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[知り合いの仲の画家氏が曰く、慣れろと言うが。>>135
簡単に慣れろと言われたからと言って、早々慣れる事のできるものではなかった。
然し、互い身分の越境も気にせず、況して、偶にしか遭わない会わないともなると、内に持った相手への思いは言い易い。]
ローレル、老いるのは未だ早いぞー…。
[ただ、言い方が婉曲故に、伝わっているのかは分からない。
(尤も、伝わっていて成す気がないと思っているが。)
しかもその次の瞬間には順応しなくてもいいと言い出す矛盾ぶりである。>>136
それに苦笑して見せたならば、飛んできた意味深を尋ねる事はなく、投げて返そう。
それこそ雑踏に紛れかねないほどの声量で。]
[それだけ言っては見送たのだったが。
そんな俺も彼女の前を辞す時になって、一つの質問を口にした。
分からない、と述べてから曖昧に笑って見送る姿に何を思うでもないが。>>91
ただ、それが後まで彼女を悩ませるとは思っていなかったのだ。
“真実の嘘” 、なんて尋ねたのは、本当、呆れるほど一瞬間の迷いだ。
ただ、それでも安直な答えがなかった分、俺としては意外でもあった。
暁があるなら、日暮があるのは当然の事なのだ。
昼があるなら、夜があって然るべきだ。
それでも、気儘な俺は誰かの下に付く、なんてまだ考えてはいなかったのだ。
この時は、まだ、全くと。]**
[それだけ言っては見送ったのだったが。
そんな俺も彼女の前を辞す時になって、一つの質問を口にした。
分からない、と述べてから曖昧に笑って見送る姿に何を思うでもないが。>>91
ただ、それが後まで彼女を悩ませるとは思っていなかったのだ。
“真実の嘘” 、なんて尋ねたのは、本当、呆れるほど一瞬間の迷いだ。
ただ、それでも安直な答えがなかった分、俺としては意外でもあった。
暁があるなら、日暮があるのは当然の事なのだ。
昼があるなら、夜があって然るべきだ。
それでも、気儘な俺は誰かの下に付く、なんてまだ考えてはいなかったのだ。
この時は、まだ、全くと。]**
/*
鬼面倒なのに装飾する辺りあたまわるい(まがお
そして周辺諸国の部下さんに拾って貰いたい所存だったりするが、まあなければないででっちあげるからいいか
[冗談のつもりではあったが、雷帝の事を尋ねられたならば答えた。>>203
剣の腕もさる事ながら、何より政における迅速かつ正確な判断が、その人を斯様に呼ばわらせたのだとも伝えながら。
─ 回想/白翼と黄金と ─
俺が知った事でいいのかと問えば、本なら読める、と返ってきた言葉には真理だなと思いながら、俺は笑っただろう。
生意気というよりは、随分と聡明だと思ったから。
彼の質問は時折容赦がなくて、好奇心に潰されやしないかと思った事もあった。
だが、得てして、賢い者ほど己の無知を自覚するというから、それの類いなのだろうと思っていた。]
俺? あぁ、…ジュードだよ。
へぇ、ウェルか…愛称みたいな名前だな。
[少し考えたが、それでも尚、国内で初めて本当の名を名乗った時だった。
(単純に名乗る機会なんてなかったから、ともいう。)]
[或いは、 “合っているが間違っている” ような、
俺の名前の何を名乗ればいいのか、と、
どこかで悩んだのも理由として存在している。]
[続けざま、]
ウェルと語ったら面白いだろうなー…。
[なんて、ぼそりと零した。
鷹笛を口で説明するだけではつまらないだろう、そう思ったからこそ彼を外に連れ出した。>>204
風が音を変えるのを肌に感じながら、笛を回すと、鷹が蒼穹から舞い降りた。
白鷹が飛来したのを、歳相応と言おうか、表情も声も全力で興味を示すものだから、嬉しくなるなという方が無理だったのだ。]
ベルフィに浮気されそうだな、
綺麗と言われて嬉しくない筈ないだろうから。
[撫でられるのに細まる、金の獣の眼を一瞥すれば、視線は直ぐにもヘーゼルの色が移ろうのを見る。
彼の人と育ちの良さが、こういった些細な所作に滲んでいた。]
[その白雪も、暫くすれば上空に飛ばしてしまうのだが、その時に憧れのような言葉を聞いた。]
…… 相棒は作ればいいさ。
そこにウェルを思う人が居るのなら。
[それは、何かしら格好良い生き物を相棒として連れたいと思っていたのなら、まるで意味のない言葉だったが、扨。
飄々とした雰囲気が時折剥がれる時があったが、恐らくはこの時が一番はっきりと分かりやすかっただろう。
それでも、話題が移れば鷹狩の話を語り、その様子が見たいと言われたら今度近郊の林まで出かけようかと誘いをかけたりもしただろう。
そこに、少なくとも嫌そうな雰囲気はなかった筈だ。
ただ、それが王子だったと知ってしまえば、会う訳にもいかなくなる。
自然とその店の周辺は避けるようになり、王宮に出入りするのも気を付けるようになった。>>206]
[同様にして、王子に名乗った名前を口にできる筈もなく、専ら通称を名乗るようにもなった。
それでも、明るい蒼穹に時折思うのだ、彼が如何様に育ったものかと。
鷹でなくとも、相棒はできたかと聞きたい気持ちも共に。
(そこに俺の影を望むような傲慢さもなければ、非現実を見るほど浮かれてもいなかった。 )
…ただ、あの時の彼の嬉々とした声と、輝いて見えた表情だけは今でも薄れない。]*
/*
第三陣営なのが切実に辛くなってくるね、、、
王子様ほんとう、、(顔覆い
しかも中の人は王様暗殺しにゆく気でいるとか言えない、、、、、
[
─ 回想/白翼と黄金と ─
その、上品かつ聡明に見えた立ち居振る舞いの奥で、彼が何を思ったかまでは知れないが。
彼と、何かしら哲学やら倫理観でも語り合えたならきっと楽しいだろうと思ったのだ。]
偉人の考えやら、哲学やら、だよ。
学者みたいだが、きっと面白い。
[話しの続きを促されたなら、隠すでもなく述べた。>>218
生きてきた場所も経験も違うなら、恐らくは価値観も違ってくるだろうから。
或いは、とても新鮮な気持ちを持つからこそ見えるものもあるかもしれない。
(実に8つも違う事は、当時全くと知らなかったが。)
彼はとても博識だった。
勉学において、まず、俺は敵いもしなかっただろう。
だからこそ、この会話はとても面白かった。
知らない事を知る意味でも、知っている事の認識を改める意味でも、愉しんでいたのは違いない。]
[翼に触れる彼に言った冗句は、冗談として受け取られたか微妙なところだが。
それでも、その時に聞いた “も” の言葉を捕まえたなら。
…… 何か、変わっていた、だろうか。
言葉が分かるかのように、白鷹が勢を正したものだから、胸を張ってみせたように見えたかもしれない。]
ベルフィは…どう、だろうな。
[上空に舞い戻る刹那、そう呟いたそのままに、彼の羨望の言葉へ返した。>>219]
[何かを思案するように言葉を口にして、その手が蒼穹へ伸びる。
それに釣られるように、
そんな彼の様子は何かを掴もうとするようにも、>>220
掴めない何かを欲する、ようにも、
──…… 何方ともつかないように見えた。]
扨、それは貴公次第だ、ウェル。
一つ言えば、できるできないではなく。
するかしないか、では、あるな。
[彼が、その指の隙間から見た景色は知らない。]
おっと、用事を忘れていた。
それでは、またの機会に。
[そう言って立ち去って、それきりになってしまったから。]
[ただ、願わくば。
本当の意味で自由な鳥でありたかったと思う。
そうすれば、そんな未来を望んでみるのも良かった、…かもしれない。]*
[士官候補様との会話を終えて、一旦王宮に帰ってきた。
→ 王宮 ─
それは、単に誘われていたお茶を飲みに行こうと思っての事だったのだが。>>17]
扨、風邪が流行るような時期だったかな、
[盛大なくしゃみに暫し首を傾げ、そちらの方へ足を進めたならば、その発生源である彼に会う事はあっただろうか。>>291
何故かこそこそしているようにも見えるが、賊とも思えない様子に、少し悩んでから俺は声をかける事にした。]
…何処かお探しですか。
[生憎、この時は菓子包みにも、その後ろ姿の正体にも気付いてはいなかったから、当たり障りないような敬語だった。
当然、流石に顔を見れたなら誰かぐらいは分かるのだが。]**
[陽光が地の向こうに去った頃、一つの扉を押し開けた。
その途端、外にいたのとはまた違った空気を喧噪が空間を占めるのだ。
→ 酒場 ─
その日、此処に来た理由は単になんとなく、だった。
何かしら事情あって潰れたい訳でもなければ、漠然とそのものが好き、という訳でもなかった。
それでも、何となく訪れたのだ。]
…あれ、ブライアン様?
もう戻られたのです?
[一人で食事をしていたその姿には見覚えがあった。
確か軍役していて、白狼騎士団の方へと異動したのではなかったか。
彼女が顔を上げたのと入れ替わりで、横の席に腰を下ろすだろう。]
然し、酷い状態ですが大丈夫ですか。
[困ったようにそう言って、彼女を見遣っていた。]**
へぇ、此処は随分と平和だな。
[それは、初めてこの国に入った時の事。
俺の歳がまだ20を数え始めた頃だった。
─ 回顧/10年程前 ─
この国が平和を享受して、謳歌し始めてから随分経つという、そんな時に、俺はこの国に入った訳だったが。
背後からこそこそと付いてくる影に笑って振り返った。]
おい、辞めてくれないか。
そんなに気になるなら普通に来たらいい。
[その影は暫く悩んだような表情を見せたが、漸く頷くと横に来て言った。
「自分は、貴方の身の上が心配だ」、と。
それを最後に、暫くの無言が続いた。]
[漸くと、沈黙を破った俺の言葉は、ただの一言だけだった。]
───…… すまなかった。
[謝罪の、その言葉だけだった。]
[その影は首を横に振ったが、真意は掴めなかった。
ただ、「仕方がなかったのだ」、と。
「最善では当然ないが、最悪は回避できたのだ」、と言う。]
……
[淡々と、圧し殺したような声が母国の言葉を溢れさせていく。
そこで、割り入る事なく聞いていた影の気持ちが考えられるほど、この時の俺は精神的な余裕を持ち合わせていなかった。]
[そこまで言い切って、束の間があってから、漸く俺はその影に詫びた。
向こうこそ言いたい事は多々あっただろうに、黙して聞いてくれたのだから。
それも、1年もあればへろりとしてみせるようになったが。
→ そして時は流れる
外務長官様は、当初その役にはなくとも知っているかもしれない。
この国から馬でも十数日はかかる所にあった国が、凡そ16、7年前に亡くなったという史実か、或いは隣国が何かしら国を落としたらしいという方で把握しているかもしれない。
(俺に、帰る故国なんて、疾うになかったのだ、)
だから、本当は隣国の人と接するべきではなかった、逃げ落ちた、という身の上である以上は。
(だが、俺にそれを識別するような能力もまた、なかったのだ。)]*
[人の輪に戻っていくその人とはすれ違ったかもしれないが、俺が気付く事はなかった。>>272
─ 夜/酒場 ─
彼女の横に座った俺は痛々しいと思ったのを呈するような、それでいて愛想を振るような、そんな表情になっていた。
その前には、羽振りがいいのだと吟遊詩人が述べて出させた、冷えたデザートは出ていただろう。
それが平らげられていたかは気にしていなかったが、口はつけられていたか。>>377]
ウィスキーが欲しいな、
トワイスアップで貰えると。
[マスターの方にそう声をかけてから、長い金糸の向こうに見える湿布からは極力目線を背け、彼女の方を見遣った。]
[実のところ、戻って来たと言われたにしても驚きはしなかっただろう。
白狼騎士団は憧れる人も現実少なくはないらしい。(なお俺は男なので興味を持った事はあっても御察しの程度だ。)
然し、数日もすれば帰ってきてしまう人もそこそこいると聞く。
そこの主人に気に入られなかったか、
そこの厳しさに耐え兼ねてしまったか、
そもそも始めの洗礼で帰ってきてしまうか、
大体大きく括れば理由はこの辺りだろう。
目下2番目3番目が多かった気がする。
「何とも名前らしい気性の荒さで」、と孤高を貴ぶにも似た様子に、もう少し牙を納めればいいだろうにと思った事もあった筈だ。
だからと言って、良いとか悪いとか、そういった感情は特段何もないのだが。]*
[実のところ、戻って来たと言われたにしても驚きはしなかっただろう。
白狼騎士団は憧れる人も現実少なくはないらしい。(なお俺は男なので興味を持った事はあっても御察しの程度だ。)
然し、数日もすれば帰ってきてしまう人もそこそこいると聞く。
そこの主人に気に入られなかったか、
そこの厳しさに耐え兼ねてしまったか、
そもそも始めの洗礼で帰ってきてしまうか、
大体大きく括れば理由はこの辺りだろう。
目下2番目3番目が多かった気がする。
「何とも名前らしい気性の荒さで」、と孤高を貴ぶにも似た様子に、もう少し牙を納めればいいだろうにと思った事もあった筈だ。
だからと言って、良いとか悪いとか、そういった感情は特段何もないのだが。]
失礼しました。
はは、彼処の厳しさは折り紙付きですか。
ですが、王宮への書を任されたならば、
失敗とも結論付けられない気がしますが。
[彼女の苦笑に、同じく返したのは苦笑。>>383
火のない所に、とは言うが中々だなと。
この時、生憎と俺が彼女の正体に気の付く筈もなければ、その胸の内の考えや思いも知りはしなかった。
知っていたら何かが変わったのか、は、神のみぞ知る、だ。
ゾネスに戻る、とはっきり言った辺り、彼女は随分心身共に逞しいのだろう、と良く捉えた。]
そうですか、帰路も気を付けてください。
あぁ…ベルフィは今頃狩りでもしているかと。
夜間の方が捕まえ易いようで。
[人差し指を立てて提案する彼女には頷いた。]
[慌ただしく席を立って行くのを、笑顔で見遣りながら、>>384]
ええ、良い夜を。
───…… 御休みなさい。
[金糸の揺れる背中に、そう投げてから。
会計を済ませた彼女が振る手に右の手を挙げて返した。
遅れてきた、グラスの中のウィスキーの水面が波紋の漣を立てて中々止まなかった。
行く先に波紋を投げかけるかの如く。]*
/*
こっから変に動くのもあれだし、暫く黙るかソロるかだねぇ…
しっかし、相変わらず過去が重い(重い
いつになったら即興のキャラで動けるのか…
(然し土台ないとキャラを動かせない矛盾
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