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― 風龍峡・天龍滝への道 ―
[呆けたように立ち尽くしていたのはどれほどか。
傍らの翡翠は手招く姿>>4に気づいてるー、と鳴いていたりしたのだが、それだけでは我に返れず]
……は?
[結局、意識が現実に向いたのは覚えのある声が聞こえてから。>>11
そちらを見やり、いるのが誰かを認識して、それから]
……いやそりゃ、こっちも聞きたいんだが。
[顔を見て、最初に浮かんだ言葉をそのまま返して]
妙な力の波動を突いたら、ここに呼び込まれてな。
……ちょいと前にここで色々とあったらしいから……まあ、その影響じゃないかと思うんだが。
[次に口にするのは、場所からの推測、一つ。**]
― 風龍峡・天龍滝への道 ―
さすがに、アレを放置、ってわけには行かなくてな。
ようやく大人しくなってきた『狂焔』に干渉されても敵わん。
[そうなるとまたいつぞの繰り返しにもなり兼ねない、とは言わずとも伝わるか。
続いてなされた説明>>23には小さく息を吐いて]
……お前さんも難儀、だねぇ……。
ま、確かに不穏な気配はあるな。
……一年前にゃ、『虚無』の干渉もあったらしいし。
その揺り戻しやらがあっても不思議はない。
[結構物騒な事をさらっと告げて。
続けて向けられた問い>>26に、ひとつ、瞬いた]
…………そう、だな。
ここは、特に思い出深い土地でもあるし。
懐かしい、って、今なら素直に言えるかね。
[なら、以前はどうだったか、とは問われても口にすることはなく]
風龍峡は、俺が、俺の夢を掴むために駆け抜けた場所、だからな。
[紡ぐのは、この地を懐かしむ理由のひとつ。*]
― 天龍滝への道 ―
[御免被る、と言いつつ、浮かぶのは笑み。>>64
それにびみょーなものを感じつつも、続けられた言葉には説得力があった]
まあ、確かに……あいつ向きのあれそれ、とは思えんな、これは。
[多少の力技は必要になるかも知れないが、強者との立ち合いとは縁遠そうな感もある。
故に、返す口調は軽いもの。
同時、主従は相変わらずか、とも感じて、妙な話だが安心したりもしたがそれはそれとして]
[幼い頃は騎竜師となって、兄の助けに、との思いから修行に明け暮れ。
想定外で戻ってからは、王となるべき資質を示すために駆け抜け。
即位した後も異変の際には先陣を切って駆けた場所。
この地への想いは言葉で表せるものではないから、口にすることはなく]
そうだな、掃除は必要……っと。
[振るわれる鞭をふよん、と往なす真珠色。>>70
中々やるな、なんて思いつつ]
あー……そうだな。
白狼児……いや、今は当代の妖白狼か。
あいつが動かんはずもない。
[守り人の話>>83には頷きひとつ、返して。
大きめの立方体とのあれこれ>>84に、突っ込みをいれるより先に聞こえた声>>80に、ひとつ、瞬いた]
……おやま。
こりゃまた、懐かしい顔だな。
[以前あった時よりも歳を重ねたとわかる姿。
セルウィンとのやり取りに僅か目を細める傍らで、翡翠色の嵐龍がるー、と鳴いた。*]
― 天龍滝への道 ―
[故郷が傾く、という言葉>>118にほんの一瞬眉を寄せるものの、それはすぐ掻き消えて。
会えたと聞いたら悔しがる>>107、というのは理解できるので、確かにな、と頷いた]
ん、久しぶりだな。
……また、会う事になるとはちょっと思わんかったが。
[向けられた声に返すのはこんな言葉。
本来ならば天霊遺跡を離れられぬ身、顔を合わせる相手は限られているから。
名を呼ばれた嵐龍はるー、と鳴いた後、こてりと首を傾いで。
るー、るるぅ? と不思議そうな声を上げる。
身軽になった? と問うているのだが、言葉までは伝わらない事はすっぽ抜けているらしい。
一応、疑問の響きは伝わるだろうけれど。*]
― 天龍滝への道 ―
俺も本来なら、あそこから動けんしな。
……今回のあれこれは、そういう意味でも大事らしい。
[あるべき場所から動けぬ縛りを持った守護者をその土地から引き離すのは容易い事ではない。
相応の力が発揮されねば無理な事だ。
裏を返せば、それだけのものが必要であると何かが判じた結果である、ともいえるのだが]
ん?
[疑問の響きで鳴く相棒。
その意を問われて>>139、ひとつ瞬く]
ああ……『身軽になった?』だとさ。
[嵐龍の言葉を伝えると、翡翠色はこくこく、と頷く。
その瞳が向くのは魔銃の方。*]
― 天龍滝への道 ―
[嵐龍の素朴な疑問。
それに対する答え>>153にひとつ、瞬く。
以前の探索行では『狂焔』を鎮める際に決め手ともなった魔銃。
その力を手放すほどの事態とは、と思いつつ話を聞いて]
あー……なるほど、な。
そういう事、か。
[先にも触れていた故郷の話。
現状とそれに対する思いにひとつ、息を吐いた]
精霊は、受けたものには相応の返礼をする。
そこの容赦は、一番ねぇからなぁ……。
[良きものを向けられれば、恩恵を。
悪しきものを向けられれば、災厄を。
純粋であるが故に、それらは大体等価で行われる。
失われた信頼を取り戻すのは容易い事ではなく、そも、精霊師の素養を持たぬ者が精霊の信を得るのにどれだけ苦労するか……というのは、実体験もあるからわかっていたりもした]
正直な所、霊界の理は俺の関与できるところじゃない。
だから、どうにかしてやるって事もできんが……。
[さて、どうしたものかね、と思いつつ言葉を探し]
……ま、あれだ。
一人で抱え込みなさんな。
それやると、大抵の事業は滑る。
[何気に実体験を織り込みつつ、軽い口調で告げる。
それと共に、嵐龍が『やな事話させてごめんねー』と言いたげにるぅるぅ鳴きながら、片翼をちょい、と動かして肩にぽふっと触れた。*]
― 天龍滝への道 ―
国益が絡むと、どーにも動けなくなるからなぁ……。
[苦慮している点はよくわかる。>>186
人として生きた時代に、龍玉石を巡るあれこれでもめた記憶がちらりと過った]
ん、ならいいんだ。
……ま、先に進めなくなると近くにいる味方も見失う、なんて事もあるから、そこは気を付けとくといい。
[自分には、道を違えそうになると物理的にも精神的にもぶん殴って止めてくれる者がいたからそこまではいかなかったけれど。
国の建て直し期には、ヤバい所まで落ちかけた事があったりしたのは、知る人ぞ知る余談]
[翼を伸ばした嵐龍は、礼の言葉>>187にるー、と一鳴き。
そのまま、ユーリエの気が済むまで翼を貸しつつ、安らぎを願うように、るるぅ、と鳴いた。
かつての騒動の時には、魔銃の在り方故に思う所もあったが。
今の話を聞いて、己がもう一つの本質――精霊として、その先の光明を願いたくなった、というのは魂繋ぐ相棒だけが知る所]
さて、と。
ここで立ち話してても仕方ないし、動くとしますかね。
俺はちょいと、上から様子を見てみるわ。
[嵐龍の真白の翼が戻された所で、意識を切り替える。
上から、と言いつつ空を見上げ瞳が、眩し気に細められた。*]
― 天龍滝への道 ―
[しっかり頷く様子>>199に、大丈夫かね、と思いつつ]
なに気にしなさんな、俺もどう動くか決めあぐねてたとこだったからな。
[軽い口調で返して>>200、慣れた動きで嵐龍に跨る。
真白の翼がばさりと開き、るぅぅぅ、というどこか嬉し気な鳴き声が響き渡った]
それじゃ、そっちも気をつけてな!
[大丈夫だろうけれど、こんな言葉を投げかけて。
翡翠色がふわり、舞い上がった。*]
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