情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
おはよう。
仮眠を経て戻ってきたらキアラが面白い事に。
おっさん×幼女か。いいですね。実にいいですね。
6年半連れ添った鳩が意識不明の重体になりまして
「先生!どうかこの子をよろしくお願い致します!』
と手術室に消えていくのを見送ったんす。
んで、手術は無事成功し、私の手元に返ってきた鳩は・・・・・なんと外見がまるまる総とっかえでイケメン鳩になって帰ってきた!
やったー!ボタンの跳ね返しの感触なんてすっかり忘れてたよ!
››144
[二人の様子を眺めていた・・・は席を立った]
[幸せそうな笑顔で放心しているシュナウザーを見てこっそり自分も酒場の扉をくぐる]
まーありゃ、しばらく戻って来んだろ。
幸せそうで何よりだ。今回だけ、交代してくれな。
[少し先を歩くナネッテに声をかける]
送らせてくれないか?シスターさん。
[声を掛けられて、ナネッテはどんな対応をしただろうか]
[…はいつもの笑顔で彼女半歩先に立つ。10歩ほど、お互い無言で歩く]
[ナネッテの手の中にある花束を見て]
グラの奴、女性に花を渡すとは、やるなぁww
きっといろんな花言葉も知ってるんだぜ?
俺はそういうの苦手だから、いつも教わってる。
こないだなんかな、飴のお礼にって花を送ったら、相手の子に泣かれちまって。
慌てて理由聞いたらさ。
その花、「貴方が嫌い」って意味の花言葉を持った花だったんだと。
意図したわけじゃないが、悪いことしたなぁと思ったよ。
…………その相手ってニコラの事なんだけどな。
俺らが恋窓をシロウにもらってから、初めて俺があげた贈り物の話。
ばっかだよなぁ、俺。
なぁ、さっき厨房にニコラが泣いてとんできたよ。
シスターさんと何話してたのか、聞いてもいいか?
まぁ予想はつくんだけどもさ。
[…は優しい目をしてナネッテを見た。歩みは止めない]
みなさま、静岡銘菓の「うなぎパイ」はいかがですかー?
っ三[うなぎパイ][うなぎパイ][黄金うなぎパイ]
まずね、シスターさん。
俺とニコラの事に、シスターさんが責を負う事は何もないよ。
あれからきちんと二人で改めて話をした。
シスターさんがいなくても、
俺はニコラにニコラの望む愛をくれてやる事はできないから。
だからお別れをするだよって伝えてきた。
泣かせたけどな。でも分かってくれたと思う。
だって俺、ニコラに送りだされてきたんだし。
確かにニコラは今回の事で深く傷ついただろうけど、それを跳ね返す力もちゃんと持ってる。
俺みたいのに寄り道しても、きちんと自分で幸せになれる女の子だよ。
それが俺の知ってるニコラなんだ。
だから、お願いだからそんな顔をしないでくれよ。
グラに怒られる。
それから……よければちょっと俺の昔の話を聞いてくれないか?
そう、長い話にはならないから。
[…は愁いを帯びた笑みを浮かべて首を傾げた]
[…は■green色のハンカチを取り出して草の上に敷いてナネッテに座るよう促した]
[自分もその横に腰を下ろす]
シスターさんがさっき言ってた俺と重ねた人の話って、シスターさんの故郷での話だろ?
今度実家に〜ってグラと話しをしてるの、ちらっと聞いちまったんだ。
や、他は何にも。本当に何にも聞いてないよ。
……シスターさんの故郷はどんなとこなん?
俺の生まれ故郷はね、もう無くなっちまったんだ。
[…は一つ、小さなため息をついてから言葉を続けた]
こっから大分東の方にね、░▓▒▓░░▓▒っていう町があったんだ。シスターさんの親御さんくらいなら、知ってるんじゃないのかなぁ。
そこそこ栄えてたと思う。
親父がいて、お袋がいて、友達がいて。みんなのんびり暮らしてた。
人狼ゲームとかやったりしてなw
んで、その町の住民が、俺を残して全滅した。
理由は流行病。俺だけが、軽い風邪みたいな症状で済んで、後はみんなバタバタと死んでいった。
近くの町が救援に駆け付けて来てくれた時には、もう手遅れだったそうだ。
俺は唯一の生き残りとして、隣の町に迎えられた。
最初は奇跡の子、とかいって持て囃されたんだけどさ。
段々、変な目で見られるようになっちまったんだよな。
「人の命を吸い取って生きてる」とか「近寄るな、この疫病神」って言われ出したよ。
即効、その町を抜けたな。
んで、別の町や村に行くんだけどさ、やっぱりいつかばれちまうんだよな。
俺が░░░▓▒の生き残りだって。
俺の性格だと、最初の方は上手くやっていけるんだけどな。
そのギャップもいかんらしい。
そんな感じでいろんなとこ流れてから出会ったのがアリシアだった。
ひょんなことから俺の出生を知ったアリシアだったけど、偏見なく接してくれたよ。
初めての存在だった。
その時はもう、本当に幸せで。…幸せで。
当然のように結婚の約束をしたよ。
あぁ、これで俺も旅を終えることができるんだって思った。
でもそうはいかなかった。
彼女のな、父親が俺の素性を調べて░▓▒▓░に辿り着いちまったんだ。
…すごいんだ。いつもは村の重役で鼻息荒くえばってるような人がさ、俺の前で地面に額こすりつけて必死に頼み込むんだよ。
「どうか娘と別れて下さい、何でも致しますから、どうか…っ」って
世の中、殴られた方がマシな事ってあるんだな。
俺もうすげー疲れちゃってさ。………ほんと疲れてさ。
それで、月に光るブロンドより、蝋燭の灯りに照らされた鈍い金色を選んだんだ。
アリシアは俺からこっぴどく振ったよ。
……俺は、彼女の手を引いて、一緒に逃げるなんて、できなかった。
臆病で、信じ切れなかったんだ。
俺と一緒に根なし草になったアリシアが、いつか疲れて、俺を疎ましくなるんじゃないかって。
いつか俺を、憎む時が来るんじゃないかって
ただ怖くて。
…そっから後は荒みっぱなしで。
いつものように村を転々としてたらここのビラを見つけた。
全部忘れたかったんだ。
んで、シスターさんに会った。
びっくりしたよ。雰囲気がね、似てるんだ。
そのままシスターさんにアリシアを重ねて。
この人と幸せになれたら、この乾いた何かから俺は解放される気がしたんだ。
シスターさんが俺に誰かを重ねてるのも、うっすらとだけど分かってた。
見ないフリして近づいた。
俺を助けて欲しかった。自分のことしか考えていなかったんだ。
俺こそ、シスターさんを傷つけなくて済んでよかった。
シスターさんがね、グラを選んだって分かるまで、
俺は自信を持ってアリシアではなくてシスターさんが好きだって言えなかったよ。
グラと話すシスターさんを見て、ようやく気付いたくらいなんだから。
シスターさんがアリシアじゃないのなんて、もう知ってたのにな。
アリシアはね、嫌いなんだ。アップルパイ。
シナモンが駄目なんだと。
…ごめん。さっきも聞いたけど、ダメ元でいっぺん言わせてな。
でないとニコラに怒られちまう。…それとユーリエにも
ねぇ、シスターさん、グラじゃなくて、俺を選んでよ。
自分から話したのは初めてだよ。聞いてくれてありがとう。
[…はナネッテの後ろ姿を眺めて]
アップルパイと言わず、何でも焼いてみせましょう。
[ナネッテの後を追いかける]
例えば名前を呼んだら、次は手を繋ぎたくなる。そうしたら次は抱き寄せたくなる。次は…次は……きっともう止まらない。
優しく手を引く事などせずに、強引に彼女を自分のものにしようとするだろう。
でも自分は、幸せそうに笑う彼女を攫う事は、できない。
この数日、自分を癒してくれたのはもちろんナネッテであり、そしてグレートヒェンであり、シュナウザーであり、ユーリエだった。
自分の幸せはその上に成り立っている。
きっと彼女もそう。いろんな人の幸せがあるから、笑う事ができる。
トールにとって、相手のために全てを投げ出す覚悟をする事が恋で、泥を啜っても生き抜く執着を捨てない事が愛だった。
失恋したけど、苦しくて辛いけど、嫌なことなんかじゃないよ。
ありがとう、シスターさん。
ご挨拶。
同村して下さった皆様ありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう。
お疲れさまでしたー。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新