情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[その名の通り、アブドミナルアンドサイは腹筋と足を強調する。
そっと右足を前に出し、腕は頭の後ろに回し、少しだけ身体を傾ける。
無駄な脂肪を徹底的に絞り切った腹筋。その割れた腹筋はある種の規則性さえ見出せそうな見事な割れ方。
区画ごとに整備されたように盛り上がっている。いわば筋肉の平城京。
丸太のごときその足は、しっかりと大地を踏みしめて。
筋肉のキレ具合も合わせて、まるでそびえたつ大木のような印象を与えるだろうか。
すなわち、数千年以上にもわたる筋肉の歴史。それらがこのポーズに凝縮されているのである!]
さあ、どうであるか我輩の筋肉は!
[そして〆とばかりに。体を前傾にして腕は胸の前へと移動させて、今までためていた筋肉を爆発させる!
溜めこんでいた筋肉のパトスはさながら濁流のように熱量となって観客へと伝わっただろう。
肩、腕、そして首回りの筋肉を強調しながら、kふぉうしてディアボロスたちへと最後のアピールを。
なお、ドンは慣れたもんだとばかりに端の方で座って小さく拍手していた]*
ああ、我輩は筋肉である事をこころがけているからな!
褒めてもらえて我輩の筋肉も喜んでいるわ!
[褒めてきた青年に>>81は笑顔で感謝の言葉を。もちろんひきつった笑顔のエーヴァルト>>92に対しても笑顔は変わらず]
ふむ……。
ではありがたく受け取らせてもらうのである。
しかし、先ほどのディアボロスは筋肉に造詣があるとはなかなか見どころのあるディアボロスであったな]
[8つ貰ったジェムのうち2つ使わせてもらった後、それを懐にしまう。
筋肉に魅せられたディアボロスのジェムがまた筋肉へと還る。
これぞまさしく筋肉流転。
だがその後、様子がおかしくなったような気がして、さらに呟かれた兎のぬいぐるみという単語>>88。
『ぴょんきち』という気になる単語も最近聞いたばかりである。
もしかしたら関連があるのではないかと考えてしまうのは男にとって仕方のない事であろう]
―― 部屋から出た後 ――
ぬっ?
この音は……。
[わずかに何かが叩きつけられるような音>>110が聞こえる。それはやはり戦闘音だろう。
一方は魔女候補として、もう一方は同じ魔女候補かそれともディアボロスか。
何かを叩きつける……そういえば、誰かの魔法でそれができそうな人物がいたような。
男は予想がつく前に、そちらへと向かう事に]
『まずは誰がどうなっているのか、外から確認すればいいのではないか?』
ここで立ち尽くしたところで、結果が出るまで待ちぼうけになるのである。
ならば行って確かめればいいだけの事!
[やがて音がした子供部屋の前に立てばゆっくりとノブを回して中へと入ったが、中にはまだ誰かいるだろうか]
―― 部屋を出る前>>119 ――
一人脱落……いったい誰が。
[誰が落ちたか誰によって落とされたか。
ベレー帽の人物が落されたと聞かされれば>>119、男はその人物がレトという青年だったことを思い出す。
彼の名前はエーヴァルトに伝えただろう。
伝えても、どうなるという訳でもないのだが。
なぜ知りえたのか、と聞けば彼から恩恵との言葉が。
それには、少し唸って悩み]
ならば教えられた分、我輩も教えよう。
我輩、やられそうになっても再起が可能なのである。
[少々、細かい条件もあるのだがそこは伏せつつも、それとなく恩恵を話すならこれでお相子だろうと。
そちらの分は秘密にするから我輩のも秘密であるぞと、男の方も口止めして去っていった]*
むっ、他の魔女候補が怖いであるか。
確かにそう思うのも無理はないとは思うであるが……。
そう思って貰えたなら我輩光栄であるよ。
[事実、今 この館内の魔女候補の中に人にあだなす人狼が紛れているのだ。
確かにそれを想えば怖いだろう。まして目の前にいるのは小中学生くらいの少女だ。
無理もない。
彼女の懸念は別な所にあるようだが>>127、男はそれに気付かない]
ああ、知っているとも。
人狼を探し、それを倒す!
もしくは、人狼と同じ数になるまで生き残るのであったか。
[何か知っているかという言葉に覆面の中で眉根を寄せて考える。
まさか、ドロシーが見習い魔女以外から情報が得られているとは、今この時は思いもよらず]
[顎に手を当てて、今まで手に入れた情報を吟味して]
先ほど、人狼が一人いなくなったらしいとは聞いたであるな。
確かレトという青年であったと。
他にはロー・シェンという魔女候補が怪しいとかなんとか、変身で着てなかった魔女候補から聞いたりしたのである。
[とりあえず聞いた事で人狼に関することの2つをここで話しておくことにした。
槍を持ちっぱなしなのは特に気にしてはいない]
なるほど。
羊小屋の方でドロシーも彼にあったのであるな。
[>>142という事は、その男の存在が幻ではなかったという事だろう。
彼自体の信憑性は置いておいて、少しだけ疑っていた可能性を恥じする事にした]
他に?
他に……うーむ。
[>>144一歩下がったのは彼女が何かされるという自覚があったからだろうか。
ふとエーヴァルトから得た情報で、ドロシーかもしくは彼女のの契約者がきな臭いかもしれないと言っていたのを男は思い出した。
そして彼女が口走ったらしい一つの名前を]
一つ、教えてくれんか。
ドロシー。
ぴょんきちという名前に覚えはあるのであるか?
[あくまで何でもないように聞いてみたが彼女の反応は]
[ぴょん吉は契約者。ずっと小さい頃からのともだち>>150。
それが本当だと言うのなら、なんという偶然だろうか自分の娘もぴょん吉という名のぬいぐるみを大事にしていた気がする。
違いはあちらは契約者で、こちらはただのぬいぐるみという事だ。
そう、まさか目の前にいるのが娘のはずがない。男は突如できた符号に少し気を流行らせながらも落ち着こうと深呼吸]
いや、我輩の娘もぴょん吉という名のぬいぐるみを可愛がっていてな。
凄い偶然もあった物だと思ったのだよ。
我輩が娘に贈れたほとんど唯一の物であったからな
[覆面越しに苦笑して、また後ろへと下がったドロシー>>150に応える。
特にこちらから近づく事はしない]
今は……遠くにいるのである。
[暗闇と共に途切れた質問には>>161そう答えるが、普段の様子より、かなり気落ちしたような口調になっていたかもしれない。
何でもないと言われればそれ以上は言わず>>162.
さて、むしろこの暗闇でどう動こうかなんて考えていると、ドロシーの方でも何か情報があったらしい>>163。
さてなんであろうかと、暗闇の中でしゃがみ、なるべく視線も合わせようと。
もっとも、見えないので意味は無いのだが。
そして告げられた内容に]
な、なんと!
[突然の自分がが人狼である宣言>>163に面食らい、更に舞台変更による暗闇も相まって、ドロシーから放たれた水球への反応に遅れてしまった。
おそらく、ドロシーが放ったであろう水球が男の顔面に直撃する]*
[今何が起こったか。男はしばらく理解が追い付かず、自身の顔に張り付いた水の感触にしばし呆然とする]
『貴様!貴様!何を呆けている!敵だ!人狼が来ているぞ!』
[ドンの言葉にようやく我に返る男。しかし]
(ぬ、ぬぅ……。どうにも気合が入らないのである)
[男にはどうしても目の前の少女が人狼と結びつかず、どうにも彼女を倒そうと言う気分になれない。
とはいえ、敵対しているというのは状況的に変わらず。何かしら対応せねばならないのだが]
[筋肉による鎧(肉)で防護を固め、迎え撃つ構え。
腰を落とし、何が来ても何かしらの対応をしやすいように。
暗く下手に動いても泥沼になりそうな事と、自分から攻める気になれなかった事からの男の戦術だが、奇しくも真正面からやってくるらしいドロシーの行動>>191とある種噛みあう戦術であった]
ぬっ!
[どうやら掴めたらしい>>207。
完全な暗闇の中出来るかどうかは賭けだったけれども、男は賭けに成功した。
とはいえ、相手は魔法の詠唱に入っている。
攻撃して槍を引きはがしてしまえばいいのだろうが]
『貴様!貴様!何をしている!倒さなければ貴様が危ういぞ!』
ぐっ……しかし……。
[やはり男は攻撃する気にはなれない。ならばと頭上で挟んだ槍を強引に自身の顔の横辺りまでずらしつつ]
ドロシーよ!
なぜ人狼となったのである!
[答えは帰って来るだろうか。
槍の先から発せられた水はこれで回避できるかもしれないが、魔法の衝撃で男が挟んでいた手は外れてしまうかもしれない]
[捕まえていた槍は外れ、再びドロシーは間合いを取った様子>>215。
そこまで離れたわけではないようだが、男から攻めるつもりはない。
ただ、問いかけた言葉には答えは帰って来ていて]
むぅ、殺したい人だと……?
[一体少女にどんな事が起きればそのような憎しみの言葉が湧き上がってくるのだろうか。
男には想像する事しかできはしないが、、言葉端の雰囲気>>217から、その凶行にはまだ至っていないとも取れる]
(ならば今此処で止めるべきか……!?)
[だが、殴るわけにもいかない。
どうにか辞めさせる方法は無いかと思案しながら、男は身を縮める。
また自身の両腕を盾にするように顔の横で 縦にしてガードする。
隙あらば、攻撃してきた槍を再び手に取ろうと。何か横薙ぎに来るならば、当たればわかるだろうと思いつつ]
なぜそう思ったかは聞かぬ!
だが、それ以外の道もあるのではないか!
[再び彼女へと問いかける]
[今度の攻撃も防げた>228。そして槍を手に取りこのまま引き寄せてしまえば。
そう思った矢先に、消える手の中の槍の感触。
おそらく消して手元に戻したのだろう。
男の前の方で誰かが、おそらく少女が倒れるような音がした。
そして彼女からの返答にはしばし瞑目し]
確かにドロシー。
お嬢さんの事は我輩知らぬのかもしれん。
ならば!
[もたついていそうな彼女の元へと一歩一歩前進し]
ならばこそ我輩が助けよう!
[彼女の頭をポンとたたくように(実際はちょっと暗闇で見え辛いので上手くできるかは分からないが)なでようと]
……ぱぱ……?
[もしかしたら幼い頃に同じことをされて、そのときの記憶だけが朧げに残っているのだろうか。
少女にとっては知る由もないことだけれど。]
わたしに魔ッスルさんみたいなぱぱがいたら、こんなことにならなかったかもしれない。
でもね……
どうやってやり直すか。これから考えるのである。
どうやって助けるか。それも考えるのである。
[>>253だって我輩頭よくないし、そうポンポン思い付くはずもなし。だが]
我輩とドロシーの二人でである。
ドロシーがよければ他のものも巻き込んでみんなでであるな。
分からなければ他の知恵を借りればいい。
自分達だけでは厳しそうなら、他から力を借りればいい。
我輩は、よろこんでドロシーの力になるであろうし、知恵を貸す者もきっといるのである。
[それは綺麗事かもしれないと男はわかっているけれども、そうであるべきだと思ったからこそ、男は正義の味方を目指したのだ。困っている人々を、特に子供たちを助けるために]
何度でも立ち上がると!
[立ち上がる。もちろんポーズと笑顔も忘れない。
ダブルバイセップス。我はここにあり。筋肉を存在を誇示するように。
男が選んだ恩恵は一言でいうならば『不屈』もしくは『再起』
男は挫折に屈したからこそ、後悔を得る結果を得てしまった。
ならば、何事にも屈しなければ闘える、抗える。
そして再起する。やり直せるのだ。同じ方法でダメなら違う方法で、何度でも何度でも]
さあ、我輩は立ち上がってみせたぞドロシー。
次はドロシー。お嬢さんが手を伸ばす番である。
[そう言って、笑顔でドロシーへと手を差し伸べただろう]*
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新