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朱雀のいとし子 カスパル が見物人として参加しました。
朱雀のいとし子 カスパルは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
……朱雀様?
[不意に響いて来た声>>3と、しゃらん、という澄んだ鈴の音。
それは、領主としての職務に勤しんでいた朱雀のいとし子の手を止めさせるに十分に足るものだった]
[どうしました、と側近が問いかけてくる。
それに、返したのは苦笑と]
……我らが主より、お呼び出しだ。
陰陽の気に乱れが生じている故、それを正しに行く、と。
俺も同行せよ、との事なんで、な……。
[やや歯切れ悪い言葉。
領主としての仕事はまだまだ中途だが。
守護者一族たる彼にとっては、主たる朱雀神の命は、常に上位のものとなる。
それが何を意味するかと言えば]
…………すまん。
[こちらは引き受けます、と。
ため息混じりに告げられた言葉に、苦笑が深まる。
仕方ないでしょう、と返す側近の表情も似たようなもので]
ん、ああ、わかっている。
……先日のような無茶はせんさ。
[その苦笑から一転、刺された釘──くれぐれも自重しやがれ、と言わんばかりの笑みと共に投げかけられた、無茶はしないでください、と言う言葉に頷きで返した後]
それじゃ、後は任せたぜ?
[どことなく愉しげな様子で言い置いて出立する。
……その背を見送る側近が零した嘆息めいたものは、届いているのかいないのか]
― 天上宮 ―
……さて。
[出立前のあれこれと、何より、翼の力の差により、主よりは遅れてたどり着いた天上宮。
主命として参じた旨を伝えれば、既にその話は各所に通っているらしい]
そう、か。
それでは、俺は主の許へ参りますが……。
[どちらに、と問うより先に返されたのは、居場所は知れぬ、という言葉。
半ば予想していたから、驚きはなく]
……わかりました。
連絡を取る術はありますし、自分で探すとしましょう。
[そう言って、ゆるり、主を捜して歩き出した。*]
― 天上宮 ―
……と。
[天上宮内を歩き回り、時折、既知と言葉交わしたりと。
特に焦る様子もなく進めていた主探しの歩みが止まる。
足を止めさせたのは言うまでもなく、届いた声。>>74]
霊亀の護り手……ノトカー殿が、こちらに。
了解いたしました。
[最初に返すのは、告げられた言葉への諾。
それに返る、しゃらん、という鈴の音にひとつ、息を吐いて]
……思っていた以上に大事、か、これは。
[先に登城した、強大な水気──己が主の対極のそれは、既に感じている。
力あるものが集まるという事、それが意味する事は問うまでもなく知れて]
……この辺りも、騒がしくなるやも知れんな。
[ならばこの地の守護が己が務めか、と。
思考巡らせつつ、朱雀のいとし子は再び歩みを進めて行く。**]
― 天上宮 ―
[宮殿内の火気の流れ、それを辿れば、主の居場所を知るは容易い。
それでも、すぐにそちらに向かわなかったのは、先に届いた主の言葉があるから]
……城下の案内、か。
まったく、我らが主は俺をなんだと……。
[確かに、登城の折には各所を巡り、祭りの時ともなれば知らぬ場所のない案内人となるのだが。
それらも結局は、領主としての仕事に付随しての知識なわけで]
……ま、好きで覚えた部分がない、とは言わんけどな。
[そんなぼやくような呟きと共に、ふ、と息を吐く。
城下から感じるのは、未だ穏やかな気。
これが乱されるようなことがあってならぬな、と。
そんな決意が刹那、過った]
― 天上宮 ―
……は?
[不意に呼びかけられ>>86、瞬きひとつ。
それでも振り返った所で向けられた少年の名乗りに、驚きは薄れて]
ああ、確かに。
俺は、朱雀神が眷属、南方の守護剣士カスパル。
……君が、我らが主の仰っておられた、霊亀公の眷属殿……かな?
[名乗りを返しつつ、返す言葉はこちらも軽い。
なお、こんな所が似た者主従、と呼ばれる所以の一つであるのは、余談]
― 天上宮 ―
ああ、先ほど、連絡をいただいた所だよ。
[慌てる様子>>91に返すのは、どこか楽しげな笑み。
説明される経緯を聞くと、そうか、と呟いて]
……初陣……か。
中々の大事になりそうだが、何事も経験……頑張ってな。
[激励の言葉を一つ、向けたのち。
見上げながらの問いに、ああ、と頷いた]
ああ、それは先ほど仰せつかったからね。
さすがに、城下の全域を見て回るのは無理だろうが、見どころに案内するくらいの時間はあるだろ。
祭りの時に比べれば穏やかだが、それでも、良い場所は多いからね。
おっと……顔を合わせるのは、久しぶり、かな。
ノトカー殿もご健勝なようで、何より。
[追いついて来たノトカー>>92に向ける挨拶も軽いもの]
初めてここに来て、はしゃぐな、というのが無理な相談だよ。
俺も、初めて登城した時は、それこそあちこち駆け回ったものだったし。
[く、と笑う表情は、どこか悪戯めいたもの]
……しかし、そうか……守護者の後継者殿、か。
こちらこそ、よろしくお願いする、クリフ殿。
[それでも、礼を返す際には居住まい正し、声音も真面目さを帯びる。
守護者としての任、それによって負うものを知るからこそ、向き合う態度は真摯なものだった]
― 天上宮 ―
[父に安心してもらうために、という言葉と、感じた微かな金気の煌き。
それらにほんの一瞬、目を細めたのは、遠い日の記憶が過ったが故]
なに、俺も先日主と共に訪れた時は、ゆっくりと見て回る余裕もなかったからね。
今の内に見て回りたい、という気持ちもあるんだ。
[案内への礼の言葉と、向けられた笑顔にこう返した後]
……ああ。
護り手として為すべきを果たすために。
共に、先を目指し、研鑽を重ねて行こう。
[真剣な言葉紡いで頭下げるクリフに、静かな口調で告げて、それから]
……さて、それじゃ。
まずは見聞を広めるべく、行動するとしようか?
[間を置いて、向けた言葉と笑みは楽しげなもの]
……この時期だと、市場の賑わいも中々のものだし。
そうでなくても、見て飽きる、という事がないからね。
[そんな風に呼びかける様子は、守護者、というよりは、ごく普通の気のいいお兄ちゃん、と言った風。
こちらが素である事は、見知った者には有名な事ではあるのだが。**]
― 天上宮→城下 ―
ん、じゃあ行くとしようか。
[真摯な返しから間を置かず、気軽な口調に変わる様子を気にした風もなく。
こちらも軽く返して歩き出す。
途中、舞落つ花弁には僅かに目を細めた。
柔らかな木気は、火気帯びる身には心地よいもの]
……あんまり、羽目を外し過ぎないようにな?
[市場についた最初に一応こう、言ってはおいたものの。
実りの季節ならではの賑わいに溢れたここでは難しかろう、という予想はあった。
案の定というか、財布を空にして叱られる様子には口を挟まずに見守って。
その後に、是非に、と頼まれて向かった場所は、自身にとっても気に入りの場所の一つだった]
天上宮を、最も広く見回せるのは、ここだな。
……この場所から見る天上宮が、空と一番綺麗に重なるんだ。
[そんな説明をしながら登った先。
投げかけられる質問に一つ一つ答えつつ、自身も改めて天上宮を見渡して]
……ああ、そうだな……いや。
いつか、じゃないだろ。
君は、護るために、ここまで来たんだから。
そのための一歩は、もう、踏み出してる。
[微か笑みながら、そう告げる。
過剰なる陰気を鎮め、均衡を取り戻す事で多くを護る。
討伐隊に加わる、という事には、そんな意味もあるのだと、言外に滲ませて。*]
― 城下 ―
[言外の意を正しく察したらしき様子>>134に、ん、と一つ頷く。
改めて名を呼ばれれば、居住まい正して視線を合わせ]
いや、喜んでもらえたなら何よりだ。
……俺も、あちこち巡れて楽しかったしね。
[飾らぬ想いを紡ぎ伝えて]
ああ、勿論。
互いに務めの事もあるから、いつでも、というわけにはいかんが。
機会があれば、そちらの話も聞かせてもらいたいな。
[にこりと笑って、頷いた後。
望み通り、大通りへと向かって歩き出す。*]
― 城下 ―
……ん、その時を楽しみにしてるよ。
[>>145 頷き返す表情は、本当に楽しみにしている、と十分に伝わるもの。
その時には、他の弟分と思う者たちも共にあれれば、と思いつつ。
大通りにたどり着いたなら、改めての挨拶を交わして別れ]
……さて。
今の内に、何か所か回っておくか。
[小さく呟き、歩き出す。
想定外にこちらに来たついで、というとなんだが、今の内に幾つか仕事をこなす心算となっていた。*]
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