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かっ、かかか、各務さん!?
[呼んで出て来るとは思っていなかったため、見上げながらの声はひっくり返ったものとなる。
縦に抱えた絨毯をベアハッグする羽目にもなった]
〜〜〜っくりしたぁ…。
…あ、えっとさ。
呼んだのは、各務さんなら分かるかなぁと思って。
さっき、ヴェルさん……ヴェルザンディって言う女官の人が目の前で姿を消しちゃったんだ。
んで、その人、どこかの空間の繋ぎにされてたみたいなんだよね。
各務さん、前にも似たような騒ぎ起こしたんだよね?
何か分かんないかな。
ヴェルさんがどこに行っちゃったのか、とか。
[話には聞いていても詳細は知らない。
前回飛ばされた場所は叔父も聞いた話でしか知らなかった。
ここは当人に聞くのが一番、と縋るような想いで天井に居る各務さんを見上げながら問いかけた*]
― 王宮内廊下 ―
驚かせたのはそっちだろーーー!?
[各務さんの突っ込み>>27にぷんすこしながら言い返す。
軽く流されるだろうが、言い返さずには居られなかった]
[それどころではない、と思い直し伝えた話に返る言葉>>28はいつもよりも真面目なもの。
ロスリンもまた幾分真面目な雰囲気でその内容を聞いた]
私は話にしか聞いてないけど、状況は似てるんじゃないかなぁって思うんだ。
人が急に消えてるし…。
私、どこかの空間の繋ぎになってる人が判るみたいだから。
[以前各務さんが作り出した状況に似ていると肯定して、続く言葉に困ったような表情になる]
うぅ…各務さんにも分かんないか…。
[それでも紡がれる推測は現状を把握する情報足り得る]
制御出来ないなら、どうすればいいのかな…。
[考えながら話を聞いていると、各務さんが何かに気付いたように声を上げた]
えっ、ユウレンに居ない!?
どどどどこに行ったっての!?
[狼狽えて問い返すと、更なる推測を聞くことが出来た>>29。
が、ところどころ分からない単語も見え隠れしている]
えっと……四玉以外のどこかへの道が開いた可能性があるのは分かったけど…。
黒いことかルナちゃんって、だれ?
[全く心当たりが無くて、疑問符を飛ばしながら、逆さまのまま思案する各務さんに問いかけた*]
― 王宮内廊下 ―
[各務さんの反応>>35にムキーっとしたが、今はそれどころではないことも分かっていたため、それ以上は返さない。
ただ、表情は分かりやすくぷんすこしていた]
気合…どうにかする良い手は今のところ無い、ってことかぁ。
大元の力……ってぇ、そう言えばその大元になったひとってどこ行ったんだろ。
あちこち走り回ったけど、四玉由来以外のナニカ、は見なかったよ。
[既に異空間に取り込まれているなど露知らず。
大元も探さねば、と思い立つ]
えーと、四玉以外で来てるって言ったら、ヴァイスヴァルトとナハティガル……。
あれ、妖精が居るって言ったら、ヴァイスヴァルトだっけ。
てことは……えー!
中央挟んで反対側行ってる可能性あんのー!?
[距離をものともしない空間がある可能性が頭から抜けているのは、妖精や精霊との接点が薄いため。
物理の人間故に物理的に思考が働きやすかった。
聞き慣れない呼称の問いかけに対して返ったのは別の問い>>37]
んと、軍務総括の名前……ヴェルナー・ファサン様?
ヴェルナー……ヴェル、ルナー……… ああーーーーー!?
[ようやく気付きました]
えーっと、えーっと。
てことは普段は黒くてもふもふしてる…だから、いつも軍務総括の傍に居るあの子?
[その後は連想ゲームのように答えを導き出していく]
違う姿なのか……紅い眼してるんだね、分かった。
噛み………つかれたくはないな。
とりあえず探してみるよ。
[危ないと言う言葉に少し不安げにしたが、手がかりとなるなら探すしかない。
ぐぅ、と小さく唸ってから天井逆さまな各務さんに頷いた]
へぅ? タクちゃん?
[各務さんが誰かに気付いた>>39のを受けて、ロスリンもまた各務さんの視線の先を追う。
また知らない名前だ、と思いながら、聞こえた呼び名を反芻してその人物を見た]
― 王宮内廊下 ―
あっ、ヴァイスヴァルトの。
私はロスリン=チュアンと言います。
ユウレン王国軍務省陸軍所属です。
[噂の、と枕詞の付いた自己紹介>>44に姿勢を正し、ロスリンもまた名乗り返す。
見るからに年上であり、他国の要職者となれば言葉遣いも丁寧なものとなった]
はぁ……それで、そのばかは見つかったんですか?
[謝罪には、ホントだよ、なんて思ったが、それは流石に内に押し留めて。
恐らく対応に走っているんだろうと推測して問いを投げかける]
[タクマからの問い>>45には眉を下げて]
もしかしました。
絨毯を置いて姿が掻き消えちゃいましたよ。
…そう言えば、その直前に風が吹いたなぁ。
森の香りがする不思議な風でした。
[そこまで素直に返したが、少し考えて、あれ、と首を傾げる]
ヴァインズさん、何で知ってるんです?
― 王宮内廊下 ―
もし探しても居ないとなったら……可能性ありそうな…。
[まさか、と紡がれた言葉>>48が否定出来ない気がして、呆れに近い表情で呟く。
空間が捻れていれば遠方にも飛ばされると知ると、姿を消したヴェルザンディの安否が更に気になった。
黒いこについてのフォロー>>49は安心出来るようなそうじゃないような。
違う姿、と言うのがいつもよりも大きいとかそんなイメージになってしまった]
後光?
[名乗りに返った言葉>>51を聞いて、ロスリンは何度か瞳を瞬く。
叔父の頭の後ろから光がぴかーっと差す光景が脳裏に浮かんだ]
ご、後光、って……ぷくく。
[堪えきれなくて噴出してしまう]
そ、そうです。
陸軍統括の姪です。
[笑いすぎて滲み出てきた涙を拭いながら改めて答えた]
[どうにか笑いを収めてタクマの話を聞くと、大元となったものはまだ見つかっていないらしい]
うーん、見つかってないんですか…。
これって、もしかして。
[先程各務さんと話した内容を思い出し、視線が彼女へと向かう。
こちらから突っ込んだことへの返答>>52を聞くと、あー、と納得する声を上げた]
そっか、私だけじゃあないんですね。
そう言えば前も影響受けた人沢山居たんでしたっけ…。
[聞いた話を思い出しながら、ロスリンは小さく息を吐く]
この様子だと他にも影響受けてる人居そうですね。
― 王宮内廊下 ―
だねぇ。
何はともあれ、まずは黒もふ探しかぁ。
[軍務総括の傍に居る黒いのが何と呼ばれるのかまでは知らなかったから、仮称黒もふと呼んで。
各務さんの言葉>>57に同意の頷きを返す。
それから少しして猫の姿をした付喪神が各務さんに泣きついて来て>>59、何かを訴えかける様子に瞳を何度か瞬いた]
黒もふこっち来てるの?
探す手間が省けたな。
[各務さんも五徳猫も気配を察しているらしい。
ロスリンも五徳猫が来た方向へと視線を移した]
― 王宮内廊下 ―
言いませんて。
[タクマの言葉>>62にクスクスと笑う。
言わないとは言え、顔を見る度に思い出して笑ってしまうかもしれないが。
影響を受けた人数についてはさっぱりだったため、首を傾げるに留まった]
あぁ、この子追いかけてるわけかぁ。
[黒もふについて>>64を聞けば、納得の頷きを一つ。
五徳猫が怯えてるのもそのためか、と理解する。
そうして姿を現したのは、パッと見は普通の青年>>66]
……いぬじゃない……
[想定外のことに開いた口が塞がらなくなっていた。
問われたと気付いたのはもう少し経ってからのこと]
────あっ、
えっと、目の前で居なくなっちゃった人が居たから、その話を。
[ヴェルザンディが森の香りのする風が吹いた直後に姿を消したこと。
彼女がどこかの空間の繋ぎにされていたこと。
自分がそれを知ることが出来るらしいこと。
他、各務さんやタクマと話したことは粗方、仮称黒もふへと伝えた]
― 王宮内廊下 ―
ひぇええぇ!!
だ、だっていつもはぁ!!
[普段の姿が印象深いため、仮称黒もふが狼だと言うのはほぼ頭に無い。
プライドが高いなどと言うのも知る由もなかったため、その反応>>70に怯え泣きかけた。
立てた絨毯の影に隠れて顔を蒼褪めさせる]
遠いところに繋がってるのは確かなんだ…。
落ちた人を呼び戻すことって出来るのかな。
[黒もふから齎された情報>>71はこれまでよりも詳しいもの。
新たな事態が判明すればその分疑問も浮かんだ]
う〜〜〜ん……考えても分かんない。
[元より知識不足なのもあり、これと言った案が浮かばない]
― 王宮内廊下 ―
はぁい……。
[改めなければ喰われる。
各務さんの入れ知恵のお陰でそんな風にしか思えず、訂正>>75には小さな声で答えた]
[絨毯の陰に隠れたままに、問いの答え>>76を耳にする]
干渉で生じたものを抑える、かぁ。
私が繋がりを感じ取れるのも干渉が影響してると思うんだけど…。
元からこんな力持ってないもん。
[抑えるとはどうすれば良いのやら。
それに関しては仮称黒もふも決定打が無いらしい]
現状だと、治まるのを待しかない?
― 王宮内廊下 ―
てことは、まだしばらく人が消えるのが続くんだね…。
命の危険は無さそうっても、不安だなぁ。
[聞かされた仮称黒もふの持論>>84をそう解釈し、眉を下げながら言葉を紡ぐ。
目の前で起きるのは正直心臓に悪い。
落ちた先がどんな場所なのかも分からないため、不安は募る一方だった]
― 王宮内廊下 ―
心構えは…うん。
[既に目の前で消えるのを見たから、その点は多分大丈夫。
ロスリン自身が消える羽目になっても、これだけ情報が出ていればパニックを起こすことも無いはずだ]
話には聞いてても、実際目の当たりにすると驚くって…。
[新兵故に水面下の事柄についてはまだ触れる機会はない。
ただ、身内が上に居る以上、飛び火してくる可能性が無いとは言い切れなかったりする。
そんな立場にあるが、ロスリンはまだ経験と覚悟が足りないのも事実だった]
まぁあれだ。
目下やるべきことは付喪神の被害食い止めることだよね。
[各務さんが目の前に居るが、そこは軍部としてやるべきことである]
― 王宮内廊下 ―
立ち直りを短くかぁ…。
まぁ、努力する。
[黒もふの言葉>>96は真理ではあったから、自分が頑張るしかないと気合を入れ直す。
好きにすれば良いと言われれば、そうする、と返して]
その前にこれ置いてこないとだ。
倉庫行って来る。
[絨毯を示して抱え直し、道具倉庫へと続く道に足を向けた]
― →道具倉庫 ―
[はぁい、と黒もふの言葉>>99に返事をして、ロスリンは道具倉庫へと向かう。
話していた場所からそんなに離れてはいない。
少し歩けば直ぐに道具倉庫へと着いた]
はい、これもよろしくー。
沈黙してるけど、いつまた起きるか分かんないから、しっかり管理してよー。
[そう言って番の同僚に渡すと、起きてもすぐには動けないように、と紐で括ることにしたようだ。
丸めて紐をかけておけば、確かに飛んでいくこともあるまい]
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残り10分切ったところでpt残数が20!
でも何を落とせとwww
このまま更新迎えるのが良いかな。
だいぶ色々とお話出来たので満足ではある。
落ちても大丈夫w
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