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連邦少将 フランツ が見物人として参加しました。
連邦少将 フランツは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 執務室 ―
うーん……やっぱりベストはこれなんだろうけど、
[大真面目な顔をした青年が行っているのは、執務ではない。
ある意味、執務より真剣な作業であるが]
うん…。やっぱりこっちにしよう。
[机上には、ずらりとブランデーの瓶が並んでいる。
最高級のものもあるそれらの中から、
最後に手にしたのは、一番上よりもほんの少し若い酒だ。
一番ではない。というところが、ほんの少しのポイントで]
[今はまだ遠く、隔てられたかの国の人。
戦後の別れは慌しいものとなってしまって、
多くの言葉は交わしてはいない。
けれど戦後の彼の振る舞いを見れば、
その話を聞けば自ずと通じるものもある。
過去のわだかまりが、すべて溶けて消えたわけではない。
そのようなことは、恐らくずっとないのだろう。
けれど越えることは出来る。
その意を、この小さな贈り物へと添えて]
…いずれの機会に。
[遠い宙の向こうへと送るのだ]
───さてと。そろそろ、お茶の時間かな。
[贈り物を選び終えた青年は、執務室を後にする。
”彼”は、そろそろ昼寝から目覚める頃合だろう。
ならば紅茶を淹れに行くのにも丁度いい───とは、
慣れすぎていて最早毒されているといったレベルかも知れないが]
起こさないとね。
[そんな事情もある。
さて今日はもう起きているやらいないやら。
暢気なことを呟いて、緩やかな歩を
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