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おや、この程度で音を上げては先が辛いですよ。
―――…永年掛けて、貴女は私に添うのですから。
[笑った男は、彼女の体躯を揺さぶるように腰を使う。
粘膜を通じて伝わる体温が自身を一層盛らせていく。]
――――…、
[されど、彼女が続けた問いかけには、僅かな沈黙。
この婚姻は別段、洗練された方法で結んだ訳ではない。
光精長を脅したと言っても過言ではない。
自身は彼らから認められるような手合いでは決してないのだ。
だから、申し出た折りには随分と渋い顔をされた。
他の娘を勧められもしたが、容易く一蹴してみせた。]
[代わりが在る想いでは無く、褪せる色でもない。
少しばかり天然で、大分お人よしで、自己評価の低い彼女が、]
私は、
―――――……、……、
格を上げれば、……他属精に、融通が利くと、聞いたので。
[強請られる言葉に惜しむことはなかったが、
返したのは明快な答えと不明瞭な蛇足。
そして、僅かだけ、揺れた瞳を隠すよう、瞼を下ろした。]
[甘やかに交わす熱は留まるところを知らない。
眦へ贈られた彼女の唇には、僅かな熱が乗るはず。
重ねられる響きは良く響き、彼女も曝してくれる心に呼応する。]
―――イングリッド、余り煽ると酷くしてしまいますよ?
貴女は私をどれだけ、惹き寄せる気なのか。
[誰もない迷宮で、解けた心の迷路を確認し、
最初に手を取った迷子がもう一度、重なり合う。
あの頃よりも、ずっと強い想いを抱えながら。]
[腰に腕を回し、引き寄せればまた絡みつく熱を払って奥へ進む。
最深までも、自らで埋め尽くしても、未だ足りない。
精神だけで足りず、身体だけで足りず、彼女の全てが欲しい。
彼女の告白に覚える衝撃は、そのまま衝動へと転化された。
重ね合わせていた瞳に熱を宿し、押し付けるように唇を塞ぐ。
薄く開いた唇さえも、彼女を求めて軟体を伸ばし、舌を絡め交わす口付け。
イングリッド、と彼女の名を擦れる低音が囁いて、強く抱きしめる。
尊くも唯一人の存在、絡み合う熱と魂は境界線をなくし、
これまで以上の繋がりを以って、溺れていく。
夜より深く、朝より明るく。
心を開いた彼女に、馴染むような精霊力が順応し、
彼女の中に、潤沢に積もるまで、―――永く。**]
/*
私の中でeyesさんは難攻不落の方なのですが、
毎度毎度お付き合いいただいて本当に在り難い。
この感謝を運気で返しますよ!がんばれ、ダイス力!(フラグ)
/*
そうだ、ついでに。
STR:11(6x3) CON:8(6x3) DEX:10(6x3)
APP:8(6x3) POW:9(6x3) SIZ:5(6x2)+6
INT:9(6x2)+6 EDU:10(6x3)+3
(SAN&幸運:POW×5、HP=(CON+SIZ)÷2、MP=POW、アイデア=INT×5、知識=EDU×5、DB別表参照)
……はい。永久に、貴方のお傍に。
何度泣かせても、何度だって、貴方が慰めてくれるのでしょう?
[揺すぶられるリズムに合わせ、壁に預けた背が仰け反り、下腹を波打たせ。より深くを許し、奥みに誘い込む。
猛る一方の質量に、僅かな怯えと、牡に圧倒される恍惚を浮かべ。
抉れた切っ先が胎を引っ掻く度、あえかな悲鳴が静寂を細く裂く]
― 地下迷宮の中心部 ―
[過ごした一時の余韻を愉しみ、するすると頬を撫ぜて慈しむ指先。
桜色の髪を微かに散らして弄び、指に馴染ませる彼女の色合い。
彼女の井出達は、乱れた異装より転じさせ、
今は己の裾長い上着を貸して、白皙を隠匿。
袖やら裾やらが余るのは20cmを経る身長差ゆえ。
その為、彼女が何処かあどけなく見えたとしても、
不可抗力と都合の良い言葉を添えてはぐらかす。]
―――イングリッド、
[そうして、柔い言葉で呼びかければ、彼女の眼差しを誘い。]
それでは、共に、帰りましょうか。
[彼女の手を引き、腰を支え、視線を向ける先には堅牢なる扉。
シャツの軽装が僅かに口角を引き上げ、繋いだ手に圧を掛けた。*]
[慣習に照らせば、属種を超えた――まして、背反の属種間の縁組は無きに等しく。
僅かな沈黙を伴い、初めて明かされた実情を咀嚼する]
――…そんなに前、から…?
[陽光の雫として生まれ落ちた時から、大いなる恩寵の種を内に具えた娘。次代の長候補とすべく、属長の娘として迎えられ、育まれた日々。
されど気質故か――或いは、心底に芽吹いた闇への思慕故か、
加護と祝福の才に比して、邪祓の力は期待を受けた程には伸びず。
父と同格の長に妻合わせると告げられた時は、それ故手放されるのかとばかり思っていた]
どう、しましょう。…また泣いてしまいそう。
[出逢った時は、低位の精霊に過ぎなかった彼。
先に長じた同属を押し退けるようにして、頂点まで上り詰めた彼。
赤く染まった目許が、またふわりと滲む]
……ほんとうは、ね。
うんと酷くされたっていいの。
いつも泣いてしまうけど…貴方に愛されるのは、どんな風でも好き。
貴方の影に、身体中触れられるのも。
もっと、奥まで来て。…もっと。
こうしてると、私がどれだけ貴方が欲しいか――…解るでしょう?
[彼以外誰も触れず、自身さえも知らない、脆く柔らかな深部まで。
彼の請うた通り、既に彼に堕ち続けているのだと知らせたくて、
震える柔肉で蜜を塗しては、彼を食む。
異界の中心に在ろうと、心身を融け合わす幸福に飽かず、
腕の檻に迷い込んだきり居着いた雛が、番に聞かせる囀りも止まず。
幾度も注ぎ込まれた情は、胎を熱で掻き乱すことなく、身体の隅々へと滲み渡った*]
[硬く重い扉の向こうは、夜明けを知らぬ森へと繋がっているのだろう。
愛の巣たる黎明館が夜に飲まれることなく、夫妻の帰りを待ち侘びてる。
しかし、扉を塞ぐ閂から覚えるのは、濃厚な魔力の群。
視線を配れば、成程、と、納得するだけの意志の力。
その反発力は、闇精の長をも容易く弾きかねない。
―――けれど、今はそれに屈さぬだけの理由をもつ。
傍らに侍らせ、心さえ伴わせる愛妻が居る。>>526
確かに握り返された圧に、僥倖のまま瞳を細め。]
――…イングリッド、力を貸して頂けますか。
貴女の助力はどんな加護にも勝る。
なにせ―――、貴女は私の世界を照らした
[最後の一言は、笑みを噛むように告げた。
今ならば相反する力を乗せても、摩擦を生むことは無い。
互いの牆壁を越え、真実寄り添う陰陽に恐れるものは何もない。]
[彼女と掌を重ね、静かに錠前に乗せた。
冷たい金属の感触が、扉の重圧を自覚させる。
それでも、彼女を信じ――女神よりも輝く愛妻と添う。
各地へ撒いた
円陣を描き、自らの精霊力を増幅させる。
足元から立ち上る白い光と、黒い闇の円舞曲。
自身にとって、一等大切なものはこの健気な妻で在るが、
次に重用するのは、この闇影の力。
永く身内で編まれた精神力を、一時枯渇させて備える一撃。
身体中から掻き集める渾身の精霊術。
空間を力付くで歪めるようにと、指先に迸る勁い意志。]
[互いを包んで力が流れを造り、緩やかに着衣と髪を遊ばせる。
続く冥い声は、訪れに
されども、ずっと強力な意味と証を込めて、呪文を紡いだ。]
『歪曲に閉ざす門よ。
我等が闇光に従い、其が戒めを解き放て。』
[彼女の力を借りて、意志が力となる。
突破の、永久の言葉さえ、肯定させるかの如く。16(20x1)]
[ほら、と一瞬、彼女に配る瞳。
やはり、貴女が私を導く。と、雄弁に語り―――]
[朗々と響き渡らせる声。
彼女を感じる心が意志を更に強固に変える。
重厚な鍵が一度跳ねて歪み、次の瞬間粉々に砕け散った。*]
/*
運をeyesさんが引き上げて、私が引き下げて、
何だかんだでギリギリ突破!
嫁の格が違うのですっ(ドヤッ)
[常夜に魅入られ迷い込んだ幼精を導き、
遂には傍らまで辿り着かせた男。
自分にとっては、彼こそが―――
降り積もらせた思慕と信頼を、一瞥に篭め]
[ほんの一瞬、悪戯が露見した幼子の笑みが眼差しに入り混じり*]
[魔力と同じ性質を持つ闇の力だけでは、
鍵を壊すことなど叶わなかっただろう。
されど、相乗された閃光が闇を変え、己を変えた。>>536
力の在り方さえ、彼女の純白と混濁し、新たなる色彩へ。
双璧成す精霊力が鍵穴に潜り込み、迷わぬ意志が帰還を選択。
独りで開くのは無く、無理に攫うのではない。
ただ、共に歩み出す一歩は誰も止められないだけ。
彼女が言葉にする以上に、己は護られているのだと知る。
融合する力が、心の接近を促し、そしてまた、強く結びついた。]
[傍らで計上される力は、温度を感じないのに何処か暖かい。
彼女が捧げるのは陽の加護、深淵に対抗しうる浄化の力。
愛妻の中から回収される力は、視界を埋め尽くすほど真っ白で、
眩いと、瞳を眇めたが、眼は逸らせなかった。>>550
柔らかな陽射し色に染まった彼女に、
掛け値なく見惚れてしまったが為。
光の中の彼女を見つめ、音もなく唇を撓めれば、
夥しい白銀色に包まれながら、彼女を引き寄せ、頬に口付ける。]
―――…ね、ルート?
私、貴方に嫁ぐと知った時から、ずっと心に決めていたの。
遍く生を育み、慈しみを降り注ぐ陽光よりも。
独り沈む闇夜の底に、寄り添える月であれたら――…
……いえ、本当は。
もっと前から、きっと。
きっとこれを――…、恋と呼ぶのでしょう?
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