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[…――ふ、と覚醒する意識。
其処に居た筈の温もりは、無い]
…っ、ローゼンハイムさん、何処行っちゃったの?
ねぇ――…
ひとりにしないでよぉ…っ!!
[血の色に染まる牙を覗かせて、叫ぶ、悲痛な声音が響き渡る。
その声を聞く者は、誰も、居ない…]
食いしん坊 アイリは、迷子の商人 イェンス を投票先に選びました。
[扉の開く音にまたびくついたけれど、聞こえた声があの二人で無ければ、恐る恐る顔を覗かせる。
毛布の影から眼だけ光らせ相手の様子を伺って]
……――名簿のたぶん一番上。
僕、招待状とかそんな堅苦しいものは持ってないよ。
他人行儀で好きじゃないから、毎回免除してもらってるの。
君、見ない顔だね。新人さん?
[彼女は彼女の仕事をしに来たのだろうと、>>1:98先の言葉を思い返して、応える。
…別段、男同士だから如何、という偏見がある訳ではない。
ただ本当に吃驚しただけだ。
手を伸ばしたのは、確かにイェンスだった。
何だか困っていた様子だったからちょっぴり心配していた自分が、なんだかすごく馬鹿みたいだと、吃驚が通り過ぎた後で、ほんの少しだけ落ち込んだ]
[誰も居ないと、知っている。
けれどそれでも、ぐるぐると、重たい足を引きずって船の中を彷徨い歩く。泣き腫らした瞼が重い。
独りきりの真っ赤な世界。
仲間を探す、その意思は>>1:93あの瞬間に途絶えた。
他にあてなんて、ない。
それに見つけたってどうせ仲間じゃないかもしれない。
そう考えると、もう、何もかもが億劫で。
此処を抜け出す方法を、知っている。
此処に仲間を増やすんじゃなくて、此処を抜け出す、方法。
否、抜け「出す」と言えば聊か語弊はあるかもしれない。
じっと己の両手を見詰めて…小さく笑った。
そのまま、…その手を、首に――…]
/*
…あ、イェンス噛んでみて、連鎖起きるかみればいいのか。
起きなかったらジーク噛めばいい?
…けど面倒くさいなー。やっぱ吊縄消費枠ー。
ま、勝敗なんてどうでもいいんだけどね。
けど他に選ぶ基準がないし。みんなと疎遠な人から吊られてく不人気投票みたいになるのも、やだし。
/*
ふむ、噛みたくない人(吊縄消費枠)と噛まれたくないらしい人とゲームに関わりたくないらしい人は判ったが、噛まれたい人が判らない。
ノトカーシュテラあたり少しお話ししたし行ってみるかなぁ。
今日の発言の具合見て考えよう。窓増えたっぽいか、否かで。
/*
赤の方に投票欄が有ったら間違いなく自殺票ぶっこむとこだけど、赫いおめめのアイリさんは襲撃しか選べないのだよ。
投票権は僕のものさ、残念だったね。
― 自室 ―
[シュテラと話していると聞こえてきた>>6ノックの音と、覚えのある声。
シュテラ1人が来たなら、この後追い掛けて来る事も無いだろうと思いつつも、そろりと、怖々開ける扉。
其処に居たのが少女一人だと判れば、ほっと安堵の吐息を零すとともに、腰を屈めて視線の高さを合せ]
おや、わざわざ返しに来てくれたのかい?
ありがとね。
暖かい上着、持って来てる?
次からお外に出る時はちゃんと暖かい格好した方がいいよー。
風邪引いたら、大変だからね。
クローゼットを漁ってみたら、君に丁度良いサイズの上着が入っているかもしれないよ?
……まぁ、可笑しなものも入っているみたいだけどね
[にっこり微笑み掛けながら彼女の手からカーディガンを受け取って、渡した時にしたようにそっと髪を撫でた**]
──げほっ、げっほ、ごほ、っえホッ。
けほっ、あ、ちょ、だめだこれ。ごほっ、
[ちょっと気分に酔ってみただけで、覚悟も度胸も握力も足りない自分に絞首自殺の真似事なんて土台無理だった。
解ってたけど、知ってたけど。
蹲って暫しむせて、息苦しさに涙目になりつつ床に転がる]
そうか、判ったぞ。
ごはん食べれないからこっちの僕はこんなに鬱なんだ。
おなかすいたよー、しんじゃうよー。
いや、死なないけど、死ねないけど。
[駄々っ子の様にばったばった、交互に足をバタつかせて暴れてみたけれど、やっぱり誰もいなくて、ちょっぴり泣いた]
― 自室 ―
[>>15無邪気な少女の微笑ましい笑みに、無意識に零れる笑み。
意味も無く張りつめていた緊張が解けて肩の力が抜けた
保護者が一緒ならこの時期上着を忘れる事もないだろうし、ローゼンさんが少女1人を預かったのだろうとか、そんな憶測。
ならば着替えや上着の準備くらいはしてあるだろう。
漂白剤?漂白剤…?ちょっぴり引っ掛かったけれどきっと何かの言い間違いだろうと余り気にせず]
…む、それは大変だ。
上着や着替えよりも、もっとずっと大事なものを忘れて来ちゃったみたいだね。ちょっと待ってて――……
[不意に深刻そうな顔を作ってそう言えば、自身の荷物を漁って、何かを手に少女の元へと戻る]
ドロシーちゃんとうーちゃんだね、
僕はアイリ、宜しくね。
[彼女には手を差し伸べて、うさぎさんの片手を取って、それぞれの手で握手を交わした。
さぁ手を出して!と促して、握手した少女の掌に載せたのは、両手にすっぽり収まるサイズの小振りな白い小箱をふたつ]
探検の必需品、非常食を忘れてるぞ。
これがドロシーの分で、こっちがうーちゃんの分。
これでいつお腹が減っても安心だ!
[赤いリボンでシンプルに飾ったその箱の中身は、クリスマスらしい様々なデザインのクッキーが数枚ずつ。得意げな顔で細やかな幸せのお裾分けを]
おやおや、見た目は可愛いお姫様なのに、心は勇敢な騎士様みたいだね。けど大丈夫、心配ないよ。ありがとね。
[危険に憧れる年頃なんだろうか?なんて見当違いな発想を。けれど気遣ってくれるその言葉が嬉しくて、はにかむ様に微笑んだ。
…その後、まさか、自身の為にジークムントを探し歩くとは知らぬ侭に、幾つか他愛ない話をした後に、手を振って別れただろう*]
[ドロシーを見送って、シュテラも仕事に戻った後。
独りの部屋で暫し、開かない扉をじっと眺める。
不意に、そこから人を追う様に視線を動かし始め、正面でぴたりと止めて…訪れた目に見えぬ”誰か”へ、にこりと微笑み掛けた]
やぁいらっしゃい。…って言うのはおかしいか。
うーん、おかえり、かな…?
[誰も居ない空間に、手を伸ばす。まるで其処にいる誰かに握手を求めるように。す、と掌が空を掻いて、一瞬驚いてから、可笑しそうに笑った。
傍目にまるで幽霊でも見えて居る様に見えただろうけれど、その光景を見るものは誰も居ない**]
[赤い世界では扉を開けて居ても、あちらの世界の扉はどうやら動かないらしい事を初めて確認する。
同時に二つの視覚情報が頭に届くけれど、不思議と混乱することは無かった。
目の前にはもう一人の自分。
どうやら触れる事は叶わないらしいと、互いに伸ばしたあちらの手がすり抜けて、理解した]
[赤い世界の自分はあちらの自分からは見えないらしい。
けれど凡そ何処に立って居るかは赤い世界の視覚情報を共有しているからあちらの自分も判ってる。
生霊みたい、とぼんやり思うのは二人同時。
二人居ても一人なのだから、同じに思考が働くのはさもありなんといったところか。
ただし互いにとって少しだけ違うのが、互いが互いに相手のことを「生霊みたい」と思っている点だろう。
むこうの自分は見えないのに確かにそこに居る赫い目の自分を、
赤い世界の自分は、触れる事が叶わず掌をすり抜けるあちらの自分に。
自分自身を偽物だと思う筈はない。
だって二人とも、本物の”アイリ”なのだから]
[こんな風に見えるのは、自分だけなのだろうか?
それともこれから目覚めるかもしれない誰かもなのだろうか?
今は独りきり故に確かめてみる事は叶わない]
[落ち着いてみて、判った事もある。
否、赤い世界の僕は知っていたけれど、思い出せなかった幾つものこと。このゲームで僕が為すべき役目。
それらをローゼンさんは赤い世界の自身が持つスマホに、情報として残してくれていたらしい、ということ。
これが無ければゲームが成り立たない所だった。
手伝ってくれと言われてはしゃいだあの時間が、最早随分と昔に思える]
― 少し前、自室 ―
[>>45「手を伸ばしたのは、イェンスさん?」
自分は声にしていない筈の言葉を彼女が繰り返したので驚き毛布の奥の目をぱちくり。
質問では無く確認のようなその声音に耳を疑ったが、>>3聞こえたノックの音に応えようと毛布から抜け出し何を言うでもない侭に終った。
幾つかドロシーとやり取りをして、見送った後、シュテラの元へと戻り]
……君も要るかい?非常食。
よかったらどうぞ。
細やかだけど、Happy Merry Christmas.
[そう言って、少女に手渡したものと同じ、クリスマスデザインのクッキーが入った小箱を手渡した]
/*
守ってくれるらしいから、ドロシーいこうかなー。
シュテラはコアズレ枠みたいだから、違った時向こうで独り寂しくなっちゃあれだし、も少し放置。
シュナウザー誰と繋がってるんだろう?
ノトカーダーフィトは窓増えてるのかな、今日の発言の伸び悩みを見るに。
目覚めさせるのがお仕事なコンセプトだけど、窓ある人は今日の所はひとまずそっとしておこう。お邪魔するのも何だしね。
食いしん坊 アイリは、領主の娘 ドロシー を能力(襲う)の対象に選びました。
[僕か目覚めさせた狼仲間が最後まで残れば、僕の勝ち。
狼が誰も居なくなったら僕の負け
目覚めさせた狼仲間じゃないひとが残っても勝ちにはならない。
あとは、最大の敵・絆を持つ二人は、早めに消えて貰った方がいい。
彼らが残れば、例え狼の誰かが最後まで残っても、僕の負け。
絆…そう聞いて思い出すのは覗いてしまったあの光景だった…]
[最初に浮かべた笑みは、少女に心配かけまいと作って張り付けたカラ元気だったけれど、ドロシーと幾つか言葉を交わすうちすっかり落ち着いて、元通りの自分に戻れた。
元より余り長くシリアスで居られない性質故に、変わり身も早い。
そんな自身に>>47シュテラの様に戸惑われるのは何時もの事なので困惑する彼女を余所に、慣れた様子で気にも留めなかった]
お仕事ご苦労様ー。
[参加者の確認に回っている関係で来たのだと思っているので、そのまま去っても特に止める言葉は持たない。
手を振って見送ってから……――そういえばチップの方が良かったかな、なんて気付いたけれど、今更だった*]
/*
智狼自身or智狼に襲われたい陣営であることは透かせてる筈だから、今日は流石に吊られない筈!!!
…と信じておこう。
こわいこわい。ぶるぶる…。
[赤い世界でスマホを操作し、愛らしい少女の名を、択ぶ。
心細いこの独りの空間で、傍に居て欲しいと思ったのは彼女だったから。もし彼女が自分の探すべき相手ではなかったなら…ローゼンさんの傍に転移する事になるのだろう。
ローゼンさんの傍に居る方が安心な事も何かと多い。
これでいいよね?
むこうの世界の自身に無言で問えば、もう1人の自分は笑顔でひとつ頷いた]
[じゃぁ、ね。
声にすることなく互いに挨拶を交わして、二人の自分が向かい合う奇妙な時間は終わりを告げた。
その耳に牙を立てるべく、ドロシーの姿を探してぶらぶらと。
程無くして見付けた彼女にそっと忍び寄り]
……――ごめんね。
[聞こえる筈もないけれど、囁いて、そっと牙を立てる。
尖った犬歯が微かに傷をつけて、じわり、甘い味が広がった。
あぁ、二度目だ。そう思い出す。
そう、一人目は、ローゼンさん。
泣きじゃくる僕に、やり方を教えてくれた。
それと、あと、もうひとつ、何か教えてくれたような…
……――なんだっけ?]
[目に見えぬ誰かとの対談を終えて、本当に独りになった部屋の中。
ベッドにダイブして、スマホを手繰り寄せる。
投票の画面を眺めて、小さく唸った]
どうしよっかなぁ…。
[知らない名前が幾つか、けれど其処に票を投じる気にはなれず、かといって名前を知っている誰かにも等しく。
けれど選ぶのがゲームならば、選ばない訳にもいかず]
……んー、だーれーにーしーよーおー、かなっ♪
[歌いながら気楽に選ぶ名前。最後に指差した一つに票を投じた。
きっとローゼンさんの事だ。沢山名前を選ばれた人気者から順番に、パーティー会場へご案内☆とかそんな事だろう、なんてあまり深刻には考えて居なかった]
よぉし、でぇきたっ!
さて、のんびりお風呂でも入ってこようっと。
[ぽいと無造作にスマホをベッドの上に放り投げれば、鼻歌交じりに浴室へと姿を消した*]
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