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情報将校 ミヒャエル は 特務大佐 シロウ に投票した
>>3
[ ディークに向かって言うトールに対して小さく。 ]
御意。
[ 二人に向かって。 ]
では、作戦はシロウ・ファーイーストの配置を除き、そのまま決行という形になるのでしょうか。
レイブンウッド教官の補佐及び護衛につきまして更に検討を進めたいと存じますので、本国への連絡を含め任に戻らせて頂いてもよろしいでしょうか?
[ 許可を得れば退室して、シロウの処遇についての書類を作成するべく自室へと戻っていった。** ]
― 公国拠点・自室 ―
……俺が戦いに向かうのは、元からが私欲だ。
帰る場所を探している、そこへ至るための手段に過ぎない。
なにを驚く事がある。
あの男も奪えと言ったじゃないか。
大義をかざしてもすでに、元からが俺たちの手は血に汚れている。
俺たちの国は、様々な土地からはぶれた流民と古族の融和と諍いの末に生まれた、何千何万の死人の血肉で出来ているのだと。
ただ生きているだけで俺たちは何かを奪い滅ぼしているのだと、
情報将校 ミヒャエルは、技官 カサンドラ を投票先に選びました。
情報将校 ミヒャエルは、帝国軍大佐 ジェフロイ を投票先に選びました。
情報将校 ミヒャエルは、帝国軍准将 リエヴル を投票先に選びました。
― シロウの暴露その後 ―
>>132
[ 退室する前にトールからも下された指示に、「承知致しました」と応えた。 ]
フォルテア大尉とファロン少尉は、魔石通信機でシロウ・ファーイーストとも連携を取る予定でいたように記憶しております。予め伝えておく方が混乱も少ない筈です。
自分で戦う意味……
御意のままに。
[ 敬礼を残して、自室へと下がる。 ]
― 公国拠点・自室 ―
[ シロウの送還と共に送る書類、そして何よりトールから託された証拠の紙きれを揃えて封蝋を付けた後、更に机の上の紙類をひっかき回している。 ]
シロウ・ファーイーストが持ちかえった、前線配備将校……主だった帝国軍人の名簿はこれか。
ジェフロイ・フォン・ザクセン・ラウエンブルク、ヴィンセント・アイゼンシュタイン、ソマリ・イェーガー、ダーフィト・カディーネ、ウェルシュ・ドーベルニュ。
……ノトカー・ラムスドルフ、
そして、リエヴル・ド・トゥーレーヌ。
[ 部隊配置や経歴等が記載された書類を食い入るように眺めて。 ]
シロウ・ファーイーストが姿を消したことと、レイブンウッド技官がこちらに奪還されたことについて、トゥーレーヌがどう考えるか……。
二人とも、帝国の武器配備をそこそこ把握している、何よりシロウ・ファーイーストは暗殺特務を請け負った経歴がある。
レイブンウッド技官にはフラウ・クスを凌ぐ戦略兵器を此方側にもたらされ、自軍側にある武器兵器の弱点を此方に流される危惧もある。
囮の情報を流せば、動くのはまずあいつ……ラムスドルフだ。
技官帰還作戦時には、レイブンウッド技官の身柄が傭兵部隊に渡った折、護衛担当の隻眼の将校が激しく動揺していた、その後激昂した模様との報告もある。
雪辱を灌ぐべく、先陣切って飛び出してくるだろう。
……だが、恐らくはそれだけではあるまい。
トゥーレーヌは、すでにシロウ・ファーイーストに命じた過去がある。
此方の人間を消せ。と。
[ 顔を上げると、椅子の背に掛けてあった上着を引っつかむのももどかしく自室を後にする。 ]
公国拠点、中級将校宿舎
[ レナトに与えられている一室の前でノックをして、誰何の声が聞こえれば名乗って入室する。 ]
失礼致します。
フォルテア大尉、及びファロン少尉に、トルステン殿下よりの通達をお預かりして参りました。
[ フレデリカがその場にいなければ、レナトより話してもらうように計らいつつ。 ]
……以上の件により、シロウ・ファーイーストは公国前線より本国へと送還されることになりました。
動揺を鑑みつつも、殿下に置かれては、出陣前にお二人にお話しておくべきと。
そうして「自分で戦う意味を納得して戦ったほうが良いだろう」とのことです。
[ そう告げた。 ]
そして、あと一点。
フォルテア大尉にお話ししておきたいことが。
……帝国がレイブンウッド技官を必ずしも奪還するとは限らない、と心得ておいた方がよろしいかと。
トゥーレーヌ准将より我が国要人の暗殺を請け負ったシロウ・ファーイーストは複数の点であちらの弱み。
そしてレイブンウッド技官の件も合わせて情報の漏洩に対する危機感は相当強い筈。強硬手段に出る可能性も考えられます。
ノトカー……いえ、
ラムスドルフ少佐はあくまで生存しての奪還を目指すと思われますが、別働隊が手っ取り早く、彼女の存在そのものを抹消してしまおうとするやもしれない。
私の配下を連絡員として配備させ、技官の身辺を警護するつもりでおりますが。
正面のみならず、背後や側面にも警戒が必要かと考えます。*
― 作戦決行中・F6 ―
カサンドラ=レイブンウッド技官の公国護送を偽装した囮作戦が決行された。
事前に確認した布陣を頭の中に思い描く中、川辺に偵察展開している筈のウーツ中尉という傭兵の面差しが脳裏を過ぎる。 ]
>>2:312
[ 竜騎兵連隊第二特別分隊所属と名乗る将校が死亡者負傷者の報告に来た折、『どこかで見たような』と感じた。 ]
……あの男は?
[ 対応している部下の後ろで、もう一人の部下に問う。 ]
ああ。見たことがあるなと……。
[ 男は名簿を静かに閲覧している。見覚えがある名前を見つけたのか、時々その指が止まっていた。 ]
『何か素性に問題があるのでしょうか』
[ 部下が言ってくるのに、いや。と返す。 ]
[ 情報局が戦死者名簿まで管理するのは、戦死という形を取って戦線を離脱するもの、あるいは敵方に走るものがいないかどうかを監視するためだ。
同じように《死》という手段で名を変えたエルンスト・ヒンメルのことを思い出すも、ここでそれを問うつもりはなかった。 ]
御苦労さまです。
[ 部下とのやりとりを終えて退室するウーツ中尉の背中に、それだけ声を掛けた。
紙の上に刻まれた同胞たちの死は、あまりに多く、実感する事さえ難しいほどだ……。 ]
― 作戦決行中・F6近辺 ―
[ 川向うに浮かび上がる崩れかけた建物の影。
それが、ゆらゆらとたなびく。
黒煙とオレンジの幕に包まれていく。 ]
火矢を使うと言ってたな。
……あれは、とうに廃墟だ。
せいぜいがネズミの巣にすぎん。
[ しかし、目を反らしたいと思っても反らせない。
遠く離れていても、目の奥から熱が伝わってくるようだった。 ]
― 市街地跡 ―
[ かつては賑わいをみせていた市街地は、もはや跡形もない。
すでに住民の姿はなく、倒壊、半壊した住居や商店がうっそりと大通りに影を落としている。 ]
住居の影を注視して進め。
あちらも伏兵は念頭に入れているだろう。気を抜くな。
[ 部下に指示を出しながら、敵兵、部隊の様子を探っている。 ]
予想通りであれば、ラウエンブルク、ラムスドルフの部隊がこちらにくる筈だ……だが、それだけではないだろう。
[ ふと、住居のひとつで影が動いた。部下達が一斉に振り返る。
――ジッ、ジュッ、という鳴き声。
そこ以外は崩れ落ちた家の一壁にしがみつくようにして、小さな巣が作られている。 ]
砲弾の下をかいくぐり、巣に舞い戻る黒く長い尾、
スワロテイル。
……いつかの卒業パーティの。
巣立ちの祝いに、社交の場に出るのと同様の身なりを整え、皆で踊った日を。
思い出している。*
燕、か。
……開けた平地ならば低音が遠くまで伝わるが、家屋内では高音は反響しやすかった筈だな。
これだけぶっ壊れてたらどうか、だが。
ファロン少尉、レイブンウッド技官の声を聞き洩らすな。
[ じりじりと移動を続けていく。
途中、敵兵の姿を見かければ音も無く対処をして。 ]
[ たとえ押し殺した声で囁いたとしても声質の高さまでは変えられない。
部下の一人が風上から聞きつけた複数の女声に向かい、家屋を回って接近する。
と、帝国軍の軍服姿の大男を前に、フレデリカとカサンドラの姿を見つけていた。 ]
あれは、ラウエンブルク……
ジェフロイ、か。対幻獣戦闘で一緒に、
[ 呟きかけて、その向こうに風に靡く翠の髪を見つけて息を飲んだ。
白い軍服、右目の眼帯、情報の通りの姿だが、それと、かつてのルームメイトが上手く一致しない。 ]
>>695
[ 唐突に迫ってくる蹄の音に振り返る。 ]
別働隊……? いや単騎か?
[ 距離を測るが部下の投擲武器も弓矢も届く範囲ではない。そして徒歩では到底、敵わない速度で馬上の影はカサンドラとフレデリカに向かって突進している。 ]
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