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[子供のように首を振るソマーリュを見返し、>>360]
なら、妙な事を画策するのはやめろ。
[そう告げるが、ソマーリュはどうするだろうか。
それなりに予想は可能ではあるが。
更にお茶を擁護しようとすれば、先に笑われる。]
……ムキって、俺は別に。
それより甘いものしか受け付けないお前の方が余程子供だろう。
[擁護する台詞を飲み込み、言い返す。
的確な事を言われ、少し、ほんの少しだけ耳が赤くなったが、
気付いた者はいただろうか。
話題を変えるように、乗り気なオズワルドに対して>>298]
オズワルドも、乗るんじゃない。
別に、驚かない訳ではないぞ。
[そう返した。]
/*メモ
基本は略さず呼ぶが、
ソマリ、カレルだけは愛称(というかカレルは愛称しか知らない。
年上 あんた
年下 お前
敬語は使わないが、別に敬っていないわけでもない。
ー回想・湖畔ー
[こちらに気付き、歩み寄ってくるカレルに>>404、自分もまた微笑みかけた。
入隊した当初、読み書きマナー等を教えた日々が懐かしい。]
ああ、ソマリが茶会を開くと。
後で向か……
[後で向かうつもり、そう言いかけたところで果汁にまみれた赤い手を取られた。
口許に運ばれるが、遮る理由もなく。
出された答えに]
そう、咳止めの……本当に名前は覚えないな。
[苦笑しながらも、正解は正解なので、褒めるように髪をくしゃりとかき混ぜた。
自然に差し出された手に>>405薬草籠を預け、言葉少なに会話を交わして、*別れた*。*]
ー回想終了・湖畔ー
[ディークとオズワルドが厨房に籠る前後、残りのEsもぞくぞくとやってきた。
全員二人の事を気にしつつも、今は成り行きを見守ることに決めたようだ。
何処か緊張をはらんだまま、表面だけは和やかに茶会が進む。
ソマーリュやフェリクスが例のお茶を薦めているのを、]
そんな来歴はなかっただろう。
[と呆れながら訂正しつつも、企みを止めはしなかった。ただ、その様を眺める。
と、ソマーリュが兄弟の事を口にした時>>412、ひやりとした何かが背筋を滑り落ちた。
あの時と……
過去が鮮やかに蘇る。もし、二人が反逆を企てれば、彼はあの時のように阻止するだろう。
そして、彼も。
飢えた肉食獣のような眼差しを浮かべる先輩>>426を視界の中に認める。
自分は、どうしたいだろう。
表情を変えぬまま、静かに彼らの会話を見守った。**]
別にそんな事意図しても居ないだろう?
それに与えたと言っても大した夢でもないがな。
[肩を竦めてそう混ぜ返す。>>487
どれほどカップを見つめていただろうか。
声を掛けられ、ソマーリュの方を見返す。]
いや、別にそういう訳ではないんだが。
放っておくと茶渋が通常の紅茶以上に残りそうだな、と。
[別に普段から自分が洗っている訳ではないが、
誤魔化すために、咄嗟にそう返す。続く言葉に]
カレル?
あまり興味はなさそうだったな。
が、魚をとっていたようだから、
そろそろ捌きにこちらに戻ってくるんじゃないか?
[この同期とカレルには何か過去にあったらしいが、詳しい話は知らない。根ほり葉ほり聞くつもりもなかった。聞いてほしければ相手が勝手に言うだろうと思う。
言いよどんだ事には言及せず、湖畔での様子を思い出しながら>>404 返す。もし更に気にしているようなら背を押しただろうか。]
[ソマーリュに言葉を返していると、
他者の侵入を拒んでいた厨房の扉が開いて、
オズワルドとディークが出てきた。>>490
弟を紹介する兄の声は、とても硬い。
彼の、彼らの心情は推し量る事しか出来ないが、
だいたいの想像はつく。ソマーリュ>>412やギィ>>426が
想像しただろう事が起きなければいいと思う。
王子はどうなっても全く構いはしないのだが、多分、彼らは見逃さない。
二人が引き離されないためにも、残った者が辛い思いをしないで済むよう、
焦って何かを起こさなければいい。
オズワルドの声に一抹の不安を抱えつつも、表情は動かすことなく。]
改めて、宜しく。
薬が要りようの時は言ってくれ。
大体の物は揃っている。
[そう返すだろう。]
[改めてディークと挨拶を交わした後、手を掛けていたテーブルをソマーリュと持ち上げる。>>538]
って急に落ろすんじゃない。重いだろうが。
あ、やはり後でもう一杯貰いたいから
カップはそのまま置いておいてくれ。
[そう言って倉庫へと二人で向かう。
会話もあったかもしれない。用事がすめば中庭にとって返し、カップにラプサンスーチョンを注いだ後、]
先ほど取ってきた薬草を今日中に何とかしたいので、失礼する。
[もし、オズワルドがその場にいれば、スコーンや紅茶の礼をしただろう。そして、その場に居たEsたちにも軽く目礼をして自室へと足を向ける。
もし手に持ったお茶についてや他の事に関して話しかけられれば足を止めるだろう。
また、自室への道すがら、誰かと会話を交わす事もあったかもしれない。]
―中庭→自室―
―自室―
[持ってきた紅茶を机へと置く。それを口に含むことはせず、薬草の処理へと向かう。
カイルが下処理をある程度行ってくれたから、非常に作業がはかどる。
そして、採取した薬草を選別する傍ら、自然な動作で冷蔵庫からいくつかのシャーレを取り出した。
最近、一つ実験を始めた。]
[7年間研究し尽くされたせいか、2年前から投薬実験などは受けず、最近は反抗的な態度に対する折檻としての、拷問や夜伽しか受けていない。
自分の体が主な検査対象から殆ど外れたことを注意深く見極めた。
まず使うのは、ある種のレトロウィルス。
感染力は殆どないと言ってよく、体液間でもほとんど感染は成立しないし、空気に触れれば1秒とかからず死に至る。普通の人間には感染すらしない。
因子持ちの人間の細胞の殆どに発現している抗原を介して細胞内に感染。その後自分の遺伝子を転写、細胞の遺伝子を書き換える。そんなウィルスだ。
まず、そのウィルス株を分離した。
色々なウィルスに対する薬を作るために、様々なウィルスを保温器や冷蔵庫に保存しているので何がどれだか、ましてやそんなウィルスがあることすらイドを介しても分からないだろう。]
[そして、もう一つ使うのが自分の体。
分離したウィルスにウィルスに因子発現に関与する遺伝子を破壊するような遺伝情報を与え、それを投与して、体内から因子をなくす。もしくは現在の検査では偽陰性に持ち込む。
これが目標でもある。
ひと月前に自分の体にウィルスを感染させた。]
[一部の細胞から因子の発現は認められなくなっているが、
骨髄での遺伝子書き換えがうまくいかないのか、
因子を発現している血球成分は減りはしても、なくなる様子はいまのところ、ない。
その他にも改善すべき点はある。
まず、このウィルスの病原性の強さ。放っておけば数週間の内に衰弱し、死に至る。
飲んでいる抗ウィルス薬で病気の進行を遅らせているのだ。もしかしたら、それこそが実験の進捗を遅らせているのかもしれない。
けれど、飲まなければ因子がなくなる前に自分が死ぬ。
それに、あれも急激に衰弱する自分を不審に思うだろう。
彼に、自分の実験内容を知られるわけにはいかない。
他にも全ての臓器で書き換えが起こっているかは確認ができない。
調べた範囲では書き換えは不完全ながらどの臓器でも起こっているようだが、完璧とは言えないだろう。
そして、王子が使う呪術に対しても誤魔化せるかどうかもまだ不明。]
全員を助けようなどと言う崇高なものではない。
ただ、吸血種に執着する王子への、自分の人生を狂わせた王子への、
密やかな、反抗
[選別した薬草の一つを取り出す。
それをすり潰して、保存してあった薬液と混ぜ
、持ってきた紅茶を1滴落とす。
それから10(6x2)分後。
薬液の色が変わらない事を確認して
ほっと溜息をついた。
それを見届けてから、選別した薬草を乾燥させるための台に並べたり、
すり潰したりを本格的に始める。
もし途中に誰か入ってきたとしてもシャーレや紅茶含め隠すことはしないだろう。]
/*ううん、どうしようかな。
下がり傾向にあったら因子発現血球が横ばい。
ウィルス薬は飲んでおこう。時間的に確認できないから。
感染性だけでいい。
―少し未来?―
……あ。
[薬を作る過程で、採取し損ねた薬草がある事に気が付いた。
外を見れば、既に雲は厚く、今にも空は泣き出しそうだ。
風も先ほどよりだいぶ強くなっている。
だが、出来れば今日の夜の間に作ってしまいたい。
もし、お呼びがかからなければ、だが。
暫し逡巡した後、]
行くか。
[そう言って外へと飛び出した。目当ての薬草をすぐ見つかる。
城へとって返す中、もし外で作業している人がいれば、手を貸すか声を掛けるだろう。**]
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