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……ほんっとに、ねぇ。
[他者が部屋から去り、ローゼンハイムの亡骸と取り残されると、は、と息を吐いた]
こうしないと、生きられない、とか。
……それが当たり前として認識されてる以上、難しすぎるよ。
[何が、とは口にはしないけれど。
過っているのは、幼い日のやり取り]
……どこまでもどこまでも、どこか掛け違って、行き違って。
だーから、ぼくみたいなのも生まれちゃうんじゃないか。
[はあ、やれやれ、と大げさに息を吐いて。
それから、ローゼンハイムの亡骸を広げたシーツで丁寧にくるむ。
落とされた腕は、本来あるべき場所にそろえておいて]
……これ、どうしようかな。
[視線を向けたのは、主を亡くした薔薇の鉢植え。*]
― ローゼンハイム個室 ―
[持ち主の傍に置くというのも考えたが、地下に置くのは植物的には良くないだろう。
そう思ったから、それはそのままそこに置いて。
ローゼンハイムの亡骸を抱えて、地下室へと向かう。
外へ向かった二人との鉢合わせはちょっと避けたかったが、どうにか出くわす事なく地下室の一画に園芸家の身体を横たえた]
……解放されれば、ちゃんと埋葬してもらえると思いますから。
ちょっと、ここで我慢してくださいねー。
[それがどんな形でもたらされるにしても、彼らは無辜の犠牲者だからそこは大丈夫だろう……と思いたい。
さすがに、そこまで優しくないとは思いたくなかった、ともいうが]
― 自室 ―
[亡骸の安置を終えた後は、用意されていた食事>>13を少しもらって、部屋へと引っ込んだ]
さて……次に咲くのは、誰なのやら。
[誰であっても、真っ向対決は避けられまい]
一応、嘘はついてないんだけどね、ぼくも。
[イェンスが自分と同じ『ひと』という言葉。
自身は彼のような爪も牙もない、けれど。
確かに狼の血を継いでいて、月の寵の証とされるコエを聞く事ができる。
同じ存在、同胞と呼べるのは彼だけだ。
ついでに言うと、自分たちに関しては『人間』という表現を一切使っていない、という引っ掛けもしている。
あの場で、そこを冷静に突っ込める者がいたら、ちょっとヤバかったかも知れない、とは今だから思う事]
……いずれにしろ。
ぼくにできるのは、裏切らない努力、のみか。
[安易に殺される訳にはいかない。
少なくとも、彼の見ている前で死ぬのはダメだ、きっと色々と不味い。
とはいえ、そんな事情はあちらには知った事ではないだろうから。
自身にできるのはただ、殺されぬための立ち回りだけ。
そんな決意を固めつつ、見上げた窓の向こう。
そこにはいつか、月の翳。*]
/*
ところでだね。
投票デフォが相方殿です(
どっしよっかなー。
個人的には2:2ランダムでもいいとは思うんだけど。
まあ、流れか。
……エクリプセ。
[駆けた若狼がどこへ向かったのかは、しらない。
ただ、何となくの予想はあった。
だから、月のコエが伝える気配がある程度落ち着いた頃を見計らい、そう、とコエをかけた]
だいじょーぶ?
[何が、とは、問わない。
ただ、声音には確かに案ずる響きが宿っている]
[人と狼の間の想いのやり取りの在り様は多様だという。
とりあえず、自分の母親と血の父親の間柄は大層複雑だったらしい。
幼馴染が人狼で、犯された挙句に自分を身ごもり。
それと知る間もなく、母自身の手で――その場で起きていた流血を終わらせるために、父を殺したのだという。
……なお、その後腹の中の自分もひっくるめて愛したい、という育ての父の熱意に負けて結婚、父の故郷であるこの村に落ち着いた、というのはおまけのように聞かされた惚気話なので置いておく]
『きらい、だったわ』
[初めて命の父の話をしてくれたあと、母はきっぱりこう言い切った]
『きらいだったから、あいつの望むような絶望だけは絶対にしてやらないの』
[言い切りながらも、母はどこか寂し気で。
言葉と裏腹の想いがどこかにあるようにも思えて。
人と狼の間には、単純な感情だけではどうにもならない隔絶がある、と。
その時、そんな風に思った]
[そんな事を幼い時分に思っていたから。
遠き日に傍らで聞いた、年下の幼馴染たちのやり取りは淡くて儚い夢のようにしか思えなくて。
『人間が人狼の排除を選び続ける限りは無理だろう』と。
あの時、二人に言った言葉にはそんな思いを込めていた。
だから。
もし何事もなければ、それを叶える事が出来たかも知れない若狼と少女の現状は、傍目には重いものに見えて。
思わず投げかけた問いに対する答えに、は、と小さく息を吐いた]
……ヘマしてる時点で、だいじょーぶじゃなくない?
[さすがに参ってるな、と。
そう思えたからこんな言葉を投げて。
無理するな、と伝えるより先投げかけられた感謝に一時言葉を呑み込んだ]
……っとに、もう。
ありがとう、はこちらこそだよ、エクリプセ。
きみのおかげで、ずっと抱えてきた霧が晴れたんだから、ぼくは。
[自身の存在する意義はどこに、という霧。
彼がそれを晴らしてくれたのは確かな事]
― 個室 ―
[扉越しにもはっきりと届く、咆哮。>>33
まあ、そうなるよね、とは口の中だけでの呟きで。
後を追うように響く声>>38に、できる限り静かに扉を開けて廊下に出た]
…………。
[少女の亡骸の前で嘆く二人に声をかけはしなかった。
理由は色々とあるけれど、その一番の理由は、オクタヴィアの言葉。>>42]
ほら、ね。
……無理なんだよ、根本的に。
夢は、夢だから綺麗で、それ以上にはなれないんだ。
[吐き捨てる声は小さく、部屋の中で語らう二人には届くまい。
そのまま、語り合う二人の邪魔をせぬよう、気配と足音を殺して階下へと降り、集会場の外へと向かう]
― 集会場/外 ―
[音を立てずに歩いて、向かった先は角部屋の下。
窓から飛んだ青年が墜ちた場所]
……最後の最後に、自分の在り方を貫き通したよね。
そういうところ、凄いと思うよ。
でも、きみを追い詰めた事を悔いはしない。
ぼくは、ぼくの在り方を貫くと決めたから。
[ごくごく小さな声で呟く。
冥福を祈る事はしない、そも、祈る先が多分、彼に相応しくない]
……ああ、でも。
恨むなら、ぼくだけにしてほしいなぁ。
[きみを贄にすると決めたのは自分の独断だったから、とは。
さすがに声には出さないけれど。*]
行商人 アルビンは、細工師 オズワルド を投票先に選びました。
そういう前向きさは大事だけど、ほどほどにしないときつくなるよー。
[ヘマばかり、という物言いに揶揄うような口調で返す。
唸りの響きには何も言わずに、ただ、笑みの気配を返すだけ]
……先を望むのは、いいことだよ。
いきてるものには、みんな、その権利がある。
始めた責任を取るために終わる必要なんてないんだから。
[そも、それを言うなら始めたのは『人間』の側だ、というのは無粋だろうから口にせず]
……うん、そーだね。
誰かだけが寂しい結果に、ならないように。
[そのためには、鞘から抜いた刃を向ける事も厭いはしない。
否、向けなければならない、という予感は確りとあるから。
返す声音に、揺らぎの響きはない]
― 集会場/外 ―
[そのまましばらく、集会場の外にいた。
誰かと話す気力が出てくるまで、時間がかかるから。
事実と言うヤツは、わかっていても、突きつけられると動きや思考を鈍くしてくれる。
だから、頭を冷やして、冷静に動けるようになるまで、壁に寄りかかってじっとして]
……とはいえ。
いつまでも、知らぬ振り、もできないか。
[小さく呟き立ち上がる。
どれくらいの間外にいたのかは定かではないが。
落ちた露で湿った上着は、一晩外にいた、と言っても説得力を持ってくれるだろう、なんて思いつつ。
草や土を軽く払って、集会場の中へと戻る。
水が欲しい、と思ったから、自然、足が向くのは厨房の方]
……と、いうか、うん。
ホントに、あれだね。
……きみは、『人間』らしい『人間』だ、と。
今、改めて思ったよ。
[食事の準備をしているという事は、転じて、生を諦めていない、という事だろう。
それはとても『人間』らしい、と。
そう、思えたから、それをそのまま口にした。*]
― 集会場/厨房 ―
まあ、そんな感じ。
[わかるのは生まれ持った力故と言えばそうだから、否定はせず。
温度の下がった声>>84に、あー、ほんと人間らしいなあ、なんて思って苦笑した]
……きみが、ぼく個人をどう思おうと、それはきみの心の自由だからぼくは何も言わないよ。
ただ、ぼくにきみと争う理由は何一つない、という事は、覚えておいて。
[仕掛けられたらその限りじゃないけど、とはさすがに言わないが。
そうでないなら、自分に彼女を害する理由は何もない。
だから意識は、このやり取りをもう一人がどう受け取ってどう動くか、に向いていた。*]
― 集会場/厨房 ―
[信じていない、という言葉>>89が返るのも想定内。
それ故に、ふ、と苦笑が浮かぶ]
……そう、かな?
狼が人を襲う基準なんて、当の狼にしかわからないと思うんだけど。
[実際の襲撃の理由は……直接は聞いてはいないが、察しはついている]
今、きみがそうしているようにぼくを疑うように『仕向ける』ためとか。
……もしかしたら、違う感情が高まって食べちゃったとか。
……まあ、わからないものの話をしてもきりがないけどね。
ただ、きみの意思は理解した。
……ホント、きみは自分の想いに真っ直ぐだよね……眩しいよ、そういうところ。
[ぽつり、と零れたのは、昔から思っている、素の思い。*]
/*
ぉぅ……日本語さんがお亡くなりになっておられる(
さてさて、残り時間も短くなってまいりました。
どーなる、かなぁ。
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