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…僕の場合は、やっぱり空を飛んでいる時、かな。
息を合わせないといけない、と言うのもあるけれど……
僕もカルモも、飛んでいて楽しい、というのがあってね。
想いが重なるっていうのは、やっぱり通じてると感じるよ。
[これまで積み重ねてきたものを思い返すように、噛み締めるようにしながら言葉を連ねた]
…と、こんなので答えになっているかな。
[少し照れたように小さく笑った*]
― 中庭 ―
[話していて緊張が解けたのか、リーゼロッテの雰囲気が和らぐ>>189]
そうだねぇ、僕もカルモも、風の性質だろうから。
[属性然り、放浪を好むこと然り。
その辺りはお互い似た者同士なのだろう]
ゲーム形式にしたのだから、楽しんでくれると僕は嬉しいね。
時には適度な緊張感も必要だけれど、今日は祭りなんだし。
[>>191 ね、とウィンクを一つ。
騎竜師たるもの、常に冷静であれ、なんて教えは講義と今後の経験で身に付けて行けばいい。
学園祭である今日くらいは、口うるさく言うこともないだろう]
君も行ってくるかい?
たくさん集めたらご褒美もあるよ。
[術で伝えた内容を再び口にして笑って見せた*]
― 中庭 ―
[元気な返事と共に、頭を下げ歩き出す姿>207を笑顔で見送る]
うん、行ってらっしゃい。
[ひらりと手を振り、ふ、と短く息を吐いた。
声をかけた時よりも明るくなったリーゼロッテの表情。
きっと言葉通りに楽しんできてくれるだろう]
[ふと視線を移せば、ふわりと空へ舞う竜の影>>202。
見覚えのあるその姿の動きは、彼の竜の相棒が思う騎竜師の形]
騎竜師の新しい形、かもしれないね。
[数多存在する竜全てが戦いを得意とするわけではない。
ローランドが相棒とするカルモも、戦えはするが体格差のハンデは大きい。
それ故に、竜の特性を掴み長所を伸ばす方法を模索するのが得意になった。
その経験が今、教官として生徒達の才能を見出すことに役立っている]
[「後継を育てるってのも悪くは無いかぁ」]
[そう思っていたからこそ、兄の職を引き継ぐ気にもなった。
放浪中、弟子を取ることはしなかった分、学校で生徒を育てる。
これまで見てきたこと、経験して来たことを伝えられることは、存外楽しかった]
定住か……ま、もう既に20年飛び回っては来てるからね。
[もっとあちこち回りたい気持ちもあるけれど、新たな楽しみを得てしまったが故に生じる悩み。
しばらくは、悩みながらも今の生活を続けていくことになるのだろう]
さて、いい加減カルモのところに行かないとな。
運動場の様子も気になるし。
[他の教官達もいるのだから、少しくらい抜けても良いだろう、と。
足は改めて運動場へと向く*]
― 運動場 ―
[足を向けた運動場の片隅には、数匹の若竜を傍に抱えたカルモが座り込んでいた。
ローランドを見るや否や、『クアゥ』と不満げに鳴く]
悪かったって。
見ての通り色々あったんだよ。
[遅い、と言う文句に返したのは、分かってるだろ?と言う言葉。
分かっていても文句を言いたかった、と言うのが相棒の言い分だろう]
それで、その仔達の相棒は来ていないのかい?
……もしかしたら運ばれているかな。
それか、回収作業に没頭しているか。
[どちらも可能性はあるだろう。
そうなるとこの若竜達を放っておくわけにはいかない]
カルモ、もうしばらく子守りを頼めるかい。
うっかり虹色のお菓子を食べられても困るからね。
『クア』
[願いに返るのは諾の声。
仕方がない、と言う感情は伝わって来た]
ちゃんとおやつは買ってきたから。
後で食べような。
[苦笑して、カルモの鼻先を撫でてから預けていた荷の中に買って来た鈴カステラの袋を入れる。
ふと、視線が双剣へと向いたが、結局手は伸ばさなかった。
それが必要な状況ではないためだ。
最悪体術で何とかする心算]
……ん?
[運動場の菓子と魔法生物を何とかするか、と視線を巡らせた時、視界の端に薄藍のふわもこ竜が入り込んだ。
視線を向け直せば、魔法生物を引き連れて何かしている]
こんなところに居たのか。
[カルモから離れ、ふわもこ竜からある程度の距離を取った状態でしゃがみ込んだ]
シエル、その仔達と遊んでいるのかい?
[さて、騒動の中心たる仔竜の反応は如何に*]
― 運動場 ―
[声をかけると、仔竜は振り向いてローランドを見つめてきた>>232。
仔竜は頷いて、ぴぃぃ、と鳴く]
(うん、何言ってるか分からない)
[頷いた部分までは理解出来たが、鳴いた部分は流石に分からない。
当たり前のことを頭の中で呟いていると、今度は相棒が『クアゥル』と鳴いた]
得体の知れないものまで呼び込んで遊ぶ必要はないだろ、って。
カルモ、僕にも分かるように教えてくれないか?
[カルモに通訳を頼むと、何とか仔竜の主張は知ることが出来た]
遊んで、お菓子をいっぱいにする、か…。
お菓子を増やすことが目的、ってことかな。
[ふむ、と顎に手を当てながらしばし考え込む]
…シエル、お菓子をあげたいのは、誰かな?
[寂しがっているのだろう、と言う推測はあったから、そんな問いを投げかけた。
恐らくは、ある一人のために行動を起こしたのだろうという推測も*]
/*
シエルのところに行く予定だったから、早々にダイス振りは諦めた僕w
ここ突くのは僕の技量では難しいかもしれないw
何せ相手は子供で竜(
― 運動場 ―
[仔竜が上げた声>>250が不満げであることは流石に察せた。
何に対してかは、言わずもがな。
タイミング的にカルモの一言だ]
『クル』
カルモ、言い方……。
[『じゃあそいつら何なんだよ』なんて言い返すカルモを窘める。
異界への干渉なんて並の竜に出来る芸当ではなかったから、カルモにとっては謎でしかないらしい]
[ローランドの問いかけに首を傾ぐ仔竜の様子に、見当違いだったかな、なんて思いつつ。
返る言葉>>251をカルモに教えてもらうと、小さく笑った]
アルビン君が一番か。
[この様子だと、悪戯のためではないらしい。
仔竜なりに、皆が喜ぶことを、と考えて行った結果なのだろう]
アルビン君が探してるよ。
一緒に行かないか?
[そう言って右手を差し出してみる。
良かれと思っての行動だろうに、アルビンの下へ向かわないのは何故なのだろう。
まだ何かあるのだろうか、なんてことを考えつつ、仔竜の反応を見た**]
― 運動場 ―
『クア?』
[『は? ともだち?』
仔竜から返された即答>>260に、カルモは呆気に取られている。
繰り返された言葉に、ローランドは緩く瞳を瞬いた]
友達……。
[仔竜にとって魔法生物は友達で遊び相手、と言う事らしい。
言われてみれば、魔法生物は逃げるだけで暴れる様子はない。
つまり、魔法生物も遊び感覚でここにいる、ということなのだろう]
[首を横に振り、まだ足りないと言って飛んで行く仔竜を見遣り、小さく息をつく]
アルビン君にあまり心配かけないようにね。
[追いかけることなく、代わりにそんな言葉を向けて仔竜が移動していくのを見送った。
何体か残り四方に散ろうとする魔法生物に意識を移す]
[羽ばたきはクルクルと渦巻く旋風を作り為し、うち2つは虹色のお菓子と魔法生物の捕獲に向かう。
もう1つは、若竜達をその2つから遠ざけるためにカルモの傍で渦を巻いた。
若竜達が渦の中に飛び込んで、きゃあきゃあ、と楽しそうにしている]
上手く行かないものだね。
[お菓子と魔法生物を捕らえに行った旋風は直線的に動くのもあってか、ぴょいぴょいと上手く躱されてしまった。
普段は多数を相手にする時に牽制として使うものなのだが、少し勢いが弱すぎたのかもしれない]
あの仔達が楽しんでるから良いか。
[相変わらず切り替えは早い]
[ややあって、緩やかな動きで下りてきた竜>>265に気付く。
向けられる声で誰であるかを察した]
クリフ。
シエルのことは無理に追わなくても良いよ。
まだやりたいことがあるらしくてね。
もしアルビン君の下へ戻りたがっていたなら、連れて行ってあげると良い。
[問いには否を返す。
尤も、追いかけたとしても止めることもしないが]
魔法生物はシエルにとって友達なんだそうだよ。
彼らも遊びに来ただけなのかもしれないね。
[四方に散っていった魔法生物を見遣りつつ紡いで。
クリフへと視線を戻して可笑しそうに笑った**]
― 運動場 ―
皆で遊んで、お菓子をいっぱいにする、とも言っていたね。
満足するまで遊んであげるのも良いかもしれない。
[クリフの言葉>>315>>316には頷きを一つ。
少しだけ、仔竜に対して引っかかるものはあったが、ここでは口にはしなかった]
どう致しまして。
お菓子と魔法生物の回収の方も頼むよ、ノアもね。
僕はどうやら警戒されているようだから。
[なかなか捕まらない、と一つも回収出来ていないことを明かして笑う。
後ろでカルモが呆れたように『クル』と鳴いた。
『よく言う』なんて言われているのを聞き流して、クリフとノアが高度を上げていくのを見送る*]
― 運動場 ―
[クリフ達を見遣ってから、去り際に見た仔竜の仕草>>299を思い出す。
不安そうな尾の動き。
アルビンへの感情が滲んだのだろうか]
上手く行っていないのかなぁ…。
[精霊師が竜と絆を結ぶ事例は恐らく少ない。
ましてや龍玉石から生まれた仔となれば、それ自体が珍しいもの。
事例の少ない状況に、仔竜ではなく、アルビンの方が不安定である可能性はある。
そも、騎竜師としての教育を受けていないのだから、上手く感覚を掴めないこともあろう]
彼のパートナーもアドバイスはしているとは思うけれど。
[お節介を焼いてしまおうか。
そんなことを考えながら、カルモと若竜を引き連れ運動場を後にする。
先ずは迷子の若竜達をどうにかしよう*]
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