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……説明? …は、はは。
[唇から零れ落ちたのは虚ろな嘲笑。
ぎ。と、常は涼し気なはずの唇は強く…強く噛み締められ。]
万能なる
───── 刃となりて我が敵を討て。
[剣を魔力の焦点として続く一撃。
警告も容赦もなく、論理の魔力によって編まれた風の刃が目前の男へ向かった。*]
― 黄砂の村 近く ―>>26
[鋭い風の刃は、シェットラント自身をも切り裂いた。
それは常の冷静さとはかけ離れた姿だ。
真空の刃が彼我の肌を裂く中で、剣を持つ手に力が篭る。]
────── 、貴様が、
[落とした声は暗く、どこまでも低く。
あたかもかつて、彼を彼女の敵として憎み続けた日の如くに。]
…………ッ!!
[死ね、と。
力のままに振り上げるはずだった剣はしかし、魔力によって生じた衝撃により阻まれた。>>27
攻撃にすべてを傾けて無防備であった身は、その衝撃をもろに受けて吹き飛ばされる。視界が反転し世界が回った。無様なほど無防備に地面に叩きつけられ、一瞬息を失う。]
ふ ざ、 …けるなよ、
[頭の奥にちりちりと残る違和感が、不快さを伴って意識を刺激し続けている。その苛立ちを全てぶつけるかのように、青年は仇敵の姿を探し求めて砂の向こうへと*目を向けた*]
― 黄砂の村 近く ―
[吹き飛ばされた衝撃と舞い上がる砂に視界を奪われ、次の一手には少しの間が開いた。それが彼に分析>>50を許すことになったとは気付くことない。
薄氷色の双眸はただただ、渇望にも似た憎しみを湛えて目前の男を見つめるばかりだ。]
貴様────、貴様 だけは…
[違和感がチリチリと不快に神経を灼く。
その不快感にシェットラントの顔が歪んだ。]
───── 貴様だけは 逃さん!!
[砂の上に刻まれる術式。>>52
それを目に、咄嗟に懐から透明な触媒を掴み出す。]
……っ
[その乱暴さに肌が石の角に切り裂かれて赤が滲んだ。
常には澄んだ輝きを放つそれらは、術者の血を吸って不快な赤い色を纏う。]
おのれ、
[あからさまな挑発。>>53
常ならば乗りもしないようなその言葉は、この時シェットラントの神経を逆撫でした。同じく乗騎を呼び出さんとしていた術式を取りやめてしまうほどには。]
万能なる
──── 穿て!
[咄嗟に編まれた魔法は狙いも精度も常よりも甘い。
されど”この世界”に順応した魔力は、天より幾条もの光を呼び降ろして黄砂の村へと向かう男の周囲の地面に穴を穿った。
その行方を見定めることもせず、同じく乗騎を呼び出す。それは漆黒の馬。目と同じ気配を纏う、禍々しき馬だった。]
──────、
[掛け声をかけることもせず、馬に拍車を当て駆けだす。
その双眸はひとすじに駆け行く背と、その向こうの村に据えられて*いた。*]
面白い……?
[声がする。不快な声だ。
それに混ざって何やら話しかけてくる音がした。
楽し気な響きが神経に触る。>>*8]
───── ふん。 馬鹿か。
[だから短く、それのみを返した。]
[不平屋、と評されれば>>*13そうかとも思う。
僅か苦笑する心地で認めれば、何故だか懐かしい気持ちがした。]
ふん。
[けれど。それを大人しく受け入れるつもりなどない。
それだけの自負も誇りも───未だ胸にあるのだ。]
…愚かな。馬鹿とはお前のことを言ったのだ、阿呆。
貴様の声は不快、それだけだ。
変える?……そうだな。
貴様をその口ごと叩きのめしてやれば、静かにもなるか。
[くすりと笑み含んで返してやる。
不快な応酬だ。押し黙る気配に、こちらもまたむすりと口を*噤んだ*]
― 黄砂の村 近く ―
────────…、
[ずきり、と。心ではなく更にその奥、どこか分からぬ程深いどこかがベリアンの見せた表情>>105に痛んだ。迷いというには微小な、それでも精密なる詠唱を狂わせるには足りる程の”戸惑い”
それが、正確なる論理魔法に綻びを生じさせる。]
………
…… っ
…──── 逃げるな、ベリアン!!
[それは、仇敵を引き留めんとの叫びであり。
同時に
……… 煩い、黙れ!!
[常ならば震え上がるほどの”力”を伴った憤怒>>*19に、今は叩きつけるような応えが返った。彼我の力量を冷静に測ることもない。
ただ気持ちの迸るまま、思いが無形の音となる。]
行け……、
[見遣れば既に、ベリアンの姿は目前にない。>>106
彼は何を言ったのだ。援軍を連れて来るということか。どこからと思考するほどの間もなく、視界は小さな村の姿を捉えている。]
……… 走れ。
[音にするまでもなく、黒馬は騎手の意を汲んで村へ向け走り始めている。その頭上に翼の音>>169がした。空を覆う巨大な翼に瞠目する。]
…ふ。あれも”敵”か?
[問う相手などこの場にはない。
ただ抜き放たれた剣、その柄にある目がぎょろりと上空のグリフォン>>169を認めて輝いた。]
地に満ちる
万能なる力よ大気に満ちよ。
[馬上に剣を垂直に構え、詠唱を為す。
懐より取り出された水晶の触媒が音もなく砕けて散った。]
───風よ。
荒れ狂いて、かの者を天より撃ち落とさん。
[直後。何の前触れもなく、グリフォンとその騎手の周囲に不自然な暴風が巻き起こり、彼らを地に墜とさんと渦を巻いた。*]
/*
しかしこれ、死ぬんじゃないかな。(げきおこ魔王さま見つつ)
>>206
へえ?また面白いものを見つけたじゃないか。
ふむ……なんだ、初めて見る魔力パターンだな?
なるほど、それでは……
ああ、ほら。この石に魔力を注ぎ込んで…くっはは。
何故この地はゴーレムどもに溢れていないんだろう?
ゴーレムも使役出来ない下等な阿呆どもの地なのか…はっ。
お前は相変わらず城塞づくりか。止めておきなよ。
それよりも移動可能な軍勢が幾らでも出来るぞ。
そら、こいつらでこの地を平らげようか?
それとも我らで再び戦いに興じようか?
ここでならば、また面白い戦いが出来そうだ。
どうだい。
出来損ないの城を増やすよりも楽しそうだろ?
/*
何となく、このへんって魔力豊富そうだよねっていう妄想
そして2キャラの人はご無理なくだwww
こっちなんていつでもええんやで……
────、ふん。
[風は確かに獲物を捕らえた。そう、捕らえたはずだ。
並の相手であれば、そのまま無様に地に叩きつけられたであろうに。獲物はあろうことか、自らの意思で降下してきた。>>239
その様子を薄氷色の双眸が捕らえて、唇は短い息を吐く。
つまらないといった響きのそれと同時に、風は鳴りを潜めた。
するりと地に降り立つ男の頬を撫でて風は去り行く。]
シェットラント・シンクレアだ。
態々名乗りに降りて来るとはな…此方が好みか?
[名乗りには生真面目な響きの名乗りが返った。
ただそれをもって空気の和らぐことはない。抜き放った剣、その柄に目を貼りつかせたそれを馬上で横に振り払い、刃を構えて薄く笑った。*]
― 黄砂の村 近く ―
知れたこと。
元よりこの身は騎士である。
クレイグモア騎士の名に……、……懸けて …、
[ふ、と。迷うように声が途切れた。>>245
不快さを振り払うように僅かに首を横に振る。その視界に剣にある”目”が見えた。その目を見れば、心が落ち着く。]
ふん。
何故を問うか、翼ある騎手…いや。ロー・シェンよ。
貴様は敵と対する度にそれを問うのか?
問うて納得すれば、その刃を収めるとでも?
───── 馬鹿げたことを。
貴様らに負けるわけには、……、
お前、たちに…
” たたかえ ”
……… 煩いッ!!!!
[問いに再び声が揺れる。
苦痛を堪えるように眉間に皺が寄せられた。
それを振り払うような声一つ。]
──── 万能なる
[ぱりん。と、軽い音を立てて透明な水晶の触媒を砕けば、魔力はシェットラントの手にした剣を覆った。それは冷え冷えとした氷の剣。術者の心を映すかのような、青白い魔力の現出。]
…──── 黙れ!!!
[氷の剣を手に、馬に拍車を当てる。
頭上の翼を気に掛ける風もなく、馬上より彼を切り伏せんと、人馬は真っすぐに彼へ向かった。*]
/*
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ごめん、ちょっと続き書く前に芝捨てさせて
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wwwwwwwwwwwありがとうございますwww
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