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― 魔導師の研究室 ―
[意識を凝らし、力を高める。
生み出した魔力のヴェールがふわりと包み込むのは、太陽を思わせる黄色の花]
……さて。
今回は、どうなりますか。
[願わくば大本ないし、なんらかの影響をうけたものであってほしい、と。
願いながら、魔法花と街の接続を切り離す]
だいぶ、解析は出来てきてますが……もう一押し、足りないのですよねぇ……。
[は、と零れ落ちるのは、嘆息。
名を呼ぶ声>>+0が耳に届けばそちらを振り返り、何とも評し難い表情を浮かべて見せた。*]
― 魔導師の研究室 ―
[知り合いらしい花精たちのやり取りには口を出す事なく、魔導師が意識を向けるのは先ほど隔離した花の方だったのだが]
……コエ……ですか?
ふむ……確かに、あなたの本体は他の方に比べて弱っている感がありますから。
無関係とは、言えないかも知れませんね。
[零れた問い>>+7に、ついうっかり研究者視点の方で答えて。
それから、あ、と短く声を上げる]
……すみません、つい、研究者気質が先に立ってしまって。
ぼくは、ベネディクト。
あなたたちの住む街の『長』という事になっています。
[やや自嘲を交えて、名を告げた後]
ええと、この場にいない誰かのコエが聞こえる……という件ですが。
病の影響である事は否定できませんね。
どうやら、この病はあなた方の本体に宿る魔力を違うナニカに変換でもしているようなので……。
結果的に、本体が著しく衰弱し、最悪、枯れ果ててしまう可能性もあります。
[そうなったらどうなるか、は口にしない。
それが花精にとっての『死』である事は、言わずとも伝わるかも知れないけれど]
いずれにしても、あなたの本体を少し調べさせていただいて構いませんか?
あなた方をあるべき場所で目覚めさせ……そして、病を癒す術を見つけるために。
[何かしら、他と違う反応があるというなら、それは大きな手がかりとなるだろう。
そう思うからこそ、問う声音は真摯な響きを帯びていた。**]
ええ、自覚はないかも知れませんが……他と比べて、個体としての力が落ちています。
[見上げる視線>>+14は、どこか穏やかならざるものにも見えて、魔導師は僅かに眉を下げる。
その後に告げた現状への反応>>+15は予想していたもの。
していたが故に……というものも、なくはないが一時それは飲み込んで]
……出所では、ない?
[次いで向けられた言葉>>+16に、魔導師はひとつ瞬く。
その後に続いた話に、むう、と短く声を上げ]
赤い霞……ですか。
考えられる要素は複数ありますね。
それを特定できれば、対処はできるでしょう。
[言いつつ、魔導師はふわりとその手に光を灯す]
それでは、失礼ですが、調べさせていただきます。
傷つけたりすることはありませんので、気を楽にしてくださいね?
[できるだけ穏やかな口調で告げた後、魔導師は灯した光で太陽の色の花を照らし出す。*]
[魔力による解析をしている所に届いた声。>>+26 >>+27
それに、魔導師はふ、と息を吐く]
……元より、この場所の事を街の皆に報せるつもりはありません。
いえ、本来ならば、こうして語らう事もあるべきではないのですから。
[くるくると手の中の魔力を編み上げつつ、魔導師は探査を続けて行く]
誰にも知らせる事無く、そして、今後はこのような事を起こさずにすむように努めます。
……目覚めた時には、この場所の事は曖昧な夢として、消えてゆくように術式を編むので、そこはご心配なく。
[もしかしたら目覚めかけているものが他にもいるかもしれないから、そこは手を抜かない、と。
約する声音は静かなもの。*]
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