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【1】士官候補生 リーゼロッテは、【2】外務長官 フィオン を投票先に選びました。
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なにが辛いって!
1.アイリとリヒャルトが一緒に落ちること、すごいドラマチックだと思う反面、かなしいね、かなしいね、ってなってる。
2.第三陣営めっちゃ生きてる
3.第一陣営の生き残りあたしだけじゃん(うぁぁ
4.しかも相手がシュナウザーさまってほんとう無理ゲーじゃないですか(RP的に)!リーゼロッテ完全モブすぎる。どうしたらいいの()
─ 混乱の渦中で ─
[ それはいつのことだったかしら
それから暫く混乱が続き、あたしは毎日
その鎮圧に街中を奔走していたわ。
結局真実も事実も聞くことができぬまま
だけど民の中で流れる「王暗殺の噂」は
どこまでが真実かはともかくとして
真らしい話へと噂話は、昇華されていたの
中には軍部が……ということで
此方に刃向かう輩も増えたわ……
だから、警護は必ず2人以上で。
あたしも、屈強な雇われ兵士を2人従えて、
街中の警備に当たっていた。 ]
警備中だけど、ごめんなさい。
ひとつ行きたい所があるの
[ そう2人に告げたなら、
向かった先は高台の教会へ。 ]
─ 高台の教会 ─
[ 白い十字架の並ぶ墓地。
石に刻まれた大切な人の名を指先で触れ
唇だけで祖父の名を呼ぶ
通りの花屋で買った白い花。
うつくしい白百合が墓石を彩って。
それは、その日じゃなかったかもしれない
だけどどこかから聞こえてきた気がしたの
どこか物悲しい旋律を奏でるリュートの音
>>1:288
その日、彼女はそこに居たのかしら
それとも風に乗ってどこかから
音が漂ってきたのかしら。
ふ と顔を上げ
もし今日もそこに彼女が居たのなら
小さく会釈でも、したかもしれないけれど。*]
はい。デズモンドはあたしの祖父です。
リーゼロッテ・チェンバレンと申します。
[ 悪い人では無さそう──と第一印象を抱いたのは
ここ数日の、街中での混乱や騒動、
王宮での張り詰めた空気、を嫌ほど味わった故
ほんのすこしだけ、こちらの表情も和らぐ。
吟遊詩人が祖父の在りし日のことを語るなら
目を細めて、それを聞こうと。 ]
祖父のことが聞けて、嬉しいです。
軍にいる間のことは、あまり知らなくて。
祖父は……間違いを嫌う人だった。
まっすぐな、ひとだった。
あたしも、それで子供の時何度も叱られたの
[ ちいさな嘘も、見過ごさない彼を。
嗚呼、そうよ。今でも、尊敬してる。 ]
……だから。
あたしも、そういう生き方をしたい。
[ それでも心が揺らぐのは。
真実を追って得られた真実が
破滅をもたらすものだったら?って
あの日の絵描きとの会話が蘇る
そういう真実を目の当たりにした時
ねえ、お祖父様だったら………… ]
……あなたは。
真実は常に、信じるべき道標になると
そう、思える人かしら。
それとも時には。
真実を隠して生きることも正しいと。
そう、自分に課せられる性質かしら。
[ どうしてだか、
祖父のことを懐かしむ彼女に聞けば
何かが得られるような、そんな気もして**]
[ 言葉を紡ぐ吟遊詩人は、
ほんの少し画家と同じような事を云う
真実を棄て、選んだ道。
正しさではなく、自分が後悔するかどうか
それで選んだ、ひとりの女性の生き方。
得られた自由は彼女にとって ──
ああ、でも。 ]
………ありがとう。
きっと、貴方の選んだ道は正しかった。
後悔していないということはそういう事。
自分の生き方だもの。
誰に決められる筋合いもないわ。
ただ……
そうね。
あたしの知ろうとしている真実が
あたし一人の生き方じゃない、
人々を、国を、揺り動かそうとしている
そういうものだった場合。
あたしは、
それに目を瞑ることはできるかな
[ 最後はほんの少し、困った顔をして。 ]
……でも。
やっぱりあたしは知りたい、と思う。
「知りたい」っていう
そういう道を、選びたい。
それが正しかった、と後悔しないために。
[ 幾分も年上の彼女の言葉は
すうっと胸の奥を溶かしていくようで
どこかに掛かっていた靄も 臆病さも
ああ、とても気持ちが軽くなるみたい。
お詫びに、と歌い始めた彼女の声と
美しい旋律を奏でる彼女のリュートを
ただ、ただ、聴くのだ。 **]
─ 吟遊詩人と別れて街中 ─
[ 幾分か吟遊詩人と話をしたあとで。
先に街へ返した2人の傭兵と合流すべく
こちらも教会から街中へ降りてゆく
いろいろと知りたいことはあった。
真実を追い求めようにも知らなさすぎた
王の死因、文書の出処
文書の真偽ももちろん、そうだが
それは、調査を任せるべきだ
それよりも。
気になるのは街に流れる噂の出処。
そうだ、軍部に居る人間でさえ
王が暗殺だという情報は降りてきていないのに
その真贋すらわからない。
どこからその情報は出回っているのだろう。
出回るとすれば、
ただの出任せを流している人間がいるか、
それとももっと王に近しい ──
「宮廷の人間に心を許さないことだ」
その言葉がいまになって、
ひゅうと心に黒い影を落とす
仲間の傭兵と合流するまでに、
誰かに会うことはできたのかしら。 *]
ドロシーせんぱ…………あっ、
失礼しました、ブライアン尉官。
[ 突然声を掛けられ思わず驚きの声をあげ。
見れば美しいブロンドは、
今は白狼騎士団にいるはずのブライアン尉官で。
かつて引き継ぎの時に幾分かお世話になった人。
だけど本当はそれ以前から。
士官学校の後輩にとって、憧れの先輩のひとり。
女性で若くして立派に士官学校を卒業した、
『ドロシー先輩』のこと。
ええ、こちらはただの新人学生だったから
覚えてるはずなんて、ないのだけど。 ]
お元気そうでなによりです。
はい、おかげさまで少しは、様に。
あの、ブライアン尉官は…………その
…………えっと、『大丈夫』ですか?
[ 少し憂いたのは彼女のいる白狼騎士団のこと。
だって鬼のように怖い総督がいるんでしょう?
あたしが心配そうにしたのはそこだったけど
先輩にはどう伝わったのかしら。 *]
─ ドロシーと城下町にて ─
[ 先輩は、あの日のままの先輩で。
にこにこと明るく微笑んでは声を掛けてくれて。
あたしが問うた曖昧な心配には、
何が?と問い返されたなら騎士団の事を付け加え。
言葉足らずですみません、と慌てるの。 ]
……鉄拳!
うわぁ、噂の総督、怖いんだろうなあ…
毎日、お疲れさまです。
[ 苦笑いで冗談めかしたあとで。 ]
……はい。
突然のことで、あたし、驚いてます。
でも、あたしたちがしっかりしなきゃ。
……あの、
[ そう紡ぎかけて、この人は、
何を、どこまで、知っているのだろうと。
王国の兵ですら知らぬ事情、
尉官とは言え、今は白狼騎士団のほうに
籍を置く彼女が、今回のこと。
だけど、王宮には総督の姿もあったという
傍で仕える彼女なら ──]
……あの。
王は、何故、亡くなられたのでしょうか。
[ これくらいなら、聞いても大丈夫なはず。
尤も彼女が、虎視眈々と国を狙う
密偵の者だとは、知る由もないから。 *]
[ 実際の戦場は、と言われれば曖昧に笑おう
腰のサーベルは未だぶら下がった儘でも
いつしか護身用ではなく、戦のために、
使うことが、あるのだろうかと。 ]
……そう、なんですね。
[ 国王の逝去については、噂以上のことが分からず
結局のところ、肩を落とすだけ。
それでも、肩を叩かれ励まされ
それまでは、と温かく言葉を貰えば ]
はい。……そうですね。
あたしが焦ったところで、
何かが変わるわけでもないし……。
その頃には人々の不安も、
解消、されたらいいんだけど
[ あ、いまの任務は街の騒動の沈静化なんですよ
苦笑しながら付け加えて。 ]
あの、ドロシー先輩は。
[ まだ、気を許せるような相手だったから
こんなことを聞くのかもしれない。
半ばまた、主語を失い、目的語を失いながら
曖昧に、呟いたのは。 ]
ドロシー先輩は。
それが、本来正しくないことでも
目的のためなら、理想のためなら。
目を、瞑るのも必要だと思いますか?
[ あたしにとって他意などない素直な疑問。
もし万が一。軍による暗殺が本当ならば
それは軍としては捻じ曲げねばならぬ真実。
真実を追い求めて辿り着いてしまった時
あたしは、どうしたらいいんだろう、って。
だけど蓋を開けて彼女のことを知ってたら
この質問は、まったく別の色を
示してたのかもしれないけれど。 *]
[ 先輩の語る正しさのこと。
正しさの基準、それぞれの視点。
正しさと、正しさがぶつかり合う
それは、互いにとっての、真実で。
── では、あたしは?
あたしにとって、正しいことって、なんだろう]
正しくない、ことはない。
どこかに正しさはあるの、だけど
……ううん、それを信じて。
正しさがあると、今は、信じます。
あたしは、それを貫くために、ここにいる。
[ まっすぐな、瞳で。
何を信じるかは、いまは、測り兼ねるけど。 ]
あの、ありがとうございます。
ドロシー先輩も、大変だと思いますけど
お互い、頑張りましょう。
[ そして、ひとつ、ぴしりと敬礼をして。
引き止められなければまた、
任務に戻ろうと、歩き出そうとするけれど。**]
─ 回想・ドロシーと ─
[ あたしの返事に
彼女が目を細めた理由>>136
それは今のあたしにはわからなかった。
でも、続く言葉は
あたしの背中をゆっくりと後押しする ]
一番、大切な人。
最後まで、味方…………。
[ 反芻して、まっすぐと彼女を見て。
あたしの大切な人は…… ]
はい。ありがとうございます。
また、どこかで、
[ ひらりと手を振る彼女に、
「大切な人」を告げることはなかったけれど
ほんの少しだけ自信を取り戻したような
そんな表情は、伝わったかも、しれないわ。*]
[ 大切な人は、もうこの世にはいないけど
あたしを幼いころからずっと
一生懸命見てくれた祖父以外の何者でもない
ああ、もちろん母も父も大切だけど
今、たしかにはっきりと思えたの。
祖父の信念? そうね。
自分に嘘をつかないこと。
国のために忠義を尽くすこと。
不正を、赦さないこと。
「戦争などなくなり、
和平をもって国を治める方が
今よりもずっと良い。
それこそが真の平和である。」 >>140
それに似たようなことを
なんども、語っていたのを覚えてる。
大切な人が最後まで味方になるって
そう信じて戦うのなら。
あたしは、お祖父様の、その信念を
信じて、戦うわ。
同じ想いを想起して
違う想いを抱く人がいるなど >>147
あたしにはわかり得なかったこと ──**]
/*
ほんとね、名前と退役と死亡時期しか決めてなかったおじいちゃんが、みんなにここまで生かされて、設定盛られて、良い感じに育ってるのが、本当に素敵。
おじいちゃんの確定ばっちこいです。(生真面目な人、とかも誰かの確定で決まったような)
もう本当にみんながおじいちゃん作ってくれて嬉しい。
─ 不穏な "いろ" ─
[ 街の噂は思いのほか妙な方向に広がっていて
中には「アンタらがやったのか!」と
不敬極まりない言葉を掛けてくる民も居る
力を力で返しても仕方なく、
しかし収めるために、形だけも、と
サーベルに手を掛けることも少なくない
一人だったらきっと
暴漢共にやられて今頃どうなっていたことか
見かけは屈強な傭兵を伴って歩く街は
幸いに 危害が加えられることはなかった ]
……不穏ね。
[ 空はほんの少し雲掛かり
妙な空気と色あいを運んでくる
街中のピリピリとした緊張感と
不安に怯える心は、 どうしたって
こちらには伝わってくるのだ。
空を見上げれば1羽の鳩 >>242
それを見遣りながら眉を顰める
いまは、平和の象徴という気分でもない。
警備の報告へと、街から王宮へと歩いてゆく*]
─ 不穏な空気の中で ─
[ 城下のどこか。
歩みを進める先に、一際大きな人だかりと
馬に乗る軍服の姿 >>261 ]
……あれ、は
[ 顔は、知っている。直接話したことはないけれど、
ここ数日の間、王宮界隈でよく見かけた顔だ。 ]
……アイリ・フォールデン総督……?
[ と声を掛けようとするものの彼女の冷たい声に
すっ とそれは掻き消されてしまうわけだけど。
もしそのまま睨みつけられるようものなら
きっとすみません、と頭を下げて去り。
鉄拳が飛んで来るようならば、今回はきっと
左右の屈強な傭兵が、なんらかの動きをしただろう
では、民に手を上げるなら…………?
もし彼女がそのまま馬に乗って去るなら
不穏な空気を帯びたままの民とともに、
その後姿を黙って見送る筈。 *]
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