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4人目、雲外鏡の各務さん アリーセ が参加しました。
雲外鏡の各務さん アリーセは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
― ユウレン王宮宝物庫・最深部 ―
……あらあらあらあら。
ちょーっと寝てる間に、また何か起きたのかしらあ?
[かたかたかたた。
あちらこちらから立ち始める音と共に零れ落ちるのは、とても楽しげな笑い声。
声の源は、最深部の古い鏡台の上に置かれた、丸まる子猫を模した古い手鏡。
不意に、そこへと向けて光が集い──それが弾けた後、鏡台の前には柔らかな金の髪の少女が一人たたずんでいた]
まったく、困ったこたちねぇ。
今日は、晴れの日なんじゃなかったかしらぁ?
……なのに、こんなに騒がしくしてぇ……。
[くすくすと笑いながら、少女はぐるり、周囲を見回す。
宝物庫に収められた品物の内の幾つかは、落ち着きなくかたかたとたとた、自らの意思で動き始めていた]
……まあ、いいわ。
せっかくの目出度い日なのだし。
各務さんも、じっとしてるの飽きたものねぇ。
久しぶりに、皆の顔も見たいし……。
というわけで。
遊びに行きたいこは、各務さんについてらっしゃいな。
外の子たちは、もう遊んでるみたいだし、みんなで一緒に遊んできましょ。
[にっこり笑って言い放つ。
その言葉に応じるように、宝物庫の中で動き出していたもの──古きを経て、付喪神と化した品々は一斉にかたかたことこと音を立て。
その返事に少女──ユウレン王宮で最も古く、かつ、恐ろしいと称される付喪神・雲外鏡の各務さんはとてもとても満足そうな笑い声を漏らした。**]
― 王宮内・廊下 ―
……さーてぇ、とぉ。
[足音を立てる事無く渡り廊下を進みつつ、各務さんは小さく呟いた]
あの子たちは、外回りの抑えに回るかしら。
……まあ、そこらに手を出す必要はないし……。
今回は、のーんびり羽を伸ばさせてもらおうかしらねー。
[それだけでも多分迷惑です、というのは。
きっと、言っても聞こえない。
後ろに付喪神になり切れていない古道具を引き連れつつ、のんびりのんびり、雲外鏡は歩いて行く]
/*
とこ、ろで。
各務さんもそうになんだけど、『廊下』表記が多すぎて、どこに向かえばいいかで悩んでいるのだわ。
……ちなみに、今回は2ID漫才はしたくないのよ。
ちょっとこれは、おそろしすぎるわ……w
― 本殿に続く渡り廊下 ―
……あら。
[傍目賑やかな行進、その先頭の歩みがぴたり、と止まる]
珍しいのが、出て来たようね。
[呟きが零れたのは、別の場所で漆黒の焔が揺らめいた後。>>40]
まあ、おいたはしないでしょうけれど。
珍しいこともあるものだわー。
[妙にしみじみと呟いた後、また、かたかたことこと、賑やかな行進は再開される]
― 渡り廊下 ―
んー?
騒がしくなってきたかしら。
[相変わらず、当人は足音たてる事無く進みつつ。
かたかたことと、と言う音に紛れてもらすのは、楽しげな呟き]
まあ、仕方ないわよねぇ。
[何がどう仕方ないんですか、とか。
この存在を良く知る人物であれば即突っ込みが入りそうな呟きを漏らしつつ進んでいく。
その視界を過ったのは、何かに追われるようにきゃーあきゃーあと騒ぎながら駆けて行くぷち付喪神。
その内の幾つかは、こちらに気づくとたすけてー、と言わんばかりに駆けてくる]
あらあら、まあま。
[高位の付喪神でもある各務さんには、こんな感じで他の付喪神がよく懐く。
……その関係で、各務さんが起き出すと古道具の付喪神化が進行したりするのだが、まあ、それはそれとして]
なーにがあったのかしらー?
[駆けてきた付喪神を従う列に加えつつ、ちら、とそれらが駆けて来た方を見やる。
目に入ったのは、付喪神を追うようにかける姿>>53、ひとつ]
あら。
いつの間にか、かわいいこが増えたのねぇ。
[くすくす、と楽しげな笑い声と共にもらすのは、こんな呟き。
その背後では、付喪神たちがきゃーあきゃーあと大騒ぎしていた。*]
/*
やっぱり、こことは遭遇しておかないと、なのだわ。
[叔父上とも直接遭遇しましたものね]
さて、あちらはどう動かしましょね。
― 渡り廊下 ―
[急停止して誰何の声を上げる様子>>59に、くす、と楽しげな笑みが零れる]
ふふふー、さぁて、誰でしょお?
[はぐらかすように言いつつ、こてり、と首を傾いでみせる。
身長的にはこちらが低いため、自然、見上げるような態になっていた]
お名前教えてくれたら、教えてあげてもいいんだけどー。
― 渡り廊下 ―
はあい、よくできました。
[告げられる名前>>61に返すのは、間延びした声]
お名前を聞きたいなら、先に名乗らないと、めー、なのよ。
[からかうような口調で言った後、各務さんはひとつ、息を吐き]
さて、それじゃあ、ちゃんと聞かれた事に答えないとねぇ。
各務さんは、『雲外鏡の各務さん』というのよ。
……チュアン……という事は、あのこの縁者さんかしらー?
なら、各務さんの事は聞いてると思うんだけどー。
[いつぞも散々からかった相手の事を思い返しつつ、にこにこと笑いながら名を告げる。
見上げる瞳にあるのは、楽しげないろと、それに隠れた相手を見定めようとするようないろ。
なお、男女の別は特に気にしていないのが各務さんである。
何せ老若男女を問わず、他者を呼ぶ時はちゃんづけするくらいなので]
― 渡り廊下 ―
[納得いかない、と言った風のロスリン>>69にまた、楽しげな笑みがもれる。
こちらの名を告げた後の反応>>70に、その笑いはより、深くなって]
あらあら。
相変わらず、酷い言い方してるのねぇ……今度会ったら、またらくがきしちゃおうかしら。
[やらかしてくれる、という物言いに最初に零れたのはこんな呟き。
それに応じるように、ぷち百鬼夜行に加わっていた筆がかたかた、と音を立てた]
まあ、いいわ。
各務さんが何か、聞いてるなら話は速いでしょうしー。
……で、ロスリン……リンちゃんは、このこたちをどーしたいのかしらあ?
[勝手な呼び名を付けつつ、首を傾いで問いかける]
このこたちはただ、遊びたいだけなのよー?
[各務さんの言葉をに同意するように、ぷち百鬼夜行はかたかたとんとん、自己主張をしている]
― 渡り廊下 ―
[向けられたじと目>>76に、筆の方は怯んだようだが各務さんの笑みは崩れない]
ふふー、お仕事熱心なのねぇ。
[問いに返された答え>>77に、こんな感想を落として]
でもねぇ。
悪戯は、妖のお仕事の一つなのよー?
つまりぃ、このこたちも譲れない事なのだわー。
[人間側にしてみれば、知ったこっちゃない、という事になるのだろうが、各務さん的にはそれこそそんなの関係ねぇ、なわけで。
あっけらかん、とした口調で言い放った後]
それにぃ……このこたちが起きたのって。
その、他所からのお客様が関わってるみたいなんだけどー。
各務さんだって、それで起こされたんだし。
[さらっとなんか付け加えた]
― 渡り廊下 ―
[平行線は承知の上。
更なる突っ込みがなかった事もあり、それ以上は触れず]
どーゆー……って。
言った通りの意味しかないわー。
[飛んできた疑問>>83に、どこまでも悠然と返す]
今回は、誰も無理してないみたいだから、各務さん、ふつーに寝てるつもりだったのよ?
そしたら、ユウレン由来の物とは違う力があちこちに働いて。
それが、このこたちを活性化させて、各務さんも起こされちゃったのよー。
……つまり、他所からきた何方かが、何かやった結果が今、なのだわ。
[言いながら、わかる? といわんばかりに首を傾いでみせる。
なお、各務さんが起きた事で更なる活性化が起きていたりするのだが、そこは気づいていても触れはしなかった。
止めろと言われて止められるものでもないし、その気もないので]
― 渡り廊下 ―
[考え込む様子>>87を見上げる各務さんの姿は、身長さ他の外見を除けばどこか見守るような雰囲気をまとう。
とはいえ、それは鋭い突っ込み>>88が来るのと同時に霧散して]
えー。
せっかく起きたんだもの、動きたくなるのは当然だと思うわー。
好きに歩き回れるわけじゃないんだものー。
[もしも国の首脳──特に、宰相が聞いたなら楽し気に笑いながら言わないでくれ、と怒鳴りそうな事をさらりと告げた。
一方、背後でかたかたしていたぷち百鬼夜行は突っ込みの勢いに驚いたのか、きゃーあきゃーあと騒ぎながらどこかへ散らばって行った]
それに、各務さんが何もしてないのにこんな楽しい事になってるのに。
眠り直すなんて、勿体ないわー♪
― 渡り廊下 ―
まあ、あのことかあのことかあのこでしょうねぇ。
[事後処理を誰がやるのか、とか、その余波がどこに行くのか。
各務さん的にはそこら、完全に織り込み済みである。
わかった上でやっているのがタチ悪い……のだが、当然の如く悪びれた様子などはない。
敢えて名は上げずにさらりと言って]
やーよ。
次にいつ動けるのかわかんないんだし、大人しくなんてできないわー。
[びしい、と指差されて>>91も、動じた様子などはない。
背後の付喪神たちは逃げんな、と言われて更に加速したようだが]
……そのタワシちゃんとか、ああいうちっちゃい子たちは、脅かすと余計に怯えて逃げちゃうわよー。
それに、怒ってばっかりだと、かわいい顔が台無しなのだわー。
― 渡り廊下 ―
あらあら。
[真っ向うから受け止めて、感情の起伏を見せるロスリンの様子>>95に上がるのは楽しげな笑い声]
素直ねぇ……ふふ、どこかの黒いこが喜びそうだわー。
[どこかで何やらやっている存在の事を思いながら呟いて。
手が伸ばされると、身軽な動作でとん、と欄干の上へ飛び乗りそれを避けた。
ふわり、銀色の光の粒子が舞って、風に散る]
……でーも、ねぇ?
各務さんにかくごしろー、っていうなら、自分も相応の覚悟をしないとダメなのよー。
[くすくす、と零す笑い声は、妖のそれ]
各務さんだって、伊達に長年付喪神はやっていないのだわー。
[言いながら、再度欄干を蹴って跳び上がる。
妖力を帯びた跳躍でロスリンを飛び越し、着地するのはその背後]
だから、覚悟もなんにもないこには、捕まってあげられないのよー?
[くすくす笑いながら、音もなく走り出す。
向かうのは、ぷち百鬼夜行が逃げて行ったのとは、逆方向]
― 王宮内 ―
[仮に、問い>>101が届いていても、各務さんがこの場で答えを出す事はなかった……というのはさておいて。
背後から聞こえる声>>102に、各務さんはふふ、と楽しげな声で笑う]
……受け継ぐ者は、育ち始めているようね。
それ自体は良い事、なのだけれど……。
[穏やかさを帯びた表情でそう呟いて。
直後、各務さんはぴたり、歩みを止める]
……に、しても。
ほんとーに、何がどうすれば、こんな状況になるのかしら。
感覚的には、妖精の力っぽいのだけれど。
……そちらとは疎遠になって久しいから、上手く掴めないのだわー。
[かつての各務さん──精霊に属していた頃であれば、原因を辿る事も出来たろうが。
すっかり妖に馴染んだ現状では、それも容易くはなく]
……まあ。
今回は、成り行きと、『護り手』に、任せるべきなのかも知れないわねー。
[小さく独り言ちた後、各務さんはまた、音もなく歩き出す。*]
― 王宮内・廊下 ―
あらあら、あちらもこちらも賑やかねぇ。
[渡り廊下の欄干に腰を下ろして呟く様子は呑気そのもの。
周囲には相変わらず、ぷち付喪神が群れているが特に気にした様子もなく。
誰かに追いかけられて逃げてきた付喪神が懐いてくるのをよしよし宥める様子は、少女の外見に似ず、お母さんっぽい何かがあった。
まあ、本質考えれば、という話だが]
まあ、この位賑やかでちょうどいいわよねぇ。
[良くありません、と。
宰相辺りが聞いていたら、ほぼ確実に突っ込みが入った事だろう]
― 王宮内・廊下 ―
……あら?
[不意に、かたかたことこと、と足元にいた硯が音を立てる]
どーおしたのかしらー?
[相変わらず呑気に言いつつ、視線を感じてそちらを振り返る。
目に入るのは、呆気に取られる見知らぬ青年の姿。>>159]
あらら?
他所からのお客様、かしらー?
[問いかける様子は、一見すると無邪気なもの]
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