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4人目、アーケシア国境警備隊 カスパル が参加しました。
アーケシア国境警備隊 カスパルは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 和平交渉会場付近 ―
とても人間臭いです。
[ どんな様子だと隊長が問うから、率直に答えたら、しかめ面をされた。
まあ確かに、今日の主役は人間だ。
それも警護対象ですらある──いつもと違い。]
ああ、本日の任務は心得ています。
では、その辺を巡回してまいります。
[ 人間相手は気が張るとばかりに、会場となる遺跡の外へと足を向ける。]
[ 国境の森はカスパルにとって馴染みの仕事場であった。
密猟者の処罰が主な任務だ。
隣国ゾラントは狩猟が盛んな国で、ハンターの常として、目をつけた獲物が逃げ込めば国境など気にしていられないという気持ちもわからないではないが、ならぬものはならぬのである。
くわえて、魔法の力のこともあって、カスパルは鳥獣を身近に感じているから、この仕事を天職と思っていた。]
[ 国に仕える以上、たまにはこんな場違いな任務に駆り出されもするが。
この和平交渉がうまくいかなければ、国境付近はもっと殺伐とする可能性も大なのだから、成功に微力を尽くすのに否やはない。
何事もなく祝杯をあげられるといい。]
──…、
[ カスパルは、ふと風上に顔を向けて、匂いに注意した。
その鼻先が黒ずんで、尖る。*]
[ 森の中を歩いていくと、歩いている人の姿を見つけた。>>19
ゾラント風の地位の高そうな服をしている。
供は連れていないが、道に迷っている気配でもなさそうだ。]
ご苦労様です。
[ 無難な挨拶をしておく。
カスパルが気になった匂いはこの人物のものではない。
かといって、知らぬ匂いでもなく、カスパルは躊躇いがちに足を止めた。**]
[ 随分と打ち解けた口調で呼びかけられた。>>35
もう10年かそこら会っていないというのに屈託のないことだ。
続く言葉に、手のひらで口の辺りを覆う。
犬の鼻面になっていると、いささか喋りづらいので戻しておいた。]
生憎と、まだです。
[ 猫にでもなって一日中、寝ていたい…とは度々、思うのだけれど、人間やめるほど今の生活は悪くない。]
[ 家柄も成績も抜群だったのに、出奔してしまった彼の方こそ、見た目はともかく、いろいろ変遷を経ていると思うのだが、どこまで聞いていいものか。]
クロ君──と今も呼んでいいいんですか。
[ そんな探りを入れてみた。*]
[ 再会を嘉するクレステッドの言葉に、笑みを向ける。
彼が出奔した後、どんな人生を送ってきたか、知らない。
けれど、和平交渉の場にいて、こんな風に挨拶を交わせるのならば、彼も両国の親睦を望んでいるはずだと思った。
飼ってみたい云々はリップサービス(?)と取っておく。]
クロ君も、才能を活かせる場を見出したようで何より。
ああ、警邏中です。
問題があれば、知らせてください。
[ 仕事の話に律儀に答えておく。
クレステッドが単独でこの場にいること自体、いくらか謎であるが。]
まだ見廻りたいところがあるので、また。
運が良ければ、会談の後で、また話せる時間があるでしょう。*
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