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(どうして)(本当に?)
(なら、いつかは前みたいに) (…ずるい)
(兄貴に似ているくせに、似てないくせに)
(…戻れる?)
[不安と安堵、疑問、怖れ、希望。
口に出せぬ断片が次々と沸いて、流れた。]
(……このひとは、敵じゃ、ない)
[泣いて泣いて泣いて、泣き疲れて眠ったその夜は、
あの日以来始めての穏やかな夜で。]
[そして、場面は変わる。]
[兎の数は、信頼と親愛の蓄積。
嫌いなものにはとにかく噛み付くくせ、一度懐くと際限がない自分を犬だと揶揄する者も居たが、棚に上げた。
言いたいことはわからなくもない。あれだけガルガル噛み付いていたのが、急に態度を軟化させたのだから、何かあったのだろうと好奇を抱くのも。]
へえ。ジェフロイさんの兄貴も兎好きだったりすんの?
居ることは聞いてたけど、詳しく聞いたことがなかったな、そういや。
[贈るのは構わないぜ、と頷いて]
……どんな人? 優しい? 似てる?
[質問攻めにしたりもしつつ。
贈るものの吟味と荷造りをその日は手伝ったのだ*]
/*
よしよし、
とりあえず返そうと思っていてずっと気がかりだったあれそれを埋める。
トール先輩とリエヴル先輩はロールの途中に突っ込んじゃってごめんね★(悪びれないいい笑顔)
/*
まぁなんというかちょっと希薄かなあと思っていたしな。厚みってどこに行けば手に入るんですかね。
[*支配*な表情]
えーとあとは。
鍾乳洞でカレルと一緒にモンスターと握手★してから追い出しパーティーでいいのかな。いいんだろな。
/*
時々いるにはいるんだが
どう動くかね。
とりあえずカレルいないで進めるのもあれだし、
分身して(別の時間軸ででも)バザーでも覗くか
― シュヴァルベ南西:鍾乳石の洞窟 ―
そうだったそうだった!
発端は肝試しだっけか。
そういや…あの時首に飛んできたこんにゃく、結局誰が持ち込んだのか分からんままだな。
[参加者が皆自分ではないと否定するから、いつの間にか一人増えていたのでは…などと、怪談が苦手な人が震え上がりそうな結論に落ち着いたのも懐かしい。]
あれも案外、モンスターの仕業だったのかも。
ドラゴン?そりゃお前、危険っつーからには戦うだろ。
それともいっそ、乗りこなせるように調教してみるか。
キマイラライダー・ベリアンに対抗して、ドラゴンライダー・カレル。とか。
[鍾乳洞に張られた綱を飛び越える。]
[素直な親友の、素直なことば。
カレルの瞳の持つ水色と、対照的な己の緋とが暫し交わる。
その後ゆっくりと双眸を伏せて、口を開いた。]
―――、
当たり前だろ。
ってか、俺はずっとそのつもりだったけど?
[ランタンの火が、石灰岩の壁に揺らめく影を映し出す。]
確かにあの人らは、すげぇよ。
トール先輩にはあんまり手合わせしてもらった記憶がねーんだけど、ジェフロイさんには…まだ追いつけない。
でも、その強さってきっと、ライバルが居てこそなんだよな。
奮起したり悔しさ覚えたり、あいつには負けねえって競い合って、
そうして、成長してくもんなんだろうなってのは、近くで見ていてずっと思ってて。
[まあ仲の良い好敵手とは言えんけど、と、
彼らの小さな諍いも見てきた立場、少し笑った。
けれどそれも、互いに認め合う部分があるからこそなのだとも知っている。]
そんでさ、俺にとってのお前が、多分、それだ。
[瞳を上げて、笑んだ後に、]
……でも、何だ、急に。
先輩がたの卒業が近いから感傷的になってんのか?
[どことなく照れ臭くなって、茶化した。
7年に進級しても、まだ2年はこのような関係で居られるはず。
何も心配していない。そう、今は何も。*]
― 鍾乳洞内部 ―
[カレルとの話の後のことか。
取り敢えず道なりに歩いてみたり、分岐があればランタンで照らしながら進んでみたりしたものの、なかなかそのモンスターが見当たらない。]
いねーなあ。
人の気配で隠れちまってるのかね。
[と、来た道を引き返そうかと歩いていたら、何か居た。
凄い勢いで噛まれているのにもふり続ける、目立つ風貌の男―――]
ほんっとに、もふもふならなんでも良いんですね。
まさかこれが鍾乳洞に出たっていうモンスターなのか。
ちょい凶暴っぽいけど、見た目羊じゃねーか。
[前評判とかけ離れたもふもふに、思いっきり呆れ顔をした。
学校内の動物に留まらずモンスターにまで向けられるシロウのもふ愛にも。
ただ、見境なくもふっているように見えてもしっかりと押さえるところは押さえ野性の急襲に備えているところは、流石武術教官だと思うけれども。>>+107]
飼うって……
先生の部屋限定なら……?
[適当なことを言ったが、シロウの部屋それすなわちカレルの部屋である。おい何とかしてやれ同室者、とカレルに視線を流してもみる。*]
― 少し前:鍾乳洞奥 ―
ああ。
………、〜〜〜っあのな。
前から思ってたけど、なんでそうお前はどストレートなんだよ!
[両手で、ぐわし!とカレルの両肩を掴んだ。
顔を隠すように下向いて、ゆさゆさ揺さぶる。]
追いついて追い超えて…俺とお前なら出来る。
この学校で、そういう相手に出会えて良かった。
ずっといい友達で居ような。
とか、言えばいいのか!
[口にしたらしたで色々混乱気味になる。
半ばやけくそで叫んだ。
本心であるから余計に始末に悪い。]
ったく。
[互いに誤魔化し切れなくなったところで、ぱっと手を離す。
言い慣れないことを言った所為で、色々つらい。
気恥ずかしいの一言に尽きるけれども…嬉しくもある。
こんなことを自分に言ってくれる友人が出来たことに。
背中預けることが出来る、また、並び立ちたいと思う者が居ることに。
敬愛すべき先輩、追い付きたい目標が、具体的な形で近くにあることに。
素直でない自分が抱く素直な感情。
不思議で擽ったいような心地だ。
自分と然程差のない位置にある、カレルの背中をばしんと叩いた。]
………
[そんな時、シロウの背を見つけたのだった。*]
― シロウ合流後の鍾乳洞奥 ―
ああ、兎と猫とあと馬と……
そんなもんっすもんね。
[数日前、自分やソマリが数え上げられそうになっていたことは横に置く。]
ああでも、非常食にはなるかな……
そんなら飼っておいてもいいかも。
[不穏なことを口にしたりして。>>+117]
― 茶会当日:会場 ―
すっげえ。
[汗臭い男の園もとい男子寮から一歩離れ中庭に赴けば、そこには華やかな世界が広がっていた。新品のテーブルクロスで整えられたテーブル、きらきらと日を浴びて輝きを放つ菓子。配慮の行き届いた空間に、思わず感嘆を漏らす。
相変わらず、生徒会構成員の辣腕っぷりには驚かされる。]
よう、ステファン。
この間言ってた茶会だってんで、覗いてみた。
シェットラントも準備お疲れさん!
なんだか買出し手伝ったんだって?
テーブルクロスがお前のセンスだって聞いた。いいじゃねーかあれ。
[生徒会役員を見かければ、声をかける。
同じ寮であるステファンとシェットラントは見知っているからか大分気安い。尤も、リエヴルは西寮の副寮長ということもあり多少意識せざるを得ないが―――]
どうも。今日は楽しませてもらいます。
サンキュ。
茶会はともかく夜の主役は8年生だからな。
食うほうに徹して、羽目外しすぎねーようにするつもり。
[パーティもとい盛大な追い出し会が夜まで続くとあって、服装はラフなもの。その方が、主役である先輩方が引き立つだろうかと。
リエヴルはホスト役であるからか、執事服に身を包んでいる。>>188
こんな服が嫌味なく似合うのも珍しい、とつい不躾に見てしまう。]
その腕の怪我は、対人戦で?
俺は追い出されちまったんで前半までしか見られなかったんだけど、いい勝負だったって聞いてる。早く治るといいな。
[言葉はリエヴルに向けたものだが、思いは彼方此方の怪我人に。]
そんじゃ、そろそろ先輩たちもご到着のようだし。
他にも挨拶してくる。
何より、俺が腹減っている!
[ぴょいとリエヴルの居た席から離れ、またなー!と手を振った。
途中知り合いの顔でも見えれば立ち止まるかもしれないが。
いつでも美味い匂いにつられるのです。*]
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