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[先生が放った銃弾は、狼の身体能力で反応したタイガさんには当たらず、ただ頬を掠っただけでした>>4:291。
そして、彼の口から出る私の名前。次に出た言葉を聞き。]
……タイガさん。
(もう、この人は……。人間じゃ、ないの……?)
[初めて会った時、彼に声をかけられたことが走馬灯のように蘇ったのです>>2:252。
落ち着いた優しい声の、誠実そうでいて、可愛い人だ、と思っていたあの時。
思えばあの時から、彼は既に人間としての心は消えていたのでしょうか。
――父が何故「人として死ぬ」為に娘を置いて自ら死を選んだのか。
目の前の現実を見て、その理由が痛いほどに分かってしまったのです。
間も無く、彼の姿は――漆黒の美しい獣へと変わったのです。>>4:293。
そう、この姿を見たのも二回目。
驚く間もなく、獣はシェルダン先生へと飛び掛り――私は思わず目を背けたのです。]
いやあぁぁぁっっーー……!!
[数秒後恐る恐る視界を移して見てみると。致命傷ではなかった様子ですが、鋭い爪は先生の左肩に食い込んでいたのです>>4:308。
普段なら「また医者の不養生してるのですね」と軽口を言いたいところですが、そんな冗談を言える場面でも無く。
ひたすら、先生とタイガさんの動きを目で追っていたのです。
やはり、何もすることも出来ず見ているだけの自分にを恨みながら。
この時、ケーリッヒ先輩が決死の覚悟をしていたことには、気付けていなかったのです>>4:301。
――気付いていたとしても、声をかけても、聞こえることはなかったのですが。]
[――私の命を奪った獣は、先輩までもその手にかけたのでした。
再び先生を狙おうと飛び掛った獣は、先生を庇い盾となったケーリッヒ先輩の腹部に喰らいついたのです>>3:301>>3:305。
ケーリッヒ先輩の腹部から流れ出したのは、私の時と同じ、大量の、深緋。
叫び声を上げる前に聞こえたのは、銃声。
薄明かりの中見えた見えた姿は>>4:313。]
ダーフィト!!!
[私の半透明の体は咄嗟へ彼の元へ近付いていたのです。]
――駄目っ……! ここに来たらダーフィトまで死んでしまうっ……! お願い、逃げて……!
当然声が聞こえることも――例え奇跡が起こって声が聞こえたとしても、彼が逃げることはまず無かったでしょうが。
――しかし時は遅く、ケーリッヒ先輩……そしてタイガさんは、大量の深緋の中、二度と動くことはなかったのです。*]
/*
>>11
今度はのけぞってるシメオンさんかわいい(
この村男の人はかっこいいしかわいいし、女の子はかわいいしで贅沢な村だ…(じゅる)
でも昨日の攻防は見てても面白かったけど地上に居たかった…!
と久々のような気がする変顔。
/*
と思ったらダフィの連投が来てた。
冷酷な顔続いてる…かっこいい…
そして差分見てきたらベルよりも表情豊かだった。
こっちでもジェラシー発動(
――Leon Nykvist――
[レオン・ニークヴィスト(享年32歳)
かつてシルバー・メリー号の乗員の一員で、第一エリア・管理部門開発部主任だった男。
13年前に死去した際除籍されたが、死因等の詳細は不明。
同日に妻も死亡し、残された一人娘は伯母夫妻に引き取られることになった。
決して真面目とは言い難く人を食った態度でありながら、仕事振りは非常に優秀で、管理職入り間近と噂されていた男。
デスクワークより現場主義であり、自身が向かわなくても済む場所への出張も何度もこなしていた。
新たなる約束の地・ネオ・カナン。
この大地の資源を供給することが可能となれば、運行により莫大なエネルギーを消費するシルバー・メリー号に対して、大幅なコスト節減が見込むことが可能となる。
他にも未知の鉱物や資源、更にはまだ知り得ていない物質の新発見の可能性。
彼の目には、この地が輝いて見えた。]
[14年前、レオンはこの地への出向を自ら申し出た。船の為、未知なる大地への好奇心の為。
出向期間は約半年。その間故郷に戻れることは出来ず、電話や通信は愚か、手紙を出すことも適わない。
レオン自身も家族と別れることは辛かった。
妻も未知の惑星への出向を最後まで反対していた。
娘も育ち盛りの可愛い時期であり、彼自身家族を誰よりも愛していた。
しかし、レオンのネオ・カナンへの熱情は強く、その決意は誰にも止めることが出来なかった。
「土産話と土産を期待して待ってろ」と言い残し。
滞在は予定よりも数ヶ月伸び、13年前に故郷へと帰還。
家族との再会を果たした時、彼の両手は妻を、娘を幾度となく抱きしめていた。
「長い間家を開けてすまなかった。これからは俺も落ち着くことにする」
今後のことを考え、現場に出るのは後進に譲る、と。
ここで終われば、特に珍しくもない普通の一般家庭の話。*]
――4d・Nルーム――
[ダーフィトが去ってから、私は暫くNルームを離れることが出来ませんでした。
後悔と悲痛を抱えたまま>>3:+49彼を追いかけたかった想いは当然あったのですが。
同時に、彼が私に添ってくれたことに対する余韻を少しでも長く感じて居たかったのです。
一人、私の体が安置されているコクーンの隣に座り込んでいると、エレキギターを持った何度か見かけた男性――確かデータによると、トールさん>>4:243と、シメオンさんがNルーム内に来られました>>4:252。
シメオンさんは俯き加減で、黒いフードもあり表情はよく見えなかったですが。
流石に二日酔いは回復したでしょうが、彼も足が悪かったはず。
大丈夫なのでしょうか、とふわふわと近付いた時、彼がぼそっと呟いた言葉が聞こえました。]
シメオンさん……。
覚えていて、下さったのですね……。
ありがとうございます……。
[でも、彼の声はどこか震え……涙声だったように聞こえたのです。
普段の好奇心旺盛の私なら、下へ回りこんで彼の表情を伺おうとしていたのでしょうが、泣いているのだとしたら、覗き見なんてされたくないですよね。
私が死んだ話を聞き、血相を変え飛び出したのを当時の私は知る由もはなかったのですが>>3:191。
クールに見えて実は熱い方ですよね、シメオンさん。]
……シメオンさんが奏でる熱情に溢れた激しい曲、聴いてみたいです。
息抜きされる時にでも、演奏して下さい。
私はいつでも聴きにいきますから。
[今更ながら、彼に聞こえぬリクエストを告げたのです。
同時に、トールさんは手にしていたエレキギターで、ドロシーさんの為にと演奏を始められました。
静かなNルームに響き渡る、別れと再会の曲のジャズアレンジ。
彼の優しい演奏を聴き入り、終わった暁には、私は惜しみない拍手と賛美を彼に送りました。*]
――資料室→ ――
[先生が、傷の痛みの中、朦朧とした意識の中叫んだ真実>>1は、ダーフィトにはしっかりと聞こえたようです。
私に言っていたように、躊躇無く引金を引いた時の彼の瞳は――。
見慣れている私でも一瞬びくっとした程に、刃物のように鋭く見えたのです>>13>>14。]
(――……もしや、私の仇を取るため?
……違う。ただの尻拭いですよね。
ダーフィトが、後輩の私の後始末をするのは、いつものことですから。
本当に、いつも、申し訳ありません……。)
[銃声が響いてから少し経った後、彼は深緋の元へと足を運びましたが、私は後を付いて行くことはせず、逆を向き、資料室を後にしました。
――大量の血の池の中、物言わず倒れている獣と女性の組み合わせは、未だに直視することが出来なかったのです。]
[資料室を出て行く際、アイリとすれ違いました>>+9。
先程までの私は、近くにアイリが>>+1>>+2、オクタヴィアさんが居たこと>>4:+75にも気付かなかったのです。
遅れて来たダーフィトと、シェルダン先生は怪我を負ったものの、命は取り止められ無事でしたが。
先生を庇ったケーリッヒ先輩と、タイガさんは助からなかったのです。
(実はケーリッヒ先輩はこの段階では生きていたことを、途中で部屋を出て行った私は知ることがなかったのですが)]
ううん、大丈夫……。
気を遣ってくれて、ありがとう。
でも、少し……。
[本当は、タイガさんにも死んで欲しくなかったのです。
もっと、彼と話したかったのです。]
[私に終焉を齎した爪を振り下ろし、私の最期を見届けた、唯一の人。
頭では甘えだと分かっているのです。
あの状況下、タイガさんを殺さないと先生も、ダーフィトも死んでいたことはほぼ確実だったでしょう。
でも、お父さんが最期に人としての意識を取り戻したから。
タイガさんもそうなってくれるのでは、と淡い期待を抱いていたのです。
結果、彼が起き上がってくることは、なかったのですが――。]
ごめんなさい、少し……一人に……。
[アイリの慰めの声が聞こえてきます。
でも今の私は、例えアイリが相手でも、話すことが辛かったのです。
顔を見られないよう、逃げるよう、その場を去ってしまい、彼女の様子がどこかおかしかったことにも、気付けなかったのです――。*]
/*
い、今起こったことをありのままに話すぜ…!
昨日全然動かなかったのに、平日日中に超話が進んでいた……
ダーにゃあああああん!!!!
……このコアずれがなくて、初日落ち希望者がもう少しいれば、初日じゃなく4dの処刑死か襲撃死でも立候補してたんだけどね……
(まあ初回落ちはバファ成分も少しあったり。
臨終ロール書いてる時微熱だけどあったし…
(だから3d墓落ち後の発言のテンションがおかしかった)
/*
そういえばシグルドの追えてなかったけど、過去普通に13年前言ってそうな気もする。
こちらが血の記憶13年前に決定したのは、お父さん享年30前半から逆算され、トラウマ鮮明に植えつけられるとかでベル7歳になったような。
ので生きてたら45か。
/*
ふぁああシメオンかっけえええええ
やっぱRP村の狼は花形だなあ。
私がやるにはまだまだ早すぎた。おまかせで回ってこないだろうと思ったけど来なくて良かった。
(ジェフロイ第一希望だったときはちょっと狼考えてたとかそんな)
ので私は全力で食われに行った。
というかマリエッタさんの襲撃も相談あったっぽいし、今回襲撃全部村側の意見聞いてることになるのか……。
狼さんたち、本当に申し訳ないです……!
私逆パターンでそれしたことあるので(村側の要求で襲撃、パス含)、その時の不満やストレスよくわかっているつもりだったのですが……。
[あれから幾分か休憩を取り、気分も少しは落ち着いた頃でしょうか。
船内をふわふわと見回り、今を生きている方々を見ていたのですが。
皆さん、憔悴している様子が目に見えて浮かび上がっているのです。
ダーフィトや先生は何時ものこととはいえ……。
……私までこんな考えになってしまうだなんて。
お二人はどんなことがあっても無事だから。
そう、無意識の間に信じ込んでいたのでしょう。
私だけじゃなく、ケーリッヒ先輩まで居なくなってしまったから……。
だからこそ、お二人には私達の分まで、生きて欲しいのです。
特にシェルダン先生は、ケーリッヒ先輩が身を挺して庇った場面を見ているはず。
サバイバーズ・ギルトを感じられるようなことがなければ良いのですが……。]
――回想・4d_Sasha――
[淡々とサシャの口から語られる真実>>+28>>+29。
正直、聞いただけでは信じられないことなのですが、語っている間の彼女の表情は、明るく可愛い「いつものサシャ」ではなく、あの時弓を乱射して破滅を望む「狂気のサシャ」でもなく。
本当に戸惑っている様子で、悲しそうに見えて――。
私は彼女の掌の上に自分の掌を重ね、話を聞いていました。
重ねても重なることは無いので、実際は重ねようとしている素振り、ですが。
この時に思う――どうして死んでいるはずなのに、まるで生きているかの如く私は、私達は、活動しているのでしょうかと。]
正直、わからないというか想像できない事ばかりで……。
[まず正直な感想――お世辞にも慰めの言葉とは言えないことを言ってから。]
でもサシャは、辛かったのでしょう?
……今も、辛そうな顔してるもの。
サシャが私を助けてくれた時。
あの時は、“サシャの意思”で、私を助けようとして、実際助けてくれたのでしょう?
だから、それでいいの。
私は、優しいサシャを知っているから。
優しいサシャが消えてくれなければ、居てくれれば。それでいいの。
[彼女はきっと決死の覚悟で私に告白してくれたのでしょう。
すり抜けてしまうのは分かっているのですが、それでも彼女をそっと抱きしめたのです。]
言ってくれてありがとう。
じゃあ、今度は私の話したいことの番かしら。
……私のお父さん、人狼だったの。
でも私は、お父さんのことが、人狼でも大好きだったの。
もちろん、それは今も変わっていないわ。
[人狼に憧れを持つ彼女へ、伝えておきたかったこと。
真意は「私もサシャの仲間のようなものだから」と。
ずっと不安そうな彼女を、安心させたかったのです。
少しでも、彼女は安心してくれるのでしょうか。*]
――現在――
[周囲が、ざわついていたのです。
幾度と無く響く銃声>>233。
親しみを感じていた男性が、友人の命が刈り取ったこと>>256。
スノウから告げられた、若店主の名――>>277。
シメオンさんがエレオの命を奪った瞬間を見ることを出来なかったのは、私にとって不幸中の幸いだったことでしょう。
後に現実を突きつけられることになるのですが、現場を見ていたとしたら、私の心の傷は再び抉じ開けられることになっていたでしょうから。
――それよりも、私は姿を見かけていない彼の様子が気になったのです。]
[ダーフィトは、どうしているのでしょうか。
この体になり、自由に壁や扉が行き来出来るようになったので、部屋に入ることも可能なのですが。
流石に勝手に不法侵入することは憚られます。
その時、ショッピングフロアで店を構えている若店主のノトカーさんが冷凍睡眠装置に送られると聞き、私はNルームへと向かったのです。]
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