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あのね……
時々ね、聞こえてくるの…流れてくるの。貴方の気持ちが。貴方の想いが。
ぜ、ぜんぜん嫌じゃないんだよ。
私の気持ちもおんなじように伝わってるのかな? って思うと、恥ずかしいけど…でもね……
それ以上に嬉しいの。貴方の気持ちが私の中に溶けていくのが。
一緒になっていくんだなって思うと、すごく嬉しいの。
[昨日もそうだった。それが私の想いなのか彼の想いなのか、自分でもわからないくらいに混ざり合って、いつの間にか同じ思いになって。
それが一人じゃないのだと感じることが嬉しかった。
暗く黄昏のごとく紅い道を一人で歩いているんじゃないと思えば、どうにもならない宿命も衝動も耐えることができた。
孤独である人間よりもずっとずっと幸せなのだと感じることが出来た。
そんな想いを彼に送っただろう]
一緒にいてくれてありがとう。
……信じてるから…約束…忘れないでね。**
[自決を告げるフリーデルと、それを更に追い詰めるように言葉を重ねるアルビン。
その声に加わることもなく、仲裁に入るまでもなく私はただその様子を眺めていた。
呆然とした様子で、傍らのカタリナの手を握りながら。
いや、眺めていたのはフリーデルとアルビンだけではなかった。その近くに佇むもう一人の余所者。
彼の一挙一動もまた眺めていた。正しくは彼の方を注視していたとも言えるだろう。
最期が迫る時、フリーデルとジムゾンが何やら会話を交わしている。
何を話していたかはわかえらない。けれど、彼女が彼に向けた表情>>2:159。その横顔を眺めれば目を細める。]
[昨日今日出逢った者がこんな表情など向けるものか。
彼女は彼を知らぬと言った。
まるで知らないわけではないだろう。少なくとも彼女が私を知るよりももっと彼を知っているのだろう。
翻って彼はどうだ?
表立っては動揺も見せず何かを語っている>>2:157、>>2:158
そして一言言い残して彼女は家を出て行った>>2:161
『へぇ…それでいいんだ…』
問うように、ジムゾンを見やる。嘲りなどはなかったが、一瞬怒りがこもった目つきにもなったかもしれない。
覆るかはともかく、抗う術はあったんじゃないのか?
きっといくつかの手段はあったのだろう。けれど彼は何もしなかった。
雌伏したのだ。]
[皆がフリーデルを追って家を出て行っただろうか?
私はしばらく虚空を睨みつけながらその場に立ち尽くしていた。
それからややあってカタリナを促したか、それとも促されたか、井戸の元へカタリナと共に向かったことだろう。]
リナ? 一旦家に戻る?
羊くん達あのままってわけにはいかないし……
ああ、うんうん。私がちゃんと送っていくわ。
[ゲルトたちの埋葬を終えればカタリナを連れて彼女の生家へ向かっただろう。
彼女の最期の時を迎えさせるために。
空には麗しくもどこか冷たい満月。嗚呼月が綺麗だ。
淋しげで真っ赤で……]*
─ ゲルトが眠る場所 ─
[翌朝、私はゲルトたちが眠る地を訪れていた。
手には2つの花束。朝早く広場で摘んでこしらえてきた。
嵐のせいでめちゃくちゃになった花時計。けれどそれを形成する花々は逞しく再び起き上がろうとしていた。
“強い子たちだ”その勇気を…力を私は摘んだのか、それとも肖ろうとしたのか…
花盛の欠片をゲルトと、そしてその身がそこに眠っていたのかは定かではないがフリーデルへ捧げながら、しばしの間その場に留まっていた。]
パン…作ってもらえばよかったね?
[どれくらいそうしていたか……何かを思い、何かを語り時を過ごした。
やがて、一緒にお供え持ってくればよかったと、小さくため息をついて踵を返す]
また来るわね。今度はお腹が減らないようにパン持ってくるよ。
……リナも来るから。
あの子、あの人のパン好きだったし…ね。
[空の向こう……蒼が染める。届かぬ星々、届かぬ月
消えゆく思いを重ねながら、私はパン屋へ向かう]**
/*
中秋の名月が頭にあってつい入れてしまったけれど、よくよく考えたら朔月だった orz
う…うむぅ…今回の僕はちょいいろいろだめだめや
/*
今日はちょっと出番なさそうだから、このままお暇しようかな?
すぐオットーのところいくわけにもいかないし、私が一人でリナ見つけてもっしょうがないしね〜
さっき、ゲルトのところ行ってきたんだ。
こんんなことになっちゃったけど、お祭り…ほらもうすぐあるからさ。
花盛のお裾分け……寂しくないようにって。
それでね、お腹も減るかな? って思ったからパンをお供えに……
[ジムゾンとの会話の後、オットーがどんな様子で家にいたか?
動揺の色が見て取れるのなら『どうしたの?』と気遣うような顔で、彼を覗きこんでもみただろう]
[そこに誰かが食事をした形跡が残されていただろうか?
食器が下げられていても、パンくずなど微かな跡がみられれば、示すように目配せする]
もう動き出してるみたいだね…
変なこと言っちゃってないといいんだけど
え…ちょっと…アルビンさん
まって……占い師ってな…に
[早々に出て行くアルビンの背に向かって声をかけるが、遅かっただろう。
呆然としながらしばらく彼が出て行った扉を眺めていたが、ぎこちなく振り返り]
神父様が…狼…なの?
どうしよう……?
[混乱と不安が入り混じった顔でオットーを見上げた]*
村娘 パメラは、行商人 アルビン を能力(襲う)の対象に選びました。
[齢20、10年共にしてその様子は変わらない。
変わらない日常、永久に巡る夏の空
穏やかな風 花盛の薫……
泡沫の 夢
あの日、フリーデルが評した『反吐が出るような純粋さ』
それは言い得て妙な表現であっただろう。
花盛に染まらぬ外の者には、それは一種の不気味すら覚えるものなのかもしれない。
それが、まさしく女の本性なのか
はたまた演じ魅せていたものなのかは…
この狂騒劇の幕が下りるまで女からは語られることはないのだろうけれど]
いこ? 神父様が狼なら、いくらアルビンさんが強くても危ないかもしれないし。
助けにいこう?
[果たしてどれくらいそうしていたか?
無理に連れて行こうとはしなかった。
彼が何かを語るなら、じっと聞いていただろう。
彼が何かを問うのならば、それに応えることもあるだろう。
そして、彼の平静を待って、おずおずと誘おうとしただろう。
夢の終わりへと向かう導に向かって]**
村娘 パメラは、行商人 アルビン を投票先に選びました。
村娘 パメラは、神父 ジムゾン を能力(襲う)の対象に選びました。
[誰が人狼だと思うかと問われえば、何をいまさらと顔に浮かべて瞬きする]
だって…アルビンさんが、神父様が狼だって……。
[なんでそんなこと聞くのだろう? と不思議そうに彼を見上げる]
オットーは、アルビンさんや私が狼かもって思ってるの?
[私の問に彼は微笑んで、答えの代わりに私の手を取った。>>106
私は、それ以上問いかけることはせず、ただ黙って彼の手を握りしめる]
え? オットーが狼だったら?
[歩く傍ら聞かれた言葉に少し驚いた顔をして立ち止まってしまう。
それからじっと彼を見つめる]
うーん。どうもしないかな?
だって、狼でもオットーはオットーなんでしょ?
私は、オットーが狼だなんて思ってない。
もちろん、アルビンさんもね。
けど、誰が狼でだれが狼じゃないかはわからないよね。
自分は違うよって自分だけがわかっててもさ。
他の人は自分じゃないんだもの。だから本当のことはわからない。
でも、ほら昨日私言ったもの。
神父様やフリーデルさんに。
『後悔のしない選択をする』って。
そりゃ、人生だもの後悔がないなんて絶対にないよ。
でも私は、オットーもアルビンさんも大好きだよ。
大好きな人を疑って、違うかもって悩みながらそんなことしたくないもの。
そっちの方がずっとずっと後悔する。
信じた人が狼で、私を食べに来ちゃったら…そりゃ悲しいけど
けど、疑わなかったことなんか後悔しないわ。
ずっとずっと一緒にいたんだもん。
過ごした日々も、思い出も忘れてしまうことはあってもね、なくなったりはしない。
食べたくなっちゃったなら、なんか理由がきっとあるんだなって。思うかな?
だから後悔はしない。恨んだりもしないよ。
そうね……
[にぃっと口元を曲げて、彼の手を手繰り寄せて]
じゃあ質問の答え。
オットーが狼で、私を食べたくなったならどうぞ食べてください。
でも、急に襲いかかるのはやめてね。私だって心の準備があるしさ、
少しくらいお話も聞きたいし…そうお願いする…かな?
[茶目っ気混じりに『あんまり痛くしちゃだめだよー』とか言ったりしながら…けれどその眼は笑っていなかった。
彼はアルビンを助けに行くとは言わなかった。
誰が狼かという問いにも答えなかった。おそらくは私を狼だとも片隅では思っているのだろう。
だから私はその眸でこう答える。
『 貴方が私を狼だって思って
殺さなきゃって思うんだったら、いいよ?
私を殺しても。
後悔はしない』…と]*
[不意に心のなかがかき乱される]
……アル兄さん?
[今まで感じたことのない感覚だった。
今まで心の共鳴は、恍惚と、不安と、思慕と、哀しみ
時に愉悦もあった。狂気の波が逆巻くが如き快感もあった。
けれど…]
アル! だめ!
[それは恐れか? いやちがう…覚悟か?
私への愛情にまとわリつくように迸る覚悟は…
嗚呼それはだめだ…だって、それは…
『死』を内包している。そんな覚悟だ]
だめ! 貴方が死んだら…
アル! 死んじゃだめー!
[駆けるオットーの背が遠ざかる。
起き上がりかけて届かないとわかっていても手を伸ばし…叫ぶ。
その手は虚空を掴むことしかできなかったけれど]*
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