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赤虎目石の剣士 イェンス は 黒尖晶石の傭兵 ヴェルナー に投票した
[天命石と、対の二振り、そして自身の属。
三種の雷重ね合わせたなら、更なる高威力の雷撃を生み出せる。
軸となる自身に不安定な所があったり、『紅雷』が抜けぬが故に実際に試したことはない。
ここらも、術の制御を教えてくれた教官の受け売りだ]
まー、そうは言っても、今は手段選べねぇしな。
[小さな呟きで迷いを吹っ切り、意識を澄ませ]
……天命、『紅雷』……俺に応えて、力を生じろ……。
[低い呟きに応じて灯る、赤い煌き。
それが『龍爪』にふわりと纏いつくと、ひとつ、息を吐いて]
そ、れ、じゃ。
……行くぜぇっ!
[宣と共に『龍爪』を抜刀し、地を蹴る。
刃に纏いつくのは、赤く煌く雷の小龍。
刃が弾かれるのは想定の内、ただ、一撃届かせればいい、と。
その一念から間合いへ飛び込み、赤を纏う刃を横一閃に振り切った。*]
赤虎目石の剣士 イェンスは、翡翠の巫女 リュカ を投票先に選びました。
[出し惜しんだら勝てる相手じゃない、というのは立ち合いの中で感じていた。
だからこそ、今の自分の全力を持って斬り込んだ一閃、それを最初に迎え撃ったのは投げつけられた弾丸。>>+0]
そんなもん、でっ!
[止まるかよ、と。
続けようとした言葉は、次にぶつけられたものに、途切れた]
なん、つうっ……!
[閃を止めたのは、文字通り投げ出された相手の左腕。>>+1
予想外の出来事と強い衝撃に、手から『龍爪』がすり抜けた]
やばっ……!
[弾かれた『龍爪』が地に落ちる。
拾いに走るにはやや遠く、その間に隙が生じる。
そして、一度下がった紫黒は刃を構えてこちらへ突っ込んでくる――]
ちっ……!
[どうするか。
思い悩んだその刹那、キィン、という甲高い音が響いた]
なに……って!
[左腰の『紅雷』。
頑なに抜かれる事を拒んでいた刀、その鯉口が切れ、12年間見ていなかった刀身が僅かに覗いていた]
[戸惑い躊躇いは一刹那。
今は、と真紅の柄を右手で掴み、左手で鞘を抑えて抜刀する。
赤く煌く雷が絡む刀身、それを大上段に振りかぶり]
……俺は……。
負けらんねぇ、んだよ!
[真っ向、ぶつかるような勢いで迫る紫黒へ向け、全力で振り下ろした。*]
[これまで全く抜ける素振りもなかった刀。
それが何故、このタイミングで抜けたのかはわからない。
わからないが、今はその力を生かす時――と。
斬り込んだ一撃は紫黒を捉え、弾き飛ばす。
手に伝わる手応えと、地面を滑る勢いと。>>+4
それらが、今の一閃の威力を端的に物語っていた]
は……ま、アレだ。
本気の全力、出さなきゃまずい、ってなったから……って事に、しといてくれ。
[向けられた言葉>>+5、返す口調は軽いが声音には少なからぬ疲労の色が滲む。
傷を負った所に今の一撃、こちらの身も相応の負担を被っていた]
ん……わかった。
なら、俺も刃を引く。
[力を示せと言われたが、相手を殺せとまでは言われていない。
ならば、無為に命を奪う必要はないだろうから、と宣を受け入れて]
さすがに、片腕じゃあきついだろ……ってか、ふつーに驚いたぞ、アレ。
[いきなり腕が飛んできたのは、本気で驚いた。
特に仔細を聞くつもりもない、単なる感想、というのは軽口めいた口調から伝わるか。*]
― 川 ―
[は、と大きく息を吐き、それから、ぐるりと周囲を見回す。
先に手からすり抜けた『龍爪』は、離れた所に突き立っていた。
『紅雷』は未だ手に提げたまま、ややふらつく足取りでそちらに向かい、拾い上げた所で、痛みを堪える限界が来た]
……ってぇ……。
[低く呻いて、その場に片膝をつく]
ぁー……これ、怒られるなあ……。
[ぽつ、と落ちた呟きは、無意識の物で。
誰に、という部分はぼんやり、かすんでいた。*]
[おかしそうな物言いと笑い方にちょっとだけむ、っとなったりしつつ。>>+8
最終手段、との言葉>>+9にはなるほどね、と返すだけでそれ以上触れなかった。
傭兵が己が手の内を簡単に晒す事などない、というのはわかっている。
ただ、最終手段と称されるところまで引き出せたのだ、と。
そう思えば、誇らしさのようなものも湧き上がってくる]
ん、ああ。
……掴み取ってみせる、さ。
[望み叶えば――記憶の帳が取り除かれれば、今までとは何かが変わるはず。
ならば、そのために今は突き進むのみ、と定めているから。
返す声音に、迷いはない。*]
/*
いやほんと。
楽しすぎて暴走したよね、ついうっかり(
次があるかわかんないから、全力でぶっこんだもんなぁ……。
つうか、斬られたね、斬られまくったね!
……回復、できるんだろか(
― 川 ―
[いやこれシャレになんねぇなー、とか。
現実逃避気味の思考をしていた所に届いた、声。>>55
ゆるく視線上げ、見えた姿には、と息を吐いて]
ああ……勝てた、な。
[短く返して、それから。
続く言葉を綴る表情に、ひとつ、瞬いた]
……まあ、なんつーか、その。
根っこは早々かわんない、って事にしといてくれ。
[記憶をなくす前と変わらない、というなら、そういう事なんだろう、と思うから、こう返して。
動けますか、という問いに、ぁー、と唸るような声を上げた]
ちょっと歩くくらいならなんとか、って感じだが。
……遠慮なく斬ってくれたからなぁ。
[こちらも遠慮なく雷撃を叩き込んだので、そこはお互い様と言う所だが。
ともあれ、すぐに大きく動くのは難しい、というのは軍服に滲む紅色の重さからも察しはつくか。*]
― 川 ―
いや。そー言われてもなー。
[変わっていてくれていた方が良かった>>59、と言われても、無茶をしなければ立ち位置を確たるものにするのも難しかったんだから仕方ない。
そんな反論は飲み込んで]
あー、まあ、俺も医療装備は持ってきてるし、現場での処置もやってるし、なんとかなんだろ。
[さすがに腹の傷を一人で縛るのは辛いが、手が借りられるなら何とかなる、と。
そんな事を考えつつ、上着を、という言葉には素直に頷いた。**]
― 川 ―
……お?
[さて、色々をどこから手をつけようか、と。
思っていたら、薄緑色の何かが視界を横切った]
……蝶?
[風を受け、ひらひらと舞う翅。
ふわりと散る鱗粉に触れると、傷の痛みが和らいだ]
なんかよくわからんけど。
……ちょっとは、ラクんなった、な。
[正直助かった、とまでは口にはしないものの。
表情には微かに安堵が浮かんでいた。*]
― 川 ―
[苦笑と共に向けた言葉が、対する彼女に思わせたものには気づけない。>>70
ただ、瞳伏せる仕種がどこか、何か、痛い気がしていて。
こんな時ってどーすりゃいいんだか、なんて思っていた所に飛来した蝶は、ある意味では救い手と言えた]
……神魔の使い……か。
まあ、ありそうな線ではあるよな。
[与えられる癒しの力からして、ただの蝶でないのは明白だから、そんな同意を返して]
あー……はいはい、と。
[手当てを始める、という言葉に、頷きひとつ。>>72
逆らえない、という感覚は一体どこからきているのやら。
恐らくは、見えぬ帳の向こう側なのだろう、とは思うけれどそれはそれとして]
……んじゃ、頼むわ。
[痛みは大分和らいだけれど、傷が完全に塞がるまでは固定しないとまずいから、と。
言われるままに傷を見せるべく上着を脱ぐ。
胸ポケットに入れていたあれこれは、あの戦いの中でも無事だったようで、それに安堵の息が落ちた。
諸肌脱げば、鍛えられた身体のあちこちに新旧大小取り交ぜ様々な傷痕が見て取れる、が。
一際目立つのは恐らく、背に残った歪な爪痕。*]
………生きていてくれて、よかった
[指を添わせて、小さく呟いた声は
彼の耳にまで届いただろうか]
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