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[やがて、滑空していた角モモンガが地面に着地し、二角馬へと駆け出す]
にーがーすーかー!
[受身からの片膝立ち。
その体勢から角モモンガ、ひいては二角馬が直線上に重なるような角度で魔銃を構えた]
[角モモンガがまだ二角馬目掛けて駆けている時分。
その後方から三発の銃声が響いた。
地の力を帯びた弾はひとつ、ふたつと重なり、やがては地面を抉りながら突進する巨大な岩石へと変化。
駆ける角モモンガと、その先に立つ二角馬を薙ぎ倒していった]
うぇぇ……いったぁ。
[腕や肩に走る紅い線。
転げ回ったのもあり、ひりひりとした痛みを齎している。
傷口洗わないとなぁ、と思いながらも、追撃が無いか確認するために視線を巡らせた*]
[幸い追撃はなく、ひとまずは体勢を整える。
立ち上がり、土埃を払って他を見遣れば、皆巨躯の馬を護るが如き魔獣達を着実に減らしていた]
へこたれてる場合じゃないな。
[気合を入れ直し魔銃を握り直す]
[最前線、魔獣が多く集まる場所にはトールが。
そこを擦り抜けた魔獣を他の者達が相手取り、減らしていく形。
ふと最前線を見遣れば、魔獣に押されるトールの姿>>60が見えた]
なぁにやってんのよ!
[声を上げながら、トールがいる上空向けて雷弾を一発打ち上げる。
放物線の頂点に来た時、雷弾がパンッと弾け落雷となって魔獣達へと降り注いだ。
トールに当たらないように調整は一応している、心算*]
銀跳の魔弾 ユーリエは、精霊師 コンスタンツェ を投票先に選びました。
[一矢は助けとなり得たか。
足並みを乱した魔獣達に対し、トールの動きが戻る>>77。
鎮めるために斬り結ぶ、荒々しい神楽舞。
彼が負傷したらしきこと>>76は、纏う漆黒により隠れ気付くことは出来なかった]
ふふん。
[満足げに笑むと鋼の旋風から零れる小物を撃ち落としていく]
[守人の呼びかけ>>84にも応じない、地の神徒たるもの。
曰く、岩石頭とのことだが、それだけが原因ではないのも確かだろう]
はー、骨が折れそう。
[全力でぶん殴れ、との指示>>85に溜息一つ。
これだけの相手だ、容易くは倒れまいという予想はある。
それでも]
トール!
[一度下がり合流し、道を切り拓くと宣するトールに対し、首に下げていたマナの結晶を千切り投げやる]
Concessione: Terra
[呪を受けて結晶は崩れ、光の粒となりトールを取り巻いた。
刃の鋭さを増し、身の守りを強化する具現精霊具]
任せるわよ!
[先陣を切る彼への信の欠片]
奉じてる間に潰されるのがオチよー。
[コンスタンツェの疑問>>90に対しそんなことを言って。
握る魔銃に地の力を込めて双角へと撃つ。
岩石と化した地弾は双角の顔面へと駆けたが、相殺するように石礫が飛来し、ダメージを与えるには至らない]
ははぁ、地の神徒と言われるだけあるか。
少し考えなきゃな。
[そうしている間にもセルウィンがトールの後に続き>>92、双角鎮圧戦が始まる。
隙を突いて頭に大きな一撃でも食らわせたら
[トールから言葉での返事は無い。
けれど、揺れる刃先>>95がそれを示していて、ユーリエは口端に笑みを乗せた。
自分に対する態度こそ失礼だが、その腕に関しては疑いようも無い]
[トールが双角の前に立ちはだかる魔獣の群れを斬り払い、セルウィンが後に続き、冷気の塊を双角へと放つ。
後方からは清涼な香りが漂い、辺りを浄化せんとするようだった]
─────!!
[トール達より遅れて双角へと駆けるユーリエの眼前に、地割れと無数の岩の錐が現れる。
それに対し、ユーリエは横に避けるのではなく上へと跳躍した]
Concessione: Vento
[呪を紡ぐと、胸元でマナの結晶が弾け、風がユーリエを包み込む。
浮遊を付与する具現精霊具。
その力を借りて岩の錐の上へと身を置くと同時、魔銃の銃口を後方へと向けた]
[魔銃の引鉄を引くと破裂音が響き、銃口から火花が散る。
火弾と風弾の連射による、強力な推進力を生む爆発。
ユーリエの身体が勢いよく前方へと飛んだ]
いい加減に……… 目を 醒ましなさい!!
[冷気と香りにより動きを鈍らせる双角の顔の側面目掛け、ドロップキックを繰り出す。
爆発の勢いに乗った威力は凄まじく、双角の頭は衝撃を受けて揺れた。
それでも尚、倒れまいとする意志が神獣の身体をその場に留まらせる]
もう いっちょ!!
[蹴りの反動で後方へ飛ぶ身を翻し、上下逆さまの状態で魔銃の銃口を双角へ向け。
叶う限りの速度で引鉄を連続で引いた]
[
[それぞれの色を孕む属性弾が次々と双角へと着弾し。
最後に一条の
[一拍の静寂の後、地を踏み締めていた巨躯がゆっくりと傾いていった*]
[倒れ行く巨躯を逆さまのまま見遣る]
………これで、いいのかな?
[言われた通りに全力でぶちかましたわけだが、結果はどうだったのやら。
その間もユーリエの身体は双角から離れるように放物線を描いていて。
徐々に落下の速度を上げていく]
…あっ、ヤバ。
効果切れてる。
[重力に従い落ちていく身体。
具現精霊具の効果は連撃を放った時点で切れていた。
どうにか着地しようと身を縮め、身体に緩やかな回転をかける]
[背中への痛打を覚悟し、身を強張らせて数拍。
落ちる身体が受けたのは、予想以上に柔らかい衝撃だった]
───……???
[きゅ、と目を瞑っていたため、何が起きたのかが分からない。
恐る恐る目を開けると、視界はまだいつもより高くて。
疑問符を飛ばしながら周囲を見回すと、黒漆の革鎧が目に入った。
革鎧から上へと視線をスライドさせる]
[言葉が紡げないままに地面に下ろされる>>129。
驚いて声が出ないのは、まさか受け止められるとは思っていなかったし、トールがそんな行動を取るとも思っていなかったからだ]
そっ れは、 いい────
[貸し借りの話には声をひっくり返しながら首を横に振って、構わないと伝えようとして。
見上げる先でトールの手が彼の胸を押さえていることに気付いて言葉を途切れさせる]
怪我した!? 私がぶつかった!?
ちょっと待ってて、
ローさぁーーーん!!
[若干のパニックを見せながらローランドを呼び寄せるべく大声を上げた]
小さい傷だろうがなんだろうが、治療はきちっとしとくの!
前線で戦い続けるってなら尚のこと!!
[若干返答になっていないが、力説するように自論を述べて。
トール>>137の腕を取って引っ張って行こうとする。
そんなユーリエの顔や腕にも紅い線がいくつも付いていた*]
[トールを引っ張っていく>>144先でローランドと合流>>141する]
何か胸押さえてた!
[ローランドの問いかけにはそんな証言をして。
トールが自分よりもユーリエをみて欲しいと言うのを聞いて、目を瞬かせた。
過呼吸(ではないのだが)は別にしても、傷があるのは事実。
自分自身を弾とする形で飛んで行った負担も無いわけでは無かった]
私は土埃落としてきてからの方が良いかもしれない…。
[地面を転がったのもあって肌も服も土埃だらけである]
公子サマも怪我してるの?
やっぱり一筋縄じゃいかないね。
[はふ、と疲労を吐き出すように吐息を零した*]
[ローランドの説得(?)>>151もあり、治療はトールからなされることとなった。
その場で革鎧を外し始めるトール>>154に気付き、ユーリエは回れ右]
土埃落としてくるー。
[それも必要なことだったから、不自然なことではなかったはずだ。きっと。
平原の端に行けば水があるため、そこで顔や腕、足に付いた土埃を落とす心算*]
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