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士官候補生 カーク は 士官候補生 ディーク に投票した
― 回想(実技試験前日)・食堂 ―
[熱くなった頭と頬を覚ますために、無我夢中で馬で駆け去ってしまいたいという勢いで実技に「エンデュランス」を選んだ>>2:45のはいいが、カークは馬術すら特に秀でているわけでもない。
案の定、ルームメイトのソマリから、目を見張られた上、何かを期待するような含みのある微笑みを返された>>2:51]
や、いいんだ、もうこの際、成績は……留年さえしなけりゃ。
じゃ、受付行ってくる。
[あわよくば人前で頬をつんつんしそうな様子>>2:14のソマリに「それだけはするな」の意味を込めて、去り間際にしっかり睨んでおいた。]
― 回想(実技試験前日)・購買部の前 ―
[受付を済ませ、予約した馬の様子を見に厩舎へ立ち寄ろうと移動中、購買部の前で職員に手招きされた。]
ちっす! なに、おばちゃん、どしたの?
[職員から小声で、手作り菓子をどこで焼いているのか>>0:241、誰が焼いているのか>>0:250、問い合わせが後を絶たなくなってきた話を聞くと、]
……そっか。うん、あんがと、おばちゃんが、いろいろ気遣って黙っててくれたんだよな。
実はサ、今日、俺があれこれ作ってんの、先輩たちに話したんだ。
だから、もう別に無理に秘密にすることないよ。今までありがとう。
あっ、でも教官の耳に入ったら、「寮の食堂勝手に使うな!」って怒られっかなぁ…
[禁止されると、ストレス解消のやり場に困るなぁと思いつつ、職員に手を振って購買部を後にした]
― (実技試験の朝)・寮の自室 ―
[長かった試験も今日で終わり。そして、エンデュランスを選択した学生の朝は早い。
市場へ仕入れにいかないと手持ち材料もないことから、昨夜は
まだベッドに居るルームメイトを起こさないよう、なるべく音を立てずに支度をしつつ、]
俺のが終わって間に合えば、キマイラ戦見学に行ってみる。
……
[ソマリが狸寝入りしている可能性を鑑みて、独り言をぼそっと発声してから、部屋の外へ出た。]
/*
ところで、ヒンメル先輩に連呼されるうちに、俺の名字はもうベッカーでいいなという気がしてきてます。
#たぶん、「バッカー」でもアとエの中間のような発音なのであろうと解釈 */
― (実技試験の朝)・厩舎 ―
[既に準備に取り掛かっている先客>>2:319がいた。]
おはよう、えーと……生徒会の、ステファン?
今日はナハトフルーク号に乗るんだ。すごいな、俺にはとても扱える自信がない……前に一回、授業で当たったけど、乗るやいなや振り落とされたよ。嫌われたもんだろ。
あぁ、俺はユーピター号にした。……一応、落とされたことがない相手。
じゃあ、お互い頑張ろう。
[と偉そうに言ってはみたものの、馬術が得意な5年生たち(ステファン、シェットラント)よりいい成績が出せるとはまったく思えていなかった。
そして、その予想を裏切らず、頭の中で次に作る菓子のレシピばかり考えて馬を駆った結果、タイムはそこそこでも馬を相当疲弊させた失点でギリギリ合格ラインというお粗末な結果で、カークの期末試験は終了した**]
あんないい匂いはなかなかないと思うんだけどな、やっぱり人間と馬では嗅覚が違うんだろうなぁ。
じゃあきっとあれだ、ヒンメル先輩も振り落とされたことあるんだろうな、あの人甘いもの好きみたいだから……。
[自分のことは思いっきり棚に上げて、上級生への勝手な心配をしていた。]
ありがとう、ユーピター号は少なくとも大丈夫だと思う。
けど、次から馬術のある日の朝食はジャム付トーストにしてみるよう、気を付けてみる。うん。
[ステファンの爽やかな笑顔につられ、笑顔で返した。]
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