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― 回想/8年前 ―
はいっ、お願いします!
[早速、と言う提案>>195に、一も二もなく頷いて、着替えの時間だけを貰って直ぐにクロイツの前に立った]
[彼の訓練は言葉通りのもので、まるで軍式の訓練をそのまま受けているかのようだった。
傍から見れば一方的に投げられたり蹴られたりしている様相。
侍女らが見れば悲鳴が上がるような光景だ]
ぐっ…!!
[投げ飛ばされて、背中を強かに打つ。
肺から空気が全て出るような感覚を覚え、何度か咳き込んだ後に立ち上がった]
まだまだっ!!
[全く呼吸が乱れていないように見えるクロイツに対し、肩で息をしながら再び立ち向かっていく。
背中どころか全身が痛い。
今は分かり辛くとも、打撲の箇所は回を増すごとに増えていった]
[クロイツの訓練方法にはやはり壁のような、突き放すようなものを感じる。
これまでは身近な者達に教えを乞うて来た。
言わば、最初から懐に入った状態で鍛錬して来たと言える。
そこに手加減と言うものは無かったにしても、それらとは異なるものを感じていた]
せぇい!
[それを感じてから、ただ向かって行くのではなく、クロイツの懐に入ることを狙うようになる。
心理的に迫る前に、物理的に。
そうしようと思ったのは相手から試すような気配を感じ始めたため。
声と共に繰り出したのは、相手の蹴りに合わせた己の蹴り。
まだまだ不完全なそれは当然のように押し負けて、不安定な軸足を滑らせその場で転んだ]
っつぅ…!
もう、一回!
[クロイツを見上げ、立ち上がりながら彼へと右手を伸ばす]
[どうすれば彼を知れる?]
[どうすれば私を知ってもらえる?]
[懐に飛び込めば良い]
[伸ばした右手はクロイツが纏う軍服の胸元を狙っていた]
/*
えーと、テッド宛のは寝込んでるところのから返したいな。
纏めていこう。
ダフィ兄様にも投げたいのにくっそwww
[英雄のタスクこわい]
― 回想/16年前 ―
[いつものようにダンクラードと遊び、日が落ちる前に屋敷へと帰る。
侍従に連れられて帰宅した時、屋敷の中がいつもと異なったように見えたのは間違いではなかったらしい。
その日は父も早めに帰宅しており、傍らには見知らぬ男性が在った。
息子だと紹介する父に合わせ一礼をし、改めてその人物を見る。
精悍な顔つきの中に見え隠れする案ずるいろ。
部屋へ向かうために迎えに来た侍女に聞けば、彼の息子が高熱で倒れたところを父が助けたのだと聞いた]
ねぇ、そのこ、どこ?
[気になって、部屋へと戻る前に侍女に熱を出した子についてを訊ねる。
今は寝ていますよ、と窘める侍女に、見るだけ、と我侭を言って連れて行ってもらった客間には銀色の髪をした少年が眠っていた]
…………
[ベッド脇から伸び上がるようにして少年の顔を覗き込む。
熱のためか、赤ら顔で少し苦しそうにも見えた]
はやく、よくなるといいね。
[氷嚢が乗せられた額の近くに、ぺたりと己の手を乗せる。
額に触れながらの願い。
自分にも出来ることをして、意識の無い相手に微笑みかけてから静かに部屋を出た]
[それから少しして、熱を出した少年はやはり医者の下で様子を見た方が良いとなり、彼が意識を戻す前に別れることになった]
…いっちゃった。
[小さな呟きを聞いた父は、「また会える」と断言して屋敷の中へと戻って行く。
幼いオクタヴィアスはその意味を測りかねていたが、父の言葉は数日後に実現した]
[その日、来訪者があるから出かけないように、と厳命されて、しばらくの間暇な時間を過ごした。
ようやく父からお呼びがかかり、訪れた応接間には件の少年の姿。
元気になったのだと破顔したのも束の間]
…………
[何かが聞こえて>>200、瞳を何度か瞬かせた]
(……きみがおおきいんだとおもうよ?)
[オクタヴィアスの体躯は大きくもなく、小さくもなく、平均と言っていいもの。
そんな認識があるため、大きく見える相手にそんな風に返していた。
返してから、あれ、と思うのは彼の口が動いていなかったことに気づいてからのこと*]
― クリーク砦へ向けて ―
[歩兵弓兵が居るために移動の速度はそこまで速くは無い。
馬もゆっくりとした足取りでズワンズ谷への街道をひた歩く。
そんな折、先遣隊の一人が商人の姿をした人物を伴って隊へと戻って来た>>230]
ズワンズ谷は問題なし、か…分かった、ご苦労様。
少し速度を速めよう。
待機している者達の下まで進んだら一時停止。
僅かになるが休息を取る。
[叶う限り早く部隊を進めたいが、急ぎすぎて兵が疲れてしまっては元も子もない。
先遣隊の一部が待機しているのはズワンズ谷の半ば辺りと聞き、そこまで進んだ後に一時の休息を入れることにした。
更に先を見に行った者達が戻る頃には着けるだろうという予測もある]
[そうして指示を行き渡らせた後、オクタヴィアスは一度、商人らしき者へと視線を投げた**]
― クリーク砦へ向けて ―
[伝令から商人だと示された人物は、邪魔にならぬよう木陰へと寄り休息を取っているよう。
その様子を見て、オクタヴィアスは馬を降り、兵に馬を任せた後に商人の傍へと歩み寄った]
貴方はどこの商人だい?
[腰を下ろした商人に合わせるように膝を付き、目線を合わせる。
間近で顔つきを見て、ふと、馬車に乗っていた時の記憶が甦った。
おや、と思うも、今は表に出さないまま*]
── たァ!?
[最初はその勢いで投げる心算だったのだが、クロイツの身体が傾いだために機会を逃し。
体勢を崩したクロイツに対し、支えようとしたために逃げる機会を失う]
げほっ、 クロイツ さん、 だいじょ、ぶ …?
[明らかに自分の方が大丈夫ではないが、クロイツに怪我が無いかを問いかける。
軍服の胸元を掴んでいた手はとうに離れ、クロイツを支えようとした名残のように彼の両肩に添えられていた*]
― 回想/16年前 ―
[また一つ声>>252が返って来る。
耳に届くのとは違う感覚。
どこか心地良ささえ感じるおと]
(…なんでだろ?)
[声を返して首を傾ぐ。
傍から見れば無言のままの仕草。
互いに見詰め合い、言葉無く仕草のみがやり取りされる様子に、父達は至極不思議そうな様子でこちらを見ていた]
(きこえてないみたいだね)
(…ふふふ、おもしろい。うん)
[悪戯っぽい笑みを浮かべる少年>>253に楽しげに笑みを返す。
無言で百面相し合っているように見える息子達に、父達もまた顔を見合わせた]
[何故声が届くのかなんて分かりやしない。
けれど、彼が出逢うべくして出逢った相手だというのは胸にストンと落ちてきた*]
/*
目標残り
・ダンとの過去>>173 >>175
・ダフィ兄様との稽古風景
・15年前の争乱時
・コリドラスに何か振りたい(父絡みかなこれ)
ダフィ兄様から飛んできたし、ここを纏めようかな。
ダンのも絡めよう。
― 回想/幼年稽古 ―
ダフィにいさまー、けいこけいこー!
[盾と剣を自在に操る歳の離れた遠縁の青年に、オクタヴィアスはよく稽古をせがんだ。
オクタヴィアスが扱うのは軽めの木で出来た小振りの盾と剣。
最初は当然のように本格的なものではなく、剣士ごっこのようなものだったのだが、ダーフィトは根気よく付き合ってくれた]
[争乱が起きるまではそこにダンクラードも加わり、代わる代わる、時には同時にダーフィトに飛び掛っていったもので。
クレステッドが来てからは3人で稽古をつけてもらったりもした]
― 回想/若年稽古 ―
[稽古が本格的なものへと移ったのは、争乱が落ち着いてからのこと。
集まる顔触れは、一人、欠けていた]
…………
[稽古が出来るようになってからしばらくの間、オクタヴィアスは剣を持つことが出来なかった。
その間は盾だけの稽古を続けて、再び剣を持つようになったのは移住する2年前。
父から緑風信子石があしらわれたショートソードを与えられてからだった]
[基礎鍛錬だけは怠らなかったお陰か、剣を持っての稽古も程なく勘を取り戻した。
更に今までの遅れを取り戻すために、自分が納得するまでダーフィトには稽古に付き合ってもらった。
ダーフィトが周りから「オクタヴィアスに甘い」と言われているのは知っていたが、付き合ってくれるのがありがたく、何度もそれを繰り返した]
― 回想/故郷離れし時 ―
いつ帰って来れるかは分からないけど…
その時はまた稽古に付き合ってね、ダフィ兄様。
[出発の挨拶周りをしていた時、そんな言葉を彼に送る。
移住先でも鍛錬を怠らないと言う宣にも等しい言葉を残し、オクタヴィアスは故郷を離れたのである*]
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