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[身体ごとぶつかっていった先、重い衝撃が跳ね返る。
いい一撃を入れてやった、とにやり笑ったが、お互い様だろう。
縺れ合う近さで改めて相手を見る。
その視線に、嫌悪感は欠片も残っていない。
己の全力を掛けてやり合えた楽しさが当初の印象を覆していた。
一緒に来いよ、とは喉元まで出かかっていたが、止めておく。
これは人の下でおとなしくするような男ではないだろう。
孤独に魅入られているなら、それでも引っ張っていくだろうが、それもなさそうだった。
戦いの合間に見せた晴れやかな顔に、陰はなかった。]
おまえもな。相当なもんだ。
[強いな、と告げられる言葉に、同じ笑みで返す。>>7
それから、明らかに満身創痍の相手を支えようかと手を伸ばしたが、それより先に小さな衝撃がふたりを引き離した。]
[落ちていくさまは人形のようで、翼も動かない様子に舌打ちひとつ鳴らす。]
ヴォルフ!
[声を上げれば──おそらくは上げるより先に、ヴォルフが動いていただろう。手を伸ばすのを諦めるなどしない性分は、あいつの方がよくわかっている。
任せておけば良いようにするだろう、と信頼を投げて、自分の傷の手当を優先することにした。
脇腹の傷が凍っているうちに手当をしなければ、そこそこ厄介なことになりそうだ。]*
やったぁ!お疲れ様でした!バトル初め!!!
はは。その状態の相手を放置するような主従だと思うなよ。
とはいえすっかり堪能させてもらったんで、なにか良いようになればいいと思いつつ、部下に丸投げるやつだ。
そういえば名前聞いてないな。名乗ってもなかった気がする。
わしわしw
敢えて書かなかったことをw >撫でてください
ついうっかり元村(483)読み始めて、時間泥棒しているところだ。
こっちのヴォルフも戦狂いだが、あっちのトールも大概な戦闘狂だったなあ。その辺が通じたんだろうとか思ってる。
染みる薬気づかれた!
日頃のお礼ですとも。それはもう。
[上空で傷の手当などをしていたら、下の方で鋼色の翼の焔の翼が分かれるのが見えた。]
あいつ。
なにかやらかしたかな。
[また、の響きを若干声に滲ませつつ呟いて、緩やかに降下する。
すぐに、上がってきたヴォルフと行き会った。]
おまえ、相手の傷増やしてないだろうな。
ひょっとして、舐めてきたか?
[揶揄の調子で声を掛け、肩を叩いて労う。]
それで、あちらさんはもう平気なのか?
[確認の問いを投げたが、当の相手が昇ってくるのが見える。
身振りでヴォルフを後ろに控えさせて、迎えた。]
[上がってきた相手の、開口一番の忠告に、にっと笑う。]
ああ。すまんな。
こいつは、いつもは戦場でしか喰わないんだが、
よっぽどあんたに戦場の匂いが染みついてたんだろうな。
[忠告の裏にある意味は知らねど、真摯さは受け止めて、けれどもやはり笑って応じる。
それは、この狼もこう見えて一線はわきまえているという信頼と、誰が相手で何が起ころうとも切り抜けるという自負の表れであった。]
ウォレン・オズワルドだ。
[名乗りを受けて、名乗り返す。]
セルウィン、か。
血筋の特権に胡坐をかいている奴は殺してやりたくなるが、自分の腕で世界を切り拓いている奴は嫌いじゃない。
一度、おれの国に来いよ、
……と言いたいところだが、どうも住む世界が違いそうだな。
[あんな武器を使う男のことなど、おとぎ話でも聞かない。
だから、違う世界の出身なのだろうと思う。
何度も妙な世界に行っているので、その辺の理解は早い。]
とはいっても。
そのうち、どこかの戦場でばったり出会いそうな気もするな。
そんときは、── またやろうぜ。
[再会と再戦の約束を投げて、右手を握手の形に差し出した。*]
年齢、とか時間軸、とか考えるのは放棄したいおれがいる。
いまのところの最新時間軸を採用するなら、18歳の子供がいるからなぁ。
結婚したのは29のときだから…
…(計算をくしゃくしゃぽいした)
あんまり年取ると戦闘の動きに響くから、その辺は上手いこと、なんとか、収めておきたい。
中の人同じ対決とか、やーだーwww
トール対トールくらいなら、……ええとw
吸血鬼化はなー。
うちの嫁さんが自然派の巫女さんだからなぁ。
許してくれないだろうなと思ってる。(基本、かかあ天下)
だからな。
おれが死ぬまで待て、とは言ってあったような気がするが(気のせいかもしれんが)どうなるかは未知数だな。
延々戦い続けるなら、なかなか楽しそうだけどなー。
[己を強者と言い切る相手の言葉には、清々しい心地よさがある。
強者たるべく技を磨き、無数の戦いを経た者のみが持つ自負だ。
戦場で出会ったら、楽しいだろうなあ、
なんて思うだけで、血が熱くなる。]
おまえの剣か。
そいつは楽しみだ。
[これほどの男に、"俺の剣"とまで言わせる相手だ。
さぞかし腕が立つのだろう。
それだけではなく、おそらく主人と同等の、
戦の中に命を燃やし魂昂ぶらせる人物とみた。
いつか、会ってみたいものだ。
また会えるといい。]
[ところで。
握手した手がむちゃくちゃ痛いんだが?
というか、なんかヒリヒリして、えらく染みるんだが?]
……なあ。その、…薬?
おまえんとこで、流行ってんの?
[おもわず真顔で聞いた。
この男はともかく、その薬はこっちの世界に入って来ないでもらいたいものだ。*]
ジムゾンもお疲れ様。やっぱり家に帰るのはいいなあ。
鍋の蓋が何故か増えていて、謎が残るというオチに…!
もしくは肩や背中のあたりが謎筋肉痛に!
なーんてな。
叩けば直る世界!
よし。それだ。
とか言ってるうちにセルウィンが帰ってた。
あっちのわんこが尻尾振って待ってるよ、きっと。
やれやれ。
帰る時もまさに炎ってやつだったな。
[あっという間に消えていったあたりを眺めていれば、なにかが光を反射しながら舞い落ちてくる。
手を伸ばしてつかみ取れば、それは淡い蒼に透ける氷の羽根だった。
触れていても溶ける様子のないそれを、陽の光に透かしてみる。]
珍しいものを置いて行ったな。
あいつに見せれば喜ぶか。
[何人かの顔を思い浮かべながら、羽根をハルバードの房飾りに括りつける。
風に揺れるその煌きを見る度、きっとあの蒼い髪を思い出すだろう。]*
帰るぞー、の前の一区切りを落としたところで、また、みらいの活用形が増えたなー、なんて眺めてた。
ダーフィトのあれそれには別のやつが反応するし、途中の「勝手に死んで〜」云々にはだれかが、あ、って顔してたんだよな。
呪は掛けたけれども、やっぱり救われて欲しいもの。
さてと。
おれたちも帰るか。
[飾りの羽根が一つ増えたハルバードを軽く一振りして、両手で真一文字に構える。
神経研ぎすませば、響く場所がいくつか掴めそうだ。]
ヴォルフ。
もっかい乗せろよ。
おまえの足が要る。
[この場合は翼だろうか。
騎乗の速度があれば、いける気がした。]
[黒狼の背に跨り、ハルバードを目の高さに構えたまま走らせる。
風が両脇を吹き抜けていくにつれて、雑念を振り捨てて心がシンプルになっていく。]
おれたちが、いるべき場所へ、帰る。
[言葉区切って声に出すたび、意識がぴんと張る。
最後の音が風に流される間際、それが、見えた。]
そこだっ!
[真横に薙ぎ払うハルバードに、確かに手ごたえがある。
ばさりと音さえ聞こえた気もした。
空に亀裂が走り、どこかへ続く路が口を開く。
そこへ、ヴォルフと共に迷うことなく飛び込んでいった。]*
─ 後日 ─
[つつがなく新年の祝いを終え、
皇帝はいつものように玉座を離れて飛び回っていた。
そんなある日、
ようやく見つけたという顔の伝令から報せを受け取った皇帝は、側に控える腹心に、にやりと笑いかける。
牙剥くような、いつもの笑みだった。]
そろそろ、おまえに次の戦を喰わせてやる。
期待してろよ。
[そう言って軽く振り回したハルバードには、いつまでも溶けない氷の羽根が煌いていた。]*
よーし、帰ったぞー。帰った。
戦行くぞー!
雪が解けたら北に攻め込むとかかなぁ。なんて妄想しつつ。
そうだ!飯食ってない!
空中酒盛り!!
あいさつ!
今年は新春からバトル三昧と、幸せな幕開けになりました。
またどこかでお会いしたなら遊んでやってください。
えんじゅ共々、楽しい村を企画していければいいなぁと思っています。
ジルが、とてもジルで、うん。女神だなあ。
柔らかくて細やかでしっかりしてるのが文に出ていて、いいなあと思う。
途中にあった、あの、風に乗る描写とか、ほんと好きだった。
ゲルトのただいま感もたまらんな。
背景に色々抱えつつ日常に戻っていく感じ、いいね。
うちのわんこ可愛いなあ。
かい繰り回したくなる。たまらん。
同じ光景を見ような。これからも。
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