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シロウが戦艦狙いに来てくれて嬉しい。
PCが恰好よく動いてくれるとウハウハするね。
しっかり戦果もってってくれ♪
不意に周囲が暗くなった気がして空を仰ぐ。
太陽が雲の後ろに入ったところだった。風が先程より少し冷たい。]
崩れる、か?
[視界に、旗艦に接近する複葉機が映る。味方機だ。
だが、援護に来た動きではなかった。
複葉機は旗艦を掠めて飛びつつ、赤い布を長く伸ばした通信筒を投げ落す。
ワイヤにひっかかった通信筒は回収され、中の情報はただちに艦橋にいるアレクトールに届けられた。]
[それは、接近中の敵艦隊の速報であり、同時にファミルの死を知らせるものであった。>>24]
──…っ、
[握りしめた書面を胸に当て、瞑目する。]
ルッツ…、
これを知らせねばならないことを残念に思う。
──レディ・アンディーヴが亡くなった。
同伴した二船もろともタクマ・ナギ大佐の率いるウルケル軍船に沈められたとの知らせが届いた。
[ルートヴィヒの揺らぐ声を見守る。心だけ傍にいる。]
恨むまい、だが 忘れるまい。
シコンへ戻ったら、街をあげて葬儀を執り行う。
今は──彼女が望んだ「勝利を見せてくれそうな人間」になることに専念する。
俺を扶けよ。
[あえて気持ちを押し込めて告げた。]
[いまだ動き続ける戦況は、死者を追憶する時間を長くは与えてくれなかった。
空を行き交う機影が増えた、と感じる。
それはタクマ率いる援護艦隊の水上機母艦から発進したものだった。>>111
空から攻めてくる複葉機に高射砲が火を吹く。
複葉機が身を翻すと同時に投下された爆弾は、旗艦の前をゆく帝国戦艦の甲板で炸裂し、人と甲板構造物が海へ投げ出される。
抉られた甲板では必死の消火活動が行われた。
旗艦へもまた、敵機が繰り返し接近を試み、第四艦隊空母からの味方機と熾烈な争いを繰り広げる。]
セルウィン──
[空に絵画を広げるような二機を認めて、アレクトールは小さく名を呼ぶ。
祈りはしない。視線を海原へと戻す。
互いに為すべきことをする時だ。
ウルケル旗艦が、向きを変えつつあった。]
[ウルケルがこの会戦に投入した戦艦数は2。
それが、帝国の戦艦列へ艦首を向け、波を蹴立てて進んでくる。
風がその後押しをしていた。]
自ら望んでT字にしてくるか。
何を企んでいる、提督。
だが、構わん。 各艦、敵先頭艦に砲撃を集中せよ。
[帝国戦艦──格で劣るウルケルの巡洋艦らの猛攻にその1隻を失っている──は、セオリー通りに狙い撃つ。
その間も、南東へのゆっくりとした弧を描く航路は維持していた。
ウルケル艦の主砲もまた吼える。
慣れた海、傭兵として実戦を重ねてきた砲手の狙いすました斉射が、先程、複葉機の爆弾を受けて煙を上げていた二番艦の主砲を叩く。
折しも発射されかかっていた弾薬と誘爆して、鉄がめくれ上がった。]
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>>179
ワンコ可愛いなw
俺が、相手が撃ってこなかった場合の指示をしなかったのは、それはつまり相手もおまえを殺したくないと言っているワケだから、その先はおまえが選べというスパルタだ (←
どのルートを選んでも叱ったりしないとも。
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デフォ投票がセルウィンだった件
ここまで4人全員帝国陣営から落ちるというのに数で攻めるとはこれ如何にw
[左右に振れる敵艦に主砲を命中させるのはますます難しいと実感する。]
慣れろ、先を読め。
[砲手と観測手に声をかける。
ウルケルの錬度には敵わずとも、彼らも素人ではない。徐々に精度は上がってゆくはずだ。
単縦陣を組んでウルケル戦艦から離れ過ぎないようにと弧の機動を描く帝国戦艦列だったが、風向きのせいもあり、二番艦からもうもうと上がる黒煙が後続の煙幕とも目隠しともなっていた。
もはや消火の追いつかないレベルなのだろう。
二番艦が戦列から左へ逸れるのを許可し、見送る。
その後、二番艦は回頭して、後ろのみとなった主砲でウルケル旗艦への砲撃を続ける。
巡洋艦の護衛もなしに、単艦挟撃の構えだ。**]
[敵の増援に対すると告げる声。
それがいつもより抑揚なく聞こえるのは、油断のならない敵艦の数ゆえではないとわかっている。]
任せた。
[変わらぬ言葉を短く、送る。]
[味方の水雷が巡洋艦を仕留めたと物見が知らせる。>>229
ようやくの大きな戦果に兵たちが戦意を奮い立たせた。
そのひとつの戦果の陰には、多くの犠牲があることを知らないではない。
だが、今は進むことを考える。]
[その他方で、ウルケルの戦術と操船の技量に、数の有利が効かないことをアレクトールは確信した。
数字の話ではない、武人の直感のようなもの。
後退した敵旗艦につられて、消耗戦に引きずり込まれた。
こちらの性格を読んだゲオルグの手際と強かさを認める。]
見事なまでに── 掌の上か。
[これが己のしたかった戦かと問えば、否だ。
そして何より、]
華がない。
[ふ、と洩れる声には覚醒のいろ。]
つまらない戦をしてしまうところだったぞ。
流れを、俺の手に取り戻す。
[二人きりの作戦会議の場で、俺は何を望んだ。ルートヴィヒは何と応えた。
いつもの強気な微笑みを取り戻すと、アレクトールは新たな指示を出す。
曰く、シュヴァルツアインを敵旗艦に近づけよ、と。
「どの距離まで」と確認され、アレクトールは明朗に答えた。]
俺が止めろと言うまでだ。
[皇帝の命令は手旗信号で直ちに麾下へ伝えられる。
第一艦隊はその陣形を、巡洋艦を先頭に、旗艦を中心とした輪形陣へと変容させた。
その中に、第三艦隊から援護に送り込まれた水雷艇も取り込まれる。>>232
時間とともに風と波は強さを増し、そろそろ水雷艇は運用が難しいかもしれなかった。
水雷艇母艦に収容して下げ、第三艦隊の巡洋艦を切り離して戦闘に参加させる手もある。
が、撤収のタイミングの判断はロー・シェンがすることだ。
戦艦の主砲は停止させていた。**]
そろそろ弾薬も心もとない。
天気も崩れそうだ。
引く頃合だろうな。
ということで、提督に挨拶に行ってくる。
可能なら、シコンに同道願うつもりだ。
[他の者なら脈絡を掴みかねるだろう計画を、さらりと投げた。]
[自分が、敵を数で凌駕する圧倒的勝利の光景に囚われていたように、ルートヴィヒもまた暗い情念に囚われているようだ、と感じる。
演習や模擬戦は何度も重ねて来た。が、彼にとってこれは戦死者を伴う初の実戦だ。
そして、帝国兵に留まらず──散った花がある。
ルートヴィヒは冷徹なようでいて感情の起伏が激しい。出会いの時にそう思ったし、それが好ましくもあったが、
今、彼の心は実際の海より荒れているはずだ。
それには直接触れずに、アレクトールはルートヴィヒの揶揄まじりの承諾に答えた。]
俺らしくやると決めたら、ふっ、と視界がクリアになった。
どれだけ狭窄視野になっていたか、その瞬間にわかった。
[だからおまえも、自力で立て直せ。
俺がそう願っているのだから。]
ああ、首都入りするときは「俺が決める」
[実際、ゲオルグが皇帝を斃せば決着がつくと狙撃兵でも用意していたら危険なことこの上ないのだが、そうはすまいという信がある。]
シコンへ戻る際は、おまえに殿軍を任せるぞ。
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ウルズ、視線ありがとう
>>260 父を連想、ウけたww
こっちからはウルズに言及できるのが戦死者名簿に名前を見た後になりそうなんだよなー(ミリアムも)
追悼するから待ってろよー(まだ死んでない
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マップの間違い、たいそうすまん
画面の左右とPCから見た左右を取り違えたorz
実情把握の混乱メモ乱舞、
対戦型戦記物ではままある…
そろそろ落ち着いたかな
承知した。 巡洋艦2隻くらいで覆させはせん。
ふ、ウルケルにもヤンチャなのがいるのか?
[ルートヴィヒか抑え切れぬとは。
溜め息の気配に、特異な動きで撹乱されたのだろうと察して問う。]
突発事項に慣れたいなら、手伝うぞ。
[俺といれば鍛えられる、と自覚的に。]
[ウルケル戦艦からの砲撃が来る。距離が削られてゆけば命中精度も上昇した。
敵旗艦からの砲撃が艦橋の上部デッキを破壊する。
アレクトールは今しがた、後にしてきたばかりのそこを見上げた。
運には見放されていないらしい。
そのまま、艦首へと移動する。]
[帝国第一艦隊は撃ち返すことなく、回避に専念しつつウルケル艦隊の中枢目指して駆ける。
その陣形は、途中でさらに変容した。
ウルケルの序盤の防御陣形を真似たような輪形陣から、旗艦と護衛巡洋艦1隻が鎧を脱ぎ捨てるように離脱し、ウルケル旗艦を目指す。
残りの第一艦隊は、ウルケルの先行戦艦アードラーを包囲せんとした。
シュヴァルツアインの艦首からは、カンテラ灯の瞬きで、暗号化されていない通信文がヴァンダーファルケへと送られる。
曰く、
『皇帝が提督に会見を希望する。減速せよ』
そして、シュヴァルツアイン自身、スクリューを逆回転させた。
巨大な質量をもつ戦艦はなおも惰性で走り続けるが、ヴァンダーファルケに近づく頃には歩くのとあまり変わらないスピードになるはずだ。
そのまま進路をまっすぐ敵旗艦に向け続ける。
ゲオルグが意図した反航戦より近い、正面衝突のルート。
どちらが先に舵を切るか、チキンレースを挑むかのように進んだ。
邪魔をする小型艦があれば、護衛巡洋艦のものを含めた副砲で蹴散らす構え。]
あなただけでいい、という台詞は普通、もっと甘い響きを伴うものだと思っていたが。
っと、旗艦の艦橋が破壊されてしまった。
俺は無事だが。
帰路は後部艦橋からおまえの殿軍を眺めるとしよう。
…っ、
[不意に、短剣を吊っていたベルトが切れた。
甲板を滑る短剣に手を伸ばす。]
セル… !
[何故、この場にいない"小鴉"の名が口をついたのか、自分でもわからない。
取り戻した短剣を抱え、空を見上げる。
雨粒がポツ、とその額を濡らした。]
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