565 【SF＆BBS風人狼騒動RP村】Sleeping Silver Sheep ④ ～ 銀色羊は＂狼月の村”の夢を見るか ～
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神父 ジムゾンは、ならず者 ディーター を投票先に選びました。
神父 ジムゾンは、シスター フリーデル を能力（守る）の対象に選びました。
神父 ジムゾン
[ディーターは酷く穏やかな顔をしている。
一枚の紙を拾い上げ、『オレだ』と、そう笑う。
その顔は、開き直った人狼に見えたか、
あるいは人狼を守った従者に見えたか、
もしくは――
きっと自分には、どれでもない、
昔から村で共にいた、“ディーター”に、見えていた。
処刑台を使えとは言わない、と、言う。
その言葉の意味は、分かる。
投票箱を開けさせることをしなかった。
処刑をさせることも、しなかった。
――大人になって、酒ばかり飲むようになって、
子供の頃から随分変わったように見えても。
そういうところは、
何も変わっていないように感じられていたのだ。
年下や弱っている者には面倒見が良くて、
その見てくれよりも、
よほど柔らかに接するところがあるのを、
ずっと、見てきた。]
神父 ジムゾン
[去っていく背中に、かけられる言葉があるだろうか。
どうしてこんなことに――、違う。
何故――、違う。
ただ、“どうしようもない”何かだけが、そこにある。
ディーターを、死に追いやる。
――… 十年前、
それは自分も、いなかった頃のこと。
きっと自分は最初から最後まで、
何もかも気づけずに、
帰ってきて『また会えた』顔を見て、
ほっとした、と笑っていたのだ。
見ていたのは、きっと、
欠けていない半分。
地上からは片方しか見えない、月のように。>>160
それは今も知らない、分からない。
けれど、
帰って来たかったこの場所には、
『その』お前がいた。
その半分に、これまで、どれほどに。 ]
神父 ジムゾン
――、
ディーター！！
[言葉なんて何一つかけられないと思っていたのに、
気付けば、椅子を蹴り倒し、
名前を呼んで立ち上がっていた。
苦し気に表情を歪める。
きっとその表情は、子供の頃からは、
酷く変わってしまっているのだろうけれど。
その声に、息に、
置いて行かれる子供のような音が混ざりかけるのを、
必死で飲み下し、拳を握りこみ、
――去ってゆくその背中を、目をそらさずに見送った。]*
【独】 神父 ジムゾン
/*
多分今日のニコラスの動きって村陣営勝利見た動きだよねえ…
だからこういう念押しになるのはとても分かる、うん。
赤陣営の想定してる落としどころは大体想像できてると思うのだけれど、村全体として禍根を残さないように纏めるにはどういう方向に動いたものか…（つまり上の提案）
今回そもそも自分の動きの希望は度外視ではあるけれど、曲げる方向には動けないっていう一線だけはあるから、そことの兼ね合いを見つつ、かなあ、ううん……
でもまあ、いざとなったらそれも別にいい…
それと、明日襲撃なしの可能性も結構見てる。
何回も灰に埋めてるけど！ 序盤で！！ 噛まれたい人生だった！！！＞＜
がんばるぞ！！！
【独】 神父 ジムゾン
/*
＞＜。
上で噛まれたかったとは言ったけれど、それは進行的な話と胃痛のことで、大事な縁故があるひとたちに終盤に残してもらったのはとてもありがたいことなのだ…がんばる…
神父 ジムゾン
―― 教会 ――
[ニコラスは、自身の過去を語り始める。
嘗て人狼騒動に巻き込まれたことがあるのだろうと、
そう考えていた己の想像よりも、
それは、遥かに過酷なものだった。
“狼占の眼”として教育を受けた。
そして、戦っていた。
それはつまり、一度だけではないということか。
いまこの数日のうちに村に起こった出来事を思う。
一日に、ふたり。
いつ自分に死が訪れるとも分からず、
人を殺し、人狼を殺し、
死にゆく者を見送り続ける。]
神父 ジムゾン
[狼占の眼として戦う。
人狼を駆逐する。
そうと教育される――
それはまるで、ひとが人狼から生き延びるための、
道具のような扱われ方だ。>>3:0
静かな表情を保ち、語られる過去を聞きながら、
その過去の計り知れない過酷さを、ただ、思う。
やがて、口を開いた。]
『ニコラス・リーベスヴィッセン』
……ニコラスっていう名の話を聞いた時、>>0:992
聖人の名を思い出したよ。
無実の罪に苦しむ者の守護聖人だ。
他人に知られないよう、弱者を助ける。
[果たして、その名を付けたものが
何を想っていたのかは、分からないけれど。
『お前を生かしてくれた神の愛を知れ』>>0:902
その言葉に込められた何かが、
今になって、計り知れない重さをもって、
伝わって来るようだった。]
神父 ジムゾン
……駄目な奴なんかじゃないさ。>>327
偽物が出てくる可能性がある中で、
隠す必要もあったことだろう。
それに、それだけじゃない。
カタリナから守護の手の護衛を外そうとしたのは、
彼女が大切だったからなんだろう？
カタリナの想いは本人にしか分からないが、
死に顔は、幸せそうだった。
それに――
狼占の眼は村の助けになる力ではあっても、
ニコラスは力そのものじゃない、
ひとなんだから、
記憶を失くする前だって、
自分を殺そうとした奴を、
咄嗟に庇う程に。>>325
だから、大切なもののためにそうすることを、
少なくとも俺は、
責められることじゃないと思う。
神父 ジムゾン
けど、ああ、
もし“守護の手”に伝えられるなら、
そのときは確かに伝える。
[そう、他ならぬ“守護の手”はそう思っている。
けれど、これは口に出してはならないことだから、
伝言として伝えられたその言葉を、
確かに伝えると約束した。
――実際のところ、ニコラスと自分の
何方が死ぬのが早いかといえば、
今日“守護の手”狙いの襲撃が自分に来ることも、
相当に可能性が高いと思っていた。
けれど、ニコラスはどこか覚悟を決めたように、
言葉と想いを託そうとする。]
神父 ジムゾン
[それが、託してゆくものの意思であり、
願いであり、
意図してはいなかったとしても、
確かに呪いであることには、気付いている。
ディーターが人狼か従者であったなら、
生きているのは、ふたり。
そして、もしニコラスが仮定するように、
明日残るのが自分の方であるならば、
その場に立っている者たちは――
“家族同然のかけがえのない身内たちと、
心から大切な幼馴染、
そしてこの騒動の中、必死で道を探していた女性”
皆、守ることが出来たなら、
結果的に自身が食らわれることになったとしても
悔いはない者たちだった。
彼らのうち、少なくともふたりを――、
その約束は、そういう意味だ。]
神父 ジムゾン
[
“大切なもののために心を優先すること”
それを、自分には決して許さないということ。
それは当然のことだろう。
まるで仕組まれたような人狼騒動ではあっても、
その口火を切ったのは間違いなく自分だった。
抑々、“屍を背負い続けて”ゆくものだ。
託されたものは、
呪いであれ祝福であれすべて飲み干して、
その手に“持ってゆく”義務がある。]
神父 ジムゾン
[ もしかしたら、
“滅びの運命”というのは、
人が死に、人狼が残ることだけを
指すのではないのかもしれない――
そのことに、既に気付いていたとしても。
こうして渡されたものを、
受け取らずにいることは、
許されないことだ。]
[ だから、]
【独】 神父 ジムゾン
/*
この村のレーティングはR18Gじゃないからな…気をつけろよわたし…（そういうレーティングの村での前科がありすぎる者のかお(・・)＜まあ守護者の力でさくっと一文で行けば描写的には大丈夫か～
神父 ジムゾン
―― 宿 / ④号室 ――
[ニコラスとの対話を終え、護衛先へと向かう前に、
向かう場所があった。
葬儀の折に、シモンの部屋を確認した。
旅の者であった彼に、何か共に棺に納めるものは
あっただろうか、と。
とはいえ、荷を漁るような心算もなく、
ただ、一度部屋を確かめようというだけだった。
そこに、その紙はあった。>>2:99
そこに書かれていたのは、彼の行動の全て。
既に予想していたことではあったが、
人狼に襲われての死を望んでいた彼の
行動の裏側が、そこには包み隠さず書き記されていた。
葬儀のため、一度は読まずにその場に終えて、
夜になってもう一度部屋に取って返す。]
神父 ジムゾン
[“君”へと語るその手紙は、個人的なものであったろう。
本当ならば、読まずに伏せておくべきものだ。
けれど、紙面を捲る手が止まらなかった。
――“君”というのは、もしかしたら、
彼が見たという“青い世界”にいる、
誰かのような気がしていた。
人狼騒動の経験の話を、
自分に持ち掛けてきた理由を知る。
人狼に脅威と見なされるために。
もし話した相手が人狼だったとしたら、
それはそれで、脅威と見なされ狙われることは
都合が良い――ということのようだった。]
神父 ジムゾン
[最後の手紙に目を通す。>>2:525 >>2:526
彼の綴る“役割”が何を指すのか、
その亡骸を見つけた自分は、よく知っている。
死を望んでいたのに抵抗した形跡、
遺してくれた手掛かり。
――その行動の、動機の全てを知っても、
彼に対して思うことは、
あのとき最後に交わした言葉と変わらない。
死を望み、そのために村を人狼騒動に巻き込むことも
決意して、
それでも最期に、己に役割を課した。
『親愛なる貴方達へ』
手紙の最後には、そう綴られていた。
どれほどの絶望の底で死を望んでいたのか。
どれほどの過去があったのか。
それでも、彼が最期に書き綴ったのは、
――あまりにも、優しい言葉だ。]
神父 ジムゾン
……ごめんな、
見つけるのが遅くなって。
屍を越えたその先に、
痛みを抱えて生きていくことを
望むなら――、か。
[未だ明けぬ夜の中で、
ここに居るものたち全てが、
屍を、痛みを負っている。
投票箱に票を投じた時点で。
あるいは、人を食らった時点で。
あるいは、もしかしたらニコラスが言うように、
人を食らうことを、止めずにいた時点で。
生きるものを生かしたい。
それだけを思って、生きてきた。
先程ニコラスと交わした言葉を思う。
――夜明け前程深まる闇の中で、
その手紙を前に、静かに佇んでいた。]*
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フィルタ
生存者 (4)
犠牲者 (5)
★★処刑者 (5)
★
★★★突然死者 (0)
見物人 (0)
退去者 (11)
★★★★★★★