565 【SF＆BBS風人狼騒動RP村】Sleeping Silver Sheep ④ ～ 銀色羊は＂狼月の村”の夢を見るか ～
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司書 クララ
やぶさかではありませんよ？
私はエルナやリーザみたいに。綺麗な心、持ち合わせていません。
けれども、人間なんて元から刹那しか生きられませんから。星の海の長い物語に比べれば一瞬です。星の宿命がそうであるのなら、いくらでも受け入れましょう。
［少しばかり仰々しく。語り部めかせて。こちらもまた熱がこもった。言葉端の弱さは、話すごとに薄れていく。］
主役だなんて、やだなぁ。私には……荷が重いです。私はただのエキストラ。片手ではじけ飛んで、歴史に名前は残りません。
司書 クララ
だから、あなたが主役になってください。
その気なら、考えてあげても構いません。
［ニコラスが何を考えているのかは分からない。クララが動くのは、純粋な興味、好奇心のみだ。］
司書 クララ
おかしな人ですね。ニコラスさんは。
［くすりと笑う。けれどもこちらだって本気だ。だって、ニコラスさんが私を人狼だと思って、そんな事を言っているだけって可能性もあるでしょう？ そんな普通なの、つまらないじゃない。］
ゲルトさんの時は、あんなに怒っていたのに。人狼が生き残るだなんて、そんな誘い文句。
ねえ、
あなたは誰なの？＊
司書 クララ
ええ、分かったわ。自分に上手くできるかは……分かりませんが。
［ニコラスには端的にそれだけ告げた。彼はそれを望んでいるのだろう。だからこう言えば、それ以上の興味を持たないだろうと。］
司書 クララ
［ニコラスが去ってしまえば。今すべきことは何か、決まっていた。いつだって、こんな事にならなくたって。何でもない日だって。今日が来ることを恐れて、準備していた非常時の荷物。図書館へと戻りそいつを纏めれば、たったそれだけでクララの持ち物は無くなった。］
さよなら金狼様とセイラ様、さよなら幻の平穏。
［何が主役だ、自分をエキストラだとは言ったが、１人の専属にはならないよ。１人でも多く生き残ってほしい、それなら意味ないじゃない。私という１人を犠牲にしたのでは。ただ人狼を捉えるだけの目的なのでは。］
人狼が大切な人であったって。あなたは人狼を殺すでしょう。
ああ残念、ニコラス。あなたも皆と同じですね。
［ニコラスの言葉に乗る気は無い。その台本では踊れない。］
司書 クララ
ニコラス、あなたは頼む相手を間違えた。
［彼の目に私はどう映っていたのだろう。今となっては知る由もない。
人狼が見つかった時、生き永らえさせる道を探したい。クララが言うのはそういうこと。けれども世界のうねりはそうさせてはくれないだろう。
では、どうするか。私がその瞬間に生きている必要がある。ニコラスが人狼を見つけたって、その人狼を守る人がいなきゃ意味がない。
居ないなら、私が共に逃げよう。その過程で食われるのであれば、それまでのこと。単純な食物連鎖だ。人狼騒動で食われるのと何が違う？］
司書 クララ
そう思っていた。でも……
［リーザは死んだ。せっかく明かしてくれたというのに、何もできなかった。彼女に何かをしてあげられるのは、カタリナだけだった。］
どうしてなの？
［エルナだってそうだ、どうして死にたがる。自分で生を望んでいないのなら、私の役割は何？
他の人狼は誰だ、その獣は生を望んでいるか。
それすらも望んでいないというのなら。私だけで生きてやる。世界でたった１人になったって。どうせ最初から１人だったんだ。］
司書 クララ
［さあ、どうしてくれよう。先にニコラスの計画を誰かに話してしまうか。それも悪くはない。］
怒るかな、それとも驚くかな。
［いずれにしても、この場から去ろう。表舞台から消えよう。その隣に誰かがいればベスト、きっといないがそれもベター。
そのことで怪しまれれば。人に見つかれば死。
疑いが晴れれば、狼に見つかれば死。人狼も鼻が利くのかな、そうだとしたら厄介だ。］
いいんだ、それなら結果は同じだから。最期くらい好きなようにさせてよ。
けれども、当たるも八卦当たらぬも八卦というのなら。私はこちら側にいます。
［私はただのエキストラ。自分自身までも失くしたら、消えてなくなってしまうから。］*
司書 クララ
［議論が始まるよりも少し前、クララは談話室に顔を見せた。
生きるも、死ぬも。まともに会えるのはこれが最後だと察していたから。
そこには何人揃っていたか。］
私には。誰も止めることなんて、できないのでしょう。だからお願いするしかありませんね。
ここにいる人なら、人狼だと分かっても>>176殺したくなんて、ありません。
人でも狼でも、あなたはあなただから。
［誰に対する言葉でもない。本気で返答までも求めてはいない。それはきっと、自分の力が及ばない
ことへの密かな謝罪。］
こんなの、変ですよね。ゲルトさんも、シモンさんも、そしてみなさんも。許してはくれないでしょう。
司書 クララ
私が、こんなのじゃなかったら……
私が、逃げてこなかったら……
私も、仲間になりたかったな。
［呼び止められなければ。皆の目を逃れるように、部屋を後にしようと思った。］
司書 クララ
［その後、クララはなかなか談話室に姿を見せなかった。それどころか、どこを探しても見当たらない。
なぜかって？ クララ自身が人目を逃れるようにしていたから。］
司書 クララ
ごめんください……
［背中に荷物を背負って。クララは犠牲者たちが安置されている戸を叩く。とはいっても、用がある訳ではない。正確に言えば、この場にいる人に用がある訳ではない。だからこれは、誰にも見られていないという確認。
もしかしたら居たのかも知れない。けれども、クララに今気配は感じられなかった。］
司書 クララ
［クララは２つの遺体に手を伸ばす。
人狼に繋がる唯一の手掛かりに。仲間、そして昨日襲撃したばかりのその存在に。人狼に自分を見つけてもらうために。ニコラスが宿で何を言ったのか、知る由もなく。］*
司書 クララ
［視線には意外と気が付かないもの。
クララは犠牲者の亡骸に手を伸ばせば。
躊躇うことなく。その体の一部を、袋に詰めた。］
オオカミさん、出ておいで。
司書 クララ
なんて、ね？
御伽噺であれば、ここでセイラ様でも登場したのだろうけれど。
それともどうかな。金狼様と一緒に、月へ帰ってしまったかな。
［こんな村、見捨ててしまって。
クララは苦笑を浮かべる。］
司書 クララ
［さてと。することを終えれば、クララの手は血に染まった。
談話室を出た時。ディーターの話はまだ聞けていなかったから。投げ捨てるように投じたのがクララ自身への票。ここへは戻ってこないという意思。人間にも人狼にも、殺される覚悟はできていると。］
落ち着きなさい、私。
星の海より来たりし神よ。天を司りし獣よ。
クララは誓う、己の名の下に。
例えこの身滅びようとも。貴殿に噛みつかん。
［祈るものではない。伝えるもの。ただ、告げる相手。その姿を見ているものが何を思うか分からなかったが。］*
【秘】 司書 クララ > 【ガーディアン】 スノウ
/*
▼ディーター▽クララ
▲クララ△ジムゾン
書き直しているうちに、吊り先変わりそうなので、こちらで。
司書 クララ
フリーデルさん……
いらしていたん……ですね。
［驚かなかった訳ではない。けれどももう、震えあがるような時間ではなかったから。そっとされなくたって。だから、静かにフリーデルの方へと向き直った。］
司書 クララ
［セイラ様ではない。そんなの見れば分かる。けれども、本当に人狼が出てきたのだったら。その可能性なら、０ではない。そんな事をクララは思う。
いいさ、見つかった時点で。もう後へは引けないんだ。］
私、昨日リーザとカタリナの姿を見ちゃったんです。その時の２人は、いつもと同じ姿でした。
［こんなのいけないですよね。２人きりにしないだなんて、デリカシーが無さすぎるもの。でも、終わったことだ。］
それが朝起きたら違っていて。だから、もしかしたら人狼……いいえ、私の知っている誰かは。戻ってくるかも知れないって。そう思ったんです。
司書 クララ
何者かも知れない獣だったら、私は怖がっていました。ベッドの中で毛布に包まりながら怯えていたことでしょう。
けれども、みなさんの顔を見ていたら。そんなの、想像つかなくて。
［人狼になった途端に。誰とも分からぬようになるとは思えなくて。姿は違っていたとしても、それはきっと同じ個だと思って。だから……］
だから、人狼が現れたのなら一言言ってやろうと思ったんです。
司書 クララ
私、人と仲良くするのは。上手じゃ……ありません。
怖かったんです。目の前の人が、誰か分からないから。
［本当に深い関係を持てていたと言えば、嘘になる。いいや、つい昨日まではこんな村を捨てる選択肢だって持っていた。けれども、だからこそ。誰もを色眼鏡なく村の一員だと思っていた。］
けれども、今なら怖くないって。そう思ったから。
オオカミでも人でも、死んでほしくない。リーザみたいに、自分を殺してほしくない。
止めなきゃって。そう思ったから、人狼を呼んでいました。
司書 クララ
フリーデルさんは、人狼ですか？
［それはジムゾンに聞いたのと同じ台詞。あまりにも直球で、味の無いもの。あの時とは状況がまるで違っていたが。
なんてね。私が勝手に思っていること。きっと自分で生きていける人狼は、私を食料としか見ていないのだろう。だからこれは、せめてもの意地。
逃げるという選択肢を、心から奪われてしまったから。］
司書 クララ
なんて、似合わないですよね。
［最初から気付いていた。私１人じゃ運命は代えられない。だって、そうでしょう？ 今はここにいない人だって。人狼を倒そうとするだろうから。だって怖いじゃない。牙のある生き物と、今夜隣で眠るのは。］
もう帰ったほうがいいですよ。私といたら、フリーデルさんまで疑われてしまうから。
司書 クララ
［祈りの言葉の意味って？ ああ、あれは……誰の言葉だっただろう
思考が霞ががれば、思い出そうとする気力は失せた。］
ゲルトさんが聞いた声。私もかつて、聞いたことがあります。あれが神様なのでしょうか。
こうして憎しみ合うのが、神の意志なら。人狼に代わって、それに噛みつきましょう。
［そこまで言って、はっとする。目の前にいるのが誰だったのかを思い出す。］
フリーデルさんに言っちゃ、いけませんよね。ほら、怪しい人がこんなこと言っていますよ。
だから…お願い……巻き込まれないで。
司書 クララは、ならず者 ディーター を投票先に選びました。
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フィルタ
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犠牲者 (5)
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