則要素も絡むようですし。
行けるところに行ってみる、という方向でやるしかない、かな、と思うんですけど。
[ある程度の法則はあるようだが、繋がり方自体は不規則に思えるこの世界。
意図して移動するのが難しいなら、流れに任せてみるしかないのでは、と。
……それはそれで怖いものがあるが、そこはちょっと置いといて。
休息の後、行く先について出したのはこんな提案、ひとつ。*]
― 魔界温泉郷・個別温泉 ―
森と沼地以外だと……不思議な平原に、出ましたね。
[樹海を抜けた後にたどり着いた平原。
場所について話すついでに、そこで出会った闇を纏うものの事も話しておいた]
城に、闘技場に、研究所。
……なんだか、色々とありますねぇ。
[聞かされた場所の情報>>540に、小さく呟く。
何かしらありそうな、という研究所には、どんな場所なのかと興味を覚えるものの、なんだか行きたくなさそうなものも感じたから、表に出すのは避けて]
まあ、悩んでいても、始まりませんし。
……とにかく、移動してみましょう。
[じっとしてるわけには行かないのだから、と支度を確かめ、立ち上がった。*]
/*
素直に北回りすれば良かったかしら、と思いつつ、思いつつ。
こんな時ばっかり目が走るのはどうなんですか、もう……!
[集う光に反応するかの如く、焔が揺らぐ。
それに対し、こちらは意識を向けはしない]
Eine Dame von kaltem Eis und Schnee.
[一つひとつ、丹念に言葉紡いで力と成す。
今はそれが、自分のやるべき事、と見なしているし、それに。
レトが容易く抜かれる事はない、と。
今までの積み重ねで知っているから、迷う事はなく]
Zum Tanz von den Eiskristallen, die dem Seufzer ähnelten!
[最後の言霊に応じ、魔導書の放つ光が深い蒼へと色を違える。
ゆるく片手を差し上げ、指し示すのは揺らめく焔。
それに応じて魔導書を離れた光は、舞い踊る氷雪へと転じ、焔へと優美なる舞を持って迫りゆく。
煌く粒子の散るそれは、幻想的で。
けれど、酷く冷たい氷雪の貴婦人の吐息。*]
/*
☆呪文対訳
力よ集い、形を変えよ。
冷やかなる氷雪の貴婦人。
その吐息にも似た、氷霧の舞へと!
でした。
最初のマジックアローは、ちょうど発生していた再起動に巻き込まれて、取っておけなかったんですよねぇ……。
[おかげで最初の一文は、逆翻訳から組み立て直したとk(]
あ、文章は毎度おなじみ、インフォシークさん一発変換です。
― 魔王城・外 ―
[解き放った氷雪の舞は、弾き飛ばされた焔を緩く包み込む。
相反する力のせめぎ合い。
常であれば、包み込んだ時点で押し切ってしまえるのだが]
……ん。
向こうで出会うものより、力が強い?
[魔界と言う場にあるためか、すぐには押し切れぬよう]
……時間を、かけさせないでください……。
Unter den Armen der Dame vom Eis und dem Schnee.
[一撃で仕留めきれず、再度競り合いに持ち込まれれば、それだけレトの負担が増す。
見通しの立たないこの先や彼の本領を思えば、それは得策ではない。
そう、思うから、増幅の言霊を重ねる事に躊躇いはなかった]
Werde still, und verschwinde, und komme schwer; Flamme!
[魔導書に再び蒼い光が灯り、呼応するように氷雪の舞が形を変える。
焔を包み込んだ氷霧の揺らめきは、抱擁さながら。
ただし、それはかき抱いたもの全てを凍てつかせ、砕け散らせる非情なるもの。
氷雪の貴婦人の腕の内に囚われた焔は、氷と共に砕けて散り── 一先ず、静寂]
[なお、増幅の呪文というのは使う際に大きな魔力の波を織りなすため。
魔力感知できる相手には、物凄く居場所を主張する──手っ取り早く言うと目立つのだが、そのリスクからは大抵目を逸らしていた。
なお、最初にこれをやった時、倒した数の倍近い魔法生物を呼び寄せて、収拾つけるのに大わらわになった……というのは余談。
ある意味では、忘れ得ぬ記憶とも言えそうだが]
……一撃で、落とせない、とは。
これは、見知った魔物も相応強化されている可能性を見ておくべき、でしょうか。
……いずれにしろ、ここには長居、しない方がよさそうですね。
[小さく呟き、城の方を見やる。
そこに、強い力があるのは感じられるから。
厄介な事になる前に引くべきか、との思考は早い。**]
― 魔王城・外 ―
[炎の精霊を撃退した後、意識は城から感じる力の方に向いていた。
だから、ある意味ではとても無防備で]
……はい?
[手が伸ばされる意図になど、気付く由もなく──結果]
― 狂気の研究施設 ―
……これは、また。
[入って最初に思ったのは、それだった。
空気が重いというか、まとわりついてくるというか。
不可解なノイズのようなものも感じるしで、思っていた以上にいい感じはしない]
……何かの研究所のようですけれど。
一体、何の研究してるんでしょうね、ここ。
[ぼやくように言いながらも、警戒とは別の術式を展開する。
魔力的な偏りや、歪み。
異界同士の接点となり得る特色を探すためのものを。*]
― 狂気の研究施設 ―
魔物を掛け合わせた剥製に、瓶詰……。
単純に考えれば、異種を掛け合わせての強化合体……とも、取れますが。
[聞かされた話>>671を元に推論を検証しつつ、ふる、と頭を振る]
……ん……妙なノイズが多くて、探知が上手く回りませんね。
この場の特有のものだけではなく……それとは異なる、力の残滓が幾つか感じ取れるんですが。
その交差もあって、こちらの力は乱されるようです。
[陽と月を導と成す一族の血は、光や聖なる属による。
場に立ち込めるそれとは相反するためか、探査の魔力もかき乱されるようで。
これ、ここで魔法使うの苦しいかも、なんて予測がちらりと過った。*]
…………。
[扉を開けてすぐに感じた不快さに、へにゃり、と眉が落ちた。
室内の様子は遮られていて見通せないが、飛び交うノイズの一つである怨嗟の声が、より大きくなったような心地がする]
……面白がって、だというなら、そうっとうに、趣味が悪いですね。
いや……こういったものを、力と成せる存在がいる……とでも見るべきでしょうか。
[そんな事を呟いて、ふる、と首を横に振る。
それ、実在したら悪趣味通り越して……などと思いつつ、魔導書を抱える手に力を込めた。*]
― 狂気の研究施設 ―
……そこは、全力で同意します。
[主張は理解できない、という言葉>>693に一つ、頷いて]
……大丈夫です……と、言いたいところですが。
これが続くとなると、探索以前に倒れるかもしれません。
……合わないみたいです、どうも。
[いつもならここまでの拒絶反応は出ないはずだか、やはり、魔界という事で何か違うのか。
相反するものがざわめく感触に、早々に白旗を上げた。
そんな様子は、リスク無視して突き進んでいたいつもとはだいぶかけ離れて見えるかも知れないが、そこまで意識は回らず]
……建物の外でなら、普通に魔法も使えそうですし。
結果が出るまで時間がかかってしまいますが、魔力探査の陣を張っておいて、他を回ってみましょうか。
[提案したのは、今の自分に無理なくできそうな方法、ひとつ。*]
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