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― 街道 ―
[追跡隊と伏兵との戦闘が始まるころ、竜の首を運びながらの一行はもう少し先を進んでいた。
戦車から馬車に乗りかえて、座席に深く身を沈めながら魔人は思案する。
竜の首を使ってなにを作ろうかと、実に楽しい思索に耽っていたところへ、空から黒い影が舞い降りてきたのだった**]
― 街道 ―
───それにしても、返す返す竜の魂は惜しいことをした。
あれを捕えておけば一足飛びで異界との門を開くことも可能だっただろうに。
死霊術ももう少しまともに学んでおくべきか。
[北へと走る馬車の中、思索を巡らせる魔王の耳に、近衛たちの警戒の声が届く。
なにごとかと窓から顔を出せば、上空を黒い影が飛んでいた。]
あれは…
[微かに感じる魔力の波動は、覚えがある。
警戒する近衛たちを無視して窓から身を乗り出し腕を伸ばして誘えば、果たしてその黒い鳥は急角度で舞い降りて腕に止まった。]
― 街道 ―
───それにしても、返す返す竜の魂は惜しいことをした。
あれを捕えておけば一足飛びで異界との門を開くことも可能だっただろうに。
死霊術ももう少しまともに学んでおくべきか。
[北へと走る馬車の中、思索を巡らせる魔王の耳に、近衛たちの警戒の声が届く。
なにごとかと窓から顔を出せば、上空を黒い影が飛んでいた。]
あれは…
[微かに感じる魔力の波動は、覚えがある。
警戒する近衛たちを無視して窓から身を乗り出し腕を伸ばして誘えば、果たしてその黒い鳥は急角度で舞い降りて腕に止まった。]
『不覚を取りましたが、必ず戻り、汚名返上いたします』
[腕の上でワタリガラスが言葉をさえずる。
預かった言葉を伝え終えてキョキョと鳴くその小さな鳥を、馬車の中に下ろしてやった。]
エトヴァルトだな?
危地を脱したか。さすがは俺が見込んだ男。
それでなくてはな。
[歩き回る鴉の様子に目を細め、不意に何かを思いついた顔になる。]
エトヴァルトならば使える…か。
[主に向けられた不穏な気配に、鴉がキョ?と首を傾げる。
黒い羽を撫でてやりながら、魔人の思考は儀式へ向いていた。
エトヴァルトの血は特殊な触媒になりうる。
その魂もまた、欠損した竜のそれをいくらか補えるのではないか。
古の契約が代を重ねて結実した命だ。
検討する価値はある。
考え込む魔人を、鴉が不思議そうな目で見ていた。]
― 街道 ―
[順調に進む行程の途中、魔人は居場所を今度は馬車から荷馬車の上に移していた。
切り離された竜の首を相手に、ひとり酒を傾けている。]
なあディルドレ。
貴様、こんな姿になって悔しいか?
少しは悔しがってくれれば、俺の心も晴れるというものなんだが。
[語り掛ける言葉を聞く生者はいない。
いや、エトヴァルトの鴉くらいか。]
俺は無理だと思うね。賭けてもいい。
仮にあいつが聖剣を手にしたとしても───
[自分で言いかけて、不安材料を思い出す。
封印の洞窟からの報告は、まだない。]
……したとしてもだ。
ロルフでさえできなかったんだからな。
あいつにできるわけがない。
誰にも俺を殺せはしないさ。
そのために人間どもには恐怖と憎しみを、魔物どもには欲望を与えてやっているんだからな。
[ここだけの話だぞ、と友に内緒話をするように、死した竜へと囁いた]*
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今日は多分キリングもないし、
あんまり早く城に着いてもあれだし、で、
ゆるゆる暇してていい日であった。
前の更新が忙しかったから、今度は休んでていいと思うんだ。
みんながんばれ〜
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追ってきた王国軍を奇襲するとき、自分ならどうするかな、とか暇なので考察してしまう。
別にこれが正解とか言うつもりはなくて、ただの知的遊戯というか暇つぶし?
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・伏兵部隊は先行させて、街道沿いの山の中に伏せる
・本隊は追いかけてくる敵を引きつけつつ逃走。
相手が罠を警戒して立ち止まるようなら適当に攻撃して、相手が反撃してきたらやっぱり逃げる。
・そのまま逃走を続けて、相手が伏兵の場所を通り過ぎたら、後ろから襲撃
・相手が伏兵に反応して後ろを向いたところを、逃げていた本隊をUターンさせて攻撃
うん。そんなもんか。
まあそうそううまくいかないだろうけど。
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余裕があるなら伏兵は多段構えとかもいいよね。
第一の伏兵の前は素通りさせて、第二の伏兵の場所まで来たら前から攻撃させる。
相手が立ち止まって攻撃するか、退却するかしたら、第一の伏兵で後ろから攻撃する。
この伏兵をさらに多段にして、逃げ出した敵をどんどん後ろから襲うようにする…ってのはたしか銀英伝でヤンがやってたなぁ。
包囲すると見せかけてあえて一か所開けておくことで、相手の逃走経路を限定する策。
完全に包囲しないのは、閉じ込められた敵は死にもの狂いで反撃してくるからとかなんとか。
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エディは3対1か。がんばれー。
…と思ったけど、ベネは来ないのね。
多角面倒だからな…
最終日も、3対2とか考えると頭がくらくらするので、どうにか2対1と1対1くらいにならないものか。
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あまりに何もしないのもあれなので、馬車にエディ君用転移ポイントを設置しようかと思ったんだけど、それやると彼の意思決定を左右しそうでね…。
魔王様としては来てほしいけど、お話全体を見るとどちらかというとエディは生き残った方がいいんじゃないかと思いつつ、でも今のエディが生き残っても辛いだけじゃないかと考えると、難しいところだなぁとも思う。
エディが納得できる結末を選んでくれればいいと思うのでした。
― 街道 ―
[背後で起きている戦闘のことなど知らぬげに、馬車の一隊は王都を目指す。
荷馬車の上でくつろぐ魔人は、荷台の端に止まる鴉が羽を膨らませるのを眺めていた。]
どうした。エトヴァルトになにかあったか?
あれは今、どこにいるんだ?
[聞けども、伝言を運ぶだけの使い魔はキョキョと鳴くばかり。
小刻みに身体震わせる鴉を抱え上げ、あぐらをかいた足の間に入れてやる。]
なんだ、寒いだけか?
無理もないか。ここには冷却魔法が掛かってるからな。
[そう言う魔人の体温は、常人よりもいくらか高い。]
[後方で敵を食い止めているだろう腹心のことは、心配もしていない。
帰ると言ったのだ。帰ってくるだろう。
戦いともなれば騎士以上に正々堂々を好む男だったが、正面きっての戦いであれが遅れをとることなど想像もできない。]
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メモ:魔王さまが使ってる印璽とか紋章とかはシェーンバルト王国のものとはちょっと違うんだよとどこかで出す。
すっかり出し忘れててあれな設定だけれども、ギィはそもそも数千年前はここの領主だったわけで、その時使っていたものをそのまま使っているだけなのです。
なぜ、それが今の王国のものと似ているかは秘密。
(だから描写し忘れただけry)
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クレスはレトをどうするのかなぁ。
気絶状態で持って帰ってきたら、魂ごと触媒に使っちゃうよ?(わきわき)
まあ、普通に殺すのか。
…のか?
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そして問題のエディはどうするんだろうか。
こっちに帰ってきたら嬉々として魂ごと触媒に(ry
魔王さまのところに来ると、完全なる消滅が待っております。
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あ。キルした。
素晴らしい時間だ。
やっぱり、更新までこれぐらいは余裕空けないと、キリングされる方も大変だよね。
……でも、なんか自分がやるとキリングしてもされてもぎりぎりになって一発言ぐらいはみ出すという……
がんばろう。
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メモ来たけどやはり不明か。
その転移術発動したらもれなく魔王様が拾っていくので、まあそういうことで。
しばらく黙ってみていよう。
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