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5人目、青年 ヨアヒム が参加しました。
青年 ヨアヒムは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
― 丘の上 ―
[存在感のある大きな樹の上で、あつらえたような枝に身を委ね。
そよぐ風に栗色の髪を揺らし、静かに瞳を閉じている。]
………んー…
[誰かの声か、それとも物音か。何かが聞こえた気がして億劫そうに目を開けると、大きく伸びをした。]
…ぁあ…ふぁ…
[しかし、眠気に勝てずに再びくっつく瞼。]
…ん…
[静かな寝息だけ、再び辺りの空気に溶け込んでゆく。**]
― 丘の上 ―
…なんだ、姉ちゃんか…
[くあっと大あくびをしながら、下を見下ろす。]
大丈夫だって、早く行きなよ。
…はいはい、火の始末もするし、戸締りもするし。
[(08)年前に親を亡くしてから、家計を支えてくれている姉を眺める。
民芸品を作って、ある程度になったら街へ売りに出る。
一度行ったら一週間は帰って来ない。]
いってらっしゃい、気をつけてね。
[何度かついて行こうとしたが、嫌がられたので大人しく村に残る事にしている。
おちゃめな姉は、どうやら弟のいない所で羽を伸ばしているらしい。]
…さーて、と。
[姉の後ろ姿を見送って、樹の上から飛び降りる。
柔らかな草を踏むと、気持ちのいい土の匂いがする。]
お腹すいたー。
[盛大な独り言を呟きながら、家の建ち並ぶ方へ歩き出す。
どこで食べようか、誰と食べようか。贅沢さえしなければ大抵の事は許される、気ままな時間の始まりに、無意識に足取りも軽くなる。**]
― 回想 ―
おうさまー?!すげー!!
[あの時も確か、姉は出掛けていた気がする。
ゲルト達と朝まで飲んで、騒いで…酷い目にあった。]
いいなー、おうさまいいなー。
[ヤコブとオットーの飲み比べを横に、ヨアヒムはベロベロに酔っぱらっていた。
回らない頭と呂律で、ひたすらいいなーと繰り返す。
その後、何がどうなったのか覚えていないが、翌日、鬼の形相のレジーナに掃除+椅子の修理を命じられたのだった。
お前が壊したのだと言われたけれど、あいにくさっぱり覚えていなかった*]
[ゲルトの顔を眺めていたら、あの飲んで騒いだ晩の事を思い出した。
おうさま、の気ままな暮らしを想像してうっとりしたが、良く考えれば今の自分の生活も十分気ままなものだ。
特技は無いけど、苦手な事も無い。
だから、いわゆる便利屋?
頼まれれば何でもやる。
畑仕事に買い出し、椅子の修理でも子守りでも、とにかく何でも。
暇な時は大抵、丘の上のあの樹で昼寝をしているから、用事がある人はやって来て、下から呼んで起こせば良かった。]
/*
こんにちは、うひです。
よろしくお願いしますー
ヨアヒム初です、わーい
年齢、散々迷って20にしてしまった。ショタじゃなくてごめ…
そして相変わらず行き当たりばったり。楽しい
[ゲルトと二人並んで歩き出す>>83]
あ、でもさ、でもさ
[なんだよー、と言われれば少し慌てたように手をばたばたさせて]
こないだ、宿の部屋のさ、椅子ががたがたするってレジーナさん言ってたじゃない?
あれ直したついでに、背もたれのとこにちょっとした模様彫ってみたのね。
[思いついたらやってみたくて、やった後で怒られたらどうしよう…と暗い顔でレジーナに打ち明けたのだが、その反応は予想外に良かった。]
そしたらさー、意外と喜んでくれてさー
ワイン一本飲んでいいよって言われてるんだよね。
[どーよ、とばかりに胸を張る。]
ねぇ、また飲もうよ。一本じゃたりないかもだけど。
[痛い目にあったのも既に彼方。うきうきとゲルトを誘ってみた。
ちなみに、ゲルトを無残な姿にしたのはヨアヒムだったが、やはりそれも覚えていない。素面だったヤコブは目撃していたかもしれないが。]
[何かちょっとした仕事をしてはこうして対価を貰う。
この村が、気の良い人ばかりで良かった、と思う反面、いつまでこんな暮らしを続けるのだろう、とも思う。]
オットーただいまー!お腹すいたー!
[またもや適当な挨拶をしながら店の扉を開く。
ふわっと香るパンの香りにお腹も鳴る。
シモンやヤコブ、エルナ達は既に立ち去った後だったか…それともまだそこにいただろうか*]
― パン屋の前 ―
あっ、ごめんなさい!
[肩がぶつかり、反射的に謝罪の言葉を口にする。]
………
[見慣れぬ顔を思わずまじまじと見てしまう。
姉がうきうきと出掛けて行く、村の外の世界に憧れがあった。
外からやって来る人、物、それは限りなく好奇心を刺激した。ゲルトが村にやって来た頃も、嬉しくて楽しくて良く後をついて回っていた。]
…どこかでお会いしませんでしたか?
[それでも、何か引っかかってそう尋ねる。
まだ幼かったあの頃の記憶は、すぐに引っ張り出す事ができなかった*]
シモン…
[ぱちぱちと瞬いた瞳が、はっと思い当たったように輝く。]
あ……『お兄ちゃん』!
[ヨアヒム、と呼ばれればこくこくと何度も頷いて]
帰って来てたの?うわーわーすげー!
[何が凄いのか自分でも良く分かっていなかったが、小さい頃何かと面倒を見てくれた『お兄ちゃん』はヒーローだったから。
嬉しさに、胸を高鳴らせた*]
シモン…
[ぱちぱちと瞬いた瞳が、はっと思い当たったように輝く。]
あ……『お兄ちゃん』!
[ヨアヒム、と呼ばれればこくこくと何度も頷いて]
帰って来てたの?うわーわーすげー!
[何が凄いのか自分でも良く分かっていなかったが、小さい頃何かと面倒を見てくれた『お兄ちゃん』はヒーローだったから。
嬉しさに、胸を高鳴らせた。]
[そして、ふと彼の体を覆う包帯や体を支える松葉杖に気づけば]
僕、包帯も替えられるよ!
[嬉しさの暴走と仕事のテンションとごちゃまぜになったおかしな主張を口走ってしまい、あわあわとうろたえた*]
― パン屋前 ―
[肯定してもらえれば、また嬉しそうに、少しだけくすぐったそうに笑ってみせた。]
そっか、分かった!
後でね!
[暫くは、の意味を正確に捉える事はヨアヒムにはできなかった。
その内、宿を引き払ってまた家を構えるとか、何かそう言う意味なのだと思ったのだ*]
[レーズンかチェリーか、両方か…それとも甘く無いのも一つ入れるべきか…
真剣に頭を悩ませていると、思いがけない単語が飛び込んで来た。]
…人狼…?
[思わず眉を潜める。]
早く寝ないと人狼がくるぞー、って言う、あれ?
[姉の教え方が悪かったのか、青年の把握は微妙にズレていた。]
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