565 【SF＆BBS風人狼騒動RP村】Sleeping Silver Sheep ④ ～ 銀色羊は＂狼月の村”の夢を見るか ～
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神父 ジムゾン
――まさか、だな。
[それは、音になるかならないかの小さな声。
近くにいる者には、
届くこともあったかもしれないけれど。
正体を隠れなければいけない議論で、
いくら何でも初めから
フルスロットルの従者はいないだろう。
そんな風に思いながら、
ディーターのその時の言葉は、印象には残った。]
神父 ジムゾン
[カタリナとディーター、
二人の意見自体は一理あるものだ。
ニコラスの返答を聞きながら、思考する。
自分はそれに加えて、“もうひとつ”確信がある。
“祭壇で浴びた光で目覚めた”
自分自身の力が、そうだったから。
だからこそ、予言は本当だと確信するに至ったのだ。
ただ、それは口に出す話ではなく、
話は進んでゆく。]
神父 ジムゾン
[議論が進む中、
探さなければいけないものがある。
ひとつは、人狼。
そしてもう一つは、“狼占の眼”の持ち主。
一人一人の話を聞きながら、
様子に注意を払う。]
手がかりが少ないから情報を出し合う、か。
だとすれば、
確か助けになる能力のうち――、
いや、これは
言わずに任せておいた方がいいな。
[言いかけ、首を横に振る。
“能力あるものを意識する姿勢”
それが、誰の目にとってどう見えるかは
見るもの次第。]
【秘】 【ガーディアン】 スノウ > 神父 ジムゾン
/*
投票ありがとうございますにゃ。
承りましたにゃん。
どうか、お体を第一に、
あたたかくなさって、
ゆっくりやすんでくださいね。
体調が回復なさるまでは、本当に
ご無理なさらずで大丈夫ですのでね。
色々がんばってくださったり、
ご配慮くださったり、
本当にありがとうございます。
神父 ジムゾン
ああ、シモンの言う通り、
情報があるなら出し合う。
そして、いまあるものからも考える。
手がかりは少ないが、
そうだな――
毛の色はさておき、
毛が『落ちていた』こと。
もし落ちているのを見逃したなら、
証拠隠滅するタイプじゃないのか、
もしくはなにか、
余裕がなくなるようなことでもあったか…
だとしたら、
『左利き』と、
『左利きを装った』の、
どちらの方がありそうかというと。
左利きの可能性もあるかと思ってる。
……ただ、仮定を重ねたような話だ。
[ほかにありはしないかと思案しながら、
議論の流れを聞いていた。]**
神父 ジムゾン
[ 議論が終わり、一度宿の借りている部屋に戻り、
私物の紙束を荷物から取り出す。
そうして、考えていたことの記録――
護衛に関するそれを、
時系列順に書きはじめる。]
神父 ジムゾン
[ 議論に参加しながら考えていたことがある。
果たして誰が、“狼占の眼”の持ち主なのか。
もし見つけられていたのなら、真っ先に狙われる可能性が高い。
ひとりを選び、守る。
情報の少ない段階であまりに困難ではあるが、
それでも、もしかしたら。
正しく選びさえすれば、
明日は誰も食われずに済む。
――そして、自分が間違えたなら、そのひとは死ぬ。]
神父 ジムゾン
[それだけではない。
今議論を進め、一人を選び、殺すとしたら。
それもまた、自分たちが殺したということ。
左手と、右手。
死なせ、殺す。
圧し掛かる二つの死が、目をそらさず此方を見ろと
訴えてくるようだった。]
神父 ジムゾン
[ ――… もし、彼女がそうなら。
一際危険に晒されるのは。
いまは務めて、その先は考えない。
クララやフリーデルだけではない。
この場にいる其々について、感情ならば、
思うことはいくらでもある。
けれど、いまは――思考だけの時間だ。]
神父 ジムゾンは、羊飼い カタリナ を能力（守る）の対象に選びました。
神父 ジムゾンは、仕立て屋 エルナ を投票先に選びました。
神父 ジムゾン
―― 宿・⑨号室 ――
[書き物を終え、荷の中に仕舞う。
誰かが部屋を訪れた気配に振り返り、
訪れた男の様子に、目を瞠った。
議論の際の様子とは打って変わって、
ひどく憔悴した様子に、
咄嗟に、どうした、大丈夫か――と、
そう言いかけて。
けれど、咄嗟に、今必要な言葉はそれではないと、
そんな感覚を覚えたのは、何故だったろう。]
話――そうか。
まあ、座れよ。
[そう言って椅子を勧め、自身も向かいに座って
男の話に静かに耳を傾ける。]
神父 ジムゾン
[
“天国の色”
不意に投げかけられた問いに、虚をつかれたのは、
それが本当に、予想外のものだったから。
書物の知識に、天国を綴ったものも、あっただろう。
けれど、それは――見たものではない。
自分にとって“知らない”ということ。
死後の世界に焦がれるように、男は言葉を紡ぐ。
彼が人狼騒動の経験者であること、
その首に刻まれたもの。
今日の議論の中で、露になったことだ。
問いかけが聞こえるまで、言葉を差し挟むことはなく、
話を聞いていた。]
神父 ジムゾン
俺は、
生きたい、生かしたい、
そう思って、此処まで来た。
けれど、それは
俺が今も生きている理由じゃなくて。
[彼の過去に何があったかは、すべては分からずとも。
その言葉を言うに至るまで、
どれほどの地獄を見たのかと、
そう思わずにはいられない。
そして、今向かい合って感じているのは――
ひたすらな、『痛み』。]
神父 ジムゾン
[今こうして、言葉にして伝えてくれたのなら。
それは、すべて受け止めたいと、そう思った。
だから自分も――
これまで、誰にも話をしたことがないことを、
口にした。]
“屍をこの手で抱えて、どこまでも行くために”
そのために、生きてる。
俺がこれまでに守れなかった、死なせてしまった、
その全部を。
――それが終わるとき、…何が、あるんだろな。
神父 ジムゾン
――俺はね、
さっき談話室じゃ色々話が出たが、
シモンが悪魔になんかは、見えないよ。
元々持っていた深い心の分だけ、
深い傷を持つ、人間に見える。
けど、そうか……
天国は、そういう、ところか。
青い世界。
そいつはきっと、本当に、綺麗だな。
[それまで、懺悔室で相手と向かい合うような、
そのような表情を、浮かべていたのだけれど。
その言葉を言ったときには、どうしても、
――ほんとうに、常になく、
どうしようもないほどに、声は震えた。]
神父 ジムゾン
[帰りに教会に寄ると話していたので、
教会の鍵はかかってはいないことと安置場所を告げ、
部屋を出る彼を見送った。
部屋を出ていく背中に、
おやすみ、と声をかけながら。]*
神父 ジムゾン
[もしペーターか、あるいは他の誰かが
部屋を調べることがあるなら、
自分は宿の他の者に伝えてくると言って、
その場を離れるだろう。
実際行き会う者があったら、状況を伝えて。
いずれにせよ、夜の時間は『すること』がある。
あまり長い間、そこにいることは出来ない。
もしかしたら、ここに立ち寄らずに、
急いで護衛先の処に行くべきだったかもしれない。
けれど、どうしても、
そうすることは出来なかったものだから。]**
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