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― 襲撃前 ―
[>>*4何やら深刻そうな顔をするから、何を言い出すかと思えば、>>5可笑しな事を問うノトカ―に、思わず、ドロシーと目を合せて……吹き出した。
真面目に尋ねているのに申し訳ないと思いながらも、止らなくて、腹を抱えてけらけらと]
ふふっ、可笑しな事を言う子だねぇ。
君が、そう思ってくれるならそうだし、違うなら君にとっては違うんだろきっと。
君が僕らを如何思うかは、君が決める事さ、……違うかい?
まぁ、君が何と応えようと、僕は勝手に友達だと思って居るけどね。
……それとも、友達以外の関係をご所望かい?
[彼の不安を笑い過ぎた息苦しさに涙が滲む程に盛大に笑い飛ばして、やっと顔を見せた彼をまじまじと覗き込む悪戯っぽい笑み。
何処か試すような響きで訊ねた言葉を、彼は如何受け取るだろうか?*]
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ただいまー。
今日は暇で暇で暇で、普段できないとこまでがっつり掃除しまくっていたアカウントは此方。
そして帰りにコンビニで半額以下に値落ちしたケーキを買い漁る。
なんて充実したクリスマスイブ!!!
明日はケーキだけ喰って生きようそうしよう。
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共立てスポンジなら焼けるけどメレンゲの扱いが壊滅的なのをなんとかしたい。けどしかたないね、女子力[[fortune*]]で振って一桁だもんね、僕。
朝から晩まででケーキ4号2つまるっと食べきったよ!
欲張ってもう1つ買ったりしなくて本当に良かった!!
/*
共立てはベーキングパウダー使わないよー。
作った方が安いけど売ってる方が断然美味いから、僕は買う派だなー。
作って楽しむって意味では作るけど、食べて楽しむ分には、買う。
[ゲームの終わりを知らぬ侭、孤独を怖れ駆け出した廊下]
―――――っ、ぅわ!!??
[曲がり角を曲がった所で、誰かにぶつかった。
もうドロシーしか居ない筈なのに、けれどドロシーでは無い。
強かに顔を打つような高さに少女が居る筈はない。
傾いた身体を抱き留められる真っ赤な景色に溶け込んだ侭の、腕。
抱き寄せられて香るコロンの香りは、酷く落ち着く、良く知った――…]
『廊下を走り回るのは、感心しないね、
[仕方ない子だ、そう呆れ交じりに笑う、穏やかな声。
ローゼンさん、呼び返した名は声にはならず、無我夢中で縋る様に抱き締めた]
『何をそんなに泣いているんだい。
迷子になった時の魔法の呪文は、昔も今も変わらないと、あの時ちゃんと教えてあげただろう?
…思い出せないなら、”ドロシー”に聞いてご覧?と。』
[”ドロシー”と、此処には居ない少女の名を呼びながら、悪戯っぽく笑う彼の視線は、足元に。
めをぱちくりさせて、足元を見る。此処に来た時の侭の衣装の自分と
…同時に、もう一人の自分も一緒に]
[…足許に、視線を落とす。
クローゼットに用意されていた、薔薇の飾りの赤い靴を穿いた、足元。
ふと思い出して、思わず笑った。
昔膝の上で読んで貰った懐かしい記憶…]
[お気に入りの魔法使いの出てくるあの絵本。
あの頃から、憧れていた『魔法使い』はただ一人きりだけれど]
……踵を三回鳴らすやつ?
幾つの頃の話さ、それ。僕もう子供じゃあないよ。
やだよ、おうちになんて帰らないんだから。
酷いな、折角ローゼンさんに逢いに来たのに…。
[拗ねたように唇を尖らせて、甘えて縋る手を解けば、彼がクローゼットに用意していた髪の色に似たワンピースの裾をふわり広げて一回転して、お披露目を]
クリスマスらしくおめかししたんだから、今夜は一緒に過ごしてくれたっていいでしょ?
ねぇ、僕の魔法使い様。僕のお願い、叶えてよ。
[上目がちに彼の顔を覗き込む、子供の頃から変わらないおねだりのし方に、二度目の、仕方ない子だ、を零しながらも優しく笑うその腕に抱き付いて]
[……彼の腕を引いて、けれどふと、動きを止める。
もう一人の、それは元の世界の自分を指した心算だった。
けれど頭に浮かんだのは、幼い少女の横顔だった。
寂しさを心の底に隠して笑う、昔の自分のような。
幼い日の自分はローゼンさんに出逢えて、
「寂しい」と手を伸ばす事を教えて貰った。
けれど、彼女は、未だ、きっと……]
……ローゼンさんは僕を迎えに行ってね!
絶対!絶対だからね!!
[縋った腕を自ら解いて、駆け出した。
赤い世界に独りぼっちの少女を探すために]
……っと、ごめん、痛かったね!!
[『それでは窒息してしまうよ?』と笑うローゼンさんの声に窘められて腕を解けば、コートのお披露目が再開されただろうか。
可愛いおねだりには、嬉しそうに微笑んで笑顔で応えて手を差し伸べる]
勿論!一緒に行こう!!
ふふっ、ご馳走あるかな?ドロシーはなにが好き?
[彼の腕を離れ、小さな手を取り歩き出す姿を優しく見守る視線を背に、パーティ会場へと、共に。
パーティが終わるまで、まるで仲の良い姉妹の様にずっと彼女の傍で過ごしただろう。
それは少女の願いでもあり、自身の望みでもあった。
傍に居て欲しいと願い、独りぼっちの自身の前に現れてくれた、あの日の、お返しができれば、と*]
[>>44出口へと向かう少女の姿を見つけて、声を上げる]
ドロシー!お願い、ちょっと待って!!!
[叫ぶと同時、大広間の階段の手摺をショートカットで滑り降りるお転婆に、階段の上のローゼンさんが呆れ交じりに笑ってる、然して息を乱すでも無く、追いつくのはすぐの事]
これ、……僕とローゼンさんから、
遅くなったけど、クリスマスプレゼント!
[そう言って、差し出すリボンを掛けた大きな箱。
綺麗に包装されたその中には、少女と同じ名前の主人公のあの絵本と、パーティの夜から履いている薔薇の飾りの赤い靴と、揃いの靴。
魔法が込められたその靴は、少女の成長に合わせてこれからもサイズを変えて行くだろう]
逢いたくなったら、いつでも遊びにおいでって。
もう一つの我が家だと、そう思うと良いって。
[興奮気味に話すから、言葉が大分足りない。
そんな説明で伝わる筈はないと、遅れてのんびり追いついたローゼンさんが説明を足してくれるだろう。
絵本の中の少女のように、踵を3回鳴らして呪文を唱えれば、赤い世界の少女と、アイリが、何時でもローゼンの屋敷で再び逢う事が出来ると。
少女の返事を聞くより先に、膝を付いてぎゅっと小さな身体を抱き締める]
僕、ドロシーが居ないと寂しくて死んじゃうから、
偶に遊びに来てね!きっとだよ!!
あと、これ、僕の連絡先入ってるから!
何時でも連絡して来てね!!
[此処で少女が使っていたスマホをそのまま、少女に渡す。
ぜったいだからね!と泣き出しそうな顔で縋れば、どちらが大人か判らない、赤い世界で初めて逢ったあの時の記憶が、二人に蘇ったかもしれない*]
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時間的に終わらなかったので諦めたアカウントは此方。
赤窓に来てくれた二人は本当にありがとう!!
ご一緒させて頂いた皆様、またどこかで!!
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