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― 魔導師の研究室 ―
……知る事が責め苦となり、知らぬ事が救いとなる事もあります。
識とは常に諸刃の刃、ただあれば良いと言うものではありません。
[静かに紡ぐのは、知の探究者としての矜持。
毅然とした物言いは、落ちる言の葉>>0に、嘆息を続かせる]
……まあ……ぼく自身も、それを願った事はない、とは、言えませんが。
最初に、この研究を始めた時に決めた事ですからね……破るわけには、いきません。
[苦笑しながらこう告げて、くるりと手を返す。
同時、空間に向けて片手をあげて、くるくると何か書くように動かした。
それが、今知り得た情報のメモ書きであり、病の解析に関するものだという事は。
記す当人以外には知り得ぬ事。*]
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>>-2
死亡フラグたて過ぎるからですよ!
っていうのは言っておくべきですか?
あと、簡単に枯れられるなんて思わないように。
[※今回死亡は一切想定してません]
/*
>>-9
忘れちゃいけませんよ、くろねこぷれぜんつのラ神は謎の空気読みスキルをハイレベルで持ってるんですから……。
[※落ちたいと願えば願うほど、遠ざけてくれるというアレ]
― 魔導師の研究室 ―
……声、ですか?
[向けられる願い>>8に、魔導師の手が一瞬だけ止まる。
それは、今まで考えた事もなかったもの。
接点は最小限に、というのがずっと頭にあったが故に、思い至れなかったもの]
……そう……ですね。
今すぐに、という訳には行きませんが。
……いずれ……それをできるようになりましたら。
[正確には、自身に赦せるようになれば、なのだけれどそこには触れない。
触れる必要を感じないし、何より。
目に見える異変の生じた魔法花へ、魔導師の意識が引き寄せられたから]
……これ、は……!
[何かしら、力を失していると一目でわかる状況に、躊躇いはない。
異変の目立つ花だけではなく、近くにいる者も念のため隔離すべきか、との思考から、魔導師は魔力の灯を二つ灯して、二つの鉢を包み込む]
……これは、解析と治癒を同時に進めねばならないようですね……!
[現われても目覚めぬ花精>>15は、本体の維持に全力を向けている様子。
ならばそれに答えねば、と。
魔導師は己が知と力をそちらへ傾ける。*]
/*
>>-58
特に想定はしてませんね。
伝言がどんな風に伝えられるかによって、微妙な差が出るかも知れませんが、大雑把ー、でいいと思います。
― 魔導師の研究室 ―
[花精から伝えられる言の葉、そこに宿る想い。>>34
それが、全く響かぬ……という事はない、けれど。
疎通が図れるが故に、手が届くが故に、壊れてしまった、壊してしまった前例を持つからこそ。
魔導師はそこに対して慎重にならざるを得ない。
とはいえ、今はそれを語る余裕もなく。
魔導師の意識は、漆黒の花の維持へと向けられる]
……彼も、ですか。
[告げられる言葉>>35と、祈るように閉ざされる目。
それに、小さな息を吐いた後、魔導師は力を繰る事に意識を向けて]
……ん。
なるほど、原因は大体把握できましたね。
発症原理の解明は後回しにしておいて……この因子を中和させれば、治まるはず……。
[漆黒の花の状態を辿り、不安定な部分を正していく。
同時に、不安定さを齎す要素を特定して]
と、なると。
……この波動を一番強く発しているものが、発症の大本……ですか。
[呟きと共に視線が向いたのは、瑠璃色の花咲かす一鉢。
漆黒の本体はだいぶ落ち着いてきたから、次に力を向けるのはそちらか、と思うのと、伝言>>37が届けられたのはほぼ同時]
……そう、ですか。
そう、思えてしまう……難しいものですね。
常に見守り手を掛ければ、『干渉しなければよかったのに』と言われ。
最低限に接触を抑えれば、そう言われてしまう。
……いやはや、どこにどう落とせば丸く収まるのやら。
[ぽつり、と零れたのはそんな呟き。
それから、魔導師はふるり、と首を横に振って]
ああ……すみません。
あなたや、その彼を責めているのではありませんし、想いを否定しているわけでもないんです。
ただ……おそらく、その彼とは、ぼくは平行線しか辿れないでしょうね。
[苦笑いと共にそんな言葉を落とした後、魔導師は特定した花へ向けて治癒の力を直接向ける。
調べる段階は既に過ぎているから、優先するのは病魔の根絶]
[瑠璃色の花の状態が落ち着いたなら、他の懸念あるもの一つ一つに丁寧に術をかけ、こちらで目覚めていない花は順次隔絶を解いてゆく。
漆黒の花は少し経過を見なくてはならないから、やや間を置く事にして。
それ以外の目覚めているものや目覚めかけているものが後回しになるのは、術式を追加しなくてはならないから。*]
/*
と、取りあえず治癒完了。
こんな感じなので、直接突かれても反応薄かったと思います、はい。
/*
おや、お帰りなさい。
今、そちらをお返しする所を書いていたところでした。
― 魔導師の研究室 ―
………………。
[花精たちの間で交わされる言葉。
魔導師はそちらに強く意識を向ける事無く、治癒と覚醒に意識を向けていたのだが。
最初に目覚めた花精の言動に、ある予感を感じていたのはこちらも同じ事]
……さて。
そろそろ、あなた方も、目覚めるべき時ですよ。
本当に、なんというか。
今回は、辛い思いや苦しい思いをさせてしまって……申し訳ありません。
再発防止には全力を傾けますので……どうか、少しでも、心安らかに過ごしてください。
[言葉と共にふわりと灯すのは、翡翠色の光。
それに、淡い橙の光をふわりと重ねる。
それで最初に包み込んだのは、漆黒の花。
目覚めぬならば今に内に、という思いから、先に送り出す事を選ぶ]
……意志力の本体への反映……というのは、凄まじいものがありますね。
それを、見せてくれた事、感謝します。
……もっとも、こんな形で示すのも、それで礼を言われるのも、不本意かな、とは思いますが。
[眠れる彼に届く事はないだろう、とは思うけれど。
言わずにはいられなかった言葉を、返す直前、紡ぐ。
翡翠と橙の光が弾け、また一人、花精の意識は街へと帰り。
それを見届けた魔導師は、次に送るものへと視線を向けた。*]
/*
と、こんな感じで。
流れ的に、先に返す事になるかな、と思ったので、何やら言いつつ。
>>87は聞こえても聞こえなくても、覚えてても忘れてても構いませんので、お好きなようにどうぞです。
― 魔導師の研究室 ―
……はい? どうしました?
[呼びかけてくる赤毛の花精。>>93
綴られる言葉に、ああ、そう言えば彼女は、と思う所もあったけれど、それを改めて口にする事はせず]
……ぼくは、ぼくがやらなくてはならない事をしたまでですよ。
[告げられる感謝>>94 >>95に、滲むのは苦笑]
でも……あなたが、そう思ってくれるなら。
ぼくは、とても嬉しい……というか。
自分のしていることが、無駄ではない、と。
そう、思う事で、とても大きな力を得られます。
[自分のしている事、知りたいと願う事の意味。
それを問い続けてもいた魔導師の内に、花精の言葉は真っ直ぐ落ちて]
……ありがとう。
目覚めたあなたが、あなたの夢へ、その先へ辿りつけることを。
心から、祈ります。
[静かに告げた後、魔導師は翡翠色の光をその手に灯す。
重なる橙色は、先よりも少し弱いもの。
光が弾けた後に齎されるのは、街での目覚めの時。*]
― 魔導師の研究室 ―
[送り返す直前、赤毛の花精から向けられた笑み>>109 >>110と言葉。
それらが頑なだった魔導師の内に響かせたものがあったとは、当人にも自覚はなく]
いえ……それは、ぼくの責任、ぼくのやらねばならない事でしたから。
それに……無事に皆を癒せたのは、あなたのお陰でもありますから。
こちらこそ、本当にありがとう。
[続けて向けられた言葉>>107には、笑みを持って返したものの。
その後に続いた願い>>108には、緩く瞬いた]
……先にも話した通り、『この場所の出来事』は、基本、忘れる方向で術式をかけています、が。
心に作用する術というのは、完全な形で仕上げる事は、ほぼ不可能……いえ。
本来、許されるものではない、と思っています。
……ですから、覚えていたい、と願う事を止める事は。
ぼくには、できませんよ。
[嘆息と共に吐き出したのは、遠回しの願いの肯定]
……ただ……願わくば、その記憶に潰される事のないように。
それだけは、祈らせてください。
[静かに言葉を綴った後、翡翠と橙の光をふわりと灯す。
二色の光が散り、帰還がなされた所で、魔導師は最後に残った雪色の許に佇む花精へと目をやった]
……さて、あなたで最後ですが。
……帰るおつもりは…………ありますか?
[漏れ聞こえていたやり取りからして、その意思は既に無いように思うけれど。
念のため、向けたのは短い問いかけ。*]
― 魔導師の研究室 ―
[投げかけた問いに返るのは、強気な笑み。>>125
それと共に綴られた言葉は元より、続いた言葉>>126は容赦なく突き刺さった]
……ははっ。
手厳しいなあ……。
[とはいえ、反論の余地はない。
とても言い返せるような内容ではないから、浮かぶ笑みはやや引きつっていた]
抱え込んでいるつもりはなかったんですけれど……傍目には、そう見えるんですかね、やはり……。
[一度大失敗をやらかした後、それを愚痴った知人にも似たような事言われたなあ、なんて思考は一瞬。
魔導師はは、と息を吐いてふる、と首を横に振る]
……わかりました。
そこまで言われて帰す、というのも、なんというか、情けないですし……それに。
知らぬものに触れて、さらにその先へ、と望む意志は、ぼくにも理解できますから。
ただ……ここに残るとなると、そのままではいられない、かな?
動けないのは不便ですし、あなたの望むものも得にくいはず……。
[なら、どうするか、と。
思考を巡らせた魔導師が辿りついたのは、ずっとやらずにいたある術式]
……ええとですね。
ぼくと、契約する意思はありますか?
[思案の後、向けたのはこんな問いかけ]
ぼくと契約し、使い魔となる事で、あなたはこちらでの実体を得ます。
『街』で眠るあなたの身体が消えて、こちらに現れる、という感じですね。
恐らく、それがこの場合の最適解だと思うんですが。
[どうしますか? と首を傾げて問う。
帰る答えは、これまでのやり取りから予測できてはいるけれど。**]
/*
と、こんな感じで。
さくさく、とこちらは〆ておきますかね。
時間が危険ですしw
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