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秘話に時間軸二本もぶちこんでごめんなさい!!
てきとーに捌いてもらって大丈夫です!
チョコ持ってた方は表展開でも……
僕は……生きたい。
僕自身はね?
[元は、生きる為に殺しの術を覚えた。
こうして今があるのは生きたいから。
だが今、利用していた力は蛇の様な牙を剥き、甘い林檎の果実に毒を吐こうとする。漆黒に濡れた≪翅≫は甘美を今にも食い漁らんと欲す。]
でも、死を逃れるには神から嫌われし≪赤≫の者が死するしかない。そう…この呪いを掛ける際の条件としてだ。
だとしても、
恐らくなのだけど、僕らは助からない。
[マリエッタを抱き締めれば耳元で「ごめんよ」と。大いなる力に争う事難しく、それを心の内に抱いている為か自然と身体が身震いをしていた。]
[懺悔のような返答をただ静かに聞きながら、その白をひくりと動かす。そして"赤"という言葉に小さく反応した。]
いいよ。
思った以上に長く生きたんだし。
………罰は受けないと。
[そう、この背中の白だって、正義の色ではない。ただ誰かの運命をオモチャにした為に、引き裂かれる運命に堕ちたことは認める。
気付けば、相手は自らを包み込み謝罪の言葉を述べる。小さく身震いするのを感じる。その身震いの意味は分からないけれど。
あぁ、ごめんね。
そう胸の内に呟く言葉は誰の為の言葉だったか。]
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あかん。
あぁ、そうか、と俯瞰するキャラしか出てこない。
カレルに会いたい。カレルーカレルー( ´•̥̥̥ו̥̥̥` )
兄…様……?
[思わぬ人物の名に目を丸くする。]
確かに…兄様はこの呪いに関係はない…けど……
[何とお願いするのだろうか、もうじき私たち死ぬからこの子をお願い、とでも言うのだろうか。そんな話、あの堅物が鵜呑みにするのだろうか……
いや、無理だろう……]
お嫁さん…?
言いに決まってるだろ、当たり前さ、マリー
俺のかわいい嫁さん
[その笑顔に応えるように、自分もいつも通りのイタズラ気な顔で彼女の髪をすくい上げ口づける
いまこの瞬間だけでも昔のままの何もなかったころのように]
うん、大丈夫
マリー、ずっと一緒だ、何があっても
[せめて、少しでも自分に彼女を守るすべがあったなら
この恐怖からわずかにでも遠ざけることが出来ただろうに
何度もなんども落ち着かせるように、彼女の髪をするすると指を通し遊ぶ]
ふふふ……
……ありがと……
[大切な人の言葉に、また擽ったそうに笑う。掬いあげられる桃色はサラサラと溢れて、何度も何度も彼の指を絡め取る。]
………うん、ずっと一緒。
春が来るの、楽しみ。
[その小さな幸せに縋るように繰り返す。言葉にすれば、雪のように溶けてしまいそうなそんな脆いものでも、今は手の中にあることを確認したくてもう一度指を絡めた。
そのままその温もりに包まれて、夜を過ごしただろうか。2人を引き裂いていく夜明けをその熱で溶かすように────。]*
[祭壇の前で目を伏せて手を組み呟く言葉は我儘なもの。]
神様……私……まだ死にたくない……
…………離れたく……ないよ…………
[冷えた空気が頬を掠める。吐いた息が白くきらめいて、消える───]
画家 マリエッタは、画家 マリエッタ を投票先に選びました。
──バタン
─────…………っっ!!
[後ろで扉が開く音がしたかと思えば、名前を呼ぶ声。伏せていた顔を上げると、途端に温かさを感じ、愛おしい匂いに包まれていた。]
カ……レル……?
[その顔は先程から溢れた涙でグシャグシャだっただろう、ただ後ろから強く抱き締められ、彼の顔も見えない。詰まる喉から一番好きな響きを絞り出せば、その腕に顔を埋めた。]
……会いた……か……った……よぅ……
[小さく呟く。散々涙を流した後なのに、また目頭が熱くなる。]
[後ろから抱き締められる腕が緩めば、そのままくるりと視界は暗くなる。しかし自分を包む匂いは変わらないまま、何時もと変わらない幼馴染の声を聞く。
一つ、また一つとゆっくりと吐きだせば、震える息は次第に落ち着いていっただろう。]
チョコ……
今年、作れなかった……
私、描くことしか出来ないから……
[出来合いのチョコにチョコペンで絵を描いただけのもの。それなりに時間を掛けて一生懸命は描いたけれど、それでもやっぱり手作りに憧れた。]
来年……っは………
[来るか分からない未来に言葉が詰まる。と、手を取られて、それ以上は何も紡げなくなった。その手に落とされるキスを見つめる。]
眼……?こう……?
[言われるがままに涙に濡れた睫毛をそっと伏せ、その視界を閉じた。]
[視界を閉じたままで、彼の声を聞く。嬉しい──その言葉にまたじわりと心が溶けるようにそこから溢れそうになる。
いつだって望んでいたのはその笑顔。彼が幸せであることが嬉しかった。一番見つめていたのだから。
するりと指に何かが通る感覚といいよ、という言葉で眼を開く。]
わぁ…………
[その約束の指には小さな空が広がる。少し照れたような彼の笑顔に思わず堪えていたものが溢れた。]
お嫁さ…んに……してほ……しいっ……て……
言……ったか……ら……?
[それは数日前に全てを打ち明けた時に言った子どものようなお願い。不安に潰されそうだった心が溶けてゆく。ありがとう、が紡げずに、泣きながらニコリと笑った。]
[見つめる先の彼が涙で霞む。そうしたかったから、と笑顔を歪める彼が愛おしくて──とても悲しい。そんな感情に小さな胸はもういっぱいだった。
ふわりと被せられる白い布。ベールを被ったようになれば、その布が落ちないように手で押さえる。]
私も……いついかなる時もカレルを想い、共にあることを……誓います。
[それはいつかの時のように、未熟でおままごとのような儀式だったかもしれないけれど。そこに込める想いは確かに本物で、そこに流れる時間は確かに永遠───。]
カレル………貴方を永遠に愛します。
[頬に添えられた手に、顔が熱くなるのが伝わるだろう。ぎこちなく、ただ真っ直ぐに、彼を見つめて。]
[“それ”は見ていた
桃色の髪の女性と、その隣にいるひとを
とても悲しそうに、見ていた───*]
[幸せ──その言葉に微笑めば、コクリと頷く。
傍に彼が居る、それがこんなに幸せなことだなんて、いつだって気がつくのが遅いなー、と苦笑する。]
カレル…ありがとう……
[やっと伝えられる感謝の言葉。ニコリと笑えば、彼の顔が近付く。受け入れるように、目を閉じれば、その唇に温かさを感じた。
───このまま時間が止まればいいのに───
胸に浮かぶは何度も願った叶わない願い。]
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