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……あー……。
[視線向けた先の状況に、短い声が上がる]
まったく……心配してるんだから、もうちょっとそれらしく伝えればいいのに、兄は。
[自分取って大切と見なしたものが傷つくと激高するのは、どうやら『個』としての気質らしいのだが。
昔はよく怒鳴られたなあ、なんて思いも、ちょっとだけ過っていた。*]
― 神域内部 ―
ああ……兄が怒鳴るのは、本気で心配してる時だからね。
最近は、滅多に表に出ないし……知らないひとは本当に知らないんじゃないかな。
[珍しい、というジルの評>>135にさらりと解説をつける。
ひとのような、という言葉には何も言わずに曖昧な笑みを浮かべるにとどめていた。*]
― 神域内部 ―
[巨大植物の後ろに、進むべき見出したという言葉>>141に、やれやれ、と息を吐く]
やっぱり、そうなりますか。
……皆、気を付けて。
あの大きさで蔦を振り回されたら、かなり厄介な事になります。
護りの術はかけますが、くれぐれも油断しないようにね!
[調査隊の面々に声をかけつつ、術を紡ぐ。
先にかけた護りの術を更に高めるもの。
翡翠色の光帯びた風が空間を駆け抜け、それに応じるように巨大植物が唸るような音を立てて、周囲に炎をまき散らした。**]
― 神域内部 ―
[風の護りの術を強化した後は、その維持に意識を向けていた。
攻撃の手は足りるだろう、という信もあったが、もう一つ]
……やっぱり、ここで聖性の維持は辛いものがある、か。
[聖なるものよりも、魔に近しい空気の満ちる場所。
その場で聖なる護りを維持しようとするのはさすがに骨が折れた]
まあ、この先を思うとそうも言ってられないんだろうけれど……。
[呟きつつ、守護術を維持する。
それぞれの動き、特性を生かした連携は目を瞠るもの]
……ほんとに、逸材ばかりだね。
[零れた呟きは期せずして、守護者のそれと同じもの]
[発動したジルの術が、内側とそして、地中から巨大植物を穿つ。
地中から伸びた石筍によって真っ二つに割れた巨大植物が左右に倒れていく様子に、は、と息を吐いた]
……お見事。
的確な術の運用、さすがだね。
お疲れさまだよ。
[言いつつ、ふわりと生じさせるのは癒しの力を帯びた風。
物理的な傷のみならず術的な消耗も補うもの。
それを全員の周囲に巡らせて]
……さて。
[倒れた巨大植物の向こうには、確かに道らしきものが見える。
残り火をかき消す霧氷越しに見えるそこには、深い闇が立ち込めていた]
この先が、目的地か。
……まずは、準備を万端に。
疲労が残って肝心な時に動けない、なんていうのは、シャレにならないからね。
[にっこり笑って告げる様子は。
笑ってはいるが、厳しさを損なわぬものだった。*]
それはわかって……っと。
[わかっていますよ、と返すより先に送られてきた力。
それは、押し隠していた疲労をふわりと焼き尽くし、活力を与えるもの]
……ちゃんと、わかっていますから。
そこは、大丈夫ですよ、
[力を受け止め、癒しを得るとは、と一つ息を吐いて、途切れた言葉を続ける。
なんだかんだで過保護なんだから、という言葉は、音に変えずに飲み込んだ]
― 神域内部 ―
[ふわり、舞い降りてきたメレディスから向けられた言葉と、ジト目。>>189]
ああ……うん、わかってるよ。
というか、もう叱られてるから。
[誰に、とは言わないが。
一瞬移ろった翠の先が、奥へと向かう黒衣であった事から察っするのは容易いか。*]
叱られついでに、消耗も補ってもらえてるから。
……大丈夫、だよ。
― 神域内部 ―
これはもう、なんというか。
昔から、だから、ね……。
[盟約を結んだばかりの頃を思い返して、浮かべるのは苦笑。
相変わらず、という言葉>>200には、一つ息を吐いて]
まあ、兄はここだと力を供給しやすいらしいから。
[だから、休息は短くても問題ないのだ、と説明しつつ。
やっぱり違うだろ、という何かは感じているようだった。*]
― 神域内部 ―
[メレディスと言葉交わす前、労い向けたジルからの言葉>>193に、浮かべたのは笑み]
うん、皆、それぞれの力を生かして見事に連携していたね。
……本当に、誰もかれも頼もしい限りだ。
[術の維持をしつつ、後ろからちゃんと見ていたから、その辺りはわかっている。
故に、向けるは同意]
きみは前線で力を使い続けてきたからね。
ぼくにできるのは、このくらいだけれど、楽になったなら良かった。
[感謝の言葉に返すのは、素の気持ちを込めたもの。
時間が必要なのはわかっているから、そこに否やを言う気はなかった。*]
― 神域内部 ―
[道の先から戻ってきた守護者の言葉>>209に一つ息を吐く。
それが護りを織りなす言霊なのは、13年前の戦いで身を持って知っていた]
うん、そうだね。
皆が力を合わせれば、困難は退けられる。
……行こうか。
[静かな口調でこちらも言霊を紡ぐ。
もっとも、守護者のそれのような強い力は持たぬものだが]
― 神域最深部 ―
[移動した先で、最初に感じたのは軽い眩暈。
立ち込めるもの――瘴気と、濃すぎるくらいの闇の気配に一瞬、中てられていた]
これは、何とも……。
[重苦しい、と。いうより先に耳に届いたのは、なんとも大雑把な分析>>211で]
大きくなっているとか肥えてるとか、笑い話になってなくないですか?
[思わず突っ込んだが、まともな答えは期待していなかった。
何より、今はそれどころではない、と。
周囲に湧いた闇の気配が物語っていたから]
和光一起跳舞,風,編織力的綾。
風よ、光と共に舞い、力の綾を織れ。
提高放鬆K暗的重壓,奔跑的意思的護rino袍對我們的同胞。
闇の重圧を和らげ、駆ける意思を高める守護の衣を、我が同胞に。
[力を凝らし、紡ぐのは風と光の複合術。
精神的な防御を高める光と、動きを速める風。
二つの力を合わせた風が、煌めきと共に石造りの間でふわりと舞った。**]
― 神域最深部 ―
[風と光の護りを放った後、は、と一つ息を吐く]
……本当に、重い、な。
[黒焔狼との魂の盟約により、その重圧は軽減されているが。
その分、逆に飲まれそうになるのはどうなのか、と。
そんな事を考えていたら、傍らの白馬がしっかりしろ、と言わんばかりに鼻を鳴らした]
ああ……うん、そうだね。
大丈夫、わかってる。
この感情には、もう二度と飲まれたくはないからな……。
[すべてを失い、一人焼け出された直後の自分の心情にも似た、空気。
勿論、この場のそれは比較にならないほどに凝縮されているだが]
……少し、散らすべきか。
隨著舞動風跳舞。
風よ舞い踊れ。
為吹散這個地方的沉澱。
この地の澱みを吹き散らすために。
[小さく呟き、風に力を向ける。
唱えたのは、浄化の力を備えた風。
普通であれば、触れれば心地よさを感じるもの――だが]
[巡る風は瘴気を祓い、同時、それに触れた闇狼たちを闇へと返していく。
二重の意味で重圧が和らぐと、は、と一つ息を吐いた]
……やれやれ。
[ぼやくような呟きを落とした後、気を引き締める。
大物は未だ動かぬが、だからと言って気は抜けなかった。*]
ん、ああ……大丈夫だよ。
[メレディスから向けられた言葉と、案じる表情。>>281
浮かべたのは、穏やかな笑み]
どうにも、ね。
こういう場所だと、つい、飲まれそうになる時があるんだ……まあ、ある意味では近しい存在だから、仕方ないんだろうけれど。
……でも、これは力の対価のようなものだし。
ちゃんと、護ってもらえてもいるから。
[言いつつ、翠は刹那、瘴気を喰らう黒衣へ向いた。*]
あー……うん。
[「大丈夫」ではない、と。>>290
柔らかな口調で言われ、苦笑が滲む。
彼がこちらを思って言葉を紡いでくれているとわかるから、逆に、何も言えなくなっていた]
……北部師団の砦に?
[続いた誘いに、翠が瞬く。>>291]
あはは……そうだね、あの人の顔を見に行くのも、悪くはないかな。
[喜ぶ、という言葉と、優しい鳴き声と。
擦り寄る感触の優しさに、ふ、と気持ちが楽になるのを感じつつ]
……ありがとう。
[小さな声でぽつり、と感謝を紡いだ。*]
― 神域最深部 ―
あはは……そう言えば、成人したらとっておきを飲ませてくれる、って約束していたっけね。
[かつての戦いの中で交わした言葉をふっと思い出す。>>298
遠い記憶に意識を取られたのは刹那。
守護者の声>>301に、翠はそちらへ向かい]
……無茶は兄のお得意だよ。
それに……抑えている、と言ってはいるけど、ようはあれ、出てくる前に引き寄せて力に変えてるって事だから。
[周りが思うほど負担はないんだ、と説明して]
ああ……行ってらっしゃい。
[紡がれた言霊は、まっすぐに受け取る。
勿論、何もしない、という選択肢はあらゆる意味でないのだけれど]
……サルヒ、合わせて。
[剣握る手に力を入れ直しつつ、傍らの白馬に願う]
守護と加速、それから治癒。
三種の術を継続する結界を張る。
……そうなると、ぼくも動けなくなるけれど。
ぼくの力は、少し通り難いかも知れないからね。
[繋がりあるが故に、近しい部分がある。
故に、直接仕掛けるよりは、と選ぶのは援護の一手]
風聚集,把我們的同胞包起來。
風よ集え、我が同胞を包め。
治療那個速度,理由的堅固,生命的光的力。
その速さ、故の堅牢さ、命癒す光の力。
做準備那個,編織守護的外衣,給!
それら備えし守護の衣を織り上げよ!
[翡翠色の光が周囲にふわりと舞う。
今までで一番強いそれは、風と共に舞い、闇へと挑む者たちを包み込んだ。**]
― 神域最深部 ―
[結界術を発動させるのに応じるように近くに控える姿>>314に、一つ息を吐く。
感嘆の声には、ほんの一瞬苦笑を滲ませたりもしたが、それはすぐにかき消して]
……あれだけのもの、作るのも中々難しいだろうに……。
[ダーフィトが投げた術具の効果>>318には、思わずこんな呟きが零れて落ちた。
後で由来を教えてもらえるだろうか、などと思いつつ、王は結界の維持に全力を傾ける。*]
― 神域最深部 ―
[剣を突き立てられ、更に追い打ちを受けた巨狼が崩れ落ちる。
その様子を、そして、そこに至るまでのそれぞれの動きを翠はしっかりと見つめていた。
――やがて、ダーフィトの呼びかけに、守護者が応じ。
黒狼神への転身と、その後の『鎮め』と。
目を逸らす事なく見届けた――のだが]
いや、だから。
過保護すぎますってば、兄。
[ぽつ、とこんな呟きを落としたのは已む無しか。
ともあれ、気を取り直してゆっくりと結界を解く。
もっとも、しばらくは治癒の効果は継続するが]
……皆、お疲れ様。
ひとまず、これで任務は完了、かな。
一休みしたら、外に戻ろう。
兄も、しばらくはあのままだろうからね。
[祭壇の上の巨狼を見つつ、声をかける。
さて、戻るまでにどのくらいかかるだろう、と。
過ったのは、そんなこと。*]
………………。
それは、知りませんよ。
[ある意味自業自得でしょう、と。
そんな響きを帯びた声音ですぱっと切り捨てた]
……それは、こちらこそ、ですよ。
ありがとう、
[言われずともその意の伝わる感謝に返すのは、思いを込めた言の葉、ひとつ]
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