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ば、かやろ
[拳はそのまま、床に縫いとめられる。
交じり合う視線はどちらも赤く、光る牙は欲望のまま]
正直になりゃいい、ってもんじゃねぇだろっ
[血を吸われるのが嫌だという気持ちは不思議となかった。
良い様に転がされたのだけは、どうしようもなく腹がたった]
怖く、なんてない!
[満面朱を注ぎ、逃れようと身をよじらせる。
肌に牙が触れた刹那、膝に力をいれて思い切り急所目掛けてたたきつけた。
腕を掴む手が緩まれば、ギィの首筋――項へと手を伸ばし引き寄せる。
奪われるくらいならば、奪ってやると
伸びた牙を食い込ませようと大きく口を開く]
/*
くそう反撃してやろうとおもったのに
ギィさんかっこよす よすぎ うわああああああああああ
削除発言残らなきゃいいのに(白目
怖く、なんてない!
[満面朱を注ぎ、逃れようと身をよじらせる。
僅か仰向き、意思とは反対に首筋を晒すようになった、その一瞬]
――…ぃ あ …っ
[拳は今や、震えを押えようと握りこまれる。
一度赤が流れてしまえば、
あとはもう、身体を走り抜ける甘美な痛みを認めるか、どうか]
[裂かれた箇所が熱い。
触れる舌の感触が気持ち悪い。
命令するその声が耳障りで]
ふ、ぁ……っ
[ふざけるな。そう言いたいのに、上擦った声が漏れるだけ。
脇腹からの痛みに耐えようと、唇を噛み締めれば
牙は容易に突き破りまた新たな芳香を撒き散らす]
[首筋から上げられた頭を見る目は、どこか名残惜しげで
交わる赤に理性は蕩け、濡れた舌を覗かせて差し出された指を受けいれた。
惜しむよう、すぐに牙をつきたてず
飴でも含むかのよう、舌を滑らせ、そのまま引き抜いた。
わざとらしく音を響かせ、自由になった片手で捧げ持ち――
手首へと、牙を突き立てる]
[瞼を伏せ、喉を鳴らし
待ち望んでいた赤を、血を舐め取る。
腕を抱え込むようにすれば、ギィの身体も傾いだか
そのまま項を引き寄せ――自由になっているならば両手で――
お返しとばかりに首筋に唇を寄せる]
あ、まぁ…い
[瞳閉じたまま鼻先で、脈打つ血管を探る様は
動物めいて、血を欲する本能そのままに]
[容赦のない啜り方が力を削いだか、体勢を反転し上に乗り上げたまではよかった。
首筋から血を啜り、赤く染まった牙をむき出しに笑んだ――後、飲むより流れるが多かったが故に、全身の力が抜けギィの上へと倒れこむ]
ふは、は …これ、が
あんたの望みか
[やがて床に転がり、レトは言葉だけは威勢よく
しかし小さな声で嗤ってみせた]
― ラウンジ ―
[その後、いかにして身を整えたかは、別の話。
ギィの気まぐれがあったか、素直にドールの助けを借りたか。
どちらにしろ、珍しくもネクタイを外し、襟元を崩した格好で佇むレトの姿がラウンジにあった。
ドールが容易した紅茶はカップの中で冷め切っている。
昼も夜も分からぬ、暗い窓の外。
閉じられたカーテンの向こうを、ただひたすらに*睨みつけて*]
― ラウンジ ―
[機械的にドールが持ってきた簡単なサンドイッチは、一口だけ齧ってすぐに皿へ戻した。オズワルドが作ったものではない、というだけでは片付けられないほど、とてもじゃないが食べられなかった]
………血、か
[今はギィの血で腹が満たされている。
それでも、食欲がなくても欲しくなる。
必要なだけではなく、極上の嗜好品なのだ。あの、赤い毒は]
― 廊下 ―
[厨房の前を通り過ぎた。
幾つかの声が聞こえ耳をそばだてたが、覗き込むことはせず
昨日までならば、満面の笑みで声をかけたろうに。
今も勿論、出来る。
レトは何も変わっていない。
少なくとも、そう思い込んでいる。
溜息一つ置いて、結局向かうのは書庫だった。
あそこならきっと、血よりも紙の匂いが勝るだろうから]]
― 書庫 ―
まーそうだな、王子以外にない
でも、なぁ……
[飛び回るイドが先ほど通り過ぎた厨房の様子を伝えてくれる。
血なまぐさい場所で血なまぐさい話をしているのは、少し滑稽だった]
我慢 …しなきゃいーのに
[頁をめくる。
吸血種についての文献を改めて確認するため、机上に積み重ねられた本は大層な量となった。
暗い室内、ただひとつの明りで、目を細めることはもうない]
/*
くそっもったいないことした!
結局ぽれさんPCとは一回もやってないな・・・(みもふたもない
あっいやほらあれだ 前村のその後で(削除されました
レトはギィあんま好きじゃないけど(てかぶっちゃけどうでもいい
血に酔ったらえろくなるんです
どうでもいいこといってますね、ええ
動揺です、ええ
くっそかっこいい
/*
中身推理はしないってええええきめたのにいいいいい
違ったらはずかしいからああああ
ギィさんがかっこよすぎるのがいけない
/*
強気に見えて実は弱い、ってこのまえ(前村な)やったから!やったから!!
ひとなつっこくみえて実は他人に興味がない
……に見えて人恋しいって何段落ちだよ!!!!
― 書庫 ―
『何故、泣いていた…?』
[その問いには答えなかった。
答えられなかった。
「ばけもの」になった己が怖いのだと
それでもなお受け入れていることが
意識は連続して、保っていることが
かえって恐ろしいのだと、言えるはずもなかった]
美味いもんは、美味いんだもん ……なーんて
[開いた本は、最初の頁から動かない。
聞く者のない軽口は空しいだけだった]
[床に転がって、荒い息をついていたことも
何も纏わぬ故、熱を持ってしまった中心も
腕で覆い隠さねば、淫蕩な視線を送ってしまっただろうことも
きっと、気づかれていただろうけれど。
着せ掛けられたままのジャケット、緩く開かれた襟元に手が伸びる。
跡一つない鎖骨の辺りを、そっと撫でた]
……ま、うん
やりますか、ね
[頭をひとつ振り、目の前の書物に取り掛かろうと
本に顔を近づけ、深く深く息を*吸った*]
クレスさん、やっほー
[やがて現れた人影に屈託のない笑みで手を振ってみせる。
読んでいた本はすぐに平積みの上へ。わざとらしく咳をしてみせて]
さっき、厨房でなんか話してたでしょ
必要になるかなーって
……ごめん、ね
[本を示して見せ、謝罪だけ残して去ろうとする。
話したくないだろうから。
また、狂いたくないから**]
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