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[じっと彼女を見つめるままに、揺らめかす指が掻く根源。
質量があるわけでなし、されど光に掌翳したような温もりが伝播。
生来なら互いの身を傷付けあうはずが、心を傍に置く真実の伴侶となったことで、訪れるはずの痛苦はじりじりと焼く焦熱に転じ、身を引き裂くような苛烈は、心臓を擽るような戯れへと変わった。
身体だけでなく、心までも精神までも交接重ねるよう、手背をゆるく摺り寄せ。>>276]
―――…、抱きしめながら、口付けて、
繋がりながら、強請られるような……、そんな心地です。
[僅かな逡巡挟むが、唇を弓形に撓らせ告げる素直。
そうして、中指を緩慢に鉤型へ曲げれば、彼女の胸奥に、胎内に、甘い闇が広がりを見せ。快癒の兆しを見せる無数の闇を細く絞って、彼女を浸食。
根源に触れて次から次へと、舐める如く這い回り摩擦を繰り返す。接触の度に生まれるのは、心身を燻る淡い疼痛か。>>278]
――…触れられている貴女は?
今、どのような心地か、
教えていただけますか、
[彼女に向けた裸眼の眼差しの奥に、兆す欲望の仄暗さを抱え。
性質も性格も悪い伴侶が嫣然と微笑んだ。*]
/*
ただいまさまです、皆さんもお疲れ様。
あと三時間なので、せっせっと愛を綴るよ!
いちゃいちゃしますよ![まずは嫁をはぐぎゅぅ]
[彼女に惹かれて、多くのものを手に入れた身。
その為に未熟だった幼さを、大望の為に育んだ。
辿り着いた暁に、全ての始まりである彼女に甘い言葉を囁かれれば、緩む口元を止められる筈もない。
小さく体内で円を描く指先は、彼女の心を掻き乱し、
強欲な掌に絡まる意識が、己の熱を盛らせた。
自身の先触れの通り、この身に焔を灯すのはやはり彼女の業。
体温の上がった肌は、湯を介しても情熱を伴侶に教え。>>333]
―――…悦い、声です。
[恍惚の色を滲ませ、喉から絞る声は乾いていた。
抱くほどに色艶を増す愛妻は、どんな歌声にも勝る嬌声を奏でる。
五指が閃き、幾度も彼女の根源を包み込んで、柔く唆す。
―――核を他に任せるなど、本来、恐ろしくも背徳的な行為。
その上、魔手により直に嬲られるなど、神経を爪弾くに似た情交。]
もっと、呼んでください。イングリッド。
[されど、希求は底を知らず、燃え上がる身体を一層寄せた。
嬲る指先が忙しなく、心を犯すとは正にこんなことだろうか。]
――…ああ、本当に身体が熱くなる。
恐ろしい方だ、貴女はいつも私を劫火で焼く。
[幾度も彼女の体内に手首まで沈め、
その度に妻を仰け反らせて、その首筋に接吻を打った。
頬を染める桜色が愛しく、境界を見失う交わり。>>334]
私は貴女に灼かれ、焦がされ、燃え尽きることすら忘れてしまう。
貴女の光は全く以って、容赦がない。
漆黒に灯る光を―――共に囲わせたがるなど。
[肌を重ね、心を重ね、根源までも重ね。>>335
彼女は自身の孤独を拭い、寂しさを喜びに変える愛妻。
手に入れた光と沈む奈落の底さえ、自身には楽園のよう。]
[そっと微笑むと、彼女の唇へ、甘い口付けが辿り着き。
一度、眼差しを重ねて音もなく笑みすら重ねた。]
愛しています、我が愛妻。
生涯唯一の――
[夜の静寂に迎暁差して、辿り着いたのは。
昼夜を忘れるほど眩い、―――拈華微笑の契り。**]
/*
嫁が可愛すぎて、もう駄目だ!
もう、駄目だ!生きるのが楽しすぎる!(発作)
あ、おかえりなさい各所からありがとうございます!
反応鈍くて申し訳なくも、皆さんあと90分。
思い残すことないように、がんばってくださいませ!
/*
お疲れの人、お疲れ様。
無理せず無理せず、緩やかに。
私は嫁が可愛くて大満足の日々です。
/*
>>-639>>-643
苛烈な愛だな、おい。
>>-641
最後の最後まで嫁が可愛くて堪らない旦那です。
三国一の幸せ者なんじゃないかとくらくらし通しです。
リヒャルトもお疲れさま、おかえりなさい。
闇の精霊 ルートヴィヒは、実は私も心はピュアーなんですが…。
― 闇の生まれた日 ―
[一片、揺影、それは全ての始まり。
大望と野望と、長い長いの恋の始まり。
夜明けを知らぬ森の片隅で闇から零れ落ちたのは意識一つ。
揺らぎから切り離された意識は、器も持たぬ最下級の精神体。
生まれて程なく、強大な夜に沈んで、自然へと回帰する。
―――――最初はそんな雫の一粒の筈だった。]
[時に身を任せる以上の自主性を持たぬ意識は、
生まれて程なく、誰かの声を聞く。
それでも然したる興味は生まれず、再び心を閉ざしてしまう。
されど、夜の森を騒がせるのは、闇の欠片より安寧を遠ざける。
じりじりと近づいてくる違和感は、闇の知らぬ光であった。
闇にとっての初めての陽は、実に弱々しく泣いていた。
実際に涙の雫を落としていたかは知らないが、
とても悲しげに、そして心細く、夜の狭間に響いたのだ。
何故、そうも悲哀に暮れるのか。
自身の意識を起こしたのは、他愛無い疑問だった。
そうして初めて、何かを“見る”感覚。
“在る”だけを抜けた時、闇は知らぬ内に唯の一片から、
少しだけ特別な存在と変わっていた。]
[明かず森の中に漏れ日を落としながら彷徨うのは、
淡い髪の色した儚げな幼子だった。
幼態で生まれる精霊は、由緒正しい正統種だ。
寄る辺なくして、掻き消えそうな自分とは異質なるもの。
先ず、抱いたのは相違に対する興味ではなく、違和感だった。
光と違う自身に対する違和感。
遠くなる背中に、何故か惜しいと覚えて、
いつの間にか、彼女の背後を進む二本の脚が闇から生まれていた。
光の姿を投影するように、幼い両足。
自然と彼女の後ろを付いていく。
揺ら揺らと誘われるように。光の導く方へ。]
[ 何故、悲しみ続けるのか。
幼子の孤独は、自身に疑問ばかりを齎していく。
確かめるように自己を意識すると、
瞳が瞬き、次の瞬間、視界を手に入れた。
概念だけで捉えるのではなく、映像して結ばれる世界。
静かで冥い、死んだ夜の世界。
―――視力を手に入れた己は、確かに世界は寂しいと、
光から悟った想いを、飲み干して、また器と心が造られてゆく。]
[静寂を伴い、光の後をついていく足音は、
徐々に質量を増して、草を踏む音色に変わる。
―――パキリ、
足先で踏み砕いてしまった欠片の音が、光の肩を震わせた。
誰も居ないと思っていた場所で、聞こえてきた確かな音。
彼女の意識が此方へ向けば、己の存在は更に重くなる。
精神世界に漂っていた意識は、大地に引き寄せられ、
光に照らされて固着していく。
彼女の認識は、己の心を繋ぎとめ、初めて息を吐き出した。]
[咄嗟に振り返ったのは“少女”だった。
白皙の肌理に、暖かい陽色の髪。
不安げな眼差しは、何かを探しているようにも見えた。
しかし、彼女は勢いづいて体勢を崩し、ぐらりと身体が揺れる。
己は摂理を理解するより早く、彼女を護りたがる意志が生まれた。
思わず両の腕を伸ばし、細く幼く、頼りないまま突き出した。
急遽、彼女を抱きとめはしたが、衝撃に横転は避けられない。
彼女が傷付いてしまうと思った。
もっと、沢山の腕が欲しいと思った。
彼女を抱きとめ、支えられるような。
―――彼女を、捕まえておけるような。]
――――ッ、
[二人で草叢に落ちて、月明かりが影を重ねて照らす。
瞬きふたつ繰り返し、彼女の顔を正面から見たときに、自身の顔も造られた。
美しいと思った金の煌きに添う銀色の髪と眼、
黙していれば光精にも見えよう容姿。
恐る恐ると彼女に手を伸ばし、何も知らぬ癖に、頭を撫でて慰める。
彼女を怯えさせぬように、見目で厭わせぬように。
――――彼女の傍に、居られるように。]
貴女は―――…、誰ですか?
如何して、そんなに悲しんでいるのでしょうか。
[ゆるゆると身体を起こすと、既に己は意識体ではなく、
五体満足に揃える闇精と化していた。
けれど、それに驚くよりも彼女が気になった。
彼女の心細さに、自覚したばかりで脆い闇の腕が戸惑い、躊躇って、
肩だの頬だのを擦り擦りと、本能的に慰撫してみせる。]
[そうしえ、迷子だと聞けば、意味は判然としなかったが、
出口を探していると聞いて、安堵した。
彼女の要求の昇華はきっと、悲しみを癒してくれると思った。
彼女の悲しみが癒されたのなら、
この胸に覚える息苦しさも晴れるだろう。
元々、森の闇であった少年は彼女の手を取り歩き出す。
触れた指先が温かくて、ゆるく握りこんでしまったのは無意識の業。]
[―――けれども、器を伴った自身が招いたのは安息ではなく、
また新たなる感情の理解であった。
迷い子たる彼女を、森の始まる場所に案内すれば、
当然、どのような末路が待ちうけるかは分かるはずだ。
生まれたばかりの己以外は。]
―――…あの。
[森の始まりには彼女を按じた光精長が迎えに来ていた。
当たり前のように回収されてしまう彼女に、今度こそ己は驚いた。
唐突に訪れた別れ際、なんと呼び止めれば良いかも知らなかった。
なんと言えば、彼女が帰らぬのかも知らなかった。
彼女との別離を、厭っている自覚すらなかった。
それでも、生まれたての心は素直に出来ていた。
何を本当は求めているのかを理解していた。]
―――…また、逢えますか。
私は貴女に、また、逢いたいです。
[じろりと胡乱な眼差しを光精長に送られても、
ただずっと、双眸は彼女ばかりを見ていた。]
また、逢いにきてください。
また、逢いに行きます。
[離れていく彼女に覚えるのは寂しさ。
大きな腕から奪えない悔しさ。
己を突き動かす歯痒さと、愛しさ。]
―――…私の名は、ルートヴィヒ・レナトゥス。
闇より生まれ、貴女に変わるもの。
[そして、貴女を変えて見せるもの。
少年ははっきりと、未来を見据えて、胸に願望を抱く。]
[闇から生まれた一滴。
不遜な一言を隠した別離より長い長い時を懸けて、
未熟な約束を永遠のものに変えるのは、まだ、先の話。
姓も生も同じくする未来の話は、
きっと存外他愛無い―――*新婚物語。*]
/*
>>-682
私ならパンも米も麺も支持していますので、
お気になさらず、ガンガン挟まれてくださいな。
タイミングを測っていると私も入れないタイプなので、
じゃんじゃん挟まってくださると心が軽くなりまする。
/*
さて後5分切りました。
この度は好き勝手と遊ばせていただきましたが、
皆様の物語も百花繚乱素敵でした。眼福でした。
伴侶のeyesさんにはお世話になりっぱなしで、
本当に感謝が尽きません。毎夜、遅くまで有難うございました。
また、遊びましょうね。
皆様とも、絆村だけでなく、また何処かでお逢いできると幸いです。
その時は是非、突撃させてくださいませ。
お疲れ様でした!
[そっと指先を埋めれば、温かな闇に誘われ、漆黒に深く沈んでいく。
彼の根源、その真中に位置する懐かしい記憶。
全てを賭して寄り添うことを選んだ伴侶の、全ての、始まり。
漸く彼を知って、また思慕は深くなる。
突き上げる衝動のまま、彼の根源を宿す胸に唇を寄せ]
――…何処までも連れていって。
ルート、何時だって私を導くのは、貴方だけ。
[自ら彷徨いこんだ闇に惑いながらも、手を引かれるままに辿り着いた夜の底。
二人で溺れる深淵は、悠久を費やしても遥か限りなく]
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