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支援屋 アリーセは、"アンデッド" リエヴル を投票先に選びました。
―クレイナー・テラー艦内―
「車長は夜組なんですか?
銃座の連中とかは買い出しに行ったりしてるみたいですけど…」
[艦内で残していたクラッカーをかじっていると、
クルーの一人に声をかけられた。
こうして声をかけて来ていると言う事は、
待機組に当たったんだろうが…]
いや、アタシは一日艦で過ごす予定。
流石に、友軍機に当ててないとは言い切れないしね。
[友軍のIFFが少ない所を選んで撃ち込んだとはいえ、
流石に一切被害を出さなかったとは言い切れない。
引き金を引いた本人としては、心情的に出て行きづらい。]
「それ言ったら、降りれる人間居なくなりませんか?」
ま、気分の問題だしね。
それに、いざという時ここなら無線使いやすいし。
「…それが本音でしょ。」
[クルーの言葉を笑顔で誤魔化し、ブリッジの窓から市街地を眺める。
何人死んだか、そもそも何人が生き残ったのか。
元々それを仕事にしているとはいえ…]
…同胞に撃たれちゃ、死んでも死にきれないよねぇ。
「…え?」
なんでもない。
―クライナー・テラー貨物室―
[何となくブリッジに居づらくなり、
やって来た先は貨物室だった。
先ほどの戦闘で大分弾薬を使ったし、在庫を確認に来たのだが…]
…榴散弾の在庫、だいぶ減ってるなぁ。
「ああ、そりゃ元から数が無い砲弾です。
蟲以外に使い道無い弾ですからね。
基本ビーム砲で済ましちゃうんで、
あまり数用意してないんです。」
あれ。この前弾薬補給で結構いろいろ買いこまなかったっけか。
「散弾系は基本クラスターを多めに買ってますからね。
…まぁ、この前フレシェット買おうとした馬鹿が居たんでしばいておきましたが。」
…本気で使えないもんね。アレは…
労働階級すら抜けない威力の弾を何に使おうとしたんだか。
「聞きなれない弾だから試射用に、と思って買おうとしたそうで。」
…まぁ、使わないもんね。
で、弾の補給は結局榴散弾を少しとクラスター弾だけでいいのね?
「榴弾の在庫は十分足りてますからね。
むしろ、主砲用の榴弾が嵩張るんで減らして欲しいくらいで。」
口径大きすぎて特殊弾頭ないからねー…
まぁ、他の物と一緒に今夜中に補給しちゃうよ。
「食料の補給もしっかりお願いしますよ?
この前食堂組が新レシピ研究とかやらかして、
食材不足気味なんですから。」
…この前謎メニュー無かったのってそのせい?
「ええ。謎メニューに回す食材が無かっただけです。」
―クライナー・テラー食堂―
[…若干何とも言えない話を聞かされた直後だが、今度は食堂へとやってきた。
明日の昼には出航する予定なのだし、今夜の内に発注をかけておかないと間に合わない。
その為残っている食材は何が有るかを聞きに来たのだが…]
「あ。車長。車長宛に何か料理届いてますよ?
一旦ウチで受け取っておきましたが…」
…へ?なして料理?
「知りませんよ。とりあえず、少し遅いですが温めますか?」
[出鼻を挫かれてしまったが、そう言えば夕食の時間はもう過ぎていた。
どうりで体が重いと思いながらも、肯定の返事を返し席に座る。
並べられた料理は大分贅沢な物>>39で、手を付けていいのか少々悩む。]
「あ。後手紙もついてました。」
[先に言え。]
―クライナー・テラー食堂―
[…若干何とも言えない話を聞かされた直後だが、今度は食堂へとやってきた。
明日の昼には出航する予定なのだし、今夜の内に発注をかけておかないと間に合わない。
その為残っている食材は何が有るかを聞きに来たのだが…]
「あ。車長。車長宛に何か料理届いてますよ?
一旦ウチで受け取っておきましたが…」
…へ?なして料理?
「知りませんよ。とりあえず、少し遅いですが温めますか?」
[出鼻を挫かれてしまったが、そう言えば夕食の時間はもう過ぎていた。
どうりで体が重いと思いながらも、肯定の返事を返し席に座る。
並べられた料理は大分贅沢な物>>39で、手を付けていいのか少々悩む。]
「あ。後手紙もついてました。」
[先に言え。]
アンタはアタシの父親かぁぁっ!
[手紙を床に叩きつけようとして、
追伸以外はまともな内容だからと思い留まる。
なんでここ暫く延々と婚期で弄られてるんだ。
と言うかアイツは恋人見つけたのか。
人に言うからには見つけてるんだろうなぁ。
そう考えると、ちょっともやっとした。]
…食べよ。
[もやっとしたのを忘れる為にも、
とりあえず目の前の食事に集中する。
…美味しいのがなんか逆にもやもやを加速させて、
ちょっと逆効果だった気もするが食べ物に罪は無い。
むしろ食べながらもやもやしている自分が悪いのだ。]
リエヴルのばーか。
[何となく呟いてみると、ちょっとだけ気が晴れる。
食事を終えて気を取り直し、食材の在庫を確認するのだった。
…尚、部屋に戻って手紙を読み返した後発注リストに牛乳がだいぶ増えたとか。**]
/*
・・・あれー?
いや、本当に最初はフラグ(一方通行)立てる予定無かったのに…
…まぁいいや。
最初っから最後まで言わない片思いで通そう。
うん、それなら逆に恋愛ロールでぶれたりしない分楽だし。
…寝るべ。なんか思考がバグってる。
―クライナー・テラー、ブリッジ―
[…その時、ブリッジの空気は最悪だった。
無理も無い。寝ようとした所を警報に叩き起こされ、
挙句見知らぬ機体に銃口を向けられている。
通信回線を閉じていたせいで状況は分かっていないが、
少なくともアレは「友軍」ではない。]
…主砲、徹甲弾。
仰角高め、制動カット。
足回りは待機状態で。
[淡々と、出される指示に一瞬ブリッジが静まり、
直後に困惑の声が上がる。
主砲は本来、ガレー級やジャコビニの様な大物を狙う為の大口径砲。
少なくとも、個人の動かす規模の機体に向けて撃つ兵装ではない。]
・・・人間に銃口向けてんだから。
撃ち返される覚悟ぐらい、とっくにしてんでしょ!
全員、さっさと用意するっ!
[怒鳴り声に突き動かされるように艦内に指示が行き渡り、
動力炉に火が入れられる。
固定式の主砲は、仰角を操作する為に艦体を傾けなければならない。
その為にホバーは待機状態へと移行して…]
操舵!発射15秒前に持ち上げてっ!
[艦砲としては異様な大きさを誇る、45口径46センチ単装砲。
かの巨大戦艦の様に三連装とはいかないが、
少なくとも生半可な装甲では耐えられないであろう二門の砲塔。
艦首に取り付けられたそれが、装填完了を示すように小さく揺れた。]
艦首上昇、カウント50!
直撃させる必要は無いんだ!
施設の巻き添え避けて仰角高めに取れっ!
[…その言葉に目的を理解したクルーは一様に頷き、
出撃していくビルトラプター>>102を見送り衝撃に備える。
…相手がこちらを人質にしたというのなら…]
牽制撃ち込んで退避するよっ!
[前方だけ高出力で起動されたホバーが、
艦首を浮かせ飛び上がった敵機体>>105を向く。
その一瞬に照準を「意図的に」外して。]
…空を飛んだのが、命取りってね!
大口径砲の衝撃波浴びて、バランス崩して落っこちろっ!
[2門の主砲が、左右を通り過ぎるよう放たれた。]
[そして、意図的に切られた制動システムは艦を反動で勢いよく後退させる。
艦を持ち上げる為に作動させたホバーは、摩擦による減速を抑え滑る速度を加速させ。
そうして反動に任せ、海上へと高速でバックして見せた。]
急速回頭3時方向!沖に出過ぎても不味いし、湾岸をずらかるよっ!
[慣性を無視した無茶な移動で、身体はキツイが止まってられない。
勢いのままに艦体を回し、港に沿うよう艦を走らせた。]
支援屋 アリーセが「時間を進める」を選択しました。
―彼女の見た短い夢―
[アリーセ・リントナーが傭兵となった理由は、単純だ。
家族を奪われ、故郷を離れ。
…『力を得る為』に極東に流れ、傭兵となった。
天使や土巨人は、生身で応戦するには絶望的だ。
だが、極東なら。
地底甲殻人の労働階級の様な小型の敵ならば、
生身でも大火力の火器さえあれば抗えると思った。]
そして、それは間違ってたけど間違いじゃなかった。
生身でも、火器さえあればあいつらは殺せる。
もっとも、その火器が人間用じゃなかったけど。
[対航空機用の大口径機銃や、時代遅れの迫撃砲。
それらをトラックの荷台に積んで、
必死に労働階級を狩った。
力を得られる生き方は、他に浮かばなかった。]
そんな生き方をしていたら、アタシは一人じゃ無くなってた。
同じように即席で作ったテクニカルで獲物を狩って、
その報酬でもっと強力な武器やタフな車を手に入れる。
そんな連中が集まって、いくつかの集団ができた。
[当然、死人も大勢居た。引き際を間違えた奴。誰かを護ろうとした奴。運転をしくじった奴。運が無かった奴。
武器の扱いなんて不慣れだから、暴発を起こして死んだ奴も居た。
最初は戦場で拾った武器だから、動作不良も多かった。
それでも、裏切る奴は不思議と居なかった。
思えば、群れから追い出されるのが皆怖かったんだろう。]
[艦を手に入れたのは、はっきり言って単なる幸運の結果だ。
半壊した他の団との統合や、複数の団での大型種討伐。
それらで艦が買える資金を手に入れるまで『死ななかった』から此処に居られる。
当時から同じように「死ななかった」仲間もいるし、
上手く死にそうな事態を避けて立ち回った仲間もいる。
そして、死んでいった仲間も大勢。]
…だから、アタシ達は何時か帰る。
欧州へ、家族と仲間の無念を果たしに。
…当時の敵なんてもう居ないのは分かってる。
それでも、アタシ達は止まれない。
でないと、全部意味が無くなるから。
―呉湾岸、クライナー・テラーブリッジ―
[気が付けば艦は止まっており、視界には見慣れた艦の天井。
頭と背中がやたら痛いのは気のせいだろうか?]
…あれ?
今どういう状況?
「旋回の衝撃で頭打って伸びてた状況です。
追撃を警戒してたんで、ベッドには運ばず放置して退避していました。」
…あー。ま、それなら仕方ないか。
[なんで床で寝ていたかと思ったら、そう言う理由だったらしい。
医務室に運んでほしかったけれど、そんな余裕も無かったんだろう。]
…今受けてる依頼全部片付いたらさ。
そろそろ、欧州に帰らない?
「…頃合い、って事ですか?」
力も十分蓄えたし、そろそろかなって。
[懐かしい夢も見た事だし、と付け加えると、古参兵の彼は気まずそうに笑った。
まぁ、実際自分達の「懐かしい夢」なんて碌な物じゃないから当然だが。
ひとまず一旦戻るべく、呉の港へ艦を動かした**]
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