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4人目、統合宇宙軍少尉 メレディス が参加しました。
統合宇宙軍少尉 メレディスは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― イベント会場内・機動兵器ドッグ ―
[深い蒼の機体のコクピット内に、ちらちらと電子の光が走る。
それと共にかける電子音を聴きながら、モニターに流れる情報を一つずつチェックしていった]
BMS:格闘戦モード固定、ロングレングシステムロック、OK。
コード:フリューゲル、ロックOK。
……『Chronus Drive』、シンクロニティ、オフ、と。
ん、おけおけ、イベント仕様になってんな。
[一番大事な部分を再確認した後、次にかかるのは機体の各部チェック]
ほいほい、と……ん、良好良好。
さっすがおやっさん、わかってるよなぁ。
[機体全体の状態を示すチェッカー画像がオールグリーンを示しているのを見て、浮かぶのは満面の笑み]
殴り合いって、何気にこいつの特技の一つだからなあ……きっちり、決めねーと。
[メイン武装が長距離のライフルのせいか長距離戦向きと思われがちの『グライフ』だが、近距離戦にも対応している。
そのための武装が両手に装備する電磁ナックル、というのは案外知られてはいないのだが。
この辺り、メインパイロットとして選出された彼の気質が反映されている、というのは余談である]
さて……今回のイベントは、何事もなく終わってくれよー。
[一通りのチェックを終えた後、ぽそ、と呟く青年のデータは、以下の通り]
■氏名:メレディス・カルディナールロート
■年齢:22歳
■職業:統合宇宙軍少尉
■経歴:『シュヴェーアト』配属の機動兵器パイロット。乗機は最新鋭機として知られるRT-Uタイプ001『グライフ』。
『時流干渉波』と呼ばれる特異系異能を持つグローランサ。長く能力を封印されていたが、以前の騒動の際に無自覚に解放。
現在はその制御訓練のため、特務部隊に半出向しているような状態。
(以下PL視点情報)
士官学校卒業生ではなく、民間から特務部隊によって見出されたため、色々とゆるい部分がある。
― 機動兵器ドッグ ―
……あれ?
[愛機のシステムチェックに勤しむ合間、ふと感じたのは微かな違和。
よもや、と思い、手早く端末を操作する]
……なんだ、これ。
変な干渉残ってんな。
[グライフ搭載の特殊システム『Chronus Drive』は、たまに妙なものを拾う。
その辺り、正確に言うと『時流干渉波』、つまりは青年自身の能力が拾ってくるのだが具体的な形として示せるのは『Chronus Drive』だけなのでそう認識されていた]
……特殊波形……過去に履歴あり?
おーい、それってー……。
[嫌な予感がした。
激しく嫌な予感がした。
あ、ちょっとこれ伝えといた方がいいわ、と思ったから手早くメールを作成し、ぽちりと送る。
音声通信をやっている時間は、ちょっとなさそうだったから]
『Subject:緊急連絡
忙しいとこ悪いけど、ちょっとお知らせ。
『Chronus Drive』に、干渉の名残あり。
なんかあったかも知れないから、そちらでも確認よろしくね』
[用件だけを端的に記したメール。
それでも、多分届くだろう、と思うのは向こうも何かしら探知している可能性が高いから]
……さて。
あっちはちょっとお任せして、と。
[小さく呟き、向き直るのは前方]
気合入れて、いかねぇとなぁ。
[これまでの模擬戦は、別系列の機体とのものが主体だった。
そも、同系列機は現在開発が進んでいるものが大半なので当たり前といえば当たり前なのだが。
それだけに色々と気合が入るし、何より]
先輩とこっちでやり合うのも、久しぶりだしなぁ。
[相手が相手だけに、気合の入り方が違うのは已む無しで。
ぐ、と拳を握る表情は、色々と楽し気だった。**]
『Subject:RE:緊急連絡
はいな、りょーかい。
『ガイスト』の方にもなんか引っかかったっぽいし、確認しときます』
[端的なメールに返すのは、こちらも端的な内容の返信ひとつ]
― 『グライフ』コクピット ―
……ん。
[ぴ、と小さな音を伴うメールの返信。
それにほんの僅か、目を細めた]
あー……向こうにも反応あった、って事は、俺の気のせいじゃなかったっぽいの、ね。
[なんだかなぁ、と思いつつ。
一度目を閉じた]
[目を閉じた状態で、深呼吸数回。
頭の中に浮かべるのは、色味異なる二つの蒼。
やや不安定な力──『時流干渉波』を制するための自己暗示。
それを高めて生かすのが『グライフ』の、そして『Chronus Drive』の仕様とわかっているからこそ。
それに飲まれる事だけは避けなくては、という意思は強い。
飲まれてしまえば、『自分』という存在は消えてしまうから、と。
それはここに来る切欠となった『事件』からずっと、抱えているもの]
……っしゃ。
『グライフ』スタンバイOK。
……いつでも、出られるぜ。
[目を開き、告げる言葉に返る了解に。
スタート時間を確認した所で届いた通信]
そんなもの、する必要があるなら、是非とも140字以内で理由をご説明いただきたいですねぇ?
ま、そもそも必要ないと思ってましたんで、御心配なくー?
……ったぁく。
わかって言ってるっつーのが、あれだよなぁ。
[ぼそ、と零れた呟きは通信には乗せぬもの。
それから気を取り直してグリップを握り直した。*]
[上がる花火の音と、開始を告げるアナウンスと。
は、と一つ息を吐き、前を見据える]
……RT-Uタイプ001『グライフ』、カルディナールロート、出るぜ!
[ドッグの扉が開き、光が射し込んでくる。
フィールドへと進み出ると、蒼を縁取る銀がその光を弾いた。
一見すると無手の様子は観客たちにはどう見えるか。
ざわめきを聞きつつ、腰部に取りつけられた電磁ナックルを装着し、胸の前で両の拳を合わせる。
蒼色の火花がばちり、と音を立てて飛び散った]
さって、と。
いつものパターンが該当するなら、先手はとらされるだろーが。
[小さく呟き、距離を測る。
こちらは防御手なし、あちらはシールドあり。
そこに真っ向勝負を仕掛ける気は、ない]
それならそれで。
こないだシミュレートした機動のテストと洒落こみますか、ね!
[元より、データ収集もこの模擬戦の目的の一つ。
ならばやりたい事はやる、という訳で]
いよっし……行くぜ、相棒!
[宣言に応じるように、機動兵器の両の瞳に光が走る。
蒼が地を蹴り、真紅へと駆けた。
踏み込みの途中から腰を低く落とし、初手で繰り出すのは下から上への拳の一撃。*]
っと!
[振り上げた拳、先んじた右は持ち替えられたダガーに弾かれる。
僅か浮いた状態からでは振り下ろされるシールドを往なせない、との判断は早い]
無茶、するよなあっ!
[可能な限り直撃は避けよう、と機体を捻らせる事で一撃は右上腕部を打ち据えるに止まった]
……反応速度、ちょいおそ……っと!
[機体状況を分析しつつ、低い姿勢のまま左の拳を腹部に向けて繰り出す。
とはいえ不安定な態勢を強引にスラスターで保たせている状態、威力が落ちるのは否めないが。*]
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