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[早く終わり、少し離れた所でまだ見入る亜梨沙を眺める。
撮影禁止でなければ、亜梨沙を撮りたいくらいだった]
おみくじ?
[そんな時、ふとお寺の人にどうかと勧められ、何となく玲緒は引いてみる事にした。
出たのは*小凶*]
……っ。
[あたしに匙を差し出してくる玲緒の顔には苦い笑顔が浮かんでいた。
それを見てざわりと胸がざわつく。
――こんな顔が見たいんじゃない。]
小凶……。
[あまり今は凶とかそういった文字は見たくない。
そんな事が過るのは、奈良公園であったちょっとした怪異のせい。
溜め息をこぼして、玲緒は制服の上着のポケットにおみくじを仕舞い込む]
あ、十二神将、映像のは撮影可能なんだって。
撮ってみる?
[亜梨沙が満足するまで待ち、こちらへと戻ってきたならば首を傾げて、そんな事を告げる。
満ち足りた表情の亜梨沙がいれば、玲緒は静かに微笑むだろう*]
─ 回想/昼食時 ─
[亜梨沙といられて嬉しい。
それは旅行中、ずっと我慢しなくてはと思っていた言葉だった。
けれど近い距離につい言葉を滑らせてしまい、亜梨沙は少しぶっきらぼうに、少ししかめっ面をしたみたいに返してくれる。
別に、いいんじゃないの、と>>385]
……いいのかな。
えへへ。
[声音よりも、表情よりも、落ちた言葉が嬉しくて、少しだけ子供の頃みたいな明るい笑みが表情に浮かぶ]
うん、あげる。
──はい、あーん。
[差し出した匙に掬われている小豆粥をねだられれば、くすぐったがる様に笑い、開けられた亜梨沙の口の中にそっと匙を向けた。
今度は亜梨沙の番と言うのは、何たが今の夢みたいな時間が終わってしまうみたいで言えずに。
粥を味わう亜梨沙を、楽しげに見ていた*]
─ そうして翌日の事 ─
[最終日の課題を言い渡され、班の子達と取り合えず別行動を選択した駅のホーム。
玲緒の左手と亜梨沙の右手が、磁石の様にくっついて離れなくなっていた。
とある怪異からの呪詛を受けた影響だが、困った事に玲緒は亜梨沙の手に触れられている事を密かに喜んでしまっていた]
(いけない、なんとかしないと……)
[煩悩を振り払う様にして、真剣な面持ちを浮かべて親切な僧侶から貰った助言について思いを*馳せる*]
─ 三日目/駅のホームにて ─
[それは二人の手がぴたりとくっつく前の事。
どこか行きたい所がないのかと言われて、玲緒は首を傾げた。
強いて言うなら]
亜梨沙と二人でいられるところ?
旅行、今日でおしまいだから。
[なんて笑い、それから小さくごめんと呟いた]
[そうして弾いた筈の攻撃が呪詛に変わった現在、途方に暮れた亜梨沙の目を見返す]
火と金だね。京都で探すか、奈良で探すか。
どちらがベストだろうね。
[亜梨沙に怪我がない事に安堵しながら、思案する表情を*浮かべる*]
─三日目・駅のホーム─
[玲緒の返事にきょとりと目を瞬かせ、あたしは小さく笑う。]
…それって、何処でもいいって事じゃない。
[素直に告げられる好意はくすぐったい。
ごめん、という言葉が聞こえれば、いいよ、と小さな声で答えた。
そうだ。向こうに帰ったらこんな事は出来なくなる。
何も変えようとしなければ――…]
[手が触れている感覚は、幼い頃の記憶を呼び起こす。
玲緒に手を伸ばされ、その手を取った。
横たわる優しい時間がいつまでも続くと、何の根拠もなく信じていたあの日。]
呪詛を払うような力を持つのは、それなりの場所だと思うんだよね。
古いお寺や史跡は奈良の方が多いけど…。
[言葉遊びで、というわけにはいかなさそうだ。
あたしは下手をすると難航しそうな予感に小さく息をつく。
同じような事象が他の生徒にも起きている事を知らない。**]
……。
[あたしは電車内で意識を集中させる。
流石に此処で何か仕掛けてくることはないと思うけど、解呪を阻止する為に途中で妨害が入る事は考えられた。]
[>>391僧侶に貰った助言について思いを馳せながら、呪詛の影響で触れ合った手。
ずっと触れて、そうしてその温度を思い出したいと願っていた手に、自分から更に触れようという誘惑が湧いてしまう。
自制が緩んでしまうのは、楽しくて喜ばしい事がたくさんあった昨日の影響かもしれない]
─ 回想、二日目のこと ─
[昼食を摂っていた時の事。
いいのかなと呟いた言葉に同意>>417を貰えれば、玲緒の笑みは深みを増し、そうして亜梨沙の口許へと匙を運んだ]
うん、小豆の風味が効いているから、何だか違うものを食べている感じがするんだよね。
[小豆の汁で炊いたお赤飯の風味みたいに。
>>418堪能してくれる亜梨沙に頷きながら、それを楽しく眺める。
その表情を崩したのは、亜梨沙からのおすそ分けがあったから。
暫し迷い、サイドの髪を片手で掻き上げて上体を乗り出して、匙にぱくついた]
うん、こっちも美味しい。炒ったお茶の風味が香ばしくて、違うものを食べているみたい。
お茶は違うから当然かな。
[なんて笑って感想を述べる。そうして、嬉しさを継続させた表情のままに礼を告げた]
[その後の新薬師寺では亜梨沙のカニ歩き>>422に一瞬目を丸くしたものの、自分のお参りが終わればそれを微笑ましく眺めていた。
おみくじの事は結果を考えて何も言わず、充電したと言う亜梨沙>>423に良かったねと小さく笑ってみせる。
例え映像を撮影している亜梨沙の口から女子高生らしからぬ笑いがこぼれたとしても、取り合えず微笑ましく見守っていた。温度は若干、ぬるかったかもしれないが]
うん、ポストカードはやめよう。
亜梨沙の好きなものが貰えるのは、私なら嬉しいけど、人を選ぶものは極力控えるのがベターだよ。
[お土産のセレクトセンス>>426には真顔で注意する。
さらりと自分の感情も混ぜながら。
深く人と付き合わないなりに、人付き合い術を心得ていた]
和スイーツ。ああ、おごらなきゃだね。うん、行こう。
[そうして普通の参拝客よりも倍時間がかかったなんて知らない新薬師寺観光を終えての道中、亜梨沙の言葉>>427に玲緒は頷いた。
二件のお店で迷い、ハロウィンパフェに猫のクッキーが乗っていたのでそちらはスルーする事に。
亜梨沙と2人、顔を見合わせたかもしれない。
入ったお店は吉野葛のお店。玲緒は葛ぜんざい840円を頼んだりしたのだが、亜梨沙は何を頼んだだろうか。
時間にまだ余裕があると見て、それからならまち工房や雑貨屋さんなんて見て回ったりした。
普通の友人同士みたいに。
普通じゃないのは……]
あ、亜梨沙。十二神将のフィギュアのガシャポンあるよ。
[ならまちを歩く道中、そんな事を言ってしまうところだろうか。ちなみに一回300円*]
─ 三日目/奈良駅ホーム ─
[触れる亜梨沙の手から伝わる温度で、つい楽しかった昨日を脳裏に思い出すままに描いてしまっていた玲緒は、亜梨沙のどうしようかという言葉に静かにはっとする>>428]
あ、携帯私が取るよ。
[情報収集ツールの携帯を取り出そうとして、手が不自由な状態である事に気がつき、玲緒は鞄の中にそれがあると聞ければ申し出、亜梨沙に携帯を渡す。
そうして情報収集の先に彼女が導き出した答え>>550>>551>>554を聞いて、玲緒は頷きを返した]
うん、どのみち京都がゴール地点だし、一石二鳥だね。
じゃあ、行こう。
[そうして情報のエスコートをしてくれた彼女を、今度は道中のエストコートをする様に手を引き、京都行きの急行が来るホームへと向かう。
くっつく手に、一瞬だけ指を絡めたい気持ちが湧いて、それを殺しながら。*]
[電車内で意識を集中させる亜梨沙に気がついて、玲緒もふと眼差しを真剣なものにさせた。
昨夜のうちにその右手の小指には、小粒の藍晶石がついた指輪の様なものが嵌めていた。
その青に視線を落とし、京都へと向かう]
先は、南。亜梨沙のを先に解こう?
[向かう先の相談にはそう答えていた]
[そうして南に位置する大将軍社へと向かう最中、再び二人の耳に猫の鳴き声が聞こえた。
声の方を見れば、猫ではなく、小さな少女]
……私?
[子供の頃の玲緒の姿をした、何かがそっと二人に近づいてくる。
あの顔のない猫を象る、闇を纏いながら]
[纏う闇で、それが自分ではないと玲緒は理解する。
亜梨沙はどうだっただろう。
けれど二人の前にちょこんと佇む子供は、あの頃の玲緒と同じ朗らかな声で言う]
─ 消すの? せっかく亜梨沙と、手を繋げたのに ─
[無邪気に笑い問いかけてくる声に、玲緒は暫し表情を強ばらせた。
心の奥底にしまっていた本音を、聞かせてはいけない人に聞かせる。
亜梨沙が口にした猫の怪談話からの玲緒の心の揺らぎに付け入ろうとした、怨霊ともいえる者の企てだった]
うん、消すよ。
[亜梨沙から反応はあっただろうか。
暫しその子供…玲緒の姿をした何かの言葉に押し黙り、気まずそうな視線を亜梨沙に向けながら。
言葉を紡げずにいた玲緒は、静かにそう告げる]
亜梨沙。
勢いよすぎて、引っ張ったらごめんね。
[一瞬ちらりと亜梨沙を見て、それから子供の頃の姿の自分へと向き直る]
消すよ。
だって呪いなんかじゃ駄目だもの。
私は──……
[勢いよく踏み込めば、亜梨沙も引っ張られてしまうだろう。
それでも構わず踏み込む玲緒の右手には、彼女の断ち切る意思としての青白い輝きをほのかに放つ刀が握られていた]
自分から手を伸ばして、亜梨沙に触れたいから!
[そう強く言い放ち、子供の頃の己を。
心の奥にしまい込んだ本音を洩らす何かを、断ち切った。
断ち切った先から黒い靄が霧散し、それが辺りに立ち込めていく]
っ亜梨沙! お願い、貴方の火で浄化して。
私には、出来ないことだから。
[告げれば、亜梨沙は行動に出てくれるだろうか]
/*
ぎ、ギリッギリで何かぶんなげてごめんなさい><
うぐぐ、尺が…あと、これ困ってないかな、大丈夫かなぁと。
一人で突っ走りすぎかな、ううん、ごめんなさいorz
[猫の声を聞いた時、玲緒は咄嗟に上級術である目くらましの結界を発動させていた。
だから多少暴れても、人には目視出来ないという状況。
霧散する黒い靄も暫くは囲い込めるだろう。
けれどそれには未だ、玲緒を、ひいては亜梨沙を攻撃する意思がある様に立ち込め、やがて駅のホームで見た針の様な形を取り、飛散してくる*]
/*
うぐぐ、とても申し訳ない事しかしてない。ごめんなさい、ごめんなさい。
いくらでも書き換えてくれていいんだよ(
[触れた場所から玲緒の体温を直に感じる事の出来るこの状態は、日常生活の事を考えると色々と不自由する。
玲緒と一緒にいたいけど、この形は本意ではなかった。
本殿で無事に解呪が叶う事を願った後に、大将軍社へと向かう。
その途中、猫の鳴き声がした。
視線の先にいたのは黒い猫ではなく、蒼い髪をした小さな少女。]
……れお…
[暗い闇を纏った少女の姿にあたしは息を呑む。]
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