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[だが産地>>101のことを言われ、今直面している現実を思い出す。]
えぇ、───…
ブリュノーにも美味い野菜が沢山ありますから、ねぇ。
なるべく国土を荒らさずに、ことを収めたいもんです。
[ブリュノーの平原に向ける視線>>104が重なる。
この平和な光景が、なるべく傷浅い状態で残るといい────。
戦で泣くのは力の弱い民たちなのだから。]
なら俺も一緒に行きます。
丁度、このあと挨拶にと思っていたんでねぇ。
[ローランドの誘い>>104に、穏やかな声のまま頷いた。*]
― 連邦軍野営地・天幕 ―
[顔パスのローランド>>142の後ろについて天幕へ入る。
立ち居地的に一国の王なので、単独でも呼び止められることはなかったろうが。]
どーもぉ。
メレディス・ソラーニー・リンデマンスも来ましたよぉ。
[天幕の中へ、挨拶とともに会釈する。
──と、目に入ったのは溌剌とした老騎士>>132の姿。]
おやぁ…。婆様もいらしていたんですねぇ。
[ナネッテへ笑みを向ける。
農家の頃からの知り合いで、その活力のある人柄は一緒にいると爽やかな風が吹いている心地がする御仁だ。あと背筋が伸びるというか──いい意味で気持ちがしゃんとする。
実際、男の姿勢も無意識のうちに整った。]
[同席の許しが出たので、二人の会話をそのまま聞いた。
最終目標は男も気になるところだったので静かに行儀よく拝聴していた。が、]
…、…──── っぷ。
[ナネッテが激励を送る様>>152に、ついふき出してしまった。]
婆様らしいなぁ、もう。
そういうところが、俺大好きですよぉ。
[厳しさと優しさと気遣いが同居する、正しく効果的な彼女の行動は──いつ見ても好ましかった。]
そーうですねぇ…。
[意見>>150を求められれば、顎を触る仕草をして考えることしばし。]
俺も、マルール王国との全面戦争は遠慮したいです、ねぇ。
ブリュノーだけじゃなく、ティルカンも、…マルールも国として疲弊する。
それはおそらく、あちらさんも望んじゃいない結果でしょう。
叶うなら最小限で最大効率の戦を。
兵の消耗もブリュノーの国土を荒らすのも
最小限にしたいですねぇ。
…───理想、かもしれませんけどぉ。
[畑に撒く農薬と一緒だ。
やりすぎれば作物は枯れるが、足りなくても虫が食らう。
必要な量を見極めること────…難しい話だが、それが出来ないと
[ナネッテの意見を耳に止める。]
あと、名誉ってなるとぉ…
どっちかが大勝ちしても大負けしても
駄目かもしれません、ねぇ。
賭け事と一緒で、ムキになって止めどころを見失うかもしれねぇです。
───どちらも、国を背負って此処まで来ている。
結果を持ち帰らなきゃいけねぇのも一緒でしょう。
ブリュノーの緩衝地帯化の復活を目指すのであれば…
両国のバランスをとるために、
いい意味での──…痛み分け、引き分けみたいなもんが
大事なんじゃねぇかなあと思いますねぇ。
[“落としどころ”を別の言い回しで言ったようなものだが、
戦に疎い男なりの考えを述べた。*]
[婆様呼びが癖になったのもあるが、彼女との距離感を変えたくなかったというのもあって、この呼び方が続いていた。
それに坊主と呼ばれるのも、まだまだ若造だと実感できて嫌いじゃあない。]
えぇ。野菜も肉も熟成させると旨味が増しますから、ねぇ。
58年物なんてプレミア価値ですよぉ。
[笑みを色濃くしながら、堂々と胸を張るナネッテ>>189を軽口混じりに褒め称える。]
────…、海かぁ。
[海に畑は作れないので、他の二人に比べると男はそこまで海に思い入れがない。が、]
俺としては海岸が気になるところですねぇ。
塩害地域で作物を栽培すると甘くなる──ってのを試してみてぇんで。
[あとは海藻の肥料利用やら、──まぁ海が手に入れば遣りたいことはそこそこある。
持っていないものに憧れる気持ちは、大なり小なり誰もが抱いているものだ。
これまでは夢のままだった。
今後は、────さてどうなるのか。]
分かってますよぉ。
というか婆様たちならともかく、
俺に手加減なんてそんな器用な真似は出来ませんってぇ。
[ナネッテのアドバイス>>196を心に留めたものの、おそらく戦うだけで手一杯になるだろう。
どちらかというと──相手にも手加減がない、という意味で把握しておくべきかもしれない。]
あーあーあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…
そーーーうですけどぉ〜〜〜〜〜〜〜…
[思わず両手で耳を覆った。
心配してくれているのは分かる。充分に分かる──のだが、それでも嫁取り>>201に関してはひたすら耳が痛いのだった。]
えぇ。そんな無茶したらぁ、俺、きっと落ちちゃいます。
[早駆けなんておそろしい。
悪戯>>195だと分かりつつ、つい真顔で受け答えした。]
でも調査はアリですねぇ。
使えるものは使った方が効率がいいでしょうし。
あー…あとそうだ
俺、一応言っとくと初陣なんでぇ。
[小さく挙手をして、ささやかに申告する。]
やるだけやる覚悟は持ってきましたけどぉ…
まぁなにぶん戦場の新米ですからねぇ。
はははぁ。…なもんで御三方、フォローよろしくお願いします。
[気心の知れた仲間だからこそ信頼している。
男は緩やかに頭を下げた。**]
/*
>>222
おお、タイガ殿がリンデマンスを気に掛けてくださっている。
戦闘不慣れな王様がわざわざ出てきたのって、
リンデマンスに人材が少ないっていうのもあるけど
明日は我が身…っていう理由もかなりあるからねぇ。
割とそこ、言ってもらえるのは立場的に有難いところ。
その辺分かって言ってくるんだから、流石タイガ殿だよねぇ。
─ 回想:ある商業国の老騎士との出会い ─
おやぁ。お客さんかぁい…?
[叩きつけるような雨音を割って、届くノックと声>>122があった。
こんな天気の日に誰だろうと首を捻りながら、男は玄関に顔を出す。
するとずぶ濡れの老婆が、馬の轡を握って立っているではないか。]
今日は急に降り出しましたもの、ねぇ。
どうぞどうぞぉ、軒先と言わずゆっくりなさってください。
[困ったときはお互い様だ。
家に招き入れ、身体を拭く布を渡す。妹のユーリエに頼んで温かいお茶を運んでもらった。]
礼なんてそんな、
そもそも年配のお婆さんに力仕事なんて頼めませんよぉ。
[本人的には善意のつもりだったのだが──…
それなら試してみるかい?と誘われて腕相撲をしたら、
侮っていたせいもあって負けてしまい、え?!??と驚く羽目になった。]
はっははぁ。俺も農業で鍛えているんですけど、ねぇ。
お婆さん …────いや。婆様には敵いません。
[お婆さんから婆様に昇格した瞬間だった。]
[その後は時折農具が届いたり、ナネッテ本人が訪問してきたり、日頃のお礼に自家製野菜をてんこ盛りに押し付けたりと、緩やかな交流が続いていた。
そうして3年前、男にとって転機となった王位継承があり────…]
あれぇ? 婆様じゃないですかぁ。
そうかぁ。ドゥーハンの御付の騎士って……
えっっ、
あーーーいやまぁ、城仕えというかぁ… ですねぇ……
[言葉切れ悪く、もごもごと口篭る。
田舎のばーちゃんに、いきなり立派になった姿を披露するような心地でなんだかとっても面映い。]
[やがて周囲の態度から察したナネッテが驚きの声>>127を上げた。]
はははぁ。ま ぁ、そういうことです。
この度リンデマンスの国王に就任しました
メレディス・ソラーニー・リンデマンスとぉ 申します。
[ドゥーハンの御一行に向けて、王になった男は丁寧に会釈する。]
そちらのナネッテ殿とは、以前よりご縁がありまして、ねぇ。
今後も変わらぬ交流を続けていただけるとぉ
リンデマンスとしては大変光栄ですので……
/*
農家が王様になってたー!?というやつは
この設定の鉄板イベントなので、乗ってくれた婆様に感謝なのです。
しかし、うちのところの出会いのコミカルっぷりと比べて
王国の格好良さよ…。
>>238とかとても好き。
─ 4年前:農場にて ─
おおぉお…! 分かってくれるかい…!!
[生の野菜の良さに同意>>147してもらえた嬉しさが溢れて、
がたっと椅子から立ち前のめりになりながらノーラの両手を取って
ぶんぶんと激しく握手する。]
そうなんだよぉ。
しかも採れたての生野菜は現地でしか食べれない、
むしろ超希少食材とも言える訳でぇ…
いやぁ、君のこと気に入ったよぉ。
『ごめんね。…兄様、野菜バカなの』
[テンションの上がった兄に付き合わせる形になってしまって、
ユーリエが申し訳なさそうに謝罪した。]
[別れの挨拶をする相手>>148に向けてひらひら手を振る。]
うん。ノーラ君も元気でねぇ。
[こうして農家を営んでいると、雨宿りだったり行き倒れだったりと、不思議な縁で此処を訪れる人間は時々いる。
その多くは一期一会なものだけれど───たまに、再会する機会が巡る場合もあって。そんな時は蒔いたのを忘れていた種が芽を出し花咲いた時のような心地がして、ほっこりと嬉しくなるものだ。
……彼が歩む道と再び交錯するかもしれぬ未来は、未だ知らない。*]
― 連邦軍野営地 ―
じゃあ俺は同席しようかなぁ。
何人か居た方が箔が付くでしょーし。
あちらさんがどんなことを言ってくるかも気になるし、ねぇ。
[ナネッテ>>254が辞退するのを見て、男はクリフへ同席を申し出る。
そのまま移動する彼の後に続き、軍議用の天幕内──クリフの脇に立った。*]
― 連邦軍野営地・軍議用天幕 ―
[入ってきた使者>>252の挨拶を聞きながら、…記憶の端っこが刺激される心地がして内心首を捻る。
マルール王国の者に知り合いはいなかった筈だが……
などと考えていたら、目の前で不思議な遣り取り>>253>>268が始まっていた。]
……ぇえ??
えーっとぉ… お二人さん、お知り合いだったりします?
[両者の顔を交互に見つめながら確認するように訊ねる。*]
チシャ? あれはシャキシャキ美味いけどぉ、うん。…うん?
[こちらの顔にも驚きを見せた青年>>272に、男の混乱は更に増す。
10年も前の話だと、流石に記憶もだいぶ劣化していて、かつ顔も変わっているので、なかなか過去と繋がらない。]
ううん。チシャの兄さんって呼び方は…
聞き覚えがある、ねぇ。
[なんとか脳を総動員させる。]
あー…
もしかしてぇ、…あの ネズミっこ?
[やっと、欠けていた記憶のピースがはまった。]
[そういえば────… あったあった。
畑の手入れをしていたところ、ひょっこりと丸い影を見つけて、しかもシャクシャクと小気味よい咀嚼音も聞こえてきたので、動物でも迷い込んで来たのかなぁと思って近づいてみたところ……チシャを夢中でかじる子供>>273がいたのだ。
あんまり美味しそうに食べているので、思わず少しの間、声をかけずにそのまま眺めてしまったくらいだ。]
おーーーい。
そこのネズミくん。
食べたいのならあげてもいいけど、ねぇ。
勝手にじゃなくて、ひと声かけてからにしてほしいなぁ。
[すると飛び上がって驚いたので、ちょっと悪いことをしたかなぁと、男は人のよさそうな顔で頬を掻いた。が、勝手に食べるのはやはり良くない。作物をひとつ作るには、多くの努力と時間が必要なのだ。]
次からは気をつけないとぉ────…
[にこーっと笑ってみせる。その場合は、畑仕事の楽しさを存分に味わってもらうつもりだった。*]
はははぁ。成る程ぉ。
放浪の民でしたら、こっちに来たことがあっても不思議はないですし、ねぇ。
[クリフの返答>>279に頷きを返す。]
しっかし奇縁というかなんというかぁ……
やぁ実は俺も、
こちらさんと昔、ちまーっと会ったことがありましてぇ。
まぁ────… うちの畑のチシャ泥棒だったんですけどねぇ。
[はっははぁ。と笑って関係を説明した。]
[そうしてレトへと向き直り、]
チシャのおにーさんもこの10年の間に、いろいろあってねぇ。
今はリンデマンスの王様をしてるのさぁ。
[気軽な口調で己の身分を名乗ったのだった。**]
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