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― 濁流の谷間 ―
厄介でもなんでも、為すべきは同じだろう?
[成し遂げられる、との意も込めて、言葉を零す朱雀>>10に笑いかけた。
陰気があれば駆けつけ、陽気を以て均衡を成す。
我らの在り方は何一つ変わらない]
[そうして進んだ先は徐々に異臭が感じられるようになってきた>>11]
…毒、だね。
可哀想に。
[枯れ果ててしまった草木を目にし、僅かに瞳を伏せる。
地に溜まる毒水、噴き上がる瘴気。
徐々に濃くなるそれはその先に元凶が居ることを示していた]
― 毒水の沢 ―
…類似の属が寄り付くもの、だしね。
忌々しい姿だ。
[同じ音を持つ妖魔、蒼龍の顔が珍しく歪む。
九面揃って擡げる首、目はそれぞれを向き、九声の嗤い声が辺りに響いた]
見過ごせるはずも無いね。
行こうか。
[右手で薙刀を握り締め、下段外へと刃を流す]
[地面を撫でるよに薙刀の切先を動かす。
そこから伸び行くのは浄化の力を持った植物。
完全なる浄化は時間がかかるが、噴出す瘴気を抑える効果は得られるはずだ。
レトの呪>>19も合わせれば効果も上がることだろう]
[木気は先程十分溜め込んだ。
五行全てが抑えられているこの場で少しでも巡らせるには、と思考し]
[風を巡らせ、神風を喚び。
朱雀>>24へ木気と速度上昇の風を添わせた。
更に幻惑の香を持つ花弁を相柳へと放ち、敵の視界妨害を試みる]
[槍の如く真直ぐに伸び行く一閃。
レトが首の一つ、その喉を斬り裂く>>21中、迅雷は別の顔を掠めて]
朱雀!!
[僅かに逸れたと知れるや、それを使えと言わんばかりに朱雀の名を呼んだ]
[
クリフもまた花弁に紛れ短剣を揮い、確かな一撃を加えていた]
奴の血も毒だ。
浴びないよに気をつけるのだよ!
[接近して刃を揮う面々に声を投げ、蒼龍もまた宙を駆け薙刀を振り上げる]
はぁっ!!
[九面の一つの額目掛け振り下ろした刃は違わず眉間を打ち据え。
斬りつけにより走る傷口から迸る毒血を、斬りつけた薙刀を基点に縦回転することで身へ返るのを避けた]
[刃を相柳へと当てたまま、更に術を叩き込む]
[雷は相柳の身を駆け、刹那、動きを止める。
感電による麻痺も付与する術だったが、長く動きを止めるには足りず。
けれど刹那の停止は好機にも成り得よう]
っと!
[その刹那を過ぎて繰り出された牙に薙刀の柄を翳し、押し返すよな動きの後に距離を取った]
[離れた位置で薙刀に付いた毒血を振り払う。
クリフのように刃を鍛え直す>>45ことは出来ないが、神気通すそれが容易に腐食することもなく。
風纏わせることで浄化を成し、次手の機会を窺った]
[苦戦する者があればその場所へ。
薙刀を揮い真空刃を走らせて]
[十字の真空刃が相柳の一面へと迫る。
その後を更に一撃真空刃が走り、十字が相柳を斬り裂いた直後]
[後を追っていた真空刃が細かな刃へと転じ、相柳の身を貫いた。
貫く程度は浅いが、数の多さに一面が捩り悶える。
どうやら片目が潰れ、そこから毒血が噴出しているようだった]
[己の放った木気が朱雀により火気へと転じ、更にマリエッタにより土気へと転ず。
その一方ではレトが召喚した水柱が上がり、それに呼応するよにクリフが作り出した銀の結晶が伸び上がった。
各所で紡ぎ出される気は巡り行き、相柳の瘴気により抑えられた五行を補うかのごとく辺りに満ちる]
[朱雀の技が毒を焼くのも合わせ、少しずつだが動きやすい環境へと変化しつつあった]
[レトが召喚した水が草花の色を取り戻した>>67]
[水気巡りて木気成す。
されどそれより生み出すは緩やかな陽気。
緩やかに浄化を進めている箇所からも合わせて、寄り合わせた陽気を道の如く
蒼龍の陽気は朱雀のよに強くは無いが、重ね、融和させることで相乗することは可能だろう]
[駆け行く風は九面を傷付けるには至らない、けれど。
朱雀の回避を援け、九面の牙を押し退けるには十分なもの]
せいっ!!
[蒼龍自身も九面へと迫り、薙刀を繰り出しいくつかの首を引き寄せんと宙を舞った]
[金気と水気が融和する気配。
今まで抜くことの無かった宝剣を抜き放つクリフ>>84を見て、蒼龍は笑みを浮かべた。
繋ぐ想いはこの場のみならず。
時を超え、親が成長し行く子を支える]
…少し、黙っておいで。
[迫る浄化拘束の枝に危機を覚えたか、相柳の九面がクリフとレトへと向く。
毒液を吐き出そうとしたところに向かわせるのは妨害の風。
口許に渦を巻かせれば毒液は飛び散ることなく九面へと浴びせられる。
己が毒で苦しむことはないが、忌々しそうに相柳は首を撓らせていた]
/*
続き書く心算だったから退席符打たずにいたら、別事始めたせいでかなり時間経ってたww
退席符打っておけば良かったwww
朱雀、少し手を借りれるかい?
[朱雀が陽気を高めているのは分かっていたが、声をかけて火気を少し分けてもらう。
一輪の花の花弁に朱雀の焔を点せば、文字通り焔花となり、しばしの間燃え続けた。
茎に溜めた木気を吸い上げ火気と化す焔花は、毒に犯された土を繰りかなり消耗したらしいマリエッタ>>78の下へ。
火気を得れば少しは楽になるだろうと考えてのこと*]
[相柳を牽制せし焔雨降り注ぐ中>>92。
火気を得て生じさせた焔花をマリエッタの下へ]
まだ気力があるのなら…あそこの土を使うと良い。
今なら浄化も進んでいるはずだ。
[示すのは己が現出せし植物が生え揃う場所>>28。
相剋の理あれど、抑えの対象を瘴気としているため土を繰る阻害にはなるまい]
[再び相柳を見据えると、風を繰り圧縮したものをその傍へ投げ込む]
[朱雀に意識を取られていた一面の至近距離で破裂させ、彼から離れるよう大きく弾き飛ばした。
衝撃に即座に対応出来ずにいるそれは前衛に立つクリフ>>94の方へ]
[弾いた一面を刃で沈め、血中浄化も成すクリフ>>97を見遣りながら、蒼龍は薙刀を掲げる]
全く、しつこいことだ。
[退く様子を見せない相柳に呟きを一つ。
───
[吐き出される毒液を避けながら、その首へと斬りかかる。
一撃は浅いものだったが、当てることが目的であるため即座に離れて。
呪を紡げば傷口から茨の蔓が身を縛らんと伸びた。
棘が相柳へと突き刺さり絡みつき、一面がそれから逃れんと捩る。
容易には取れぬそれは隙を作るには十分なものであるはずだ]
[火気を得て力を取り戻したマリエッタが相柳を抑えにかかる。
それに乗じクリフが繰り出すは五色の輝石の陣。
更なる金気を引き出し輝く宝剣を、蒼龍はやや眩しげに見た。
六角の結界を足場に宙を翔ける姿に、邪魔にならぬよう相柳から距離を取る]
───お見事!
[刃渡り以上の斬撃を放ち相柳を降したクリフに、賞賛の声を上げた]
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