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― 巨大烏賊登場前/『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
[問いへの答え>>121にむぅ、と眉を寄せる]
そちらでも、ですか。
アタシだけが阻まれた訳じゃないなら、海域全体に何かが、って考えた方がいいですね。
……そもそも、海老が船を襲うとか、よっぽどおかしな所に深入りしないとないはずですし。
[巨大な海老やら蟹やらは、巨大化した野生のものを除けばとある強大な存在――海の龍王の眷属のはずで。
普段から行き来している演習海域に出てくること自体異常と言えば異常なのだ、というのは伝えておいた。
もっとも、単なる野生が海域の異常に狂わされている可能性もなくはないのだが]
そうですね、何があるかわかんないし。
[情報の共有はこちらも望む所と是を返す。>>122
通信士を介していては対応が間に合わなくなる可能性もあるから、報告を怠らなければ艦長からも小言は言われないだろう、なんて思いつつ。
烏賊登場時には動揺が先に立ってうっかり事後連絡となった、というのはまだご愛敬ですむ範囲、だと思いたい。*]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
[そんなこんなで烏賊騒動も落ち着いて。
報告に返る声>>126には驚愕が滲んでいた。
まあ、そうだよねー、という思考は内に落として]
演習の前に、水軍の方で意気投合してお迎えした方なんですけど。
アタシもちょっとびっくりでした。
[水霊との相性に特化しているせいか、火の術は本当に基礎的なものしか使えない。
それだけに、烏賊を倒した炎の術には驚きと共に羨望めいたものも感じていた]
とりあえず、今のところ追撃とかはないみたいですし。
今の内に休んで、その間に方針決めてもらったほうがいいですね。
[決定権はそれぞれの司令官にあるわけで。
そこらはどうしても丸投げになってしまうのだった。*]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
そこはあれです、ウチの第一……『ヴィルベルヴィント流』ってヤツなんで。
[現場重視の実力主義。
それ故の事なのだ、と伝えて]
アタシはもうちょっと、霧つついてみます。
何かわかったら、知らせますねー。
[軽い口調で告げた所で、一度、風精による対話は途切れ。
さてそれじゃ、と思った矢先、香ばしい匂いが漂ってきた]
え、なになに?
さっきの海老、焼いたの?
食べるに決まってるでしょー!
[休憩ついでに腹ごしらえしろ、とのお達しが出たようで、早速海老料理が振る舞われているようで。
当然の如く、出来立てを頂かない、なんて選択肢はなかった。*]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
さーてーと。
[海老料理に舌鼓を打った後、改めて向き直るのは立ち込める霧]
ふつーの霧じゃないのは間違いなし。
この、妙な澱みの気配が何なのか、が問題よね。
風じゃ吹き払えない、水は干渉できるけど追いつかない。
……イリィがいれば、天の力も使えたんだけど……そこは仕方ないか。
[自身が補佐を務める姫騎竜師は、共にある龍の属を帯びてか天の力との親和が強い。
彼女と行動を共にしている場合に限り、天の精霊からも力を引き出す事もできるだが、この場ではないもの強請りだ]
とりあえず、もうちょっと水霊の浄化で突いて……。
[突いてみようかな、と。
思った矢先、唸り声>>#1が響いた]
ん? 今のってもしかして……!
[ヤバいの来てる? と思いつつ視線を巡らせて。
船縁に突き出た不自然な手と、それをぽかんと見つめるノトカーの姿>>162にあ、と短く声を上げた]
ちょ、ノトカーさんダメだって!
[静止の声は遅く、ノトカーの言葉>>163に反応した手が手桶を引っ掴み]
ちょ、まっ……アンタたち、限度ってもんがあるでしょー!
[豪快に分身して水を汲み始める手>>164に、思わず突っ込みが先んじた。
とはいえ、そんな場合じゃないのは状況が物語っている]
あー、もぉ……教えときなさいよ、こういう事はっ!
[誰にともなく突っ込みを飛ばしつつ、力を凝らす]
船幽霊祓うの、お願い!
アタシは排水に専念するから!
[でないと船が沈みかねない、というのは。
言うまでもなく伝わるか。*]
/*
そういえば、対訳のせてなかったなー、と思い出す。
>>38
水の力よ、我に応じよ。
そのしなやかなる流れ、刃と変えて。
我を阻む存在を切り裂け!
>>46
風の力、我に応じて渦を巻け。
速き衣の恵み織り成し、皆へと届けよ!
>>80
水の力、集いて我が意に沿え。
浄めの力得て開く鋭き花弁の碧の花。
開かせ、思うがままに舞い踊れ!
でした。
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
[状況に呆然としていたノトカーも動き出し、とりあえずはだいじょーぶかな、と意識を自身の前に向ける。
乗組員各位も手動での排水に尽力しているようだが、絶対数で負けているためちょっときつい、と思えた]
……とー、なれば。
水,水,回應我。
按照我的意願跳舞,回到它應該去的地方!
[光に触れた水は宿る水霊の力によって船縁を超え、海へと落ちる。
それでもまだまだ、汲まれる方が多いようで]
……やってやろーじゃないの。
[これでも、水霊の扱いではユウレン宮廷精霊師団の中でも長けている方、という自負がある。
船を沈めるだけの妖に後れを取ってたまるか、と。
そんな負けず嫌い気質が頭をもたげていた。**]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
水,水,回應我……。
[力を凝らし、水へと呼びかける。
特定の精霊と盟約を交わしているわけではないが、水の精霊たちは幼い頃から身近な存在だった。
力の制御を学ぶ以前は人との接触に不慣れな水霊と遊んでいる内に、周囲を水浸しにする、なんて騒動を引き起こした事もある。
この辺り、恐らくダーフィト辺りは確りと覚えていそうではあるが]
按照我的意願跳舞,回到它應該去的地方!
[碧の光が舞い、水が再び跳ね上がる。
行きかう水が飛沫となってかかるが、今はそんな事は気にしていられない]
こんな事で沈められるとか、じょーだんじゃないからね……!
[ふる、と首を振って水を跳ね飛ばしつつ、次の排水のために力を凝らす。**]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
ん……少し、数減ったかな。
[他の面々が船幽霊を倒しているのもあってか、汲まれる水の量は減ってきている気がする。
ならば一層気合を入れなくては、と。
その思いに応じるように鈴がちりん、と鳴った]
水,水……。
[三度紡ぐ、呼びかけの言葉。
しかし向こうも学習しているのか、詠唱している所を狙うように水入りの桶をぶん投げてきた]
……っ!
[突然の事に動きが止まる。
桶自体は何かに弾かれ、直撃は免れたものの水はまともに引っ被る事となり]
……こんのぉ……やってくれたなぁぁぁ!!!!
[濡れるのは構わない、と言っても限度がある。
ぶんぶんと頭を振って水気を振り払った後、手にした鈴を握りなおした]
[船幽霊を睨みつつ、力を集中しようとするも怒りのせいか水霊への呼びかけが上手くいかない]
……ぅ〜〜〜っ!
[気持ちは急くが、まずは落ち着かないと、と自分に言い聞かせ]
水,水,回應我。
淨化的力量,留在裡面的干淨水。
回到你應該和你迷失的靈魂在一起的大海!
[紡いだ術は、浄化の力を水に与えるもの。
その上で海へと返す術。
甲板にたまっていた水が波のように持ち上がり、船幽霊たちを巻き込んで海へと消えた]
……見たか、碧華の技!
カマグィ家の精霊師、舐めんじゃないわよ!
[啖呵はいいが、濡れ鼠だと決まらない、かも。*]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
ふえ?
[呼びかける声とふわり、と包み込む力の感触>>233に、瞬きひとつ。
完全に乾くには至っていないが、少なくとも気は鎮まった]
あ、ありがとーございます、コリドラスさん。
というか、今のって、三種ぐらいの複合?
[落ち着けばそっちに興味が惹かれるのはある意味已む無し。*]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
そっかあ……火と水、合わせられるってすごいなぁ……。
[声音にこもるのは感嘆と羨望と。
自分が水でもう一人が炎、それで分業できてる、という自覚があるから強く追い求めはしないけれど。
やっぱり、思う所はあるんです]
あ、うん、そっちはだいじょーぶです。
[まずは落ち着かないとだけど、と思いつつ。
ぶん投げられた部分については頷いておいた。*]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
うん、まあ、そこらはないものねだりっていうかなんというか……。
[もにゃもにゃ、と歯切れ悪くなるのはこの手の話題ではいつもの事。
なのでそれ以上はそこには触れず]
あー……うん。
ありがとうございます。
[相談なら受け入れる、という言葉>>256に、改めて一礼を返した。*]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
[へしょげていても仕方ない、と気持ち切り替え、集めるのは風の力]
アデル様、そちらの状況はどうですか?
『ヴィルベルヴィント』の方は落ち着いています……というか、えーと……。
[さて、この状況はどう説明したものやら、と。
頭を悩ませていると声>>255が響いた]
ノトカーさん?
え、デカブツって……。
[一体何よ、と。
言うより先に、波間からぬうん、と現れる巨大な影。>>255]
ちょっと、まっ……なんでこんなのまでー!?
[なんか色々おかしすぎない!? と。
叫ぶのはぎりぎり、止める事ができた。*]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
[返される状況>>263に、大事なかった、とわかってほっと一息。
原因がアレでアデルに何かあったら、ちょっと色々ややこしい事になるから、そこだけは確かめておきたかった。
とはいえ安堵してばかりもいられないのが現状で]
えーと、色々は後で!
まずはこれ、なんとかしないとですから!
[それだけ伝えて通信を切り、海坊主へと向き直った。*]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
[現れた海坊主にさてどうするか、と思考を巡らせる所に聞こえたダーフィトの声。>>274
何かしら策があるらしき様子に、んー、と小さく声を上げ]
……一先ず、波を鎮める、か。
完全には抑えられないけど、衝撃でひっくり返されちゃ適わないもんね。
[直接仕掛ける術がないわけではないが、今は全体の安定を図る方がいいだろう、と。
牽制は他の面々に任せ、自身が力を向けるのは、海]
水,海,回應我。
洶湧的力量,洶湧的波濤,冷靜下來。
冷靜下來,不要因為粗魯的靈魂而發瘋。
[術を紡ぎ、力を高める。
鈴の音が響き、ふわり、舞い上がった碧い光の花が海へと落ちた。
海に沈めた力を楔として波を抑える術。
全ての揺れや衝撃を抑えるには至らないが、船体の安定は計りやすくなるはず。
唯一の問題は、集中が途切れると術も途切れるので、動けなくなる事。
なので、繰り広げられるあれこれはただ見てるだけしかできないのだが]
ダフィさん、だいじょーぶ!?
[海坊主が海へと沈み、その気配が途切れた所で術を解く。
それから、最初に向かうのは飛ばされたダーフィトの方。>>276]
海坊主の気配、完全に消えてるから何とかなったとは思うけど……。
というか一体、何、投げたの?
[当面の危機は去ったらしい、と伝えて。
それから、投げかけるのは素朴な疑問。*]
[あれこれやっている間に、海面を見てきたらしいノトカーが戻ってくる。>>295]
……ていうかあれ、知らなかったら回避できないんだし。
そも、こんな所に出てくるのがおかしいんだもん。
運が悪かった、としか言えないんじゃないかなあ……。
[謝罪の言葉に、ぽつり、呟く。
客人に話すような注意事項じゃない、とも言われた>>243けれど。
それだったら尚更、どうしようもないじゃないか、とか思っていたら]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
[唐突な声と共に感じたのは、強い水の精霊力。
力を辿るように視線を巡らせた先には、碧い長い髪の女性の姿]
……水霊…………それも、凄く、高位の……。
[認識できた事実にぽかん、としていた所に風が声を伝えてきて]
あ、はい、ええと、大丈夫です!
海坊主は、水軍のダフィさん……じゃなかった、ダーフィト・シーダー殿が鎮めて、無事に還しました。
それで、ええと……。
[ここで一度、言葉を切る。
困惑した視線を女性――高位水霊に向けると、楽し気な笑みが返されて]
現在……何か知ってそうな水霊と対面中です。
[どうしようかと思ったものの、目の前の異変についても伝えておいた。*]
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