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わかってますよ、それは。
[これを無くしたら、連絡を取り合う術はない、とわかっているから肯定を返す。
なお、現状に関しては、『移動させられた』が正しいのだが、それは余談として]
……はい。
[心配すんな、という言葉にはただ、短くそれだけを返しておいた。*]
[荷運び状態から解放されると、はあ、と大きく息を吐く。
改めて周囲を見回すと、不可解な光景が目に入った]
……そう、ですね。
でも、見える範囲に害意あるものの姿はありませんし。
術を展開するには、悪くない場所、と言えるかもしれません。
[少しでも、と着衣の乱れを正しつつ、改めて魔力を書物へと集中する。
助け手の対価は、勿論、忘れてはいない]
ええと、狼さん。
探査の術には、色々なものがあるんですけれど。
今回は捜す相手が、ぼくの全く知らない第三者であるため、成功率は、あなたによる部分が大きいんです。
[その辺りの理論は説明しても届かないだろうな、と思うので、最初から端折る事にした。
魔法論を語るのは大好きだが、今回はさすがにその余裕もない]
……まあ、わかり易く言いますと。
あなたが、相手を見つけたい、とどれだけ強く思っているか、で、得られる手がかりの量が決まるんです。
[言いながら、手についた傷を一瞥し。
そこから滲む血を数滴、地面に落とした。
そこへ向けて幾つかの言霊を投げ込み、呪文を成立させる。
淡い緑の光が舞い散り、大地に現れるのは、淡い紫の水鏡のようなもの]
探す人、求める人の事を思いながら、その水鏡に触れてください。
念が強ければ、今いる場所や状況が映し出されるはずです。
[全く知らぬ相手を探すのに、自分基点の術は不向き。
この術はこの術で相手の意志力に委ねる部分が大きく、故に確実性には欠けるのだが、それは言っても始まらない]
/*
こちらの非公開情報が絡んでるしいいかー、と、ずっとこっちでやってますが。
白での移動、どう表現しましょうね、ぼくw
まあ、状態変化のあれこれもありますし、なんとかなるかなぁ。
[術の説明が始まった途端に『?』と言う顔をしていたら
最後に解りやすい結論がもたらされた]
そうか
[神妙に頷いて、術を展開する人間の横に座り込んで
じいいいっとその様子を穴が空くほど凝視している]
……!
[地面に現れた水鏡に驚いて、ぱ、と後退る。
そして、術の説明を改めて聞いてから、鏡面に手を伸ばした]
[淡紫の水鏡が、たちまち色を変える。
ミルクを流したように柔らかな白に覆われた]
…………
[眉を寄せて目を凝らすが、白い色はゆらゆらと
水のように揺れてばかりだ。]
[なんというか、『?』が浮かんで見えそうな様子に、あ、やっぱり端折ってよかった、などと思いつつ、水鏡に対する様子を見つめる]
…………??
[水鏡に映るものを見る気はなかったけれど。
何となく様子が気になって視線を向けた先にあったのは、揺れる白一色]
……霧?
[今いる場所とは対照的なミルク色が連想させたもの。
それは、無意識、言葉となって零れ落ちた]
中が見えない
[苛立たしげに呟いた。ぱたり、尻尾が地を叩く。
人間の無意識が溢した単語を聞いているのかいないのか。]
……どけ!
[それは単なる命令だった、魔術的な手順は一切踏まない。
だが、勢い込んで睨んだ水鏡から、さっと白色が引いて
あろうことか、沼地に引きずられる赤衣の姿を映す]
[苛立たしげな呟きに、返す言葉はなかった。
この術は、触れる者の意志力に応じて効果が変わるもの、こちらとしては何も言えずにいたのだが]
……わ。
[発せられた短い命令は、水鏡に映る映像に干渉して]
……あ、あれ?
危なくないですか、あれ……?
[新たに映し出された赤の異変に、ほんの少し、上擦った声が上がった]
でも、これ……場所、どこなんでしょう……。
[ものの、場所の特定に至るほどの知識はないから。
こんな呟きが口をついて出るのだが]
だいたい分かった
[およその方角なら、これで特定できる。
そう思った矢先から、再び鏡は霧に覆われた]
森から匂いを追ってたら間に合わなかった
[そうして術を行使させた人間を見遣る。
血を滲ませる手。
手を伸ばした]
そう、ですか……それなら、良かった。
[彼があの赤衣を追う理由などは知らない。
だから、見出せる可能性を示唆されると、本気でほっとして息を吐いた]
……それじゃ、急いでそちらへ行ってくださ……って、どうしました?
[こちらを見やる様子に、緩く首を傾ぐ。
大掛かりな魔法は得意とするものの、治癒系のそれはほとんど使えないため、手当は落ち着いてからやるつもりでいた。
だから、傷は血の滲むままにしておいたのだけれど。
手を伸ばされる所以は掴めず、ただ、その動きを見やるだけだった]
おまえ助けてよかった
[当然ながら、この狼が傷に対して行う処置は限られる。
さっき実行して見せたばかりなのに思い至らないのは、
やはりこの人間が接触に慣れないからだろう。
何の遠慮もなく傷口に舌を這わせた。]
やっぱり甘いな
[感想も添えた。]
あ、いえ……。
こちらこそ、ちゃんとお返しできたなら何よりで……。
[狼の傷への対処法。
少し考えれば浮かびそうなのに、見事にそれは抜けていた。
知識先行型故の不慣れさに加え、今は気が緩んでいた、というのも大きいのだが。
ともあれ、傷に触れる感触に、数度瞬いた後]
……ひぅっ……。
[悲鳴を上げなかったのは、ぎりぎりの自制心のなせる業。
甘い、という感想に、返す余裕もない。
ちなみに、血が甘い、という評価をもらうのは、初めてではないのだが、まあ、それはそれとして]
……助かった事は、助かった、けど。
[魔力を求めて蠢く蔦に囚われ、いろんな意味で危機に瀕して。
どうにかそこからは救われた──と言っていいのか多少悩むが、とにかく脱する事はできたものの]
……どうしましょうね、これから。
[それを考えると、頭がいたい。とにかく頭がいたい。
一度は落ち着いたはずなのに、なんだか息も切れるし、妙にくらくらする]
……傷の手当……しないと……あと、着替え、なんとか、しなきゃ……。
[やるべき事を口に出して数え上げるものの、やっぱり思考は上手く回らない。
ぼんやりとした感覚は、何かに酔った時に近い感覚で]
んん……しっかり、しないと。
[ふるり、と頭を軽く振る。
思考がおかしく混濁していく感覚。
意識がちゃんと定まらない]
なん、だろ……この感じ……。
[それが、樹海の植物たちのもたらしたもの──幻惑を与え、正常な思考奪う成分の齎したもの、とは。
当人全く、思い至ってもいなかった]
― 黒い太陽の平原 ―
とに、かく、居場所、伝え、て。
あ、でも、その前に、着替え……。
[外見的には大きな損傷はないのだが、内側がちょっと大変な事になっている。
それを押さえつける意図も込め、ぎゅ、と魔導書を両腕で抱え込んだ]
どう、しよう……。
こんな所に、ひとりでいたら、捕まっちゃう、よ。
[まとまらない思考はやがて、記憶の混濁を引き起こす。
幼い頃、師に連れられ出かけた先。
ほんの僅かな時間、逸れた時。
魔界植物の置き土産は、その時と今の記憶をない交ぜにしてゆき、正確な思考は少しずつ欠けてゆく]
……やっ!
やだ、捕まえないでっ!
[とっさ、口を突いたのはやや高めの声。
それでも、抵抗らしき抵抗をしないのは、記憶の交差に動けなくなっているから]
お話しできることは、しますから、だから、触れないで、くだ、さい……。
[それでもまだ、完全に過去に飲まれているわけではないから。
こう、訴えるくらいの余裕は、あった]
[なお、とっさの大声が通信具を介して届いている可能性については]
[全く頭が回っていないというか、気付いていない]
[意識して向けている声とは違い、拾いにくくはあるかも知れないけれど]
───っ
[通信具から漏れ聞こえた声。
はっきりとは聞こえないが、何か叫んだように聞こえた]
ア───
[アデル、と呼びかけようとしたが、それは別の出来事が重なったために途切れることとなる]
……感覚的なもの、ですけれど。
[揺らめく闇は何だろう、と。
そんな思考の横道に入りそうになるのを抑え、言葉を紡ぐ]
ぼくが最初に現れた場所と、この場所は、平行……つまり、東西に位置しているかと。
[何故、そう思ったかの説明は難しい──というか、本能レベルの話になるので、割愛した。
陽と月を導と成す一族に関わるそれを明かす訳にはいかぬ、という封は強固なもので]
あと、は。
場所ははっきりわかりませんが、霧に覆われた沼地がある、という事は、確認しています。
[魔力の水鏡は、既に消えてはいるけれど、問われるならばその辺りを説明して]
それ以外の事は……ぼくには、何が何だか。
わからない事の方が多い、という、状態です。
/*
……幽体離脱派が多いです、ね!
そんな中で、記憶混濁を選んでいるぼくは、反骨精神の子です。
だって、そっちの方が絶対おいしい(
……確かに。
ぼくを、ここまで運んでくれた方も、魔法的な能力はお持ちではなかったようですから。
そこまで大掛かりな湾曲はないのかもしれません。
[返された言葉に、零したのは研究者としての冷静な分析。
独り言の如く零れた言>>408には疑問を感じるものの、続いた言葉>>409に、その意を問うのは躊躇われた]
あ、はい……どなたか、待っていらっしゃるなら……行ってください。
[迎えが来ないのは寂しいから、とは口にできない想いのカケラ。
痛み与えるそれは押し込んで]
それでは、また……ご縁がありましたら。
[空間を裂き、水を思わせる音色残して消えゆく男にそう、告げて。
一人、平原に残ると小さく小さく息を吐いた。*]
……それに、して、も。
あたま、いたい……。
[零れ落ちたのは、泣きそうな声。
状況への混乱と、それが齎した不調。
二つの要因は、魔界植物の残したものの浸食を容易にする。
混濁した記憶は、一人になる事でその混沌を加速させ。
幼い頃と今現在の記憶を複雑に絡み合わせて]
……御師様、どこ、で、すか?
[小さく呼ぶのは、かつて唯一の救い手だった存在。
混乱した記憶は、その人以外に差しのべられる手は全て、危険齎すもの、と認識していた頃に対向しつつあった]
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