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魔法弾を?
奴らにも苦手なものがあったか。
[コンラートからの報告に僅かに喜色を浮かべる。
そうであるならば、例の船にも効果があるかもしれない。
魔導砲の開発は功を奏したと言えよう]
他に気づいたことはあるか?
[最前線を駆けたコンラートならば何か他にも見ていないか、と。
些細なことでも拾い上げようと問いかける*]
― 会議後 ―
[ダーフィトに声をかけられ>>129、思考を一旦横へと置く]
あぁ、ありがとう。
クレメンスさんやダーフィトのお陰だ。
ああやって言われなけりゃ、俺は覚悟を決められなかった。
そうか、そう言うものなんだな。
言ってしまえば軍そのものが囮か…。
奴らも、そこまで万能ではないってことだな。
[都市部への攻撃が控えられているのは、あちらにも思惑あってのことかもしれないが、ダーフィトの言>>130は頷ける]
なら目立ってやるのも手、なんだな。
[状況を見て手を変える。
柔軟性が必要なのだろう]
宇宙船は部下に任せても良いとは思っている。
追加の装備が思いつけば戻ることになるだろうが……そうじゃないならこっちの作戦に参加する。
その場合はお邪魔するよ。
俺の場所は残ってるんだろ?
[一緒に来るなら>>132、と言うのには笑ってそう返しておいた]
それならランチャーに細工すれば何とかなる。
天使共が魔法弾を嫌ってたらしいから、魔法付与も追加しておくな。
魔法付与程度なら捕縛以外の用途で使っても邪魔にはならないはずだ。
[捕縛具については、任せろ、と胸を叩く]
……ん?
なんだ、ワァズ。くれるのか?
[ワァズに差し出された掌>>133を見遣れば、光を反射して輝くプリズムが転がっていた。
ダーフィトが言うには、こんなことは初めてらしい。
執事姿のワァズを見上げ、掌に再び視線を落とす]
そっか……ありがとな、ワァズ。
大切にするよ。
[肩を叩くダーフィトに促され、ワァズの掌に転がるプリズムを拾い上げた。
アーティファクトと言われるワァズがくれたものだ、珍しいものに違いない。
どんな素材なのか、何かに活用出来るのか、なんて思考になってしまうのは技術者の性か**]
― 会議後 ―
[ダーフィトに頼まれたものの準備等で走り回っている時、クレメンスに捕まり>>135臨時元帥府の彼の部屋へと引っ張り込まれた]
驚きましたし、緊張しましたよ。
でも、必要なことだったんだってことは分かってます。
クレメンスさん達に言われて気付きました。
[労いの言葉を受けながら、浮かべるのは苦笑。
相当緊張した、と言う面持ちだ]
何を探してるんです?
[荷物の山を引っ掻き回すクレメンスに問いかけると、ややあって黒樫の杖>>136が引っ張り出された。
何となく、見覚えが無くもない]
……これ元帥杖じゃないですか。
預かっててくれって、むしろ今持ってなきゃいけないものでは!?
[続いた言葉>>137でクレメンスの意図は知れたが、臨時とは言え元帥が象徴を手放すのはどういうことかと。
驚いた顔で言い返した]
いやまぁ、貴方でしたらこれを持とうが持つまいが変わらないでしょうけど。
[伝説と化しているクレメンスならば、その存在そのものが象徴だ]
俺が持ってて良い物じゃ無い気がするんですけどね…。
[技術開発部の主任とはいえ、一軍人に過ぎない。
それでもクレメンスが生きて帰って来るように、と願い預けるというならば。
クレメンスの名が刻まれた元帥杖を両手で受け取る]
─── 必ず、この手で返しに来ます。
貴方も、その手で受け取ってください。
[願いを同じように返して、右手で元帥杖を握り、握り手を左胸の上へと当てた。
己の命を以て誓いを立てる**]
指揮は3人か……その人数であの軍勢を率いてるとはな。
一番上がアイツか。
[コンラートの情報は詳細で、後で全体にも伝えておく必要があると思えるものだった。
きっと重宝されることだろう。
逡巡するような気配には、言葉が発されるのを待った]
殺されそうになった、って……じゃああの時も。
[最初の襲撃での怪我がそうであると知り、驚くような声が通信機を伝う。
心当たりがありそうな様子に問い質そうとしたが、それよりもコンラートが口を開く方が早くて]
言いたいことは分かるが……
……仕方ないなぁ。
操縦出来なくなる、なんてことはないようにしてくれよ。
うちの
[言い募ろうとしたのを止めて、コンラートのやりたいようにやらせることにした。
ただ1点については厳命というような態で告げる]
― 作戦準備 ―
[クレメンスが組み上げた作戦の準備が着々と進められていく。
その中でマチスはダミー宇宙船の形状の監修をすることになった。
幻影ダミー船を担当する魔法使いには形状と挙動を伝え、模造ダミー船を作る工作班には外観の設計図を描いて渡した]
[指揮官達にはコンラートから伝えられた、敵指揮官の特徴を伝えておく。
色つきの天使、という点で見分けはつけられただろうが、光や影を扱うという話はあまり出回ってはいなかっただろう。
接触時の注意事項として情報は全体へと伝わっていく]
[技術者であるマチスが戦準備でやれることは限られている。
それでもマチスは現場に出て準備する者達の姿を眺めた。
彼らは、己が発した言葉を受けて動いてくれている。
自分がこれだけのことを引き起こしたのだ、と言うことを自覚するために]
[その傍らでダーフィトに頼まれたランチャーの調整を行い、他にも特殊な整備が必要なものの手伝いをするなどして、時間は流れていった]
──── そう言うわけで、トラオムングはしばらく待機。
今のうちに出来る限り調整を終わらせてくれ。
[借りた通信具を通じてトラオムングにいる部下に、作戦内容を伝え待機の指示を出す。
万一、指揮官級の天使が現れ攻撃を仕掛けられた場合は、適度に応戦しつつ、戦闘離脱して相手を撒くよう指示しておいた]
俺達の夢のために軍が動いてくれている。
啖呵切っちまったからな。
万全に頼むぜ。
[分かってますよ、と溜息交じりの声を聞きながら通信を切った*]
― 《シャドウ・バレス》艦内 ―
[作戦決行の時、マチスの姿は《シャドウ・バレス》の中にあった]
よぅ、元気にしてたか!?
あ? うっせーよ、まだ出来てねーよ悪いか。
[出発前、艦員達と再会を喜び、3年前の会話を持ち出したのを突っ込んだりして笑い合う。
長くは続けられなかったが、積もる話は終わってからで良い。
今はやるべきことをしなければ]
あれからメンテ怠ってねーよな?
土産持って来たぞ。
[そう言って取り出すのは、軍から融通してもらった蒸気機関製の魔力ブースター。
それを魔法を使える艦員へと渡す]
これで防御壁もちったぁ強化出来んだろ。
この艦は、落ちて欲しくねーからな。
[そうして出発ギリギリまで艦の強化を行った]
[出立後は他の艦員と共に艦内にて時を待つ。
場合によってはフライングユニットで遊撃する心算で機体を持ち込んでいたが、さて、誰かに何か言われたかどうか]
始まったな。
[艦橋とは別の場所から外を眺め、艦体が揺れるのを壁にしがみ付いて耐えたりする。
見たところ作戦は順調、と言ったところか*]
おぅ、しっかりやってこい!
[出る、と言う声に明るい声を返す。
負けるなどと微塵も考えていない声。
運は自ら引き寄せるものだ*]
― 《シャドウ・バレス》艦内 ―
[ダーフィトが色つきの天使に相対し、それを援護すべく現れた竜騎兵や戦闘機らが天使達を分断して行く。
繭へは”駝鳥”達が投下され、それに引き寄せられた天使達が次々に撃ち落とされていった]
見事なもんだな…。
[艦橋に光の槍が刺さった時は冷や汗をかいたが、作戦は概ね順調のようだ。
一丸となった人間の強さは、天使共に引けを取らない]
[戦況を注視しながら、マチスは一度艦内から外へと出る。
戦場と化している場所には近付かないが、それを眺められる場所へ。
そして周囲へと視線を巡らせ、異変がないかを確かめた]
[その視界の中で、ダーフィトが色つきの天使へ
― 《シャドウ・バレス》 ―
[はた、と。
頭上が光に覆われたように感じ、反射的に天を見上げる。
視界に映るのは眩いばかりの光>>238。
ただの光ではない]
[光を帯びた人の形をした集団だ]
[通信機を介してそれぞれに声を投げる。
マチスは艦内に戻らず、頭上の光を注視した。
眩さで目が眩むなど言っていられない*]
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